麒麟がくるのあらすじと感想第34話「焼討ちの代償」。叡山が焼け落ちました。十兵衛が「言い訳」をしていましたが、久秀は流石。十兵衛の「ホンネ」を喝破しておりましたね。そして、ついに我が子晴信が降臨・・・!せめて、2週は大活躍して欲しい。麒麟がくるのあらすじと感想第34話です。

麒麟がくるのあらすじ第34話「焼討ちの代償」

坂本織田本陣



元亀2年(1571年)秋。




比叡山は焼け落ちた。



「殿!叡山の坊主、悉く討ち果たしましたぞ!」



大河姫

勝家、お前、先週及び腰じゃなかった?

昨年の朝倉義景との争いでは「叡山攻め」に腰が引けていた柴田勝家他重臣達ではあったが、今回は意気揚々と手柄を誇っている。




信長は上機嫌であった。




戦勝に浮かれる織田家中にあって十兵衛はただ一人、浮かない表情をしている。




重臣達が皆それぞれの持ち場に戻り、十兵衛だけが残される。



「十兵衛!その方の申す通りであったぞ!(笑)」

「此度の一番の手柄はその方じゃ!」



十兵衛は覚恕の側近たる高僧の居場所を予想していたが、それが大正解であったのだ。覚恕本人はまだ確保は出来ていなかったが高僧たちは悉く首を刎ねられていた。




十兵衛は信長の称賛を素直に喜ぶには程遠い心情である。



「私は信長様の命に反し、女子供は見逃してしまいました」



十兵衛の告白にも信長は笑みを浮かべている。



「それは聞かなかった事にしよう・・・(笑)」

「其方で無ければ首を刎ねていた処じゃ」



大河姫

まあ、、、、。
信長直臣でない事も幸いだったかな?
雇用先は名門足利商事。
織田の仕事は業務委託のコンサルだから。。

にしても、こえー。。。。。
十兵衛よ。
操れるか?
この狂ったクライアントを。。。?

ゾッとする言葉ではあるが、信長は上機嫌のままであった。



「此度の一番手柄が其方であることに変わりはない(笑)」



そう称賛するとこの付近一帯、志賀郡一帯おおよそ2万石を褒美として十兵衛に与えるというと、最後まで上機嫌で本陣を後にした。




十兵衛は布にくるまれ積まれた高僧の首のを茫然と眺めていた。

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麒麟がくるのあらすじ第34話上巻「覚悟」

二条城


「其方たちは叡山には手を出さぬと申していたではないか!」

「それがどうじゃ!?僧侶は皆首を取られたというぞ!」



二条城では叡山の有様に義昭が激怒していた。




命からがら叡山から逃げだした者は二条城内で手当てを受けている。その中にはもちろん女子供も多い。



「信長があそこまでやるとは思いませんでした」



摂津晴門はさほど悪びれる様子もなく、自分たちの予想を超えていたと話す。




晴門の言い分に義昭は苛立ちを隠せない。



「何故!こうなる前に手を打てなかった!?」

「信長は何をしでかすか分からん・・・!」



「そーれーは!公方様が織田殿は恩人じゃと」

「そう申されるので我らにも遠慮がございました」



遠慮。




いけしゃあしゃあと宣う晴門に、



「其方が遠慮とは!」



義昭がは吐き捨てる。




ただ、今回晴門も反論を続ける。




折りしも、大和では上洛以来一貫して信長に従っている松永久秀が筒井順慶と争っている。




義昭が筒井順慶側に立てば、信長は久秀に援軍を送るはずである。




そうなれば大和の戦で、




幕府 VS 信長



という構図もはっきりする。




これには珍しく三淵藤英が反論する。



「その戦に幕府が勝てる目算はおありか?」

「勝てるように手を打つ所存!」



もし、織田と幕府の争いが明確になれば近隣の諸大名も「幕府方」に立って馳せ参じるはずである。



「皆、田舎大名には頭を下げたくありませぬ」

「戦は数を集めた方が勝つ!」

「あとは、公方様にそのお覚悟がおーあーりーでしょうか??」



大河姫

ほほう。
摂津は覚悟決めてるね。
覚悟を決めた奴は、、、。
手強いね。
コイツは口先「ダケ」では無いのだな。

義昭は無言で晴門を睨みつける。




広間で義昭と幕府重臣達が激論を交わしている外では、筒井順慶が駒と話をしていた。



「公方様にお力を借り松永を討ちたい」

「・・・松永様と戦をなさるのですね」

「止むを得えませぬ」



大河姫

ちな、久秀が東大寺焼いたのは事故だよ。
久秀は悪くない。
三好三人衆が畏れ多くも東大寺に本陣構えたから。。

駒は自身も好きな大和がまた大きな戦に巻き込まれることに暗澹たる気持ちになる。

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麒麟がくるのあらすじ第34話中巻「大和の行方」

京、明智亭


十兵衛は叡山での戦いの夢を見ていた。




女子供まで容赦なく殺されていく。




その時。



「父上・・・」



「岸・・・?たま・・・!?」



目が覚める。



「おぎゃー!」



別室では十五郎の泣き声が聞こえる。




夢か・・・。




十兵衛は泣き声のする部屋へ行く。



「左馬介、たまの姿が見えぬが・・・?」

「はい、たま殿は市場へ」



たまは伝吾と数名の従者と供に市場へと出かけていた。



「うわー綺麗!」

「ほー珍しい鳥じゃな」



たまはオウムを見てはしゃいでいるのだが・・・。



「痛い!」

「たま殿!」



次々と投石がある。




伝吾はたまを庇いながら、投石をした者を従者に負わせる。



「店主!すまぬ、この辺りに医者は・・・?」

「え、確か望月東庵という医者が・・・」



十兵衛は知らせを受け東庵の屋敷へ急いだ。




幸いたまの怪我はたいしたことはなかった。




たまは、自身の怪我よりも伝吾が責められることを心配していた。



「伝吾は悪くありません・・・」



「そうじゃな・・・伝吾は悪くない」



十兵衛は今回のことは自分の責任であると詫びる。



「父が、叡山で戦をしたからじゃ」



しかし。



「父上はやむなく戦をしている」

「父上は悪くないと母上が申しておりました」



駒はたまに昔明智荘でも見せたお手玉を披露する。やっと笑顔を取り戻すたま。




駒の勧めでたまもお手玉をやってみるのであった。



「十兵衛様、お話がございます」



駒は十兵衛を別室に案内すると、先日の叡山での戦いで亡くなった少年の話をする。



「芳仁丸を売って、たった八文残して十四の子供が亡くなりました」



大河姫

戦に良い戦も悪い戦も無い。非暴力非服従。ガンジーイズム。

十兵衛は俯くが、駒は十兵衛を責めるためにこの話をしたのではないと話す。



「たった八文残して十四の子供が亡くなるのが戦」

「公方様の御近くにいると何故戦が起こるのかよく分かります」



「・・・?」



駒は、義昭が信長から離れようとしていると告げる。



「また、前の公方様が三好様と松永様と争われたように・・・」

「それは防がねばならぬ!儂はその為幕府にいる」

「ですが、幕府は筒井様の後ろ盾として松永様と戦を始めると・・・」

「誰がそのようなことを!」

「公方様がそのようになるかもと」



順慶の宿


「困りましたね・・・」



十兵衛と駒は順慶の宿へ出向くと、幕府が順慶に味方しても、信長は久秀側に立つであろうと伝える。



「幕府は勿論、信長様も共に立って頂けると」



「信長様は松永様を上洛以来の味方と思っております」

「味方の敵は敵と見做されます」



「私は信長様を敵にするつもりはございません」



「存じております」

「信長様が上洛の折には必ずお引き合わせ致します」

「処で、明日大和へお戻りとか?」



「ええ、戦の準備に」



「回り道を致しませぬか?」



十兵衛は途中、堺に寄って今井宗久亭で茶を立てていかないかと持ち掛ける。順慶は何かを感じたようだが、駒も供に来ると聞くと了承する。



堺、宗久亭


翌日。




約束通り十兵衛と順慶が今井宗久亭に現れる。駒は、先に到着し別室で準備をしているという。



「それと、明智様がお会いになりたい方も二階におられますが・・・」

「お会いになりますか?」



「茶会の前にお会いしたい」



十兵衛は順慶に向き直る。



「松永様が二階におられますが少々お話されませぬか」



順慶はやや鼻白むが、十兵衛の良きようにと応じる。久秀では2階で易に耽っているという。






「母上が亡くなる前に申していた」

「さしたる家柄でもなく勝手きままに生きていた其方に」

「道を教え叱ってくれる者が何処にいる?」

「母の他に誰がいると?」



十兵衛たちに背を向け易をしながら語り続ける。



「孔子様も齢五十を過ぎてからは易占いで道を決められた」



道を知らぬものは闇を生きることになる。



「戦の前には必ず易を立てる」

「其方もそうしろ、十兵衛」



ようやく振り返りながら十兵衛にも易をすすめる。



「当たりますか?」



十兵衛は久秀に尋ねる。



「敵を前にして教えるワケにはいかぬ」

「のう?順慶」



久秀は肩衝れを一つつまむと二人の方へとやってくる。



「この唐物肩衝を千貫で買うなら教えてやろう」



順慶は目を細めながら久秀の手にある肩衝を眺める。



「・・・四年前に京の大文字屋が見せてくれた肩衝を思い出しますが・・・」

「あれにはまったく及びませぬ」

「十貫なら」



大河姫

順慶のイメージ変わったわ。こんなにふてぶてしい奴とはw

「見たのか?あれを」



久秀はたいして面白くもなさそうにその肩衝を後ろへ放る。本物の肩衝は今は信長の手にあるのだ。



「十兵衛、来い」



大河姫

お前ら三人仲良く。そして、村重兄貴と細川が手を組めば。。。

十兵衛と久秀は順慶を残し階段へ。

麒麟がくるのあらすじ第34話下巻「同床異夢」

外に出ると久秀は困った表情を浮かべる。



「儂にどうしろと言うのだ?」

「筒井様との戦を止めて頂きたい」



このままでは順慶の後ろ盾となった義昭、そして久秀の後ろにいる信長の間での戦いとなってしまう。それだけは避けたいのだと。




しかし、これには流石の久秀も首を縦に振るワケにはいかない。




大和は久秀の思い入れもあるのだ。



「大和でなければダメですか?志賀では?二万石ございます!」



十兵衛は先の戦の褒美として信長から当たられた領地を全て久秀に譲るというのだ。あまりの発言に久秀も面食らう。



「本気か!?信長様が承知すると思うか!?」



「承知させてご覧に入れます!」



「ちょっと座れ・・・座れ!」



十兵衛は久秀の隣に座る。



「座れ!」



「座っております!!」



「お、そうか・・・」



久秀はまさに信長が上洛をしたその日から感じていた信長と義昭のことを話す。



「あのお二人は長くはもつまいと思っておる」



なんでも壊してしまう信長。




古いものを残そうとする義昭。




二人は水と油であると。




久秀自身は信長に好感を抱いてはいるが・・・。



「あそこまではやれない」

「出来れば天下を獲っていた」



十兵衛は苦悩の表情を浮かべる。



「それは私も松永様と同じです」

「あの戦のやり方は私には・・・」



「じゃが、信長様を美濃から引っ張り出し此処まで動かしたのは其方」

「叡山のことで心は痛むがアレをやらねば世は変わらぬ」

「其方はそう思っている。違うか?」

「所詮、信長様とお主は根が一つ」

「公方様とは相容れぬ、いつか必ず公方様と争う」



大河姫

そして、十兵衛も分かってる。分かってないフリをするのは卑怯だという事も薄っすら分かってる。。

十兵衛は泣きそうな表情で久秀をみつめる。



「だが、志賀を譲るという其方の心意気は了としよう」

「順慶を呼べ、まあ茶でも飲もう」



久秀は大和での戦を止めることを約束する。



美濃岐阜城


「そうか!松永は和議に応じたか!それは上出来!」



信長は十兵衛の報告を喜ぶ。



「ただ、松永様は志賀の領地はいらぬと」



十兵衛は久秀が「十兵衛の心意気」に応じた話も伝える。信長は変わった男だと笑い、これで松永と戦をしないで済むと上機嫌である。



「松永様と戦をするおつもりでしたか」



十兵衛は意外な信長の言葉に驚く。順慶側にいる義昭への気遣いかと尋ねるが、それは違うと言う。



「公方様の言う事はいちいち的外れじゃ」

「相手にしておられぬ」

「それを思えば帝の仰せになることは万事重く胸に届く」



大河姫

「公方様の申す事は的外れ」

十兵衛、お前共感しておるな。。





信長は参内した折に叡山の焼き討ちについても奏上していた。




正親町天皇は信長の叡山焼き討ちを「止む終えなかった」と認め、これからも頼みにしていると褒められた事を嬉々として語るのであった。



御所





御所ではその正親町天皇と東庵がまた碁を打っている。



「昨日関白が参り世に流れる噂を聞かせてくれた」



信長が比叡山焼き討ちしたのは、叡山で大きな力を持った覚恕を除くために帝がけしかけたのだという噂である。



「不埒千万な噂ですな」



「あるいはそうやもしれぬと朕は関白に言ってやった」

「信長は荒々しいのであまり近づけない方が良いのでは言っておったが・・・」

「しかし、信長以外に誰が覚恕を追い払う事が出来たか・・・?」



「信長殿はその後参内されたとか?」



「・・・誉めて欲しそうであった」

「誉めてやった」

「じゃが、誠を申せば・・・無残な戦じゃ」



甲斐国
躑躅ヶ崎館


「信長じゃ!信長めに全てを焼き尽くされた!!」



大河姫

我が子晴信がいよいよ表舞台に!

覚恕は叡山を脱し、甲斐国守護武田信玄を頼った。




信玄は覚恕を保護し、信長を叶ず除く事を約束する。




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第34話「焼討ちの代償」でございます。

麒麟がくるの感想第34話「焼討ちの代償」

麒麟がくるの感想34話「焼討ちの代償」。



「所詮、信長様とお主は根が一つ」

「公方様とは相容れぬ、いつか必ず公方様と争う」



十兵衛自身も薄っすら気付いておりましたね。それを明確に、容赦なく久秀に突き付けられた。十兵衛は未だ「旧制度」である「室町体制」に対しての憧憬を捨てられないのでしょうね。




その心の隙間を埋める、いや付け込む?のが帝なのか?




そうそう、ついに我が子晴信が表舞台に登場でございます。

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麒麟がくるの感想第34話「晴門の覚悟」

信長と義昭の対立は即ち、十兵衛と晴門の対立でもあるのですね。




そして、思った以上に晴門は覚悟のある人物でした。




晴門は登場時に信長に激詰めされており、情けない奴かと思いきやそんなことはない。



「公方様にそのお覚悟がおありか?」



義昭よりも遥かに肝が据わっている。




信長の比叡山焼き討ちを晴門は予想出来なかったことを問い詰められておりましたが、晴門は可能性は低いものの「信長なら実力行使も辞さない」という可能性は考慮に入れていたと思います。



「その時こそ好機」



久秀は上洛当初から、



「義昭と信長は長くはもたない」



と、喝破しておりましたが、晴門も「分かっていた」はずです。




ただ、この同床異夢が長く続くほどに室町体制の求心力は削がれる




ならば、時計の針を進めてやればよい。




思惑通り時は思った以上に早く進んだようですね。




印象的であったのが三淵藤英と晴門のやり取り。



「その戦に幕府が勝てる目算はおありか」



勿論、戦はやってみなければ分からない。




ただ、晴門は「室町体制が滅びることは無い」という自信に溢れております。




その信念はもはや宗教的とでも言ってよいほどに。




結果は勿論・・・多分遅くとも再来週(36話)には滅んでしまうのでしょうが、私は晴門を嗤うことは出来ません。




同じ時代を生きていた人物で室町体制が、将軍が居なくなるなど誰が予想できたでしょうか?

麒麟がくるの感想第34話「十兵衛の迷い」

前回も触れた通り十兵衛は確信犯です。




焼討ちの企画立案は十兵衛。




信長がそれを承認、実行。




勿論、信長は「俺はそんなことホントはやりたくなかった」みたいな事は言いません。



「十兵衛!グッドジョブ!!」



と、ご満悦です。




これは信長は権力者は常に「確信犯」であるという覚悟があるから・・・というワケではないですね。信長はその辺りはカナリ「子供」ですので、ただ無邪気に邪魔者が消えた事を喜んでいるだけ。




だから十兵衛はいたたまれない。




苦しい。




誰も自分の苦しみを理解してくれない。



「信長様の命に背き女子供を見逃した」



何故、十兵衛がこの発言をしたか?




自分を罰して欲しかったのだと思います。




幸か不幸か、信長はそれでも十兵衛を罰することはなく、その評価が下がることもありませんでしたが。




そして、そこを共感してくれたのが久秀なんでしょうね。



「それは私も松永様と同じです」

「あの戦のやり方は私には・・・」



やっと、自分中にある苦しさを吐き出すことが出来た。




ただ、だからこそ突き付けられる現実。



「叡山のことで心は痛むがアレをやらねば世は変わらぬ」



十兵衛、確信犯。




金ヶ崎撤退戦と叡山焼き討ちは十兵衛にとって転換点になるように思います。




武士の棟梁である将軍が消えたとき。




その「心のスキマ」を埋めるのはおそらく帝。




もっとも、朝廷は室町体制よりはるかに伏魔殿であると存じますが・・・。




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第34話「焼討ちの代償」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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