麒麟がくるのあらすじと感想第27話「宗久の約束」。堺の顔役今井宗久殿ご登場。三好を見限り織田へ乗り換えるとは機を見るに敏ですね。信長が上洛してしまいました。わが武田家としては、京から引きずり戻すつもりでおりますのでお覚悟を・・・!麒麟がくるのあらすじと感想第27話です

麒麟がくるのあらすじ第27話「宗久の約束」

美濃立政寺


信長は立政寺で義昭一行を出迎える。



大河姫

はじまた。そう言えば、

稲葉山城→岐阜城

の、天下布武イベントスルーだったね。

義昭は勿論まだ「将軍」ではないが、信長は既に自分自身の中では「将軍」であると挨拶を述べ、義昭を「公方様」と呼ぶ。




また此度の上洛戦に向けて、多額の銭、貢物を準備していた。義昭はその豪勢さに驚き、用意された黄金を見てあっけに取られている。



「いくら位あるのじゃ・・・」

「はい、一千貫ほどございます」



大河姫

金持ちwいいな。。金満で。。

信長は誇らしげに献上品の見事な太刀や鎧兜を紹介するが・・・。



「コチラの太刀は名工・・・?」

「・・・これだけの銭があれば一月民を救う事が・・・」

「・・・(は?)」



義昭は戦、武具には興味を示さない。信長は複雑な表情で「神輿」義昭を見ている。

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麒麟がくるのあらすじ第27話上巻「都へ」

「其方から聞いてはいたので驚きはせぬが・・・」



信長は事前に義昭の性格を知らされており、先程の義昭の反応も予想はしていたが、実際目の当たりすると心配であると言う。



「あの銭は貧しい者に施す為に用意したのではない」



十兵衛は改めて義昭は幼少期に仏門に入っており、戦とは無縁の人生であったこと、その義昭が、



「将軍となる」



と、決意したことだけでも並大抵の事ではないと話す。



大河姫

甘いね十兵衛ちゃん。武士でもない大塔宮護良親王は戦になると髪を伸ばし太刀をふるい、平和になると髪を下ろして念仏唱え、、、なかったな。。w

そして。



「如何なさいますか?」



大河姫

この辺り、十兵衛は流石。必ず相手に「選択」させる。

不安気に見える信長に十兵衛は再び問いかける。



「・・・全て、その方の言う通りにしよう」



信長の決意は揺るがなかった。




早速、二人で上洛の下準備の打合せとなる。信長は十兵衛に都へ潜入し、



「三好勢の兵数」

「朝廷の意向」



を探って欲しいと依頼する。



大河姫

木曽路から我が武田に刺されるかもよ。。分かってる?

既に将軍には三好一族が擁立した義栄が就任している。朝廷は義昭に乗り換えるつもりがあるのか?




また、上洛戦で戦う事になる三好勢の数はやはり気になるところである。




信長は上洛にあたっては妹の市が嫁いだ浅井長政の協力も取り付けてあると話す。上洛戦最初の障壁となる六角との戦いにも心強い味方である。さらに、既に都には木下藤吉郎を潜り込ませてあるとも告げる。



「木下藤吉郎・・・?」



「猿顔のおしゃべりじゃ」

「藤吉郎と協力し、都の情勢を探ってくれ」



十兵衛は早速山伏風の姿に変装し都へと向かう。



大河姫

山伏風・・・日野俊基オマージュ?



十兵衛は都に入る。




都は3年ぶりであるが、あちらこちらに三好勢と思われる兵が動きまわっており、まさに開戦前夜の雰囲気である。



「尾張の織田信長が十万の大軍で攻め上ってくる」



既に、信長上洛の噂は都中に知れ渡っているようだ。




十兵衛は早速「魚売り」に化けている藤吉郎を見つけ出す。




藤吉郎は十兵衛の登場に驚くが、自身の隠れ家へと案内してくれる。



「まさか、明智様がいらっしゃるとはww」

「そのような恰好では都では目立ちまする!」



「そうですか、私も何分都は三年振りで勝手がわかりませぬ」



藤吉郎は自分に万事任せて頂ければ大丈夫と笑う。信長の言う通り、藤吉郎は良くしゃべる。




既に都中で噂される「織田が十万の大軍で攻め上る」という話は自分が仕掛けたものだと誇らしげに話す。



大河姫

織田が十万。
まあ、十万は確かに大軍だが、三好家最大の戦い


「教興寺の戦い」


では畠山相手に6万近い兵を動員しとります。

「既に、三好勢は浮足立っておりますw」



大河姫

三好が逃げる。。無念。。義賢、冬康、一存。。皆、逝ってしまったから。。

信長が上洛する頃には三好は都を逃げ出しているだろうと自信ありげである。




また、如何に信長が優れた主君であるかを熱っぽく語る。一方で、とんでもない無理を命じる主君であるとも語るが、過去藤吉郎自身が命じられた無理難題を寧ろ楽し気に話し続ける。




いずれにしても、藤吉郎は信長心酔しているのは間違いない。そして、非常に冴えている。



大河姫

こえ-な。。。。マジ怖い。。既に恐ろしいコト考えてそうだな。。

十兵衛は早速信長に命じられていた件を伝え、まず、朝廷の意向を確かめるべく、望月東庵の屋敷へと向かう。公家衆とも関係が深い伊呂波太夫を通して、朝廷の意向を探ろうと考えていた。




十兵衛は東庵邸で東庵、そして駒と再会する。




駒は以前より随分と逞しくなっている。




そして、驚くことに藤吉郎も駒を見知っていた。




かつて、藤吉郎は駿河で駒から文字を習っていた。



「駒殿のお陰で今は織田様の元で武士になりました!!」



大声で感謝の気持ちを伝えるのだが・・・。



「しー!!お静かに!」



東庵が戸惑い気味に藤吉郎を窘める。




もし、三好家の者に「織田の手の者」と知れれば命はない。しかも、間の悪いことに今東庵の屋敷で治療を受けているのは三好配下の侍なのだ。




藤吉郎は一人、東庵の屋敷を出て姿をくらますのであった。

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麒麟がくるのあらすじ第27話中巻「今井宗久」

十兵衛は駒に自分が何故都へやってきたのかを説明する。



「伊呂波太夫を探している」



上洛にあたり、朝廷の意向や三好の兵力を探っていることも話す。駒は十兵衛が再び都で戦をしようとしていることに驚き悲しむ。



「昔の十兵衛様ならそのような事をなさらなかった」



十兵衛は駒の言い分も分からぬではないが・・・。駒の剣幕に複雑な表情を浮かべる。




ただ、伊呂波太夫の元へ案内することには同意をしてくれた。




再会した伊呂波太夫は十兵衛の意図も察している様子である。




また、信長が強いのは分かってはいるが・・・。



「三好様は御強いですよ?」



三好家の強さの源泉の一つが堺の会合衆であるとも話す。鉄砲に玉薬、槍刀、戦となれば堺の協力で大量に揃えることが出来る。




特に、会合衆で大きな力を持つ今井宗久が三好家とは懇意にしていると言う。



「今井宗久・・・?(どこかで聞いた)」



この名前に駒が反応する。



「以前、薬を商いたいというお話があったのですが、断りました」



宗久は駒の丸薬に興味を持ち、度々寺社を訪れているという。




十兵衛は駒の案内で今度は堺の実力者今井宗久と接触することにする。



「明智様の事はよく存じております」



信長の妻帰蝶は堺にとっても良い客であり、いつも大量の鉄砲や玉薬を買っているという。その帰蝶が頼りとしているのが従弟の明智十兵衛であると聞いていたのだ。




駒は自身の丸薬を卸す代わりに、十兵衛と会って欲しいと頼む。宗久はあっさりと承諾する。




宗久は二人に自身の見立てを話す。



「此度の戦、織田殿が有利と見ております」



三好が担いだ義栄の評判が良くないのもあるがその義栄の病が重いという噂もある。



大河姫

義栄、無言(セリフなし)でご退場なのかしら・・・。

十兵衛としては、会合衆に三好への肩入れを止めて欲しいのだが、宗久は三好家が堺で認めている自治を信長も保証をするのであれば、三好とは手を切ってもよいとも考えていると話す。




堺の利益の源泉は異国との商いにある。



「宋船が一隻入港すると一万貫の儲けが出る」



大河姫

一万貫か。。すご。

三好家は堺の商取引の自由を保障し庇護を与えていたが・・・。



「商人としては、貸したカネが返ってこないのは困る」



もし、三好が織田に敗れるようなら大損である。




しかし。



「この都が灰になるようなことがあっては困ります」

「鎧兜を付けずに上洛をされる事お約束頂ければ三好とは手を切りましょう」

「駒殿もこれでよろしいか?」



大河姫

「いや、わしが、堺が付く方が勝つのだよ」って思ってそう。

駒は宗久もまた、都の安寧を願っていることを知る。




十兵衛は宗久に出された茶を飲み干す。



「お約束致しましょう」

麒麟がくるのあらすじ第27話下巻「上洛」

岐阜城


「鎧兜を身に着けず上洛じゃと!?」

「そんなものは三好の罠に相違ない!!」



十兵衛は美濃へ戻ると、早速今井宗久との約束に関して織田家評定で報告する。




堺と三好の関係が切れれば三好は戦う事が出来ないはずであり、また、鎧兜を身に付けない上洛は戦に憂いている都人にも歓迎されると熱弁を振るうが、佐久間信盛、柴田勝家といった重臣、さらについこの間織田に仕え始めた稲葉良通も十兵衛の案を一蹴する。



大河姫

十兵衛、弁舌爽やかやな。

「明智殿は朝廷の意向を探るために都へ行かれたはず!」

「戦のやり方まで指図されるいわれはない!」



「静まれ!!!」



信長の声で一同は水を打ったように静まる。



「この件、我らだけでは決められまい?」

「公方様のご意向もお聞きせねばな」



此度上洛するのは「義昭」である。




信長は十兵衛と共に義昭に謁見し、その意向を尋ねる。



「おお!それは良い!三淵!如何じゃ?」

「はい、まさしく公方様の上洛に相応しいかと」



元々戦嫌いの義昭は「鎧兜を見に着けない上洛」に大賛成である。信長もまた、その意向を受け容れる。




宗久の約束が真であれば、三好に近江六角を支援する余力はないはずである。六角との戦でまずは様子を見るのだ。




義昭の元を辞去すると、信長は十兵衛に語り掛ける。



「其方の言う事はよく分かる」

「大事なのは上洛をした後であると言うことであろう?」



「その通りにございます」



「儂は柴田達の申す通り反対じゃが」

「このこと、其方の胸に留めおけ」

「ところで十兵衛、一つ確かめておきたい事がある」



「・・・?」



「其方は儂の家来か?それとも将軍家に仕えておるのか?」

「今この場で答えよ」



「私の気持ちは決まっております」

「将軍のお側に」



「・・・残念だが承知した・・・以降そのように扱う」



信長はいたく失望した表情で了承する。




織田勢は近江六角を攻める。




観音寺城の戦いで見事に快勝をおさめる。




そして。




信長は宗久との約束の通り鎧兜を身に着けることなく、見事に上洛を果たす。




都に足利将軍家が再び帰還したのである。




以上、麒麟がくるのあらすじ第27話「宗久の約束」でございます。

麒麟が来るの感想第27話「宗久の約束」

麒麟がくるの感想第27話「宗久の約束」。・・・信長殿が上洛してしまいました。




少々思うところ、ございます。






個人的な事情はさておき。




十兵衛は相変わらず態度はあからさまで空気読まないですね。信長をあっさりソデにしてしまいました。




あと、駒の事はもう「ウザい」と思ってそうですね・・・w

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麒麟がくるの感想第27話「三好と会合衆」

三好長慶が都の実力者として描かれていたことや、十四代将軍足利義栄のご登場は嬉しかったんですけどね。




ただ、如何せん描かれ方が薄すぎたかなぁ・・・。




今回、堺の実力者今井宗久が登場。




長慶亡き後、精彩を欠く三好一党と足利義栄から織田家と義昭に鞍替えをするのですが、その流れが駒ちゃんのご活躍パートみたくなっているのがちょっと物足りない。。




いや、駒ちゃんが「戦は嫌い!」「都で戦するな!」って駄々を捏ねるのが良くないと言っているのではないのです。




堺を抑え、松永久秀をはじめ綺羅星の如く将星を従え、数万の大軍を動員し日本屈指の鉄砲隊を組織し、今は亡き将軍足利義輝を圧倒する三好家が、長慶の死後、統制を欠き、病弱な将軍を擁立し、朝廷の支持も失いついには宗久にも見限られる。




諸行無常


盛者必衰



まさに、歴史大河に相応しいテーマの一つじゃないですか?




いや、三好家がフューチャーされた時に期待しちゃったんですけどね。過度な期待は禁物だったw




三好家は一応「強い(伊呂波太夫さん談)」という扱いであったのは幸いですが、義栄様はじめ、三好方の台詞が(多分)一言もないのはあまりに扱いが寂しいではございませんか・・・?

麒麟がくるの感想第27話「宗久、六角、道誉、陣内」

今井宗久役の陣内孝則が本格的にご登場。




さて、見事な長回しの台詞でしたね。




出演は軍師官兵衛の宇喜多直家以来。




ちなみに、今井宗久は近江佐々木源氏の末裔と言われているんですよね。




佐々木源氏と言えば丁度再放送中の太平記では佐々木道誉役を陣内孝則が好演しております。




そして、その佐々木源氏の後裔が近江六角。




今回、三好と手切れ、結果的に六角氏は信長に敗北しておりましたね。




いや、何かと因縁のある配役とお話でございましたw




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第27話「宗久の約束」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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