麒麟がくるのあらすじと感想第37話「信長公と蘭奢待」。十兵衛と藤英は紙一重であった。一寸先は闇か薔薇色か?先のことは誰にも分かりませぬな。そうそう、帝は最後怒ってましたよね。麒麟がくるのあらすじと感想第37話です。

麒麟がくるのあらすじ第37話「信長公と蘭奢待」

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元亀3年(1572年)12月に遠江三方ヶ原で織田徳川連合軍をまさに鎧袖一触、叩きのめした武田軍は翌年早々には家康の本拠地三河へ侵入。
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2月には徳川方の重要拠点であった野田城が落ちる。
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戦国最強と謳われる武田騎馬軍団はいよいよ尾張へとその矛先を向けるかに見えた。
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ほぼ、時を同じくして足利義昭も挙兵。
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信長は西に義昭、東に武田を迎える絶体絶命の危機に瀕していると思われたが・・・。
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麒麟がくるのあらすじ第37話上巻「裸足の公方様」

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「足利義昭公!織田信長様の命により木下藤吉郎が召し捕らえる」
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武田信玄は来なかった。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]【悲報】マジかよ。開始1分で武田退却。。。[/char]
武田勢は野田城を落とした後、後方の長篠城へと移動、その後甲斐へ引き上げたのだ。
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その後、幕府方は脆かった。
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義昭は宇治槙島城にて捕らえる。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]初めて会った時も裸足であったな。OH MY 裸足の将軍。。[/char]
槙島城には十兵衛も従軍していた。
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義昭は素足のまま藤吉郎の兵に引き立てれれていく。
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縄を打たれなかったのはせめてもの救いであった。
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「・・・」
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十兵衛は義昭と目が合うと居たたまれない雰囲気でわずかに頭を下げた。
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義昭の姿が見えなくなると藤吉郎が十兵衛に歩み寄ってくる。
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「我らの世にございます」
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藤吉郎の言葉に十兵衛はやや不安気な表情を浮かべる。
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三淵藤英は義昭の挙兵に従ったが、実弟細川藤孝は信長方に立った。
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藤英は伏見城で「勝者」である十兵衛、そして藤孝を出迎える。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]藤英と藤孝。兄弟で別れたのは作戦かな。。[/char]
藤英は死一等を免れ、この後信長の為に働くようにと命じられている。
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コトここに至れば致しかたない。
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しかし、どうしても許せないことがある。
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「いつから裏切り者に成果てた!?」
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藤孝は兄から一瞬少し目線を逸らしかけたが、
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「私は気付いただけです」
「大きな流れを見るのが肝要と」
「この上は我ら兄弟力を併せ・・・」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]大きな流れか。大きな流れに逆らうのは勇気がいる。藤英は勇気があった。くらい言ってやれ。[/char]
藤孝はそこまで言うと、立ち上がる。
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「淀城攻めの手筈は後程・・・私はこれにて」
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藤孝はそう言い残して伏見城の広間を出て行く。
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藤英は一人残った十兵衛に自身の想いを話す。
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「十兵衛殿、儂は負け、其方は勝った」
「儂は二条城で死んでも良いと思った」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]ついに、室町体制が名実共に消えたね。ポスト室町体制は天下布武なんだけど・・・そう言えば一度も出てないw[/char]
それでも。
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降伏を受け容れたのは義昭の命を守るためである。
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「私と三淵様との間に勝ちも負けもございませぬ!」
「あるのは紙一重の立場の違いにございます!」
「この上は十兵衛光秀にお力を御貸し下さい!何卒・・・!」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]十兵衛と藤英の違いは紙一重。そうだね。そう。紙一重。一寸先は皆闇、、、、薔薇色の事もあるけど。[/char]
十兵衛はそう言って藤英に頭を下げるのであった。
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麒麟がくるのあらすじ第37話中巻「朝倉義景の最期」
武田は上洛しなかった。
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しかし。
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武田の脅威が無くなったワケではない。
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甲斐は不気味な沈黙を続けていた。
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その最中、菊丸は甲斐国の情勢を探っていた。
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そこで、武田信玄が陣中で没し既にこの世にいないという情報を得る。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]菊丸、仕事するねぇ。我が子晴信の死を知らせたな。。[/char]
菊丸は取り急ぎ、配下の者を使いに出し十兵衛に伝えるのであった。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]まだ、毘沙門天が、、、毘沙門天が残ってます!![/char]

枇杷荘
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信長は義昭の命は取らなかった。
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また、特段幽閉、軟禁をするような事もしていない。
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放っておかれているというのが実際の処である。
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義昭は未だ、諦めてはいなかった。
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諸大名にせっせと上洛を促す書状を送っていた。
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その義昭の元に駒がやってくる。
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「其方にはもう会えぬと思っていた・・・」
「此処は寂しい所じゃ(苦笑)」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]駒。愛人契約終了か。。[/char]
義昭は書いていた書状を駒に見せる。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]義昭様。。元祖、お手紙男。二代目お手紙男は家康様。。[/char]
これらの諸大名に上洛を促し、信長を討つのだと。
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駒は義昭が「戦の為」の書状を書いている事を嘆く。
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「将軍をおやめ下さい!」
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初めて会った時、義昭は貧しき人の為に施しをしていた。その義昭が将軍となることにどれ程希望を持てたかであろうかと。
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「戦を終わらせる為の戦」
「そう思ってこれを書いておる!」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]戦争を終わらせる戦争。歴史は繰り返す。役者を代えて繰り返す。。嗚呼![/char]
駒は悲しそうな表情であるが、義昭はそれ以上に悲しそうな表情を見せる。
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「儂は・・・駒を欺いてしまったのやもしれぬな・・・」
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信長は半紙書かれた文字を眺め歩きまわっている。
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貞正[br num=”2″]
安永[br num=”2″]
延禄[br num=”2″]
天正[br num=”2″]
文禄
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「明智様、参られました」
「おお!通せ!」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]改元か。信長めっちゃ嬉しそう。天正の始まり。[/char]
信長は十兵衛から山城の鎮撫状況も順調であることを知らされると、満足気に頷き、畳に置かれている半紙を見るように促す。
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「実はの、改元を言上した」
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改元の奏上は本来将軍の役割ではあるが、すでに将軍は存在しない。
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「そうしたら見よ!朝廷が五つの案を出してきた」
「うむ、やはりこれじゃな!」
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天正
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信長は続けて武田の動きを尋ねる。
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「三河で散々に家康を破った後に兵を返したが」
「信玄めいったい何を考えているのじゃ?」
「東への脅威が無くなれば、一気に朝倉浅井を攻め滅ぼせるものを」
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「・・・実は、武田信玄が死んだという噂がございます」
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「なに・・・?」
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元号が改まって早々。
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浅井重臣阿閉貞征が信長に寝返った。
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これを機に、信長は三万の軍勢で北近江へ侵攻。
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朝倉義景も浅井方として出陣し、再び信長は朝倉浅井を戦う。
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しかし、武田の助けのない朝倉浅井はもはや信長の敵ではなかった。
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織田軍の奇襲で十兵衛とも懇意にしていた山崎吉家は討死。
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勢いに乗る織田軍は朝倉家の本拠地一乗谷を焼き払う。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]朝倉浅井では話にならん。。小京都一乗谷が。。嗚呼![/char]

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義景は一乗谷を脱し、一族の景鏡の案内で六坊賢松寺に本陣を構えていた。
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義景は絵図面を見ながら挽回の策を思考している。
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「・・・なんの真似じゃ?」
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景鏡は絵図面の上に短刀を置く。
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「もはやこれまで」
「義景殿、潔く腹を召されませ」
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「何を言う!百年続いた朝倉の名が絶える」
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「・・・朝倉の名?この期に及んで(失笑)」
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「景鏡、お前寝返ったな?」
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「ほほほ!これも戦の世w」
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足利尊氏公から越前へ奉じられて10代、一乗谷に本拠を構えて5代。
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朝倉家は滅亡する。
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その後、孤立無援となった浅井家も小谷城が落ち滅亡する。
麒麟がくるのあらすじ第37話下巻「蘭奢待」

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京、妙覚寺では越前で栄華を誇った朝倉家の名物が値付けをされている。
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品定めをするのは今井宗久である。
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小京都と言われただけはあり、その名物はどれも見事なものである。
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一通りの品定め、値付けが終わると信長は宗久、そして十兵衛と一息つく。
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「流石は越前で五代続いた名家、どれも名品揃いでございました」
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信長は宗久が書いた「お品書き」を満足そうに眺める。
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「蘭奢待・・・」
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信長は自分が「蘭奢待」を見たいと願えば叶うと思うかと宗久に尋ねる。
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蘭奢待は伽羅の香木で、歴代大きなこと成し遂げた人物が拝領している。
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宗久は信長であればそれはもうと太鼓判を押すが、十兵衛は少々戸惑い気味である。
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「どうじゃ十兵衛?」
「はは、拝見となれば東大寺、そして帝のお許しを得ませんと」
「帝・・・帝はお許しになるであろう」
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帰り際。
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十兵衛は信長の考えがよく分からないときがあると宗久に尋ねる。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]殿(信長)は何を考えてあるのか?
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十兵衛、お前がちゃんと鈴を付けとけよ。[/char]
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宗久は大きなことを成し遂げた者ではないと見れない景色を見ているのかもしれないと応じる。
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「見る景色が変われば人も変わる」
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「信長には然るべき官職に就いて貰わねばなりませぬな」
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信長は晴れて昇殿が許される官位を得ていた。
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実澄は今後は信長の力が頼みと考えていたが・・・。
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「信長には勢いがある」
「天下静謐の功は大きいが・・・」
「褒美をやっても良いとは思うが」
「蘭奢待を所望してきおった」
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「な!?」
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あまりに突然ことに実澄は戸惑う。
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「お、御上がそれで良しというのであれば構わないかとは存じますが・・・」
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天正2年(1574年)3月28日。
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東大寺正倉院より蘭奢待が取り出され、信長の為に切り取られる。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]まあ、切り取りで済んで良かったね。。欲しいとか言わないで。[/char]
信長は切り取った蘭奢待の半分を帝へ献上する。
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実澄は信長の行動に困惑気味である。
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「いったい何を考えているのやら」
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「・・・朕が喜ぶと思ったのであろう」
「これを毛利へ贈れ」
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「も、毛利は目下信長とは戦の」
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「そは、朕があずかり知らぬ事である」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]毛利に贈れか。やべ、お上ちょっと怒ったな。[/char]

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突然、藤英は坂本城預かりとなった。
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ここ1年、山城の鎮撫で活躍をしていたのだが・・・。
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「三淵様の居城を御取壊しとするとは・・・」
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藤英は坂本城天守からの琵琶湖を穏やかな表情で眺めている。
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「信長様の考え時に測りかねる事ございます」
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「主とはそういうもの」
「その時こそどう付き従うか」
「そこが家臣の器」
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「家臣の器・・・?」
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「もはや古い考えかもしれませぬが(微笑)」
「坂本城は良い城でございますな」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]家臣の器。サラリーマンの器。。身につまされまして候。。[/char]
以上、麒麟がくるのあらすじと第37話「信長公と蘭奢待」でございます。
麒麟がくるの感想第37話「信長公と蘭奢待」
麒麟がくるの感想37話「信長公と蘭奢待」。蘭奢待を所望の話を聞いた時御上の身景色がお変わりになられましたね。
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そして、蘭奢待が献上されると、信長の気持ちを理解しながらも、それを毛利へ。
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「褒めて欲しそうだから褒めてやった」
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という前までの余裕は感じられない。
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恋愛用語で言うところの、
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「生理的に無理」
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ってヤツですね。
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そして、十兵衛。
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お前は分かっているか?
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君は僕らと同じ「サラリーマン」なのだよ?
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麒麟がくるの感想第37話「宮仕え」
十兵衛は自身が「宮仕え」をしているという意識が希薄なんだと思うのです。
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十兵衛も藤英も共に主君は義昭であったのですが、十兵衛は「義昭個人」というよりも室町幕府という機関に仕えているという感覚が強い。
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いや、もっと言えば「天下国家」に仕えているという感覚。
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これは長らく多くの誘いを断り「浪人生活」をした結果なんでしょうね。
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一方で藤英は良くも悪くも義昭個人への思い入れも強い。
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義輝を事実上見捨ててしまったという罪悪感もあるかもしれません。
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突き詰めると「天下国家」の為ではなく、室町幕府、義昭の為に仕事をしている。
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その意味では明らかに摂津晴門と近い世界観を持っている。
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藤英が「家臣の器」について、十兵衛に語ったのは本能的に十兵衛の生き方はいずれ破綻すると感じているからなんでしょうね。
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「どう付き従うか?」
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十兵衛にとって「付き従う」は自明の前提ではないのでは?
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もしそうならそれはもう「家臣」ではないのですから。
麒麟がくるの感想第37話「景色が変わる」
信長の行動原理は、
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「褒めて貰らえること」
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です。
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信長本人も自身の「承認欲求」はよく認識しているし、特段隠そうともしていないので御上にも見抜かれている。
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しかし。
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「見る景色が変われば人も変わる」
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信長はこの蘭奢待切り取りから「自分で自分を褒める」という境地へ一歩ステージが上がるのではないかと感じました。
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この先、
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「私は神だ」
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とか、言いだすのかな・・・?
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と、なるとやはり「本能寺の変」の理由は朝廷の在り方問題に落ち着くのかな。
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因みに、軍師官兵衛の本能寺の変の理由も朝廷問題だったな。こちらは光秀の早合点ではありましたが。
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以上、麒麟がくるのあらすじと感想第37話「信長公と蘭奢待」でございます。

今宵は此処までに致します。
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