麒麟がくるのあらすじと感想第19話「信長を暗殺せよ」。高政改め義龍。雰囲気が変わりましたね。頼りない雰囲気と小物感が消えていた。十兵衛もちょっと戸惑っていましたね。そして、変わったと言えば義輝様。やさぐれちゃったのかな・・・?麒麟がくるのあらすじと感想第19話です。

麒麟がくるのあらすじ第19話「信長を暗殺せよ」

「お前が飲め!!!」




信勝は死んだ。




土田御前は信勝の遺体にすがりついて泣いていた。



「母上・・・申し訳ございませぬ」



信長は信勝を誅殺したことを詫びる。当然、土田御前は信長を責める。信長からすれば「同じ息子」であるにも関わらず、何故邪険にされるのか・・・?その想いを初めて伝える。



「お前は私の大事なものをいつも奪う・・・!」



大河姫

まさかとは思うけど。。母上、共犯や、、、ないよね??

幼き頃に可愛がっていた文鳥を逃がし、大切にしていた茶器を割った。そして、今度は信勝。




信長は返す言葉がなかった。




帰蝶の元に戻るとポツリとつぶやく。



「終わった・・・」

「儂は、父上も弟も・・・母上も喪った」



帰蝶は無言で信長を見つめていた。



大河姫

新しい父であり母である。これから、帰蝶に褒めて貰えるために人生を歩むのです。

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麒麟がくるのあらすじ第19話上巻「越前」

永禄元年(1558年)11月。




朽木へ逃れ、再起を図っていた将軍足利義輝と、三好長慶の「和睦」が成立する。




足利義輝は5年ぶりに京へ戻り、事実上の「天下人」三好長慶の挨拶を受ける。




長慶は義輝の帰京を喜び、様々な品を献上する。



「大儀である・・・」



大河姫

三好長慶は室町体制下での改革を目指したと思う。

義輝の表情は冴えないが、一方で長慶は満足気であった。



大河姫

1558年。この年、上杉謙信(まだ、長尾景虎?だったかな??)は五千騎で二度目の上洛してます。

越前、一乗谷


十兵衛が越前へ落ちてから2年ほどの時が流れた。




朝倉には仕官せず、浪人暮らしである。




普段は、寺子屋で子供たちに読み書きを教えていた。



「十兵衛様の処で学ぶと学問だけでなく、行儀作法も身に付くと評判ですよ!」



十兵衛の寺子屋は評判も良く、また子供たちも十兵衛によく懐いていた。明智家の暮らしは決して豊とは言えないが、穏やかで平穏なものである。




あくる日、十兵衛が珍しく朝倉義景に呼び出される。



「その方に頼みがある」



義景は将軍足利義輝が約5年ぶりに帰京したこと、そして、諸大名に上洛を促していると話す。




十兵衛は義輝の帰京を喜ぶ。




しかし。



「見事な鷹であろう?」

「あの鷹を義輝様に献上してきて欲しい」



「上洛はなさらぬので・・・?」



「・・・争いごとに巻き込まれるのはゴメンじゃ・・・」



大河姫

鷹好きはフラグか・・・?

義輝と畿内最強の実力者三好長慶は必ずしもうまくいっているワケではないようである。




その日の夜、十兵衛は京へ行くことになったと熙子に話す。熙子は十兵衛が久しぶりに国外へ出れることを喜ぶ。




そして。



「十兵衛様にお話しなければならいことが・・・うっ」

「なんだ?どうした?大事ないか・・・?」

「はい、大丈夫です・・・実は・・・やや子が・・・」

「!まことか!母上はこのことは?」

「まずは、十兵衛様にと・・・」

「そうか!母上!!母上!!!!」



大河姫

脚本前川洋一でしょ?おたまちゃんだけじゃなくて、長女のさとちゃんも出てくるはず!

十兵衛は牧に吉報を伝えるのであった。

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麒麟がくるのあらすじ第19話中巻「再会」

十兵衛は朝倉義景の使者として入洛する。




三淵藤英、細川藤孝など懐かしい面々と再会する。



「朝倉義景様より、あれなる鷹を・・・」



「おお!見事な鷹じゃ!義輝様もお喜びになられる!」

「上洛を頂けぬのは残念であるが・・・」



十兵衛は二条邸で開催される義輝の帰京を祝う能の宴にも相伴するようにと誘われる。




宴の直前、丁度やってきた義輝と十兵衛は再会する。



「おお、明智か・・・何年ぶりになるであろうか?」

「9年ぶりにございます」



大河姫

もう9年か。。。

義輝は十兵衛のことを覚えていた。




そして、変わってしまった都の様子、父義晴をはじめ、見知っている人間も随分と亡くなっていると淋し気に語る。



「能は良いの・・・」



今の義輝にとって気持ちが安らぐのは能を鑑賞している時くらいのようである。




宴が終わると、十兵衛は意外な人物と再会する。




斎藤義龍である。十兵衛に気付き目が合ったが無言で廊下を歩いて行った。



大河姫

義龍、雰囲気変わったな。やっーっと一人前か。

義龍の姿が見えなくなると、藤孝は義龍が上洛する信長の殺害を計画しているという噂を伝える。




十兵衛はなんとか義輝に仲介を願うが、藤孝は苦し気に首をふる。



「今の義輝様にそこまでの力はございませぬ・・・」

「しかし、松永殿ならば・・・?」



事実上の都の支配者三好長慶の側近松永久秀。




十兵衛は早速松永久秀を尋ねる事にする。




松永久秀は十兵衛の来訪を殊の外喜ぶ。



大河姫

おひさ!久秀!明智光秀、松永久秀、荒木村重で反乱三人衆ね。。。

道三が息子に討たれたと聞いてからずっと気になっていたとも話す。




二人が再会するのは万里小路邸で三好長慶の危機を十兵衛の機転で救って以来である。



「其方には借りがある」

「その借り、お返しを頂けませぬか?」



十兵衛は斎藤義龍による「織田信長暗殺計画」を阻止して欲しいと頼む。



「亡き山城守様は「織田様から目を離すな」と仰せでした」


久秀は十兵衛の頼みを受けると、早速当の本人斎藤義龍の宿舎へと向かう。



「三好家の重鎮松永殿がいったい何用にございますか」

「強者揃いの斎藤家に是非ともお力をお貸し頂きたい」



久秀は義龍に近づくとそっと耳打ちする。



「上洛している織田信長様の御命を狙っておるとの噂があります」

「斎藤様にはこれを阻止して頂きたいのです」

「近々、将軍家の要職にも御付きになられる斎藤様に是非」



義龍は全てを悟り久秀の依頼を受け容れる。



「これで貸し借り無しだな」

「ありがとうございます」

「斎藤殿が其方を呼んでおるぞ」



十兵衛は義龍の待つ部屋へ入る。




二人が合うのは長良川の戦い以来である。



「松永久秀を担ぎ上げるとは考えたな」

「此度の事どうやって知った?」



義龍は十兵衛が手をまわしたことを見抜いていた。



「お前はあの時道を誤った」

「儂に従っていれば今頃美濃で要職に就いているものを」

「今や浪人の身か」



「・・・悔いてはおらぬ」



「強がるな」



「儂はいずれ尾張を飲み込み、美濃を大きな豊な国にする」



そして、意外なことを言う。



「もう一度考え直さぬか?儂に手を貸せ!」



「断る」



「何処か仕官の口でもあるのか」



「そんなものはない」



「ならば!」



「今更お主に仕える気はない」



暫しお互い沈黙する。



「ははは・・・相変わらず頑固な男よ(笑)」



十兵衛は義龍の様子を訝る。



「・・・いったいどうした?」

「次に会ったら儂の首を刎ねると言っていたお主が?」



「今まで血を流し過ぎた」

「弟を殺し、父を殺し・・・」

「儂に従う者はあまたおるが・・・儂を恐れてそうしておる」

「腹の中では何を考えているのか分かったものではない」



「悔いておるのか?」



「・・・悔いておる」

「と申したら、儂に付いてくれるか?」



「・・・お前には付かぬ」



「十兵衛!お前いったい何がしたいのだ?」



何がしたいのか



「・・・道三様に言われたのだ」

「大きな国を創れと、誰も手出しの出来ぬ大きな国を」

「今は自分でもどうして良いのか分からぬ」

「じゃが、道三様のそのお言葉がずっとこの胸の内にあるのじゃ」



大河姫

多分「大きな国」の答えは天下布武・・・

「大きな国・・・父上が・・・美濃よりもか?」



「そうだ」



「分かった・・・行け」



「さらばだ・・・もう会う事もあるまい」



斎藤義龍は2年後、病によりこの世を去る。

麒麟がくるのあらすじ第19話下巻「何かオカシイ」

十兵衛と義龍の再会から3日後。




信長が将軍足利義輝に謁見する。




十兵衛もその席に陪席していた。



「織田上総介にございます」



信長が尾張平定を報告し一通りの挨拶を終えると、義輝は信長に何か望みはあるかと尋ねる。




信長は尾張を今川や斎藤が狙っており戦が絶えないこと、義輝の、将軍家の力で止めて欲しいと願う。



「相分かった、其方の申す通りじゃ」

「・・・今川はなんであったかの?官職じゃ」



近習の一人が「治部大輔」と教える。



「織田上総介、其方にも官職を授けてやろう」

「左京大夫でどうじゃ?今川より上じゃぞ」



大河姫

義輝…様??雰囲気が・・・?

信長は義輝の言葉の意味がよく飲み込めない。



「それで、今川は引き下がりましょうか」

「引き下がらぬなら将軍家の相伴衆になるが良い」

「相伴衆なら今川も手を出すまい?皆そう思わぬか?」



近習達は俯き沈黙している。



「儂は幼き時より父と共に京と近江を行ったり来たりしていた」

「そしてまた、5年ぶりに京へ戻ったが全てが変わってしまった」

「父もいない、帝も変わった、皆居なくなった」

「それ故、今の儂にはそれ位の事しか出来ぬ」



信長が謁見を終えると、十兵衛は途中の廊下で信長を呼び止める。



「信長様!おひさしゅうございます」

「藤孝殿から聞いた、越前におるらしいな」



信長は十兵衛をよく覚えていた。そして、先程の会見の内容に関して尋ねる。



「・・・儂が相伴衆になれば今川が手を引くと思うか?」



十兵衛は首を振る。




信長はさもありなんという表情である。




今川は尾張に入り込み、出城を築いている。現状、織田方は押される一方で手も足も出ない。将軍家の力ならなんとかなるのではとの期待もあり上洛したのだが・・・。



「将軍も苦しんでおられるようだ」

「今の世はどこかおかしい・・・」

「尾張が心配じゃ、いずれまた」



大河姫

今の世は何処かおかしい。ああ、ココから風雲児が産まれるな。。

信長はめぼしい成果を得ることなく尾張へと戻る。




その後、十兵衛は久秀の館で信長が久秀にも挨拶に来たことを教えられる。



「あれは妙な男じゃの?」



久秀は信長が自身の領国である尾張と摂津を取り換えて欲しいとねがったと教える。



大河姫

尾張が最強。

西に都人あり。

東に田舎人あり。

都人の鼻持ちならない高慢さ。

田舎人の世間を知らぬ高慢さ。

この二つを思うがままに操らねば天下は獲れぬ。

尾張は周囲を敵に囲まれている。



「ホンキなのか戯言なのかよく分からん(苦笑)」

「あれはいったいどういう男なのじゃ?」



「松永様はどう思われますか?」



「ウツケと聞いてはいたが、ただのウツケではないな」



「亡き道三様は信長様から目を離すなと申されました」



「山城守(道三)様が・・・?」

「ふふ、(信長は)将軍様にも目通りしたが・・・」

「ガッカリしたと申しておった(笑笑)」



久秀は信長が来たときの様子を楽しげに話す。




また、義輝はまだ若く、5年ぶりの京。いずれ、将軍らしさも身に付くであろうとも付け加える。




十兵衛は義輝が帰京したことで世が落ち着きを取り戻すと思っていたと話す。



「・・・しかし、今や大名の争いの仲立ちも出来ぬご様子」

「真に京を治めているのは三好様」

「このままでは武士を束ね、世を平かに出来るのは誰なのか分からなくなってきました」



「・・・それは儂にも分からぬ」

「また、戦になるやも・・・ならぬやもしれぬ」



久秀は「戦の匂い」を感じているようである。




以上、麒麟がくるのあらすじ「信長を暗殺せよ」でございます。

麒麟がくるの感想第19話「信長を暗殺せよ」

麒麟がくるの感想第19話「信長を暗殺せよ」。信長、2週続けて危機一髪だったワケですね。今週の「危機」には信長ご本人も、いつも全てを見通している帰蝶様でもお気付きではななさそうでしたがw。そして、その信長暗殺を謀っていた高政改め義龍が静かに最期を迎えてしまいます。

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ずっと十兵衛に片想いをしてきた挙句・・・やはり恋は実らず。。。もっとも、ずっと「情けない姿」「頼りない姿」ばかりが目立っておりましたが、最期は一回り大きくなった雰囲気だったかな・・・?

麒麟がくるの感想第19話「母と子」

共犯ではなかったようで安堵しました。




先週の感想でも触れたのですけど、信長毒殺を勧めたのは土田御前ではないのかという疑いを持っておりましたが、冒頭の様子を見る限りそうではなさそうですね。




土田御前の信長への対応を見ると、ちょっと悩んでいる部分もありそうな気がするのですよね。



「お前は私の大事なものをいつも奪う・・・!」



まあ、今回の信勝は兎も角です・・・。




文鳥を逃がしたとか茶器を割ったとははね・・・?スケール小さくね??




それくらいは許してやれってくれという感じです。




土田御前もそのことに実は気付いてはいる。



「何故、自らが産んだ子を愛せないのか?」



愛そうとすればするほど「嫌いになる」自分自身に悩んでいたように思います。




信長の顔を掴んで泣いていた様子を見てそんな事を思いました。




この信長と土田御前の関係も一つのテーマのような気がするんですよね。




二人が和解したときに本能寺という「軍師官兵衛」のパティーン。




あると思います。




もっとも・・・信勝と阿吽の呼吸で事実上暗殺黙認していた可能性も微レ存かとも思いますが・・・。

麒麟がくるの感想第19話「義龍の成長」

高政改め義龍。




なんども触れておりますが、斎藤義龍は結構やり手の大名です。




マムシの道三を葬ってから美濃を掌握し、度々信長と争うものの、存命中はついに美濃に織田勢を侵入させませんでした。また、今回描かれていたように幕府へも接近し幕府の役職と一色姓(足利一門衆)を名乗ることを許され、周辺国に対しても美濃守護としての大義名分を得ております。




結構さらりとやってのけておりますので印象は薄いかもしれませんが、まかり間違えれば、美濃は危うかったのです。




ところが・・・。




悲しいかなこの麒麟がくるでの義龍(高政)は頼りないことこの上ない・・・(涙)




小物感が凄かったんですよね。




家柄にご執心する様子とか、土岐様に入れ込んだ挙句に梯子外されたりとか、その上父ちゃん母ちゃん(道三と三芳野)に心配かけたりとか、妹の旦那に妙にライバル心燃やしたりとか・・・。




トドメが先週ですよ。




一騎打ちで馬から降りるし。




しかし、今週の義龍は違った。



「・・・いったいどうした?」



十兵衛じゃなくても驚きますw



「悔いていると申せば儂に付いてくれるか?」



これは半々といった感じではないかと思うのですよね。悔いている部分はあるが、一方で「血を流し過ぎた」からこそ今の美濃の経営がある程度安定しているという面もあるのだと理解していると思います。



「儂に従う者はあまたおるが・・・儂を恐れてそうしておる」



恐れない者は皆去った。




これはトレードオフの関係なのかもしれない。




意外とあっさり?十兵衛を家臣にするのを諦めたのは義龍が人としての深みを増してそのことに気付いているからかな。




大物感を醸し出すのがちょっと遅すぎた気もしますが・・・!

麒麟がくるの感想第19話「信長が見ている世界」

信長がわざわざ足利義輝に会いに来た理由。



9年前のことを思い出していたはずです。



二匹目の鰌(どじょう)を求めて上洛したものの・・・。




どうやら「見込み違い」であったことにあからさまにガッカリする様子が面白かったw



「・・・儂が相伴衆になれば今川が手を引くと思うか?」



一応、十兵衛に確認していましたけどね。




信長は(十兵衛も)今の世はどこかおかしいと気付いています。




しかし、何がどうおかしいのか?




何処に向かえば良いのかは見えていない。




室町体制の復活こそが「解」と思っていた十兵衛。




室町体制の価値を一顧だにしない信長。




この両者はおそらく「天下布武」という理念に行き着き、一気に走り出すのでしょうね。




そして、いつしか「同じ世界を見ていた」と信じていた両者が全く違う世界を見ていたと気付いた時が本能寺なのかな。




うーん・・・。




革命からの内ゲバは古今東西洋の東西問わないのかも?




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第19話「信長を暗殺せよ」でございます。
大河姫

今宵は此処までに致します。

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