麒麟がくるのあらすじと感想第17話「長良川の対決」。父子喧嘩最終章。ここまで主役級の「存在感」を発揮していた道三が高政との戦いで討死。正直申しますとね・・・。ちょっと物足りなさを感じました。主には高政の描かれ方なんですが、道三もあれだけ颯爽と登場したのだからやっぱり・・・!麒麟がくるのあらすじと感想第17話

麒麟がくるのあらすじ第17話「長良川の対決」

弘治2年(1556年)4月。




斎藤道三は大桑城を出陣し、稲葉山城と大桑城の中間にあるい鶴山へ陣を構える。
その数およそ二千。




一方、高政の元には万を超える兵が集まっていた。




戦いは火を見るよりも明らかと思われる。




那古野城では帰蝶が気分を落ち着く貸せるべく写経に勤しんでいる。伊呂波太夫を通して道三を越前へと逃がそうとしたが断られていた。



「・・・帰蝶!儂は親父殿を助ける!」

「それはなりませぬ!」



先日は弟信勝の動きを警戒し動けないと言っていた信長であるが、道三の運命がもはや風前の灯火と知ると動かずにはいられなかったようである。




信長は道三に加勢すべく出陣する。




「皆、愚か者じゃ!」


大河姫

みな愚か者!
そうなの。
男の子は愚かなの。
でもね。
好きでしょ??
愚かな男がさ。。
なので、女の子も愚かなの。
人の子は愚かなのです。

帰蝶は勝ち目のない戦に赴く父道三、それに巻き込まれに行く信長を見て悪態を付くのであった。

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麒麟がくるのあらすじ第17話上巻「父の名は」

高政本陣


高政の元へは続々と国衆が集結し、その数は一万二千に達していた。



「明智の姿が見えぬな」

「未だ着陣していないところを見ると道三側に付かれたのでしょう」



明智が道三に付いたことに高政は苛立つ。



大河姫

二千対一万二千。戦は数ではないのだよ!by毛利元就

もっとも、それでも明智の兵力は数えるほどに過ぎない。側近の稲葉良通は既に勝敗は見えているという雰囲気である。気になるのは道三が肩入れしていた信長の動きだが、到着する前に一気に決着を付けるのだ。




高政は先陣を願い出た竹腰道鎮にそれを許すと、後詰めは自分自身が出陣すると告げる。




そして、道三は生捕りにするようにとも命じる。



「・・・はは!父親殺しは聞こえが悪いですからな(笑)」



良通は「嫌な」笑みを高政に向け出陣する。



大河姫

稲葉め。お前何したいんや?・・・まさか美濃国主の座を・・・?

先に戦端を開いたのは道三側である。




数は圧倒的に劣勢ながらもそもそも劣勢で「勝ち目」が薄いにも関わらず道三側に付いた精鋭である。序盤は数で勝る高政勢相手に善戦していた。




川添いで十兵衛の叔父光安も奮戦している。



「叔父上!!」

「十兵衛か!」

「叔父上ご無事で!」



既にいくつも手傷を負っているが幸いまだまだ戦えそうである。




光安は十兵衛に道三を助けるように命じるが、多勢に無勢、周囲は高政勢にあふれており近づけない。



「川沿いを進むのじゃ!」



この先はまだ敵も少ないはず。




十兵衛は上流へ向けて騎馬で駆ける!






高政の本隊も戦線に出てきたことで道三勢は徐々に苦しくなってきていた。




しかし。




一人の法衣の騎馬武者が高政勢の本隊前に現れる。




斎藤道三その人であった。



「高政!一騎打ちじゃ!」



高政勢は道三を遠巻きに取り囲むが・・・。



大河姫

父子喧嘩か・・・ン??高政、馬降りた・・・。

高政も前に現れる。



うおおぉぉぉおお!



二人は斬り結びながら語る。



「負けを認めよ!命までは取らぬ!」

「己を偽り・・・人を欺く者の軍門には下らぬ!」

「黙れ!油売りの子が!」



二人は離れ再び間合いを取る。



「ならば!其方の父の名を申してみよ!」



周囲は高政の軍勢が遠巻き囲んでいる。高政に一瞬躊躇が見えたであろうか。



「我が父は・・・土岐芸頼様!」



道三は高政を嘲笑う。



「その口で皆を欺き美濃を掠め取るか!」

「そなたの父は斎藤道三じゃ!」



大河姫

でも、道三様は美しい。

道三は再び高政と間合いを詰める!



「この者を討て!!」



グサッ



兵の槍が道三の身体を貫く。




一歩、一歩、歩み高政に辿り着くと寄りかかるように掴む。



「勝ったのは・・・道三じゃ」



大河姫

勝ったのは道三じゃ・・・か。

道三の手から切れた数珠が落ちる。

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麒麟がくるのあらすじ第17話中巻「罠」

十兵衛は間に合わなかった。



「道三様!」



自身の兵に囲まれている十兵衛の姿に気付いた高政は、近くに招く。高政は道三の遺骸を前に自嘲気味に話す。



「道三の罠に嵌った」


大河姫

へ?
十兵衛、お前??
流石に甘すぎやろ??いや、甘いのは高政か・・・。

道三は敢えて自分を殺すように仕向けてたのだと。父殺しの汚名がずっと付いて回るように。




そして、道三に与した十兵衛を叱責する。



「お前は間違いを犯した!」

「じゃが、もう一度機会を与える!」

「儂の国造りに力を貸せ!」



「真の気持ちを聞きたい」

「道三様はそなたの実の父親ではなかったのか?」



「儂の父は・・・土岐頼芸様」



「儂は土岐頼芸様を立派なお方と思った事はない」

「しかし、道三様は違った!己への誇りがあった」

「土岐様に、お主にもないものだ」

「儂は其方には与せぬ・・・それが答えだ」



大河姫

「立派だと思った事はない」
お前、、、あの時誰が金と書状を….!!!!

「次会った時はその首刎ねる・・・覚悟せよ」



尾張


那古野城では帰蝶が父道三敗北の報に接し涙していた。




信長は間に合わず那古野城へ帰還しているという。




帰還は伊呂波太夫を再び召し出すと、新たな「頼み事」をする。




伊呂波太夫は再び美濃へと向かった。




その頃、もう一組、美濃へと向かっている者たちがいた。



「お駒さん、ちょっと休ませてくださいよ」

「さっき休んだばかりでしょ?」

「お駒さんは休んだかもしれませんけど・・・」



菊丸は駒の頼みを断れず一緒に美濃に向かっていた。




駒はなんとしても本日中に美濃に入りたいのだが、戦の状況を聞いたり関所の様子を伺ったりと菊丸をこき使っているようだ。




美濃は戦の最中である。




菊丸は駒をそのような場所へ連れて行くのはあまり気が進まないのだが・・・。



「嫌なら一人駿河へ帰れば良いでしょう!?」

「行かないとは言ってませんよ・・・」



大河姫

こま。。
お前さぁ。。
いや、なんでもない。。
なんでもない。。

二人はそろそろ国境へ差し掛かっていた。

麒麟がくるのあらすじ第17話下巻「旅立ちの日」

美濃明智城


十兵衛は無事に明智城へと戻ることが出来た。また、満身創痍だった光安も城まで戻っていた。




明智家としてはこれからの動きを決めねばらならない。




十兵衛も光安も「道三側」に立って参戦したのだ。




勿論、今から詫びを入れれば高政は許すかもしれないが・・・。




二人にはそのつもりはない。




ないが・・・。



「十兵衛!まずは上座へ!」

「儂は其方に明智家当主の座を譲る!」



光安は十兵衛に家督を譲るという。そして、十兵衛には「明智城から逃げろ」と命じる。




ここで、明智家を絶やすワケにはいかないのだ。




また、自分の息子左馬助も一緒に連れて行って欲しいと頼まれる。



「儂はこの城の最期をしかと見届け後を追う!」

「はは!(涙)」



十兵衛は忸怩たる思いもあるが受け容れる。




自身の屋敷へ戻ると熙子と母牧にも光安の意向を伝える。




牧は戦う気でいたようで「落ちる」と聞いて驚く。




そこに藤田伝吾をはじめ、明智荘の者が名残を惜しみに現れる。



「出来ることなら共に行きたい!」



大河姫

伝吾、てっきり武士かと思ってた。

しかし、伝吾たちは農民であり、土地を捨てることは出来ない。



「私は残ります!!」

「捨てろと言われても廃られませぬ!」



「母上!」



「出来ぬものは出来ぬ!」



十兵衛は牧が逃げないのであれば自分も逃げないと告げる。また、熙子も同じである。




そんな押し問答が続いていると伝吾がおもむろに口を開く。



「大方様、気持ちは私も村の者も同じでございます」

「しかし、田や畑、山や川、この先十年二十年皆で守っていきます」

「大方様が戻られた時に何も変わらず山や川はあります」

「また、見て頂くため・・・今日は旅に出て下さいませ!」



大河姫

伝吾!
お前!
中々名演説やないか!

「旅に出て!」

とは詩人だ。

「伝吾(涙)」



伝吾の言葉に牧もとうとう折れた。



「皆!行くぞ!!」



十兵衛達が屋敷を出たとき、高政の軍勢が明智城へ火矢を射かけていた。




以上、麒麟がくるのあらすじ第17話「長良川の対決」でございます。

麒麟がくるの感想第17話「長良川の対決」

麒麟がくるの感想第17話「長良川の対決」。ほぼ主役級のご活躍というか、存在感だった斎藤道三が討死。ただ、冒頭申し上げました通りその最期は「物足りなさ」を感じてしまいました。・・・いや、まず、あれだけ颯爽と馬で登場したら、馬上で一騎打ちと思いませんか・・・!?

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麒麟がくるの感想第17話「一騎打ち」

道三のご登場が過去良すぎ。




馬で黒い法衣で颯爽と長良川を騎馬で渡る道三!






上杉謙信かと思いましたよ。






しかし、あれだけ颯爽と馬で登場したら、馬上で一騎打ちと思いませんか??




キングダムの王騎将軍と龐煖とかさ。




勝手にそう想像してしまったんですよね。




そしたら。




へ?



高政、馬降りるの!!!!?



もうね、週末イチ驚きましたよ。




ダセーな!



言わなかったけど。




勿論ね。馬上一騎打ちなんて危険というのは分る。




皆が皆、真田高氏のように乗馬が得意な訳ではない






でも、演出のやりようはあったと思うのですよね。




馬上で一合だけ撃ち合ってからの白兵戦とか。




それもダメなら最初から徒(かち)でやるとか。




どちらかが馬を失ってからの一騎打ちとか。




何やってんのよ・・・。




いや、ホント馬を降りる姿がダサ過ぎて、テンションがめっちゃ下がってしまいました・・・。




・・・これは、まあ、高政が悪い訳ではないか。




この日の朝高氏を見てしまったからかな・・・?

麒麟がくるの感想第17話「父と子のケジメ」

道三が高政と戦った理由。



「誤りは正さねばならぬ」



前回も触れましたけど父親としての「最期のお仕事」をするつもりだったのだと思うのですよね。




道三は高政に「期待」していたし、深芳野に言った言葉もホントだと思います。




高政は残念ながら拗らせておりましたが。



「お前の父親は誰だ!?」



これから美濃を治める者として「根本に偽り」があっては高政の為にもならない。そこを正すことが出来る最期の機会を与える為に来たのだと思うのです。




道三は孫四郎と喜平次を殺された時は怒りで一瞬我を失いましたが、その後は「全て身から出た錆」という事で受け容れていると思うのですよね。




その後始末にやってきたのです。




ここで、高政が、



「ははは!蝮の子は蝮と思い知ったかwww」



くらいブチかませば道三は笑って死んだと思う。




しかし、高政はその機会を活かすことは無く・・・。



「我が父は土岐頼芸様!」



と、言い張り、道三を討ち取って(討ち取らせて!)しまいます。




道三の最期の言葉。



「勝ったのは道三じゃ・・・」



コレもな。




ちょっと違うと思うのですよね。



「勝ったのは俺」



って、ちょっとダサくないですか??この17話まで見てきた道三っぽくない。この言葉は「対等な関係」や「ライバル関係」で出てくるような言葉だと思うのですよね。今回は不覚を取ってしまいましたが、道三と高政では「器」が違う。




高政が背伸びをして。



「勝ったのは儂じゃ!」


とかほざくのであれば可愛い感じ、憐れな感じがしてしっくりくるのですが、道三のこの最期の言葉はちょっと頂けないかな。



道三が言葉を発するのであれば、



「それでは、儂を超えられぬ」

「・・・お前は儂には勝てぬ」



とかの方がまだしっくり来るように思います。




理想は勝ち誇る高政を前に笑うとか切ない表情(憐憫系)を見せるとかも味があったかも。

麒麟がくるの感想第17話「十兵衛、正直過ぎて色々心配」

「土岐頼芸様を立派と思った事はない」



いや、十兵衛、お前・・・。




ま、まあ気持ちは分かる。




分かるけどさ・・・。




帰蝶のために手間(書状)をかけ、カネ(金10枚!)を払ったのはいったい誰だと!!




さらにだよ。



「道三様には己に対する誇りがあった」

「お主にもないものだ(キッパリ)」



そもそも、この場で斬られてもおかしくないのに、そこまで言うかね。




明智光秀と言えば、高い能力を持ってはいるけど、生真面目で根暗なご性格から主君の横暴に悩まされ、ストレス溜め込み、最後ブチギレて本能寺・・・というイメージが定番だと思うのですけど・・・。

十兵衛、お前、ストレスないだろ?




此処まで毛色の違う光秀で後半までちゃんと持つのかな・・・?




実はちょっと最近心配になってきているんですよね。




俳優力でゴリ押しているけど、だんだん「?」が増えていったアノ大河をちょっと思い出す・・・。




そう言えば駒もな・・・。




駒、視聴者から嫌われないかちょっと心配だわ・・・。ウチのブログで「駒 ウザい」で検索している人おったからな・・・。




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第17話「長良川の対決」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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