いだてんのあらすじ第25話です。震災直後という事もあり翌年の巴里オリンピック参加は疑問視する声もあったものの、嘉納治五郎は予選会を断行する。いだてん四三は引退していたのだが・・・。大河ドラマいだてんのあらすじ第25話

いだてんのあらすじ第25話上巻~巴里オリンピック~

出場が危ぶまれた巴里オリンピックだが、無事予選会が開かれ出場選手も決まる。・・・競技生活は引退していた四三だが、伴走者として参加したにも関わらず、その走りは健在で結局三度目のオリンピックにも出場する事になる。

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就職活動

大正13年(1924年)春。田畑政治は東京帝国大学を卒業し朝日新聞社の就職試験を受けていた。



大河姫

駅伝の産みの親とも言える「土岐善麿」はこの頃は朝日新聞社にいる。

政治は面接で「好きなスポーツは何か」と問われると、我が意を得たりとばかりに水泳について大演説をぶつ。




曰く、


  • 日本の水泳はまだまだ遅れている!
  • 水泳は夏場しか練習が出来ないから!
  • 欧米列強と同じく温水プールが必須!


社長の村山と政治部長の緒方はあっけに取られる。



「・・・なら志望は運動部・・・?」

「いや!志望は政治部!!!」

「!」



政治は「政治部」が志望ではあるが、水泳は続けると言いたいことを言いきると意気揚々と引き上げていく。口だけは一人前・・・いや三人前位だが、どうも言っている事は支離滅裂。




しかし、社長の村山が政治を気に入ったこともあり無事朝日新聞社へ入社が決まる。

怒り

いよいよ目前に迫った巴里オリンピック。新聞では巴里オリンピック出場選手の特集が組まれる。



「これはいったいどういう事だ!」



運動部へと怒鳴り込んで来たのは政治である。陸上選手ばかりが取り上げられていて水泳選手の扱いが小さい事に不満なのである。



「そりゃ、陸上は人気もあるし花形だからね」



火に油を注ぐようなことをサラリと言ってのけたのは河野一郎。河野は早稲田出身で箱根駅伝にも出場経験がある。




政治は益々ヒートアップする。



「ストックホルムから三大会メダルを逃すなんて恥さらしも良い所!」



三十半ばの金栗四三がメダルなど取れるワケがない。政治は怒りを爆発させるのであった。

いだてんのあらすじ第25話中巻~田畑政治の活躍~

図らずも三度目のオリンピックへの出場となった金栗四三。しかし、政治の言葉の通りやはりいだてんと言えども既に三十半ば。途中32キロ地点で倒れてしまい棄権という結果に終わる。

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一本背負い

「競技人生に悔いはありません」



図らずも出場することになった巴里オリンピック。四三は途中棄権に終わったものの、帰国後の報告会では晴れやかな表情で胸を張る。




しかし、色々とご不満な男が一人。



「陸上は出場選手が多い割りには成果が全く奮わないのは如何に!!!」



政治は体協の「陸上贔屓」を糾弾する。




体協の主事となっていた野口は報告会の壇上で土下座して詫び責任を取って辞職すると言うが・・・。



「あんたじゃ話にならなん!名誉会長の嘉納治五郎を出せ!」



報告会は騒然となる。




当の嘉納治五郎は報告会にも出席しているのだ。嘉納治五郎は初めて見る政治の剣幕を面白がっている様子だ。




それに気付いた政治が掴みかかって来るが・・・



「あーれー」



見事に一本背負いを決められてしまう。



「バカ!この人が嘉納治五郎先生たい!」



四三の言葉に政治も一瞬たじろぐが、これから水泳は自分達でやると息巻いて退出するのであった。

水連発足

この年、政治は東京帝大で水泳部顧問を務める松澤一鶴と「大日本水上競技連盟」を発足させる。名前は立派で仰々しいが、本部は帝大工学部倉庫の一部を間借りである。



「温水プールは必須・・・」



政治も日本泳法でその人ありと言われる松澤も温水プールの必要性は痛感している。




夏場しか練習が出来ないようではとても世界とは戦えないのだ。




しかし、そんなモノを造るカネも場所も・・・。



「これは・・・」



帝大工学部の倉庫には船舶の水流実権用の巨大な水槽が設置されている。二人は水槽を見つめ同じ事を思う。



「温水プールに流用出来ないか・・・」



この水槽は20メートル程度の広さはありそうだった。

いだてんのあらすじ第25話下巻~アムステルダムオリンピック~

政治は本業の「政治部記者」としては鳴かず飛ばずであった。しかし、上司の緒方は彼を可愛がりよく馴染みのバー「ローズ」へと連れて来ていた。ローズのママ「マリー」は占いもやるのだが、政治の運命を「30歳までの命」と喝破。代々、早死にが多い政治家系である。生きている内に何事かを為したいと強く思うのであった。

温水プール

大正が終わり昭和2年(1927年)。




ようやく復興も進みつつあった東京に翌年に迫ったアムステルダムオリンピックへの招待状が届く。選手選考に関しては水泳は「水連」が陸上についてはほぼ同時期に発足した「陸連」が行う。




しかし、ストックホルムの時代から比較すれば体協も大きくなったとはいえ、まだまだ、潤沢な資金があるとは言えなかった。




陸連と水連は渡航させるメンバーで鋭く対立。この己の立場のみ主張する生産性のない応酬に体協会長の岸は怒りを爆発させる。



「渡航費を持って来れば何人でも連れて行く!」



政治の人生は残りあと僅か(だと信じていた)である。




そんな時に政治に嬉しい知らせが入る。




東京帝大に温水プールを造ったと松澤が知らせて来た。




元々あった実験用水槽に医学部で使うスチームも引いたのだ。




俄然、やる気が出ていた政治は資金集めにある作戦を立てる。

渡航費確保

「どうも、水連ですが・・・少々お裾分けに・・・!」



体協の誰もが驚いた。




政治は6万円もの渡航費を時の大蔵大臣高橋是清から引き出していたのだ。



大河姫

1928年の大卒初任給がざっくり73円。2018年の大卒初任給が20万円程度。ざっくり1億6千万円の渡航費をゲットした計算になります・・・!

以上、いだてんのあらすじ第25話でございます。

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