いだてんのあらすじ第12話。いよいよマラソン当日。「世界記録」を持つ日本の韋駄天(いだてん)が走る!ストックホルムの気温は高くレースはは過酷を極めるが・・・?!大河ドラマいだてんのあらすじ第12話

いだてんのあらすじ第12話上巻~スタート~

熊本の金栗家にはスヤが夫の重行を伴い訪ねて来ていた。スヤは四三を応援する気持ちを込めて四三のためなんと「鯛」をもって来ていた。



「・・・ストックホルムまでは2週間かかるばい・・・」



四三の兄実次はスヤの心遣いを嬉しく思う。結局、鯛はスヤが捌き金栗家で振る舞われる事になるのであった。

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後方待機

マラソンのスタートは13時半。四三は落ち着いてホテルを出発しようとするが病身の大森も一緒に行くと言う。




大森の容態は悪く、医師からは外出などはもっての他と止められていたが、結局オリムピックスタジアムまで一緒に行くことになる。




ただ、市電に揺られオリムピックスタジアムまで歩く頃にはもはや大森は歩く事もままならなくなっていた。




結局四三は大森を背負いオリムピックスタジアムにやって来る。




スタートには間に合ったものの時間はギリギリである。スタート位置は出場選手68人がひしめき合っていた。




黒坂が四三の為に製作してくれた足袋を履いて準備をしていると、



「パーン!」



スタートの号砲である。選手は一斉にスタートをする。皆、長距離走とは思えないスピードである。




四三は瞬く間に最下位に・・・。




スタンドで応援している弥彦や治五郎は不安気な表情を見せるが



「大丈夫です・・・彼なりの作戦でしょう・・・」



大森の言葉に治五郎も頷く。




そう。




四三は「世界記録保持者」なのだ。

走る!走る!!

ストックホルムの夏は暑い。




スタートで飛ばし過ぎた各国の選手は遅れ初めていた。中には脱落する選手も出ている。



「これは行けるばい・・・!」



四三は手応えを掴んでいた。




一方、ユーラシア大陸の向こう側極東の浅草では孝蔵が人力車を曳いていた。




円喬の弟子を首になり人力車夫に戻った・・・ワケではない。




孝蔵は「富久」を自分のものにしようと日夜稽古をしていたが、どうもしっくりこなかった。そこで、いつも人力車を曳きながら「背中で」円喬の「富久」を聞いていた事を思い出し、清さんから再び人力車を借りて走っていたのだ。



「行ける・・・!」



孝蔵の目論見も当たった!




人力車を曳きながらの稽古で孝蔵の「富久」もみるみるうちに上達していく。




いだてんのあらすじ第12話はまだまだ続きます!レースは過酷さを増すが・・・!

いだてんのあらすじ第12話中巻~過酷~

四三は得意の呼吸法で順調に走っていたが、この頃気温は軽く30度を超えていた。沿道では四三の「いだてん走り」をスヤが応援してくれていた。

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四三はスヤの応援が嬉しい。しかし、沿道で応援してくれているのはスヤだけではなかった。




東京高師の仲間たちや熊本の兄達や友人も・・・。



「カナクリさん!!!」



四三は目を覚ましたような感覚に囚われる。声をかけてくれたのはストックホルムでの通詞ダニエルだ。内田公使も一緒に沿道を走りながら応援をしてくれていた。




四三は熱さの余り幻を見ていたのだ。




だが、そのような事はどうでも良い。




そう。



走れ!



走れ!!



走れ!!!




四三は自分に言い聞かせ再びペースを上げる。

少年

四三は折り返し地点の教会へと至る登り坂を走っていたが、灼熱の太陽に照らされて徐々にペースを落とし、ついには歩いてしまう。



「おーい!遅刻するばい!」



四三は坂の上にの方にいる少年に声をかけられる。
見覚えのある少年だ。
懐かしい。




それは、幼い日の四三自身であった。




四三少年は、自分が辿り着いた呼吸法で走れは楽に走れるはずだと大人の四三に伝える。




四三は再び走り出していた。




心なしか前よりも楽になった気がする。




折り返しの教会にあと少しと言うところで、足袋を渡したポルトガルの大工出身のラザロが坂を降りて来る。




ラザロは四三に気が付くと軽く手を上げるのであった。




四三も遅れて折り返し地点を超えると今度は下り坂である。




一気にペースを速める。




ラザロを捉えると二人は激しいデッドヒートを繰り広げる。しかし、ついに四三はラザロを抜き去るのであった。



※関連記事:→ラザロと金栗四三の運命を分けたのは?


しかし。




森を抜けて夏の太陽の下を走るようになると、いよいよ身体に力が入らなくなる。沿道の給水所でダニエルから渡された水を受け取れなかった事も影響したからもしれない。



「脚ばいたかと?」



四三少年である。




気が付くと脚にも怪我を負っていた。足袋が破れていた。少年は寂しそうな表情を浮かべ、二股に別れた道をトボトボと歩いていく。




夢遊病者のように四三もその後を追っていた。




いだてんのあらすじ第12話もいよいよ最後の段!過酷なレースもいよいよ決着!

いだてんのあらすじ第12話下巻~敗北~

当然、テレビ中継などない時代である。スタジアムに残る嘉納達はただ、結果を待つしかなかった。一応、現在首位争いは伝令で伝えられては来ているが、そこに「日本」の名前はない。

消えた

スタジアムに先頭の選手が戻って来る。金メダルは南アフリカのケネス・マッカーサー。銀メダルも同じく南アフリカ、銅メダルにはアメリカの選手が入る。




ストックホルムオリムピックのマラソンは過酷を極めた。出場選手68名中、33人が途中棄権で完走をする事が出来なかった。また、優勝したケネス・マッカーサーの記録も四三の世界記録からは4分近く遅い記録である。




嘉納達は四三の到着を待ったが、待てど暮らせど四三は戻って来ない。




最下位の選手がゴールしたが、四三ではなかった。




棄権したのか?




しかし、棄権者の中に四三の名前はなく、また倒れた選手が運ばれている病院にも四三の姿はなかった。




嘉納たちは忽然と姿を消してしまった四三を探すが、マラソンコースの何処にもその姿はなかった。




それもそのはずである。




四三はホテルにいた。




四三を探し憔悴しきってホテルへ戻った嘉納たちは既に四三がホテルで寝ている事に驚く。




ベルリンからわざわざやって来ていた田島は激怒する。



「すいまっせん!負けは負けです・・・!」



四三は涙しながら、自分が何故此処にいるか自分自身にも分からないのだと嘆く。




その頃、熊本ではスヤが四三の結果を実次に尋ねていた。



「明日か、明後日」



ストックホルムは遠い。




結果が届くのは暫くあと。スヤは期待に胸を膨らませていた。




以上、いだてんのあらすじ第12話でございます。




今宵は此処までに致します。

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