麒麟がくるのあらすじと感想第36話「訣別」。十兵衛はモテる。そりゃもう容赦なくモテる、愛される。十兵衛の凄みは「元恋人」も皆十兵衛が大好きな事・・・。さて、十兵衛に新しい恋人も出来そうですがこの方も中々のモテ男のようですね。麒麟がくるのあらすじと感想第36話です。

麒麟がくるのあらすじ第36話「決別」

元亀3年(1572年)冬。




十兵衛は実澄の計らいで「三条西家」の家人として内裏へと入ることを許される。




いかに、実澄でも地下人の十兵衛を帝へ会わせることは出来ないが、様子を伺うことくらいは出来そうである。



大河姫

ココで美しい帝に恋するのな。尊氏は弱冠二十歳位で若かったけど。。十兵衛は不惑超え。なので恋が醒めず、、、心中しようとするのかしら。

二人は早速参内する。

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麒麟がくるのあらすじ第36話上巻「高啓の詩」

内裏


十兵衛は内裏の庭先で待たされる。




奥から詩が聞こえる。



水を渡り 復水を渡り


花を看 還花を看る


春風 江上の路


覺えず 君が家に到る


実澄は帝へ十兵衛が庭先にいる事をそれとなく伝える。



「変わった鳥が表に来ております」

「詩が分かる鳥にございます」



「かの者が参っておるのか・・・!?」



帝は珍しくやや興奮気味である。




そして、その「鳥」に渡すようにと一片の紙を近習に持たせる。




十兵衛の元に紙が届けられる。



「朕はただこの詩のように生きたと思う」



十兵衛は思わず立ち上がり御簾の奥の帝へ届くように声を上げる。



「私も、私もそのように生きたく存じます!」

「ただ、迷いながらの道にございます」



帝も十兵衛の声に反応する。



「目指すは何処ぞ・・・?」

「穏やかな世でございます!」

「その道は遠いの・・・なれど迷わず歩もうではないか」



大河姫

玉音が響いた。。

十兵衛は帝の言葉に触れ、信長の気持ちが少し分かったような気がする。



大河姫

恋に落ちたね。堕ちた。。?

京、明智亭


内裏から戻った十兵衛を客人が待っていた。




木下藤吉郎、柴田勝家、そして佐久間信盛。




十兵衛は三人を待たせた事を詫びる。



「いや、こちらこそこのようなもてなしを痛み入ります」



熙子は三人に酒と食事を用意していた。珍しく、藤吉郎はすっかり酔っ払い饒舌に織田の重臣二人を吊し上げている。



「私のような成り上がり者が申すアレでございますが」

「御育ちの宜しい方々は手ぬるい」



大和での松永久秀と筒井順慶の争いである。




今、義昭は大和筒井順慶の後ろ盾となっている。



一時期は「和睦」した両者ではあるが所詮は水と油でその協調は長くは続かなかった。信長は義昭の、というより帝の顔色を窺い松永攻めに軍を出すように命じている。




織田家中ではそれに異を唱える者はない。



「我らの真の敵は朝倉浅井!」



織田勢が久秀が出張っている河内や本拠の大和を攻めている間に朝倉浅井に近江を取られては織田家は存亡に関わるのだ。



「お二人はそもそも松永と本気で戦うおつもりがありましょうや?」


大河姫

流石の藤吉郎も。。我が子晴信の動きまでは気付いてない?

勿論、勝家も信盛も藤吉郎の言う事はいちいちもっともであるとは分かっている。分かってはいるが、命に従わないワケにはいかないのだ。




結局、なんの解決策も見いだせずこの日の会合はお開きとなる。




帰り際、信盛は比叡山焼き討ちの際の十兵衛の行動について尋ねる。



「明智殿は女子供は助けたと信長様に直接申し上げたとか」

「此度も明智殿の思う処を殿に直言して頂きたい」



大河姫

「信長様に思う処を。。」


佐久間、成程ね。社員の考えをコンサルに言わせるというね。

十兵衛は明確には答える事が出来なかった。




暫く後、織田勢は河内の松永勢を破るものの、久秀は大和へと撤退し大和の戦は再び膠着する。

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麒麟がくるのあらすじ第36話中巻「信玄動く」

二条城


「でやー!!」

「参りました・・・」

「まだまだ!次!」



十兵衛が二条城へ赴くと庭先で義昭が剣術の稽古をしていた。



「義輝様が剣の達人でおわした事を気にされているのです」



藤英は義昭が「剣術」に目覚め、将軍らしく振舞おうとしていることに目を細め嬉しそうに語る。




義昭が十兵衛に気付く。



「おお!十兵衛か!相手をしてくれ!」

「公方様、十兵衛殿は藤孝も一目置達人ですぞ?」



十兵衛はその義ばかりはと遠慮するが、藤英にも促され稽古を始める。



「でやー!」



義昭は気合を入れ打ち込むが・・・。




「死にとうない」



バシッ



「儂が将軍になれば人を救える」



「まだまだ!」



義昭は果敢に打ち込むが・・・




「美濃へ行く。其方を信じよう」



バシッ



「ここは夢の都であった」



相手にならない。



「公方様・・・もうその辺りで・・・」



大河姫

十兵衛、お前ちょっとズルいよ。義昭を変えたのはお前だよ。変われとは言ってはいないけど、それは卑怯よ?分かってる?

坂本城


十兵衛は熙子を伴い落成間近の坂本城の天守へと登る。




そこから琵琶湖の様子が一望できる。




熙子はその景色を喜ぶ。



「近江は美濃と京との中程でございましょう?」

「いったい何方にお心を惹かれているのですか」



大河姫

煕子はね。可愛いが仕事ね。嗚呼、あと、2年くらいか…?

熙子の問いに苦悩の表情を浮かべる十兵衛。



「どちらも、どちらも大事なのじゃ・・・」

「ただ、今のままでは済まぬやも知れぬ」



大河姫

どちらも大事。モテる男が言う最低の台詞だよ。

甲斐国
躑躅ヶ崎館


「公方様儂に上洛せよとの矢の催促じゃ」

「まず、浜松城の徳川家康を討つ!」



元亀3年10月。




武田信玄は二万五千の軍勢で甲府を立ったのである。

麒麟がくるのあらすじ第36話下巻「鳥」

美濃岐阜城


「其方が近江にいると便利じゃの!」



十兵衛は信長から岐阜城に呼ばれていた。




近江からであれば1日で着ける。



「まず、儂の夢の話を聞いてくれ」



信長は先日義昭の命で武田信玄が上洛し、自身は敗れ鼻と耳とを削がれ二条河原に晒された夢をみたのだ。



「遠慮が足りなかった」



義昭が信長を恨んでいることに思い当たる節は多々ある。特に、十兵衛へも見せた17か条の意見書などは遠慮が足りなかったと反省している様子である。



「これを公方様へ届けて欲しい」



見事な水鳥を一羽手に入れ、義昭へ献上して欲しいと頼む。




十兵衛は信長の変化を好ましく感じる。



「親しくされている大名にも気を遣うべきでは」



武田信玄の上洛軍は軽く2万を超えるという。




その軍勢が三河遠江に侵攻しており、家康はこれを防がねばならない。当然、徳川勢だけで対応できる相手ではなく、信長も援軍を差し向けてはいるが・・・。



「信長様には公方様がおり、いざとなれば多くの兵が集まりますが徳川様はお一人」

「頼れるは信長様だけでございます」

「三千ではあまりにも少なく・・・せめてあと三千、いや二千でも」



「夢の話を申したであろう?」

「公方様がそれほど頼りになる方だと思うか?」



信長の表示から笑みが消える。




織田勢は三好、松永、朝倉浅井と敵が多い。余裕がないのだと。



「儂を追い落とすつもりか?」



ここで、家康の戦で深みに嵌れば織田家が滅びかねない。



「そのようなことは断じて!」

「その時は私が御止め致します!」



大河姫

「必ず公方様を止める」


十兵衛、お前、先週義昭に同じこと言ったわな。。

信長が笑う。



「帰蝶が申しておった」

「十兵衛は何処まで行っても十兵衛じゃと」



その時。



「申し上げます!徳川様と我が援軍が三方ヶ原で大敗!」



二条城


十兵衛は信長からの贈り物を持って二条城へ登城する。




広間には義昭と藤英の二人しかいない。



「遅かった・・・その鳥は受け取れぬ」

「決めたのじゃ」

「儂は信玄と共に戦う」



「!?」



十兵衛は義昭を必死に諌めようとするが、その決意は固い。逆に藤英は共に幕府のために戦って欲しいと言う。



「十兵衛殿は幕府になくてはならぬお方」



「戦う?誰と・・・?信長様と戦えと!」



「十兵衛!」



「・・・それは・・・出来ませぬ!!!」



「十兵衛殿!!」



十兵衛は立ち上がり泣きながら部屋を出て行く。



「追うな・・・十兵衛は籠から出た鳥じゃ・・・」

「また、戻ってくることもあるやもしれぬ」



大河姫

帰蝶&信長:十兵衛は十兵衛。
義昭:十兵衛は鳥じゃ。

お前ちょっとモテすぎやろ。。悲劇のヒロイン風だけど。。ふつーはビンタよ。泣きたいのは義昭と信長(未来)な。。

以上、麒麟がくるのあらすじ第36話「訣別」でございます。

麒麟がくるの感想第36話「決別」

麒麟がくるの感想36話「決別」。先週は義昭に「二条城で公方様をお守りする」と約し今週は「公方様をお止めする」と約束する。出来ない、というか成立しない約束をするのは昔らか十兵衛の悪い癖。




にも関わらず。




双方から愛されて止まないのは十兵衛が類まれなるモテ男だから。性格は異なりますが大いに皆に愛される「性質」は大河ドラマ太平記の足利尊氏と通じるものがありますね。






あ、三方ヶ原の戦闘場面ありませんでしたね。

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麒麟がくるの感想第36話「別れの匂い」

義昭が一生懸命剣術の稽古をしておりました。




藤英曰く、



「義輝様が剣術の達人であられたことを気にしている」



とのこと。




十兵衛にも稽古相手を命じておりましたが、そこは空気読まない忖度無しの男。




ハッキリ言って稽古になっておりませんでした。




十兵衛は師匠には完全に不向きですね。




弟子のやる気を引き出さないでどうする。




そして、その稽古の間に義昭と出会ってからの出来事を思い出しているのが今回一番切ない場面。




十兵衛の心の声、



「義輝様と同じになんて思って無かったのに」



確かにね。




最初からそんな事は言ってないし求めてないし、もっと言えば「あんたには無理」と思っている。




でも、義昭をそんな風に追い込んだのは十兵衛、お前だよ?




その事には無自覚なんだどうなぁ・・・(涙)




自分の魅力に気づいていないのだよね。




自覚のないモテ男が一番始末悪いです。

麒麟がくるの感想第36話「最強のモテ男」

華麗なる十兵衛の恋愛(笑)遍歴に新たな伝説追加!




繰り返しになってしまいますけど、十兵衛は成立しない約束を安易にしてしまう悪い癖があります。



かつて、今は亡き高政(後、義龍)にも「なんでも言う事を聞く券」を発行し、ここ一番であっさり反故に致しておりました。




しかし。




高政は約束を反故にした、いやそれどころか「敵に回った」十兵衛を事実上咎めることもないばかりか、後に再アプローチまでかけております。




そして今回の義昭も。




先週の出来事ですよ?



「信長様が道を外れるようなら坂本城は直ちにお返しし」

「二条城で公方様をお守り致す所存」



今週は、



「(信長を追い落とす)そのようなことは断じて!」

「その時は私が御止め致します!」


と、きます。




第11話「将軍の涙」」でも触れましたが十兵衛は決して相手を騙そうとしているワケではない。寧ろいつも大真面目真剣そのものガチの本心です。



まあ、だから始末が悪いのですけど。




今回も義昭に対しても信長に対しても「どちらも大事」と苦しそうな切なそうな表情。




流石に「今のままでは済まぬ」つまり二股は長くは続かないかもと現実を認識する力はありますが。




そして運命の二条城。



「儂は信玄と共に戦う」



十兵衛はめっちゃ泣いて泣いて泣いてましたけど・・・。




泣きたいのは義昭の方でしょ!?




ズルいなぁ。




最後泣いて逃げるなんて。




あんな表情されたら斬れないじゃん。
(これも狙っているワケではないのがあざとい)



「追うな・・・十兵衛は籠から出た鳥じゃ・・・」

「また、戻ってくることもあるやもしれぬ」



この鳥は一度飛び立ったら戻っては来ないのです。

麒麟がくるの感想第36話「もう一人のモテ男」

会う者を次々と魅了する十兵衛ではありますが、今回その協力なライバルとなりそうな人物と十兵衛が初接触。




信長が入れ込む帝。




モテ男魅力度対決は今回は互角と見ました。




帝も十兵衛の事がかなり気になってはおりましたが「惚れる」までは至ってはいないご様子。また、十兵衛も「(帝に入れ込む)信長様のお気持ちが分かった」とまだあくまで他人事。




十兵衛が「惟任」となる頃にはその関係性がどうなっているのかに注目ですね。




高政、義景、義昭、そして信長。




皆、十兵衛に翻弄された(される)ワケですが、果たして帝はどうなるかな・・・?




帝からは十兵衛と同じ匂いがするんですよね。




つまり「惚れさせて梯子外す」やつですけど。




本能寺の後に梯子外されるのかな・・・?




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第36話「決別」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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