麒麟がくるのあらすじと感想第26話「三淵の奸計」。三淵は越前朝倉を見限り、安全に出国をするため阿君丸君を暗殺に手を貸すのですが・・・。山崎吉家も一枚噛んでいたことがショック!上洛阻止のためそこまでするか!?越前は都から近いのに・・・!!麒麟がくるのあらすじと感想第26話です。

麒麟がくるのあらすじ第26話「三淵の奸計」




畿内一体は長慶の後を継承した三好義継と三好三人衆、松永などの勢力下にあった。次期将軍にはその三好が推す足利義栄に決まり、将軍継嗣問題は勝負あったかに思えたが、その義栄は病を得て上洛できず摂津にあった。




朝廷内では三好、そして足利義栄の評判は芳しくない。

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麒麟がくるのあらすじ第26話上巻「神輿を担ぐは?」

内裏


「これはこれは関白様ではありゃしゃいませんか?」

「先程のお話、関白様へも伝えておじゃれ」



前久に声をかけてきた公卿は二条晴良。






晴良は近衛家が関白職を長期に渡り務める前久をあからさまに嫌っている。



「将軍の評判が宜しゅうないですな?摂津で病とか??」



前久はそれがどうしたと言わんばかりである。



「そうでしたか?それが何か?」


「内奏されたのは関白さんであらしゃいましょう!?」

「これは責任問題ではあらしゃいませんか??」



大河姫

顔芸対決は五分だったね。。

晴良の皮肉に動じる気配を見せない前久ではあるが、実際は思い悩む部分もないではない。




前久が輿で外に出ると、丁度「姉」の伊呂波太夫が壊れた御所の壁を眺めていた。




前久も伊呂波太夫の前ではつい弱気になる。



「新将軍の評判が芳しくない」



「それは前(さき)様になんの関係が?」



大河姫

いっつも姉ちゃん頼みww
まあ、伊呂波太夫は育ててんだろうね。。
頼りないけど、見所はある弟を。

新将軍義栄は未だ摂津にあり上洛をしておらず都は将軍不在である。また、義栄を推す三好家が「御内金」として献上した銭に悪銭が多く、帝をはじめ朝廷の不興を買っていた。




そして、その義栄の将軍就任を内奏した前久の責任を問う声が公卿から上がっている。その最右翼が先程の二条晴良である。




朝廷は既に動き始めていた。




越前に逃れた義昭の元服の儀に二条晴良を使者として送ったのだ。義昭は朝倉義景を烏帽子親として元服をする。




朝廷は「義栄」と「義昭」を天秤にかけているのだ。



一乗谷明智亭


十兵衛は左馬之助と二人、義昭を奉じて上洛が出来る大名を検討していた。



「上杉は動けず・・・六角は既に三好方とも・・・」



大河姫

あの、、、武田は。。??山の神武田信玄は??

義昭を奉じて上洛し三好と一戦交え得る大名は朝倉、そして織田の二つである。




現在、義昭は越前におり、また、越前から都は近い。義景もやる気になっており、朝倉が義昭を担ぐ可能性は十分あるように思えたが・・・。



「いや・・・朝倉様は必ずしも上洛で意思統一が出来ているとは思えない」



十兵衛は先日、一乗谷の市場を訪ねていたが活気に満ち溢れ物が溢れていた。戦が近づけば、普通市場は品薄になるのが常である。




そこに、義景の重臣山崎吉家が訪ねてくる。




吉家は十兵衛と二人になると要件を話す。



「此度、義昭様の元服を祝して宴が開かれるのだが、そこに明智殿も参加されるようにと」

「山崎様、朝倉様は本当に上洛を・・・?」



吉家は苦笑する。



「これは明智殿じゃから申し上げるが・・・」

「上洛には皆が賛同しているワケではない・・・」



大河姫

越前は都から近いし朝倉は金持ちなんだから上洛しろよ。。

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麒麟がくるのあらすじ第26話中巻「船に乗る」

一乗谷城


一乗谷には朝倉一門衆、そして義昭の近習も招かれ、上洛の前祝いとばかりに宴が催される。




伊呂波太夫も賑やかしに呼ばれており、見事な舞を披露していた。




義景は上座で嫡男阿君丸と並んで上機嫌である。



「義昭様元服の烏帽子親となれたは朝倉の誉じゃ!」



次は上洛であると意気盛んである。



「・・・しかし、上洛には銭もかかりますぞ?」



あからさまに義景の上洛への意気込みに冷水を浴びせたのは義景の従弟である景鏡である。




上洛に必要な大軍、都に留まるに必要な兵糧米、そして当然義栄を擁する三好とは戦になる。そこまでして上洛をする必要があるのか?




義景と景鏡は言い争いのような応酬をしばし続ける。



「十兵衛!其方はどう思う?!」



義景は朝倉一門ではない十兵衛に遠慮なく見解を述べるように促す。



「はあ・・・義景様がその気でも皆が動きませぬと戦になりませぬ」



大河姫

いかん。。十兵衛酔っ払ってしもた。。w

上洛となれば大きな軍勢を動かす必要がある。大きな戦の前には市場から槍やら刀やらの戦道具や糧食が市場から消えるのが世の常であるが、越前一乗谷の市場は戦の前とは思えないほどに物が溢れているという。




これで、上洛などは無理。



「上洛して戦をする・・・ww」

「論外かと」



座は一気に白けるが・・・。



「儂は必ず上洛する!」



義景の決意だけはどうやら本気のようである。




十兵衛が白けた宴から距離を置き一乗谷の縁側で黄昏ていると伊呂波太夫がやってくる。太夫も十兵衛と同じく義景の上洛には懐疑的である。



「あのお方は能やら舞やらを楽しんでいるのがお似合いなのです」



義景では上洛には器量不足であると明確に言ってのける。



「明智様はいつまで船を待っているのですか?」



十兵衛が越前へと逃れてきてもう10年以上の月日が流れている。



「もう、その船はお分かりなのでは?」

「織田信長様と?」



大河姫

不満だ。めちゃくちゃ不満。なんで我が武田の名が上がらぬ!!!

十兵衛が考えて、信長が動けは出来ないことはない。駒が常々そう言っていることも伝える。




十兵衛は気付くと、美濃へ向かって馬を駆っていた。



岐阜城


十兵衛は岐阜城で信長と謁見すると上洛の勝算を説明する。




三好と松永は既に反目しており、畿内情勢にも変化がある。また、朝倉は身内に上洛に反対するものが多く動けない、上杉は一向宗との戦でこれも動けない。



大河姫

来たね。てか、警戒すべきは武田だろ?

信長は十兵衛の案に乗ることを決意する。




十兵衛は越前へ取って返すと、義昭に美濃へと下り信長と共に上洛をするようにすすめる。




藤孝や三淵は義景の上洛意向を無視することに懸念を評するが・・・。



「いや、美濃へ行こう」



義昭は十兵衛の提案に乗ることを決意する。




そうなれば後は美濃へと向かうだけではあるが・・・。

麒麟がくるのあらすじ第26話下巻「奸計」

一乗谷城


「なんじゃこれは??」



義景は山崎吉家が持って来た藤孝の書状を読んであからさまに不機嫌である。




そこには、滞在中の御礼、そして美濃へ下る意向が記載されていた。



「国境を兵で固めよ」

「絶対に国外へ出してはならぬ」

「この書状はもののけの仕業と頭を下げてくるまで儂は合わぬと伝えよ」



大河姫

義景、こんなキャラだっけ??

このままでは、義昭は事実上越前で軟禁されかねない状況である。




三淵藤英はこの状況を打破するべく一計を案じる。







上洛反対派の筆頭である一門衆の朝倉景鏡を訪ねる。



「上洛に反対の景鏡様の御考えよく分かりましてございます」

「うむ・・・」

「では、これで山崎様も宜しいですな?」



義景側近の山崎吉家。



「悔いを残さぬように・・・」



大河姫

山崎ちゃんも反対かよ。こりゃ、話にならんな。。「悔いを残さぬように・・・(三淵)」。皆、悔い残すねw三淵含めて。。。

彼もまた上洛には反対であった。




数日後。




義景の嫡男阿君丸が何者かに毒殺される事件が起こる。



大河姫

毒殺は確かに史実なんですけど。。

義景は意気消沈、上洛への意欲を失う。



大河姫

冷静に考えて、跡取り殺してまでも上洛したくないものかね….?

自然、義昭一行の美濃下向も認められる。




美濃へ立つ日、藤英が別れの挨拶に一乗谷城を訪ねる。



「今までのご厚意は忘れませぬ・・・」



「このような事態になってはの・・・」

「尾張の成り上がりモノに何が出来るかじっくり見定めさせてもらう」



一乗谷明智亭


細川藤孝が美濃出発を前に明智亭に出立の挨拶に訪れる。



「阿君丸様があのような事になるとは・・・」



藤孝には丁度同じくらいの年齢の息子がいた。




義景の気持ちを考えるといたたまれないと話す。




十兵衛もまた、子供たちを眺めながら頷く。



「いったい誰が・・・?」



大河姫

十兵衛、お前ちょっと気付いてんだろ??

以上、麒麟がくるのあらすじ第26話でございます。

麒麟が来るの感想第26話「三淵の奸計」

麒麟がくるの感想第26話「三淵の奸計」。何より驚いたのは山崎様もこの件に一枚噛んでいたこと。義景の良き側近だと思っていたんですがね・・・(涙)。幼い跡取りの阿君丸君を謀殺してまで上洛したくないものですかね。越前は金満だし都まではそれ程遠くはないのだから頑張っても良い気がしますけど。

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麒麟がくるの感想第26話「無責任」

越前朝倉における十兵衛の立ち位置は外部コンサルタントですね。




外にいるから無責任に何でも言える。



「上洛して戦をする・・・ww」

「論外かと」



勤め人には言えない言葉だ。




勿論、十兵衛は悪くはない。



義景の依頼で義昭の器を量るように言われたのでそれを正直に(結構場当たり的だが)報告したまで。




結果、上洛を決意したのは義景であり、上洛を実行するのは朝倉家中の人々



十兵衛は指一本動かさない。




しかし、十兵衛が朝倉に仕官をしていたらこんな無責任な言葉を言わないはず。




上洛反対派筆頭の景鏡に上洛をどう納得させるのか?




もし、納得させるのが難しいのであれば、景鏡抜きでの上洛は可能か?




さらに、この上洛で朝倉が分裂してしまっては本末転倒



いかに、家臣団の意思を統一するのか・・・?




その為にはまず、景鏡と呑みに行かないとね。それこそサラリーマンウェイだろ?




あ、でも、十兵衛は酒乱だったな・・・w




今も昔も変わらないのでしょうね。




大事なのは社外事情より社内事情




てか、義景さん、先々週位は、



「国の外に振り回されるな」



って、言ってたのに・・・。

麒麟がくるの感想第26話「十兵衛危機一髪」

この展開って現代でもまま、あると思うのですよね。




人柄だけで持っている二代目若社長。




何処からともなく現れた外部コンサルタントに何事か吹き込まれてとんでもないご発想を始める。




ちな、そうなるとワードが変わるんですよね。



「専務、この新商品のローンチはいつだっけ?あとLTVはどの程度で考えてるの?」

「え?あ?LL・・・C??」

「LTV!ライフタイムヴァリュー!LCCは飛行機(笑)」



こうなったら危険ですな。




まあ、プロリーマンはそーゆークソ外部コンサルタントもうまーく「中に取り込み」コントロールして行くんですけどね。




でも、十兵衛がおるのは戦国時代。




下手すれば殺されてたかもよ・・・?




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第26話「三淵の奸計」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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