いだてんのあらすじ第42話です。オリンピックが近づいているにも関わらず世間の関心は低い。田畑は「聖火リレー」でオリンピックを盛り上げようと「聖火リレー走破隊」を結成させて実際に走らせる。また、懸案だった代々木ワシントンハイツ問題は平沢の働きで動き始めるが・・・。大河ドラマいだてんのあらすじ第42話

いだてんのあらすじ第42話上巻~秘策~

組織委員会は既に「朝霞」で動き始めてしまっているが、田畑はどうしても代々木ワシントンハイツを呆れめられない。田畑単独で「平沢の考え」を実行に移す事にする。

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東西冷戦と日米安保

平沢は激化する東西冷戦と安保条約にヒントがあると言う。




日本はサンフランシスコ講和条約で独立を回復したが、その後も「日米安保条約」により米軍は日本に駐留し続けていた。




これに日本国内では反発も強く、特に学生たちは所謂「安保闘争」を展開。1960年には時のアメリカ大統領アイゼンハワーの来日を事実上中止に追い込む盛り上がりを見せた。




アメリカとしてはソ連との対抗上これ以上日本の対米感情を悪化させる事は望んでいないはずである。



「そこで、朝霞より代々木なんですよ」



アメリカが東京オリンピックのために進んで代々木ワシントンハイツを返還すれば、日本の対米感情には間違いなくプラスの影響を与える。




平沢はアメリカ駐日大使ライシャワーに「代々木ワシントンハイツ返還」の意義と説く。ライシャワーからは検討の余地は十分にあるとの反応を得る事に成功する。

暗礁

平沢の工作が功を奏し、米軍は「代々木ワシントンハイツ」返還に前向きになる。もっとも「代々木ワシントンハイツ」には現在も米軍関係者とその家族が住んでいるのだ。




当然、その引っ越し先が必要になる。米軍はその返還にかかる代替え施設の費用などに60億円を要求してきていた。



「まーちゃん!頼むから勝手に動かないでよ!!」



東龍太郎は田畑に泣きを入れる。既に選手村は「朝霞」という事で予算も付いて政府・埼玉県を中心に施設や交通網の整備が始まっているのだ。




また、60億円という費用はとてもではないが、組織委員会の裁量でなんとななる金額ではない。政府の力を頼らざる得ない。

いだてんのあらすじ第42話中巻~前進~

津島のツテで時の内閣総理大臣池田勇人に直談判をする事になる。津島はかつて池田の秘書、、、いや池田はかつて津島の秘書をしていた。

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治五郎怒る

所得倍増計画を掲げ日本の景気拡大を牽引する池田勇人。田畑は「代々木ワシントンハイツ返還」を熱心に説くが池田は関心を示さなかった。



「方っておけば数年で代々木は更地になるんだろ?しかもタダで」

「朝霞で良いじゃないか」



田畑は池田説得が不調に終わると、その帰り岩田を連れてバー「ローズ」でクダを巻く。



「なんにも分かってないね!(怒)」



その様子に店主のマリーが岩田に尋ねる。



「オリンピックの予算は国が出すんじゃないの?」



岩田はスタジアムやプールのように後世に残るものに関してのみ東京都と国が折半するのだと話す。




田畑は「俺のオリンピック」の前でなんとか「代々木ワシントンハイツ」をモノに出来ないか頭を悩ませていると・・・。



「たーばーた!」

「!?」

「意外と早く来たな!オリンピック!流石儂が見込んだ男だ!」



なんと!嘉納治五郎の肖像が田畑に語りかけて来た。




嘉納治五郎の霊?は田畑の活躍をひとしきり褒めるが、1940年東京オリンピックが開催されなかった事を知ると激怒。



「命懸で持ってきたんだぞ!あれほど政治とスポーツは別だと・・・!」



田畑は嘉納治五郎と丁々発止の舌戦を繰り広げる中で話題がベルリンオリンピックで使われたテレビの話になる。



「あんなのほとんど映らなかったじゃないか」

「今はカラーテレビ!天然色で映る・・・(!)」



そうか。カラーテレビだ。



田畑は首相官邸を訪ねる。



「代々木ワシントンハイツの跡地に放送局を建築してはどうか?」



オリンピックを放送するなら放送局もメイン会場の近くにあった方が良い。鮮明な画像を全国に届ける事も出来る。



「そして、カラーテレビ」



田畑はこのオリンピックでカラーテレビが爆発的に売れる可能性を示唆する。カラーテレビは当時1台60万円程度と高額ではあるが・・・。



「白黒テレビは皇太子様ご成婚でバカ売れした」



オリンピックがカラーテレビへの買い替えのきっかけになれば、たった1万台売れれば売上は60億である。しかし、オリンピックが終わってからではそのタイミングを逸してしまう。



所得倍増計画を掲げる池田としては景気の拡大、つまりは消費拡大は至上命題である。




池田は選手村を代々木ワシントンハイツとする事を決断する。

準備

亀倉雄策のデザインした東京オリンピックのシンボルマークが出来上がる。その出来栄え田畑たちは大いに満足する。また、選手村の総料理長を担う事になる村上信夫は世界各国の料理を提供すべく試行錯誤を続けている。




選手村も見事「代々木ワシントンハイツ」に決まり東京オリンピックに向けて着々と準備は進んでいるが世間の関心は低いままだった。




何かオリンピックを盛り上げる試作はないかと頭を悩ませている田畑達の元に聖火リレー踏破隊が戻ってくる。




田畑はオリンピックの聖火リレーは実際にアテネからシルクロードを通り東京まで運ぼうと考えていた。まさに、「ユーラシア大陸横断」である。




その下見にタクシー運転手の村西をはじめ「聖火リレーは踏破隊」を実際に走らせたのだ。



「タクラマカン砂漠なんか松明持って走ったらミイラになりますよ」



実際、ジープとは言えユーラシア大陸を横断してきた村西の言葉には説得力がある。因みに、「タクラマカン」の意味は「帰れない場所」「死」を意味するそうだ。

いだてんのあらすじ第42話下巻~蠢動~

田畑ともやりあった自民党有力議員の川島正二郎はオリンピック組織委員会の顧問である。その川島正二郎が池田と面会していた。

川島の布石

「オリンピックは経済成長の起爆剤ですよ」



川島は政府を上げて東京オリンピック関りもっと利用するべきだと説いていた。日本の国際舞台での存在感を増すためにも政府の舵取りは必要ではないかとも提案する。




池田は基本的にはオリンピックに政治は不介入という原則を取って来たが、川島の提言を容れ、川島をオリンピック担当大臣に任命する。




組織委員会の大会議室でオリンピック担当大臣の就任会見を華々しく行った後、公開討論会でひと悶着あった田畑と川島の二人は事務総長室で話をする。



「しかし、田畑君、君も苦労するね」

「津島ではオリンピックはやり遂げられんだろうと評判だ」



川島は津島の能力に疑念を呈するような発言をする。その考えは田畑とは旧知の河野一郎はじめ政治家の多く、池田首相すら思っているという。そして、最後、



「カネを出したら口も出すのが政府だからね」


最後に意味深な発言を残す。

五りん

田畑と東龍太郎は川島の言葉に不安を覚える。東もまた、度々津島と田畑への不満を聞かされていたのだ。しかし、政治家諸氏はともかく首相の池田勇人もとなると・・・。東は津島の名誉が傷つかない形での勇退を考えるが、田畑の考えは異なった。



「いや、俺は津島さんを守るよ」



川島はじめ、いっちょかみの政治屋連中に良いようにされるのは我慢ならない。津島は仲間だ。




ふと、田畑テレビに目を移すと、オリンピック関連の小噺をしている噺家に目が留まる。



「前畑がんばれ!前畑がんばれ!」



ベルリン大会だ。懐かしい気持ちでテレビを眺める田畑。



「そうだ、コイツをオリンピックの宣伝担当にしよう!」



テレビ寄席でオリンピック噺を披露していたのは五りんである。




以上、いだてんのあらすじ第42話でございます。

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