麒麟がくる最終回のあらすじと感想「本能寺の変」。後味の良い終わり方であったと思います。麒麟がくるの明智十兵衛には「山崎の戦い」を描く必要は無かった。最後、の演出も中々「粋」にございました。ただ単純に「生存説」を暗示しているワケではないのです。麒麟がくる感想最終回

麒麟がくる最終回のあらすじ「本能寺の変」

安土城





家康の饗応の真最中、信長は十兵衛の「不手際」に激昂しその場で饗応役の任を解く。




十兵衛はただ退出する以外に無かった。




しかし、膳の内容に「不手際」など無かったはずである。十兵衛は信長の意図を測りかねながら別室で饗応が終わるのを待った。

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麒麟がくる最終回のあらすじ上巻「将軍を殺せ」

十兵衛が待つ部屋に信長がやってくる。




先程とはうって変わって上機嫌の様子である。




十兵衛は戸惑う。



「ははは!あれこれ申したが気にするな!(笑)」



信長は家康の出方を試すために一芝居打ったのだという。饗応に「招いてやった」にも関わらず、その饗応役に十兵衛を「指名」するといった出過ぎた真似をしたことが、気に食わなかったのだ。



大河姫

やっぱりな・・・家康への嫉妬。僕の十兵衛だもんね。

十兵衛は何やら言いたげではあったが堪える。




信長は十兵衛の様子を気に留める風もなく西国の絵図を広げる。



「秀吉が文をよこしてな」

「四国に長宗我部元親などという大名がいると毛利を攻め難いというのだ」



大河姫

なるほど、長宗我部か。長宗我部問題は丁度去年?なんか文書が発掘されてたな。

長宗我部は秀吉の毛利攻めに協力をしない、いや、形勢次第では背後を突かれる恐れがあるというのだ。




十兵衛は信長の言葉に驚く。



「そ、それは秀吉殿の言い掛かりというもの!」



長宗我部と織田家の関係は良好であり、十兵衛自身も無駄な戦が起きぬように長宗我部と織田の関係に心を砕いていた。




しかし、信長は三男の信孝と丹羽長秀に四国征伐の命を既に下していた。



「殿、そのような大事を私に一言の相談も無く・・・」



「其方は丹波にいた故、言うのが遅れた」

「儂はもう決めたのじゃ」



さらに。



「十兵衛にはやってもらいたい事がある」

「備後の鞆に上陸してもらいたい」

「鞆にいる足利義昭を殺せ」



大河姫

「ここで鯛を釣って居れば殺されるコトは無いからの」


甘いな。。
甘すぎるな。

毛利が抵抗を止めないのは征夷大将軍という旗印があるからである。将軍がいる限り戦は終わらないのだと言い放つ。



「将軍を・・・!」



大河姫

将軍がこの戦の元。賢いね。信長は少し遅れるけど十兵衛と考えが一致。ただし、その為に為すべき行動は正反対というね。

「其方と戦の無い世を創ろうと話したのはいつであったか?」

「十年前か?十五年前か?」



信長は十兵衛と共に歩んできた「戦いの歴史」を振り返る。



「戦を終わらせ儂と茶でも飲んで暮らさぬか?」

「戦の事を考えず、子供の頃のように長く眠ってみたい・・・」



大河姫

「ゆっくり眠りたいのじゃ」


角を曲がる・・・。十兵衛は独り占めしていたはずの不眠症が自分だけのモノじゃなくて落胆したかな?

十兵衛は暫し絶句し信長の思い出話を聞いていたが意を決して諫言する。



「私に将軍は討てませぬ!」

「殿は多くの間違いを冒しております!」



帝へ譲位を迫る、長年の功があった家臣への扱い。




最近の信長の政を批判し、一方で出会ったばかりの信長は決してそのような主君ではなかっと。




海で獲った魚を安く売って、民を喜ばせていた信長。




名も無き若者を配下とし、大事に育てその成長を喜んでいた信長。



「心優しきお方!人の心が分かるお方と!」

「しかし、殿は変わられた!戦の度に変わっていかれた!」



「・・・儂を変えたのは・・・戦・・・か?」

「違う!」

「乱れた世を変え、大きな国を創れと背中を推したのは誰じゃ!?」

「其方であろう?其方が儂を変えたのじゃ!」

「儂は今更退かぬぞ」

「其方がやらぬなら儂がやる!」

「儂が一人で大きな国を創り帝さえひれ伏す万上の主となる!」



大河姫

「儂を変えたのは其方じゃ!」


そう。信長は元々多くを望んでいたワケではないの。

十兵衛は安土を立ち、いったん坂本城に寄った後に京の明智亭へ入った。



京、明智亭


館では左馬介が十兵衛を出向かえる。



「坂本は如何でしたか」

「伝吾に四千ほどの兵で出陣の準備をするように命じてある」

「やはり主力は丹波勢となりますか」



十兵衛が毛利攻めに加わるのは家中の者も知っている。




しかし、左馬介が気になるのは安土での出来事である。



「儂は家康殿の饗応役を解かれた」



左馬介は頷く。




既にあらましは伝え聞いている。



「将軍を討てと命じられた」

「儂はそれは出来ぬ!」

「急ぎ細川藤孝殿にお会いしたい」



近衛亭


藤孝はその頃、都で公家衆と蹴鞠の会に参加していた。



「ありゃーありゃーありや!」



藤孝の元に近衛前久が近づいてくる。



「・・・明智が徳川家康の饗応役を解かれた」

「左様でございましたか・・・」



藤孝は嫡男忠興に十兵衛の娘たまを娶っている。




過去、信長の有力な家臣であった松永久秀は信長に叛き滅ぼされ、さらに、織田家累代の重臣であった佐久間信盛は追放の憂き目にあっている。




このままでは信長が十兵衛を斬捨てる、あるいは十兵衛がという可能性も十分に考えられる。



「其方はどちらに与する?」

「・・・そうならぬ事を祈る他ありませぬ」



大河姫

細川殿は。。頼りにならぬ。

藤孝はハッキリとした事を言わない。




前久もまたそれ以上藤孝を問い詰めなかった。



「へー、明智様がそんな酷い仕打ちを?」



前久から安土での一件を聞いた伊呂波太夫は興味深げである。



「明智はよく我慢をしている」

「いつ信長殿に叛いてもおかしくないという話じゃ」



「叛けば良いのですよ」



前久は太夫の言葉にやや呆れ気味である。



「気楽におっしゃいますがね」

「信長に背いて生き残った者はいないのですよ」



「そんな事を言っていたら何も変わりませんよ?」

「明智様に背いて欲しい」

「明智様に五万貫全てを賭けても良い」



伊呂波太夫は信長の世の終わり願っているようである。



大河姫

信長と十兵衛の関係は二人しか分からぬのです。

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麒麟がくる最終回のあらすじ中巻「覚悟の果て」

京、明智亭


明智亭に藤孝、忠興、そしてたまがやってくる。




細川の領国は丹後国であるが、蹴鞠の会に参加するためにたまを独り残すのは可哀そうだと連れてきたのだ。




たまも久々に父十兵衛に会えて嬉しそうである。



「たまは、忠興殿に大事にされておるようじゃな」

「はい!葛籠に入れて持ち運びたいと言われております」



屈託なく答えるたまに忠興はやや赤面する。



「そのような事を言ったかな・・・」

「ははは!これでは戦になりませぬな!」

「儂は藤孝殿と話があるでな、忠興殿、また後程」



十兵衛と藤孝二人になる。



「此度の毛利責めには上様も直々に出陣されます」

「我ら丹波勢は上様の御下知あり次第出陣致す」



近々に迫った出陣の日取りの確認。




藤孝は今回は領国の丹後に残り嫡男忠興を大将に出陣をさせる予定と話す。




ここで藤孝が核心に迫る発言をする。



「此度の戦で鞆にいる公方様と幕府の残党を一掃したいとのご意向があるとか」

「御下知はございましたか?」



大河姫

藤孝、流石に声が少しうわずったね。

「御下知はあったがお断りした」

「まず、毛利を倒す、公方様の事はその後に考えれば良い」



「上様はそれで御納得なさいましたか?」



「再び説得し、御納得頂く」



「上手くいきましょうや?上様はあの御気性」



「以前、藤孝殿は上様をお停めする折は私も声を揃え申し上げる覚悟があると」

「今でもその覚悟がおありか?」



「覚悟とは?どれ程の覚悟にございましょう?」



「覚悟には果てはありませぬ」



大河姫

覚悟には果てはない


そう。


「どれ程の覚悟?」


などと、問う時点で話にならぬのじゃ。

重苦しい沈黙。




藤孝は明智亭を後にするとすぐ、



「急ぎ備中の羽柴秀吉殿に使いを出せ」

「何もない事を願うが、あるやもしれぬと伝えよ」



大河姫

コイツ・・・。

と家臣に命じる。




その様子を旅姿の菊丸が近くで聞き耳を立てていた。




藤孝が帰った後、十兵衛は思い悩んでいた。



「信長はどうか?」


「信長が道を誤らぬようしかと見届けよ」



帝の言葉を思い出していた。




その時、歌声が聞こえる。



思ひ出すとは♪


忘るるか♪


思ひ出さずや♪


忘れねば♪


たまはまだ明智亭に残り十兵衛の為に薬草を調合していたのだ。




十兵衛に気付き手を止める。



「良い唄だな」



この唄は戦から戻った忠興がよく唄うのだという。



「忠興様は戦で儂がいない間は儂の事など忘れているのであろうと言います」

「いいえ、思い出していると言うとこの唄をわざと唄うのです(笑)」

「思い出すというのは忘れている時があるからだ」



「成程の・・・忠興殿は面白いお方だな」



「良いお方です」



「そういうお方が戦に出なくても良い世を創らねば」



大河姫

忠興は「戦好き」だけどな。

たまは細川家に嫁いで自身にも変化があったことを話す。




嫁ぐ前はもし、父十兵衛が戦で亡くなれば自身も後を追うつもりであったという。しかし、忠興に嫁いでからは変わった。忠興と共に生き、共に死ぬのだと。



大河姫

共に、、、最後まで生きれないけどな。。

「命が二つあれば良いのに(笑)」



「命は一つで良い」

「其方は忠興殿と長く生きよ」

「その為に儂は戦ってみせる」



「父上も、長く生きて下さい」



大河姫

たまちゃん「何か」を感じたね。熙子が生きてたらなんと言ったかな・・・。

内裏


「織田と明智がさほどの仲になっていようとは・・・」



近衛前久は織田と明智の間のすきま風、いや「溝」を報告する。



「双方が御上に力をお借りしたいと申し出た際」

「どちらをお選びなされるか御意を承りたく・・・」



帝はかつて、庭先に留まった鳥を思い出す。



「川を渡り、花を見、川を渡り己の行くべきところへ行く者」

「ただ、ただ見守るだけぞ・・・見守るだけぞ」



大河姫

織田でも明智でもない。勝った者に付く。

愛宕山


天正10年(1582年)5月、十兵衛は本拠地の丹波に入った。




愛宕山で一人、安土城での信長との話を思い出していた。



「心優しきお方!人の心が分かるお方と!」


「しかし、殿は変わられた!戦の度に変わっていかれた!」



「信長様に毒を盛る」


「今の信長様を育てたのは父であり、十兵衛じゃ」


「その信長様が独り歩きを始め、思わぬ仕儀となった」



「・・・儂を変えたのは・・・戦・・・か?」


「違う!」


「乱れた世を変え、大きな国を創れと背中を推したのは誰じゃ!?」


「其方であろう?其方が儂を変えたのじゃ!」



月まで届く樹を切る夢。




十兵衛の覚悟は決まった。



亀山城


出陣の日。




腹心の左馬介、伝吾、そして斎藤利三の三人が顔を揃える。



「愛宕権現は戦の神」

「目出度きお告げがございましたか?」



「あった!」



「毛利を討破り殿の武名が轟き渡るお告げでは?」



「・・・昨日まではそうであったがお告げが変わった」



三人の表情に緊張が走る。



「我らは備中へ行かぬ」

「京へ向かう」



「京の何処へ?」



「本能寺」

「我が敵は本能寺にある」

「その名は織田信長と申す」

「信長様を討ち、心ある者と同心し世を平らかにする」

「それが我が役目と思い至った」



十兵衛は太刀を抜き、三人の前に置く。



「儂が誤っておるなら今すぐ首を刎ねよ」



三人はこうなることを分かっていたようである。



「殿!皆思うところは同じでございまするぞ」



三人は十兵衛の宣言に同意する。




その日の夜。








「・・・家康殿の使いか?」


十兵衛の前にはいつのまにか菊丸が座っていた。



大河姫

今更だけど・・・イキナリ現れるのは右馬介へのオマージュ?

家康は未だに堺にいるが、菊丸は家康の側付きの任務を解かれ、これからは人知れず十兵衛を警護するようにと命じられていた。




十兵衛はそれを聞くと尋ねる。



「儂がこれから何処へ向かうか存じておるか?」

「・・・おおよそは」

「そうか」



大河姫

菊丸、お前細川怪しいって教えろよ。。

十兵衛は戦の覚悟を話す。



「この戦は所詮己一人の戦と思っている」



この戦いに勝った後は二百年、三百年と続く太平の世が来て欲しい、そして、その時は家康の力も借りたいのだと。



「もし、儂が敗れる事あれば・・・」

「家康殿には後を頼みたい」



大河姫

負けたら後を(天下を)頼む。。あ、あの。。我が殿家康様には荷が重すぎまする。。

十兵衛は菊丸に家康に早く三河へと帰るように知らせるように頼み、新しい世になった暁にはまた会おうと話す。




6月1日夜。




光秀の軍勢は亀山城を出発した。

麒麟がくる最終回のあらすじ下巻「本能寺の変」

本能寺


信長は少数の配下を伴い上洛。




京、本能寺に入る。




信長は都の商人たちと暫しの休暇を楽しむ。



「宗室、其方ならどう打つ?」






「そこに当てまする」



信長は楽し気に笑う。



「その手ではつまらぬ(笑)」



備中秀吉本陣


秀吉の元には細川藤孝からの書状が届いていた。




情報通であることには自信のあった流石の秀吉も驚く。



「細川藤孝殿からの伝言じゃ」



軍師の黒田官兵衛に書状を回覧する。



「明智様が信長様に刃向かうおそれがあるという」



官兵衛は無表情で書状に目を落としている。



「明智様が上様を・・・やれば、面白い・・・!」

「官兵衛!」



「は」



「これは毛利など相手にしている場合ではないの?」



「は」



「明智様が天下をぐるりと回してくれるわい」



大河姫

既に、往年の秀吉感。全く動揺無し!そして、官兵衛台詞少な!

秀吉は突然降って湧くかもしれない僥倖に野心を隠そうとしなかった。




天正10年(1582年)6月2日、払暁。








光秀の軍勢が本能寺を取り囲んだ。



大河姫

始まってしまた。

馬上の十兵衛は軍配を掲げる。






「かかれー!」




おおー!



門はすぐに破壊され、桔梗の旗印が一斉に本能寺へ突入する。



本能寺


信長は表の喧噪で目が覚める。



「上様!軍勢が本能寺を取り囲んでおります」



森蘭丸の言葉にもさして表情を変えず、まずは二人縁側へ出る。



「水色桔梗の紋にございます!」

「桔梗・・・十兵衛か?」



信長は少し驚いた表情を見せる。その時、明智勢から放たれた矢が信長の肩に刺さる。



「う・・・」



「上様!奥へ!!」



小姓たちに守られながら奥へと逃れる。



「十兵衛か・・・(笑)」

「はーははははは!」

「で、あれば是非もなし」



信長は肩口の矢を折る。



「蘭丸!」

「は!」



信長は長槍を取り、境内へ突入してきた明智勢を斬り伏せる。




本能寺にいる警護の者は数十名と万を数える明智勢と比べれば圧倒歴に劣勢ではあったが、森蘭丸をはじめ、いずれも一騎当千の若武者ばかりである。




信長は明智勢を一度押し返し、縁側に矢を運ばせるそこから次々と明智勢を射落とす。



大河姫

親父(信秀)を思い出すな・・・

敵が迫ると再び長槍を振り回し明智の兵を圧倒する。




しかし。




バキ



ついに長槍も折れる。




太刀で応戦するが、いよいよここが最期と悟る。




蘭丸に守られながら再び奥へと退く。




信長の表情は何処か満足気、いや嬉しささえにじみ出ているように見える。



「儂の首は誰にも渡さぬ!火をかけ儂を焼き尽くせ」

「は!」








「奥の院で火の手が・・・」



表の十兵衛からも煙が見えた。




「今川を倒しその後は何をなさいます?」


「美濃を獲って帰蝶を喜ばせてやる」


「その後は?」


「・・・(笑)」




十兵衛は思い出していた。




「大きな国です」


「大きな国か?」


「これくらいか?」


「はい(笑)」


「ははは!」


「ははははは!」








信長との日々を。




本能寺は焼け落ちる。



「もう、よかろう・・・」



大河姫

もう。。十兵衛はHPもMPも使い切ったよね。。

信長の遺骸はみつからなかった。




十兵衛は悲しげな、しかし穏やかな表情で信長が最期を迎えたであろう奥の院焼け跡を見下ろしていた。




十兵衛が焼け落ちた本能寺を後にしようと馬上の人となったとき、声をかける者があった。



「十兵衛様!」



伊呂波太夫である。



「帝もきっとお喜びでしょう!」



大河姫

帝が喜んだのは認める。喜んだだけ。喜んで、何もしなかった。

十兵衛は初めて少し笑う。



「麒麟はこの明智十兵衛光秀が必ず呼んで参るとお伝え下され!」



この日、明智十兵衛光秀は天下を獲った。




しかし。







細川藤孝






筒井順慶



十兵衛に与するかと思われた有力な大名は沈黙する。




そして。








その僅か11日後。




驚異的な早さで備中から舞い戻った羽柴秀吉は山崎の戦で明智光秀を破る。

麒麟がくる最終回のあらすじ終章「麒麟」

内裏


時は移ろい天正13年(1585年)。



「まーさーかー、関白におなりとは・・・」



望月東庵は未だ存命である。



大河姫

あのー、、、。東庵先生、妖怪ですか??

内裏で帝を相手に双六を楽しんでいる。




秀吉は近衛前久の猶子となり関白に就任しようとしていた。






「何!?小早川と茶を飲むのか!?」



駒は久しぶりに義昭の元を訪ねていた。




方仁丸を扱う縁で秀吉の覚えも目出度い小早川隆景との茶会に駒も参加すると聞いて呆れ気味である。



「あやつは最初に毛利を裏切った男ぞ?そんなヤツと茶を飲みなど信じられん(苦笑)」



大河姫

で、義昭よ、お前は何をした?

既に秀吉の権勢は往時の信長すら超えるほど高まっている。戦は減りつつあった。



「そう言えば十兵衛の事じゃが・・・」



二人が顔を揃えればやはり十兵衛の話となる。



「丹波の山奥でその姿を見た者がおるとか?」



その噂なら駒も聞いたことがある。




何処かでまだ・・・十兵衛の最期を見届けた者はいないのだから。




駒が義昭亭を後にして京の町を歩いていると・・・。



「!?十兵衛様・・・?」



十兵衛の姿によく似た黒い着物の武士が一人茶屋で茶を飲んでいた。



「十兵衛様!!!」



武士は茶を飲み終わり歩き出す。



「十兵衛・・・」



駒は足を止める。




確かにその姿を見た気がする。




しかし、その武士が入った角を曲がると行き止まりであった。




駒は何故か嬉しそうな表情を浮かべ壁を眺めている。




麒麟がくる最終回の感想「本能寺の変」

麒麟がくる最終回の感想「本能寺の変」。




終わってしまいました。




概ね「終わり方」も好意的に解釈されていましたね。




本能寺の変が最後、つまり「山崎の戦い」が描かれないと知った時、実は少々ガッカリしたのですが・・・。






演出でココまで変わるんですね。




最終回を見て「山崎の戦」は描かなくて良かったと思います。




そして、最後十兵衛の姿が・・・!




これは生存説!なんてTwitterは盛り上がっておりましたね。




この辺りの「絶妙なさじ加減」は脱帽です。決して「生存説」を描いたワケではなかったとは思いますが。




では、麒麟がくる最終回の感想をはじめます!

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麒麟がくるの感想最終回「二人で始めた物語」




先週、十兵衛を饗応役から外そうとした理由を呟いたのですけど・・・。




やはりでしたね。




十兵衛の気持ちは離れて行っていたのですが、信長の十兵衛への想いは一切変わっていなかった




細川藤孝や近衛前久は十兵衛と信長の間に「すきま風が吹いている」と分析しておりましたが、それは当たっているようで当たっていない。




信長が十兵衛に辛く当たっているように見えるのは、




「十兵衛が好きすぎるから」



なのですよね。




ただ、十兵衛は安土城で信長と話すまで「饗応で激昂した」その理由が分からなかった。




信長に激昂された十兵衛は戸惑ったはずだし、まさか「家康が気に喰わないから」だとは思ってもみなかった。




信長の自分への「愛憎の深さ」が分からなかった。




因みに、将軍を殺せというもの同じ文脈。




これは皮肉な話ですよね。



「伝吾、我らが戦っているのは足利将軍じゃ」



十兵衛は再び足利将軍を政権内に取り込もうと考え一方で信長はその息の根を止めると考える。




二人は意見の一致をみるけど、そのアウトプットは正反対というね。




信長は「自分以外」を見る十兵衛が許せないのです。




信長の性格を知っている十兵衛はココで覚悟の諫言。




「私に将軍は討てませぬ!」


「殿は多くの間違いを冒しております!」



「乱れた世を変え、大きな国を創れと背中を推したのは誰じゃ!?」


「其方であろう?其方が儂を変えたのじゃ!」



ここが決定的だったかな。




十兵衛は不眠症です。




いつも、月まで届く樹を切る夢を見る。




でも、不眠症は十兵衛だけの悩みでは無かった。




誰が登れと?




信長は何故月に?




信長もまた眠れぬ日々を送っていた。




帰蝶は既に信長を恐れ「見限って」いますが、十兵衛は違ったんですよね。




信長を諦めていない。




自分だけは信長を諦めてはならぬのだと。


「では帰蝶様はその道三様をどうお考えになりますか?」


先週のこの言葉は十兵衛の決意表明。




しかし。




この日、覚悟を決めたのです。




それは信長が「天下の乱れの元」になってしまう、製造責任を取るためではないのです。




信長様を楽にして差し上げねばならない。




だからこそ菊丸に、



「この戦は所詮己一人の戦と思っている」



と伝えたのでしょうね。

麒麟がくるの感想最終回「確かめたい」

信長と十兵衛は安土城で徹底的にぶつかりました。




十兵衛と信長はお互いをよく理解している。




いや、訂正。




信長の方が十兵衛をよりよく理解していると言えるかな。




十兵衛はどこまで行っても
十兵衛



やりたくない事は絶対にやらない。




ああ、それで一向にかまわぬ。




十兵衛がやらなければ信長が自身が手を下すまで。




信長もまた
どこまで行っても信長



お互い譲らないのであれば?



それでも信長は僅かな供廻りのみで本能寺に宿泊。




信長は非常に賢い男です。その信長が今の自分自身の状況、そして十兵衛の状況を理解していないワケがない。



「儂を殺れるか?」



信長は「十兵衛を試した」のです。




しかし、自信、つまり十兵衛が最終的には自分に付いてくるという自信もあったと思います。そして、もし、そうならない時は。



「で、あれば、是非もない」



寧ろ清々しい気持ちであった。




信長からしても二人で始めた物語なのです。



十兵衛がその物語に不満ならば「十兵衛自身」が引き継いげば良い。引き継ぐべき。




それで一向に構わない。




信長もこれで「眠れぬ夜」から解放されるのですから。

麒麟がくるの感想最終回「燃え尽きる」

なんでもそうです。




進撃戦よりも撤退戦の方がエネルギーを使う。




会社を創るより潰す方がエネルギーを使う。




十兵衛は「二百年、三百年続く太平の世」を夢見てはいたものの具体的な策は何もなかった。信長を殺害した時、いや、殺害を悩み決意を固めた時には既に燃え尽きていたのだと思います。




燃え尽きる事も想定していたかな。



「覚悟の果て」



の話を藤孝にした時。




もし、先々の天下についての構想があるのであれば、



「明らかに挙動不審」



である藤孝を放置は出来ないはず。




しかし、何もしなかった。




いや、寧ろこれで安心して戦えるという解釈も可能ですね。




万が一、討ち漏らしたとしてもたま細川家で生き残ることができる。岸ちゃんはそうはいきませんが・・・。




そして、本能寺。




奥の書院の焼け跡、信長が最期を迎えたであろう場所を見つめる十兵衛にはもはや生気は感じられない。




信長様をようやく楽にして
差し上げた




十兵衛自身も楽になった。



「これでやっと終わった」




もう「終わった」のです。



この十兵衛に山崎の戦は消化試合




描く必要は無いのです。




では、最後の言葉は?



「麒麟はこの明智十兵衛光秀が必ず呼んで参るとお伝え下され!」



麒麟がくる


という題名の妙。


麒麟になる


ではなく、


麒麟がくる


十兵衛は家康の存在に「麒麟の足音」を感じていたのではないでしょうか。

麒麟がくるの感想最終回「その後」

Twitter上では、




「十兵衛生存説」




が盛り上がっていましたね。




駒と義昭が久々にいちゃついている時に出た、



「十兵衛を丹波の山奥で見た」



という都市伝説。




その後、十兵衛らしき武士をみかけますが、結局見失ってしまう。




皆、表立って大きな声では言えないのですが、十兵衛に感謝しているのです。




あのまま信長が暴走していたらと考えると・・・。




その後、哀れな末路を辿ったという明智十兵衛光秀。




でも、皆信じたいのです。




その後、生き残り幸せな人生を送ったと。




民のそんな声にならない「願い」が十兵衛生存の噂を産み、そして駒には幻を見せるのです。




明智十兵衛光秀は皆の心の中に生きる。




まあ、、、、ありきたりの解釈ではありますが、ありきたりとは即ち王道、であれば王道大河に相応しい解釈ではないでしょうか。



大河姫

我ながら上手いこと言ったとご満悦w

以上、麒麟がくるの最終回の感想でございます。

大河姫

この物語は此処までに致しとうございます。

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