いだてんのあらすじ第41話です。東京オリンピックの招致には成功した。しかし、幻の東京大会ではここから先がイケなかった。同じ轍は踏まない。田畑は「俺のオリンピック」成功に向けて辣腕を奮う。大河ドラマいだてんのあらすじ第41話

いだてんのあらすじ第41話上巻~組織委員会発足~

5年後の東京オリンピックに向けて組織委員会が発足する。前回の反省を活かし、体協の会長である津島寿一が組織委員会会長、実務を仕切る事務総長には田畑が就任する。もっとも、自薦他薦オリンピックに一枚かもうとする政治家が殺到し、組織委員会の数は当初予定の倍になる。そして、組織委員会顧問には自民党幹事長川島正次郎が就任した。

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白骨街道から生還した男

田畑はオリンピックメイン会場となる国立競技場周辺の模型を作り、



「俺のオリンピック」



と呼んで憚らなかった。
事務局の岩田幸彰や30年苦楽を共にしてきた松沢一鶴を率いて辣腕を振るう。




田畑は事務総長だけでは飽き足らず「選手強化対策本部長」も兼任。そこで、女子バレーボールがもし「正式種目」となればメダルが期待できるという話を耳にする。




バレーボールは競技人口も増えており、いずれは正式種目に加えられる可能性が高い。ならば、東京オリンピックで正式種目として金メダルを獲得するれば日本も大いに盛り上がる。




興味を持った田畑は早速大阪にある日紡貝塚バレーボールチームの視察に赴く。




そこで「鬼の大松」こと大松博文の苛烈な指導を目の当たりにする。




まだ、嫁い入り前の二十代の選手達の顔にボールを投げつけ罵声を浴びせる。それでも選手達は必死に食らいついていた。




大松は先の大戦で最も「無謀な戦い」とも評される「インパール作戦」に従軍していた。日本軍が撤退した道々は「白骨街道」と言われる程に凄惨極まる戦場でもあった。




田畑は大松のあまりに「軍隊的」な指導に苦言を呈する。




しかし、大松に言わせれば、現在はそんな甘い事を言っていられないのだ。



「国際大会に出る為9人制から6人制切替の難しい時期なんですわ」



国際標準は6人制だが、日本は9人制バレーボールだった。




身体が欧米人と比較して相対的に小さく手足も短い日本人が勝つためには6人制バレーを一刻も早くモノにしなければならない。




田畑は大松の言う事にも理はあると感じる。また、門外漢の自分が何を言っても聞き入れないだろうとも。




そこで、嘉納治五郎の弟子たちが指導をする柔道場へ大松を連れて行く。



「礼に始まり礼に終わる。誰も君のように怒鳴ってなどいないよ」



罵声・怒声が飛び交う大松の指導方法との違いを感じて欲しかったのだが・・・。



「なるほど・・・!!!」



大松は指導方法には興味を示さなかったが、柔道の受け身を見て何か閃いたようだ。

代々木か朝霞か

田畑は選手村の場所に頭を悩ませていた。各国のオリンピック選手や関係者を収容する選手村を建築出来るような広大な土地はそれ程多くはない。




候補地には進駐軍撤退後も残る7つの米軍キャンプ地のいずれかを当て込んでいた。アメリカも返還には異議を唱えているわけではなかったのだが、その候補地に朝霞の「キャンプ ドレイク」を提案してきていた。




組織委員会会長の津島は朝霞を視察した結果すっかり気に入ってしまい、選手村は「朝霞」としてしまう。




田畑は「代々木ワシントンハイツ」こそ選手村にふさわしいと考えていた。国立競技場から徒歩圏内であり緑も豊である。「キャンプ ドレイク」は緑は豊かもしれないが、余りにメイン会場から遠い。




なんとか「代々木ワシントンハイツ」への変更が出来ないか頭を悩ませる。

いだてんのあらすじ第41話中巻~ローマ大会~

東京オリンピックの記録映画は「羅生門(1950年)」以来世界的な映画監督となった「世界のクロサワ」こと黒澤明が監督する事に決まり、東京オリンピックシンボルマークは亀倉雄策に任される事になる。着々と準備は進んでいるが、世間の関心は今一つ、というか殆ど盛り上がっていなかった。

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嘉納治五郎、怒る

田畑は岩田を説得し「組織委員会専属」にすると、ローマ大会へ派遣する。徹底的にローマ大会を視察して活かせるものがないかを学んでもらうのだ。




また、同じくローマで開催されるIOC総会の準備も進める。議題の中心は「競技種目」である。東京オリンピックで新たに加わる種目は是非とも日本がメダルを獲得出来る競技にしたい。




田畑は組織委員会の職員たちを「俺のオリンピック」の前に集めると自身の考えを披露する。



「バレーボールにしよう」



鬼の大松の指導に面食らった田畑ではあったがバレーボールの実力が確かなのは間違いない。充分にメダルを獲得出来る可能性がある。




職員たちは意外な顔をする。




実はバレーボール以外でメダル獲得が高い確率で狙える種目があった。




柔道である。




しかし、田畑は日本発祥、嘉納治五郎が開始した「柔道」でメダルを獲得するのは当然であり、ならば海外発祥のバレーボールこそが新種目に相応しいと語るのだが・・・。



ガタン!!



田畑の言葉に反応したかのように嘉納治五郎の肖像が落ちたのだ。




田畑は前言を撤回し、東京オリンピックではまずは柔道を正式種目に推すことになり、無事正式種目となる。

ローマの休日

ローマオリンピックでは日本は金メダル4個、銀メダル7個、銅メダル7個の18個のメダルを獲得していた。メダル数で前回メルボルン大会より一つ少ない結果に終わっている。




東京大会に向けて躍進を期待したが、まだ道半ばという感じである。




男子体操の躍進が目立つ一方でかつてのお家芸と言われた水泳やレスリング、陸上が振るわなかった。




視察を終えて帰国した岩田はローマオリンピックの様子を報告する。




国際色豊な素晴らしい大会であり、選手村での食事も世界中の料理をビュッフェ形式で提供するスタイルで自国の料理は勿論、世界中の料理を楽しめる素晴らしいものだったと語る。




また、イタリアならではの要素もある。




このローマ大会の運営費は「トトカルチョ(サッカーくじ)」の収益で賄われており政府からの支援はないのだ。



「それ!いいね!!」



スポーツを楽しんでもらった収益でオリンピック費用を賄う。




おりしも、東京大会の記録映画を監督する「世界のクロサワ」は20億予算が必要と言っている。



「なんなら25億出そうじゃんね!」



田畑たちは「トトカルチョ」の話で大いに盛り上がる

いだてんのあらすじ第41話下巻~俺のオリンピック~

東京オリンピックへ向けての公開討論会が開かれる。普段は参加しない自薦他薦で組織委員会に名を連ねた政治家・役人も多数参加する。

対立

公開討論会で田畑はローマ大会での事例を引き合いに「トトカルチョ」の提案をする。しかし、事前に聞かされていなかった津島は激怒する。



「神聖なスポーツの祭典オリンピックの費用を博打の寺銭で稼ぐとは何事だ!」



組織委員会顧問の川島もそれに同調する。




田畑と川島は売り言葉に買い言葉で言い争いになる。



「画期的な事をやろとしてんの!こっちは!小役人風情が口を挟むんじゃないよ!」



討論会場は一気に殺気立つ。




田畑はぐっと堪え「トトカルチョ」案は引っ込めざる得なかった。




殺伐とした雰囲気の中選手村の話題に移る。




既にアメリカとも「朝霞」で返還交渉が進んでいたが、田畑はこれにも異議を唱える。



「やはり、代々木ワシントンハイツが良い」



津島はムッとしながら「朝霞ならカネもかからない」と反論するが、田畑は選手の事が何も分かっていないと呆れる。



「岩田!俺のオリンピックちょっと持ってきて」



田畑は「俺のオリンピック(模型)」で説明を試みようとするが、これを川島が咎める。



「貴様のオリンピックではない!国民のオリンピックだ!」

「ほー!?国民のオリンピックと申しましたね幹事長!」



国民のオリンピックなら国民一人一人が「俺のオリンピック」だと思えるように盛り上げてもらいたい。マスコミの取材が入る公開討論会のようなイベントだけ巧妙心で参加する「なんちゃって組織委員」は出ていけと切り返す。




田畑と川島は睨み合う。




かつて、幻となった東京オリンピックを彷彿させる光景だった。

秘策

1961年IOCアテネ総会で平沢がまた活躍する。




東京オリンピックでの男子バレーボール正式種目が決定する。田畑は大松にも「男子バレーボールの正式競技化」を伝えるが、大松からは「メダルが狙えるのは女子ですわ!」と釘をさされてしまう。田畑は来年の総会では女子もなんとかすると答えるのであった。




平沢のミュンヘン総会に続く活躍に田畑はかねてから抱えていた「選手村問題」を相談する。



「代々木ワシントンハイツの返還」



田畑は平沢に選手村の重要性とかつて参加したロサンゼルスオリンピックの経験を話す。



「選手の心に刻まれるのは選手村で過ごした時間」



さっきまで、死力を尽くして戦った文化も人種も主義主張も異なる選手達が選手村でお互いの健闘を称え合う。スタジアムの熱が冷めないうちでないとダメなのだ。




朝霞では遠すぎる。




平沢は暫し沈黙の後。



「考えがあります」



と応える。




以上、いだてんのあらすじ第41話でございます。

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