いだてんのあらすじ第17話。韋駄天(いだてん)は走ってこそ。しかし、欧州大戦は開戦から1年を経ても終わる気配はなかった。ベルリンオリンピックは中止が決定し四三は茫然とする。大河ドラマいだてんのあらすじ第17話

いだてんのあらすじ第17話上巻~中止~

40年以上前に行われた普仏戦争は1年弱で決着がついている。しかし、この戦争は終わる気配がない。欧州各国は際限のない戦いへと突入しようとしていた。この戦争は「道半ば」ですらない事を誰も知らない。

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茫然

四三はベルリンオリンピック中止の知らせを東京高師で嘉納治五郎から聞かされる。ストックホルムオリムピックの帰りに立ち寄ったベルリン。




あれから、3年。




全てを賭けてオリンピックを目指していたと言うのに。




それから暫く、四三は播磨屋の自室に引きこもり姿を見せなくなってしまった。



大河姫

全ては無駄であった。あらゆる犠牲もあらゆる労苦も無駄だった。

心配した野口と橋本が四三を訪ねるが反応はない。




播磨屋の主人黒坂、清さん、シマ、さらに東京高師の徳三宝もやってくる。




天岩戸よろしく姿を見せない四三に徳三宝は襖に体当たりで中に入る。




四三は虚ろな瞳で虚空をみつめていた。その様子に言葉を失う一同。



「なあ、気晴らし走ろうぜ!いだてん!」

「・・・オリンピックもないのに?」



それでも、このまま部屋に引き籠っているのは良くないのは自明であった。清さんはなんとか四三を外へ連れ出そうとしてもみあいとなるが・・・。



「冷て!!」



水をかけたのはいつの間にか現れたスヤである。



「こん人は水ばかければ静かになりますたい!」



スヤは四三が全てをかけていたベルリンオリンピック中止を新聞で知ると居ても立っても居られず熊本から東京へと出て来たのだ。

五十人の四三

四三はスヤに苦しい胸の内を語る。



「苦しい練習もあと1年と考えて必死だった・・・」



スヤは自転車を借りて四三と走る。四三も久々に外に出て心なしか少し元気になったように感じる。




この日、スヤは四三の下宿先に泊まる。
夜。



「この前はすまんかったね・・・」



眠りに落ちそうなスヤに四三は先日久々に熊本から出て来てたにも関わらず練習の邪魔だとばかりに追い返した事を詫びる。



「此れから先の事も考えんとな・・・」



もうオリンピックはない。これからの夫婦のあり方かとスヤはときめくが・・・。



「自分が走れなくなったら誰が後を継ぐのか?」



オリンピックが中止になっても四三の頭の中はマラソンの事ばかりである。次世代の「韋駄天」をどう見つけて教育したらよいのかと熱弁を振るうのだ。スヤは少々面喰ってしまう。



「金栗四三が五十人おれがよかとにね」



四三はスヤの言葉が何かひっかっかる。
そうか・・・!




いだてんのあらすじ第17話はまだまだ続きます。四三は新たな目標を見つけたようだが・・・?

いだてんのあらすじ第17話中巻~教職へ~

四三は翌日東京高師に嘉納治五郎を訪ねる。スヤの言葉で気が付いたのだ。

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新し目標

「自分は教職に就きます!」



四三は自分がなぜ「教職・指導者」の道へ進む決意をしたかと語る。きっかけは昨日のスヤである。



「金栗四三が五十人」



五十人の金栗四三がいれば東京から大坂だって走る事が出来る。



大河姫

私は指導者にになろうと決意した。

マラソンは40キロを一人で走る孤独な戦いだが、五十人の仲間がいれば助け合い、励まし合い東京から大坂だって走れる。




いつか、そういう次世代を育てたい。




四三には新たな目標が出来ていた。

運動会

大正5年(1916年)春。欧州大戦は未だ終わる気配を見せていない。陸上ではヴェルダン要塞で激戦が繰り広げられ海上ではユトランド沖で海戦が迫っていた。




四三は神奈川師範の教員となり地理を教えるかたわら、黒坂と共に新式の足袋や練習方法の研究を行う等精力的に活動していた。




また、元三島家の女中シマは無事東京女高師に入学していた。ミルクホールでの給仕の仕事は続けていた。




四三と嘉納も度々シマの働くミルクホールを訪れている。或る日、四三が語った、



「東京-大坂マラソン」



についての話をしていると読売新聞の大村と土岐善麿という記者が話しかけてくる。二人の記者によると丁度この頃京都では運動機運が盛り上がり、大きな運動会を開催しようとしていると言う。



「遷都五十年の記念」



そう。




御維新で帝が東京に移って五十年。その記念行事を考えており、某運動部のご意見番に浅草十二階で意見を聞くことになっていると言う。




楽しそうだ。




楽しい事が大好きな嘉納治五郎は共に行く事になる。




運動部のご意見番とは吉岡、天狗倶楽部のヤジ将軍、だった。




浅草十二階で一同は運動会について意見を述べあう。



「東海道五十三次を走るのはどうか?」



読売の土岐は中々面白い着眼点を持っている。




嘉納治五郎を始め一同はその案に興奮を覚える。



「東海道五十三次レース」



この大運動会が実現に向けて動き出す。




いだてんのあらすじ第17話もいよいよ最後の段。駅伝爆誕!

いだてんのあらすじ第17話上巻~駅伝~

後日、「東海道五十三次レース」の発案者である読売新聞の土岐善麿と大村、天狗倶楽部のヤジ将軍こと吉岡も交えて体協で実現に向けた会合が持たれる。

駅伝の誕生!

四三は東海道五十三次レースについて説明する。




関東と関西と中部の代表が23区間に分けた約508キロを走破するという壮大なものである。スタートは京都の三条大橋、ゴールは日本橋である。




読売新聞社が主催と言う事でとんとん拍子で話はまとまる。また、壮大なレースに相応しい名称にしたいとも。



「駅伝はどうか?」



武田千代三郎の案に皆賛成する。




かくして。




日本初の「駅伝」が産声を上げたのだ。




シマは新聞で「駅伝」の事を知り女子も参加出来ないかをトクヨに相談する。しかし、トクヨからはマラソンなどは野蛮であると相手にされなかった。




トクヨに相談する事を勧めたのは四三だった事もありシマには申し訳ない事をしたと感じる。また、マラソンの魅力がまだまだ浸透していない事を痛感。




これを知って、吉岡はマラソンの指南書を執筆、四三もこれに触発されて「ランニング」という本を執筆する。

大成功!

大正6年(1917年)4月27日午後2時。




東海道五十三次駅伝が開幕。




関東と中部の選手がスタートする。




因みに、この時から走者は「タスキ」をかけて走っている。



大河姫

この4月にアメリカ合衆国がドイツ帝国に宣戦布告。欧州大戦はいよいよ世界大戦へ・・・。

バトンを握り締め長距離を走るのは至難であると考えてスヤがたすき掛けで掃除をしている姿をみて四三が発案した。




スタートの翌々日の午前11時34分。




関東のアンカーは金栗四三が日本橋に辿り着く!




多くの人が「駅伝!」「金栗!!」と叫び四三と並走する者多い。スヤも大観衆に混じって応援をしていた。




大歓声の中四三はゴールテープを切り日本初の駅伝は大成功に終わる。




そして、熊本に戻ったスヤは妊娠してる事が分かる。




幾江も大層喜ぶのであった。




以上、いだてんのあらすじ第17話でございます。




今宵は此処までに致します。

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