麒麟がくるのあらすじと感想第18話「越前へ」。先週の「父子喧嘩最終章」には少々手厳しい事を申し上げましたが・・・。今週の「兄弟喧嘩最終章」は非の打ち所がない最高の出来だったかと思います。信長と信勝。この二人には再生の可能性があったと思うからこそ切ない。

麒麟がくるのあらすじ第18話「越前へ」
弘治2年(1556年)4月。
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斎藤道三は高政に敗れた。
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道三側に付いて戦った明智家には高政の差し向けた軍勢が迫っていた。
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麒麟がくるのあらすじ第18話上巻「落ちる」
既に、高政の軍勢が明智城へ火矢を射かけていた。
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十兵衛の母、牧は姿が見えない光安を心配する。
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「叔父上は、明智城の最期を見届けたら脱出すると」
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十兵衛はそれ以上言葉が無かった。
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一行は取り急ぎ尾張を目指すことにする。帰蝶なら、明智の者を悪いようにはしないはずだ。
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しかし。
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「十兵衛様、尾張への街道は既に手が回っております!」
「駒さん!菊丸!」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]駒!おま、凄いな….!![/char]
ようやく尾張を抜け美濃にたどり着いた駒と菊丸の言葉に天を仰ぐ十兵衛。
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「明智様、越前へ参りましょう」
「太夫!?」
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駒は伊呂波太夫の登場に驚く。十兵衛は突然現れた謎の女に驚き、また駒とは旧知のようだと知りさらに驚く。
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「十兵衛様!太夫は信頼できる人です!」
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既に選択肢はないのだ。十兵衛一行は伊呂波太夫の案内で一路越前を目指す。
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行きがかり上一緒になった駒と菊丸も一緒に行くことになる。
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伊呂波太夫の案内で獣道を征き、なんとか越前との国境まで辿り着く。
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十兵衛や左馬助はともかく、牧や熙子には疲れも見える。途中、小さな無人の庵を見つけると、一晩休むことになる。
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「明日は、越前へ入ります」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]この逃避行の時、既に煕子は身重だったというお話も。[/char]
伊呂波太夫の言葉に頷く一行。
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伊呂波太夫が連れてきた護衛の僧兵、そして十兵衛の命で左馬助は庵の周囲を警戒する。
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やっと少し落ち着くと、熙子は手を怪我していることに気付く。
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「たいした事はありません」
「大丈夫ですか?ちょっと見せて下さい」
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駒は菊丸に薬を用意させると熙子の手当を手際よくすすめる。その様子に牧が尋ねる。
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「駒さん、何故そこまで我らに良くしてくれるのですか?」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]何故って。。そりゃ、十兵衛モテるからな。。[/char]
駒は、かつて幼い頃に美濃の武士に火災から命を救われてことがあること、そしてその武士はいつか、
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「麒麟がくる」
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と、麒麟がくる時に戦のない世が来るのだと話をしてくれたこと、その武士を探していると話す。
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牧は駒の話を聞いて、亡き夫光綱が生前火災から救った子供の事を思い出す。
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「駒さん!あなた腕にその時の傷があるのでは?」
「え?はいここに・・・」
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駒は腕に残る傷を見せる。
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牧は駒がかつて夫が救った子供だと確信すると我が子のように抱きしめるのであった。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]駒。。。この話は以前、十兵衛婚姻前にするべきやったな。。[/char]
十兵衛が外で光安から受け継いだ桔梗の旗印を広げてその重みを噛みしめていると、菊丸も庵から出てきて話しかけてくる。
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「・・・そろそろ駿河へ戻らなければなりません」
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十兵衛は菊丸にも事情があるのだろうと頷く。
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「駒さんに最後まで一緒に行きたかったと、お伝え下さい」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]菊丸、ファイティン….!おま、最後まで頑張れよ。[/char]
菊丸はそう言い残して、駿河へと帰っていく。
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麒麟がくるのあらすじ第18話中巻「一乗谷の主」
一行は無事、越前へ入国することが出来た。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]越前は金満国家やで。。[/char]
伊呂波太夫は何故か、越前一乗谷城の主である朝倉義景とも懇意のようだ。
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一乗谷城で義景を待つことしばし、いや大分・・・。
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「太夫!待たせたな!」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]昨年、前世紀から生きてるなにかと口うるさいジイ様(宗滴)が亡くなって自由を謳歌しているとかしてないとか。。[/char]
伊呂波太夫はたっぷりと待たされことに皮肉を言う。義景はそれを笑顔で受けながすと、
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「近衛の姫に太夫の相手をするように申しておいたのだが?」
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と、応じる。
どうやら、伊呂波太夫は近衛家とも繋がりがあるようである。
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伊呂波太夫は明智の者を匿って欲しいという要望を伝える。
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義景はとある書状を十兵衛と伊呂波太夫に見せる。
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書状は細川藤孝からで、
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「明智の者が逃げてきたら保護をするように」
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と、書かれていた。藤孝は頼まれていたワケでもないのに十兵衛の身を案じて働きかけてくれていたのだ。
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ただ、義景は迷っているようである。
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「儂は争いに巻き込まれるのは好かぬ、平和が良いのじゃ」
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明智の者を保護すれば、当然美濃斎藤からは恨みを買いかねない。
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伊呂波太夫はさらに、
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「明智殿は尾張信長の妻帰蝶とは従妹同士」
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であり、十兵衛は尾張を動かすことが出来る人物、義景の役に立つと伝える。これには義景も興味を持つ。
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「その方、真に尾張を動かせるか?」
「・・・はあ、それがしにそのような力はございませぬ・・・」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]wwww。十兵衛、一緒に攻めてくるけど。。あと、15年くらいで。。[/char]
十兵衛は正直に返答する。
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しかし。
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「よかろう!許す!」
「カネがいるのであろう?呉れてやろうぞ!」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]朝倉は金持ち。やられ役感強いけどね。みんな、都が荒れると逃げてくるのよ。[/char]
意外にも義景は十兵衛の越前滞在を認めた上に、明日の食事にも事欠く有様であることをみこし、当面の生活費も出すという。
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「受け取れませぬ」
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「何故じゃ?」
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「受け取る理由がございませぬ」
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十兵衛はもし自分が義景からカネまで受け取ってしまえば、それは藤孝や帰蝶が義景に借りを作ることにもなると断る。
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伊呂波太夫はあちゃ~という表情である。
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十兵衛たちは取り敢えず、寂れて随分と使われていない屋敷を与えられる。贅沢は言えない。
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皆で手分けして掃除をする。
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次は食糧である。
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着の身着のまま美濃を脱したため、義景の言う通り今日の食料にも事欠いているのだ。駒が質屋で何かを売るしかなさそうだと提案する。
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「質屋でこれを売ってきて欲しい」
「十兵衛様・・・それは・・・」
「構わぬ」
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十兵衛は父の形見でもある数珠を米に変えてきて欲しいと駒に渡す。
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「駒さん、私もご一緒します!質屋を見てみたいのです」
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熙子と駒は質屋へと向かった。
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二人は結局十兵衛から預かった「形見の数珠」は質に入れなかった。
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「良かったんですか・・・?」
「良いのです!この数珠は一つしかありませんから」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]煕子は髪を売ったというお話も。。光秀の妻と側室[/char]
熙子は自身の着物の帯を質に入れて、当座の食料代としたのだ。
麒麟がくるのあらすじ第18話下巻「兄と弟」

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「信勝様、謀反の企てあり」
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あくる日、信勝の側近でもある柴田権六が清須城を訪れ、実弟信勝の謀反の企みを密告する。
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信勝は先だっても今川や美濃斎藤高政と謀り謀反を起こしたが、信長に敗北し許されたばかりである。
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「権六、お前は信勝の重臣であろう?首を刎ねられて然るべき話をしておるのじゃぞ?」
「その覚悟はあるのか?」
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信勝は誅殺されても文句は言えない。
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権六はその覚悟であると応じる。
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その日の夕方。
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「・・・周りの者におだてられ、己を見失っておるのじゃ」
「あれ(信勝)は憐れな男なのじゃ・・・」
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帰蝶の膝枕をされながら、信勝謀反の話をする。信長は母土田御前のたっての願いもあり、許していた。
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「憐れだから・・・お許しになるのですか?」
「憐れな男が起こす愚かな戦にまだお付き合いなさるのですか?」
「いくら兵を失えばきが済むのですか?」
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信長はどうすれば良いのかと反論する。
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「お会いになり、御顔を見てどうすれば良いのかお決めになれば宜しいのです」
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数日後。
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信長が病に倒れる。
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信勝と実母土田御前が見舞いのために清須城を尋ねる。
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そして、柴田の案内で信勝一人が信長の部屋へと通される。
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信勝は信長に目通りすると、病が心配で見舞いに参ったと挨拶をする。
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そして、見舞いの品として親しい行者が持ち帰った湧水を持って来たと話す。
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「病とお聞きいたしましたが、ご息災のようにお見受け致します(笑)」
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「病と言うのは偽りじゃ」
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「・・・は?」
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「其方を呼出し討ち果たすため偽りを申した」
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信勝の表情が青ざめる。
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「しかし、其方の顔を見て止めにした」
「其方を討てば母上がお嘆きになる」
「母上の悲しむ表情を見たくはないのじゃ」
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信長は笑みを浮かべ続ける。
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「其方は幼い頃から母上に可愛がられた」
「色白で素直で賢く、誰もが誉めそやした」
「母上はいつも其方を手元に置いた、今もそうじゃ」
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「儂は其方に比べると醜い子であった」
「色黒で、和歌も詠めず、犬のようじゃった」
「儂は、そなたに遠く及ばぬことに気付いた・・・」
「そして、妬んだ、殺してやろうと何度も思った・・・・分るか?」
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信勝は目に涙を浮かべ、震えながら応える。
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「私も兄上を妬ましく思っておりました」
「兄上はいつも私より先を走っておられる」
「戦に勝ち、国を治め、私がしようと思う事はすぐ成し遂げられる」
「兄上が疎ましい!兄上さえいなければ」
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[char no=”1″ char=”大河姫”]この兄弟には再生の機会があったとも思うの。だから、切ないね。切ないね。。(涙)[/char]
「それ故、高政と手を結んだか・・・」
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「・・・」
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「我らは似た者同士という事か」
「信勝、其方これを飲め」
「白山より、湧き出でたる水であろ?飲んでみよ?」
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信勝はひれ伏す。
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「どうか・・・お許し下さいませ」
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「・・・そうか・・・」
「飲め・・・飲むんじゃ・・・」
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信長は立ち上がる。
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「飲め・・・飲め・・・」
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信長の言葉を合図のように近習が中に入ってくる。
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「飲め・・・」
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信勝は死んだ。
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「信勝・・・愚か者・・・」
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別室では土田御前と帰蝶がそれぞれ「何か」を感じていた。
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麒麟がくるのあらすじ第18話「越前へ」でございます。
麒麟がくるの感想第18話「越前へ」
麒麟がくるの感想第18話「越前へ」。先週は結構辛辣な事を申し上げましたが・・・。今週は圧巻のデキだったかと思います。信長と信勝の会見は見応えのあるものでしたね。前半の逃避行と初登場初出演の朝倉義景も霞んだ・・・。
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麒麟がくるの感想第18話「そうか」
「我らは似た者同士という事か・・・」
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この信長と信勝。
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結末は悲劇ではありましたが最期分かり合えた。もっと、早く二人は話し合うべきだった・・・(涙)
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信長は多分信勝を「許したかった」んじゃないかと思います。
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いや、そもそも「帰蝶の入れ知恵」があるまでは、今回も出来ればスルーしたかった。
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「あれは憐れな男なのじゃ」
(だから許すけど、いいよね?)
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これもね。
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新しい「ママ(帰蝶)」の承認を得たい子供みたいで可愛い。
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勿論、それば信勝への「情」ではなく、母である土田御前を悲しませたくないという、憐れな親心ならぬ「憐れな子心」ですが・・・。
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その憐れな「子心」を染谷信長が見事に熱演していました。
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信長が信勝の顔を見て思い出すのは母土田御前の嬉しそうな表情。
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自分には決して向けられることがない笑顔。
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信勝への憎しみは「その後」なんですよね。
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信勝が憎い。
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しかし、信勝を殺せばもう二度と母は笑わない。
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「其方を討てば母上がお嘆きになる」
「母上の悲しむ表情を見たくはないのじゃ」
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信長はいつも正直です。
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嘘が付けない。
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だから、言葉に力がある。
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この「言葉の力」が信勝に共鳴します。
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信勝もまた、自分の想いを正直に告白。
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信勝は信勝で、信長の才能を妬んでいた。
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この時「ほんの少しだけ」信勝への憎しみが減ったように見えました。
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だから、助ける。
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最後の条件をクリアすれば。
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「我らは似た者同士という事か」
「信勝、其方これを飲め」
「白山より、湧き出でたる水であろ?飲んでみよ?」
信勝はひれ伏す。
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「どうか・・・お許し下さませ」
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「・・・そうか・・・」
「飲め・・・飲むんじゃ・・・」
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この時の、
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がね。
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心底無念そうな、一方で「やっぱりか」という様々な情感がこもった「そうか」でした。
麒麟がくるの感想第18話「帰蝶の深謀遠慮?」
前にもちょっと触れましたが、帰蝶は道三の影響を最も色濃く受け継いでおります。そして、信長の事を「現時点で」誰よりも理解している。
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帰蝶の判断は決まっています。
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このまま信勝を放置しておけば、将来禍根を残す。
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一方で、帰蝶はもう分かっている。
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信長が「マザコン」であることを。
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これはちょっとうがち過ぎかもしれないのですけど、帰蝶の「真の狙い」はマザコンを断ち切ることにあったのではないかと思うのです。
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「お会いになり、御顔を見てどうすれば良いのかお決めになれば宜しいのです」
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信長の性格を理解している帰蝶は、もし信勝に会えば「憎しみ」で誅殺する可能性が高いことは分かっている。信長が病と言うことになれば「毒殺」を測ることも想定内。それはそのまま信勝の「あの世」への片道切符になることも。
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しかし、深遠なる帰蝶はさらに「奥」を見ているような気がするのです。
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毒殺を謀るのは信勝だけか?
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土田御前も「共犯」なのではないか・・・?
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もし、この事実が明らかになれば信長を「解放」できる。
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帰蝶の表情を見ているとそこまで思考していたような気がするのですが・・・?
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その答えは次週(というか明日)ですな。
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以上、麒麟がくるのあらすじと感想第18話「越前へ」でございます。

今宵は此処までに致します。
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