いだてんのあらすじ第40話です。日本は負けた。文字通り東京は焼け野原である。帝国陸海軍は解体され進駐軍により日本は占領される事になる。国情は「スポーツ」「オリンピック」どころではないのだが・・・。大河ドラマいだてんのあらすじ第40話。
いだてんのあらすじ第40話上巻~再始動~
昭和34年5月。2週間後にミュンヘンで東京招致のスピーチをする予定だった外務省の北原が骨折。その代役に白羽の矢が立ったのは元外交官で現在はNHK解説者の平沢。語学力は勿論、かつて嘉納治五郎の最期にも立ち会った人物ということもあり、代役としては申し分ない経歴の持ち主である。東京知事室で田畑、東、岩田そして骨折した北原は平沢に頼みこむが・・・。
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「時期尚早です」
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平沢は現時点、1964年の東京オリンピック開催には反対なのだ。田畑は一通り平沢の主張を聞き終えると、
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「俺のオリンピック噺を聞いてから判断してくれ!」
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戦後間もない焼け野原から始まった田畑と仲間たちの物語を語りだす。
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バー「ローズ」の三賢
日本の降伏から間もなく。
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田畑政治は未だに営業を続けているバー「ローズ」に松沢一鶴と東龍太郎を呼ぶ。
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「俺は東京でオリンピックをやる!」
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この言葉に松沢一鶴は呆れる。戦争前、やっとの思いで東京オリンピック招致には成功していたがそれでも薄氷を含むような成功だったのだ。
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今は敗戦国であり、占領下にあり、文字通り東京、いや日本中が焼け野原であり日々生きて行くことにも苦労している。
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オリンピックを再び誘致するなど夢物語どころか、悪い冗談にもならない。
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しかし、意外な事に東龍太郎は賛意を示す。
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「それは、王道ですよ」
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近代オリンピック発祥の父クーベルタン男爵はフランス人である。
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東は1870年に勃発した当時のフランス第二帝国とプロイセン王国との戦争で大敗し、自信を失った祖国フランスをスポーツを通して元気付けたいとクーベルタン男爵が考えた事が近代オリンピック発祥のきっかけであると話す。
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田畑の動きは早かった。
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体協を再建し東を会長に付けると自らは水連の理事長に収まり、戦地から帰国した選手達を受け入れ水泳王国ニッポンの復活に乗り出す。
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古橋廣之進など新たな若手の有望選手も現れていた。
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古橋は日本選手権で世界記録を叩きだすが、敗戦国の日本は国際水泳連盟からも除名状態であり公式記録とはならなかった。
裏オリンピック
1948年。
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日本は未だ占領下にあった。
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この年、ベルリン大会以来12年ぶりのオリンピックがロンドンで開催される。
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占領下の日本はIOCにも復帰出来ておらずオリンピック参加は出来ない。
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田畑は此処で機転を利かせる。
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接収されていた神宮プールの使用をGHQに認めさせると、ロンドンオリンピックの水泳と同じ日程で日本選手権を開く。
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ロンドンオリンピックではキッパス率いるアメリカがロサンゼルスオリンピックで日本が惜しくも為しえなかった全種目制覇の快挙を成し遂げる。
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しかし、1500m自由型では古橋、そして橋爪がそのオリンピックの記録を上回る記録叩きだす。
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公式記録としては認められないが、日本人を大いに勇気づける。
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キッパスの働きかけもあり、日本は翌1949年に国際水泳連盟への復帰を果たし、全米水泳選手権にも招待される。
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古橋は全勝利で世界記録を出す活躍を見せ、日本選手団は6種類中5種目を制する活躍を見せた。
いだてんのあらすじ第40話中巻~挫折と前進~
昭和26年(1951年)、日本はサンフランシスコ講和条約で独立を回復。戦後激化した「東西冷戦」の影響もありソ連・中国等との講和はまだ為されてはいなかったが、これで一応国際社会への復帰、IOCへも復帰する事になる。
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ヘルシンキオリンピック
日本はベルリン大会以来16年振りにオリンピックに参加する。ヘルシンキに送った選手団は103人、選手団長としてこれを率いたのは田畑政治である。
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日本は金メダル1個、銀メダル6個、銅メダル2個の計9個のメダルを獲得した。
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前回ベルリン大会やその前のロサンゼルスオリンピックと比べるとメダル獲得は半分だが、何よりも再びオリンピックの舞台に復帰出来た事に意味がある。
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また、このヘルシンキオリンピックで田畑は学んだ事がある。
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ヘルシンキオリンピックは観客の入場料で運営費を賄っていた。
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「セイジ!オリンピックハモウカルヨ!!」
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ヘルシンキオリンピック組織委員長から、敗戦から再び立ち上がり文化国家を目指すのであれば、オリンピックの利用価値は非常に高く、また、それは決して不純な動機ではないと背中を押される。
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帰国した田畑は時の首相である吉田茂に東京オリンピック招致への協力を談判をしてみるが、色よい返事はもらえなかった。
落選
田畑は今の政府では東京オリンピック開催など夢のまた夢だと思い知る。
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ならば、自分が政治力を持てばよい。
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来たる衆議院選挙に私財をはたいて立候補するが、
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「オリンピックを東京で」
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以外に確たる政策も政治的動機もない中では当選は難しい。敢え無く落選という結果になる。
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それでも、田畑は1960年大会誘致に動く。しかしかつて招致レースを争ったローマに大差を付けられて敗退。東京は4票しか獲得する事が出来なかった。
再挑戦
田畑は即座に1964年大会への立候補も決意する。
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しかし、今回の1960年大会の誘致合戦で大敗した事で、日本の対外的な印象が1945年の敗戦時のままであると痛感する。
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西欧列強から遠い日本。
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国際社会に復帰したとはいえ、未だに「焼け野原の東京」の印象のままなのだ。
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嘉納治五郎は東京オリンピック招致の時に何をしたか?
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日本の、東京の印象をIOC委員に伝える為に紹介冊子を創ったり、当時のIOC委員長ラトゥールを東京に招いていた。
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田畑は1956年オーストリアメルボルン大会で積極的なロビー活動を行い、まずは次回のIOC総会の東京開催、さらにアジア大会の東京誘致に成功する。
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「これはプレ東京オリンピックじゃんね!」
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競技場は神宮競技場を考えていたが・・・。
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嘉納治五郎が建設に尽力した神宮競技場は老朽化と戦渦の影響も大きく現在大きな国際大会を開くには十分な施設とは言い難くなっていた。
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「新しい競技場を造ろう」
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神宮競技場は新たに国立競技場に生まれ変わり東京NHKホールで開催されたIOC総会も盛大に行われた。
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現在のIOC会長でかつて幻となった東京オリンピック開催を最後まで支持してくれていたアメリカ出身のブランテージから「東京にはオリンピック開催の能力が十分にある」との評価を得ることにも成功する。
いだてんのあらすじ第40話下巻~面白い事~
1964年大会誘致に手応えを得ていた田畑は、さらに布石を打つ。前回、幻となった東京大会の反省を踏まえ、東京都知事も「内輪」で固めるために、東京都知事にIOC委員でもある東龍太郎を立候補させたのだ。かつて、田畑は衆議院選落選の憂き目に合ってしまったが、東は見事に東京都知事に当選する。
嘉納治五郎の最期を看取った男
田畑は戦後14年分のオリンピック噺を語り終える。
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しかし、平沢にはその情熱が今一つ理解出来ない。
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「何故、そこまでオリンピックに熱を上げるのか?」
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田畑はかつてフィリピン遠征に行った時の思い出を語る。
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先の大戦で、フィリピンは米軍の大規模な基地があった事もあり、開戦劈頭、本間中将率いる日本軍に上陸し占領された。その後、日本が劣勢になると大規模なアメリカ軍の反抗作戦もあり、レイテ島の戦い、マニラの戦い等の激戦が行われている。
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大規模な戦場となったフィリピンでは多くの市民が犠牲となっている。
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田畑達はフィリピンの競技場に到着すると、
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「日本人は出ていけ!」
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と多くの市民に抗議を受けたという。
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「日本はアジア各国で酷いこと、惨い事をして来たんだ」
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だからこそ、
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「俺達日本人は面白いことをやらなくちゃならない」
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平沢はかつて、氷川丸で嘉納治五郎が語っていた事を思い出していた。
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「それだ!それだよそれ!面白い事!!」
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平沢はオリンピック招致のスピーチを引き受け、そのスピーチは東京オリンピック招致を決定づける名演説となる。
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以上、いだてんのあらすじ第40話でございます。
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