麒麟がくるのあらすじと感想第20話「家康への文」。桶狭間前夜。十兵衛の暮らしぶりは・・・随分と逼塞していたようですね。ついに朝倉仕官を決意しますが・・・蹴鞠を見て激怒は草生える。しかし・・・蹴鞠は「遊び」ではないかもよ?麒麟がくるのあらすじと感想第20話です。

麒麟がくるのあらすじ第20話「家康への文」

永禄3年(1560年)。




十兵衛はまだ越前にあった。



「と、孔子様は申された・・・本日は此処まで」



寺子屋の評判は良く、子供たちも十兵衛に懐いている。暮らしぶりは決して豊とは言えないが・・・いや、かなり苦しいようだ。

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麒麟がくるのあらすじ第20話上巻「義元出陣」

「十兵衛様、左馬助様がお戻りです」



妻、熙子は生まれたばかりの赤子をあやしながら、尾張から左馬助が戻った事を知らせる。何やら、火急の要件もありそうなことも。



大河姫

この子は長男?長女??多分、珠ちゃんだけじゃなくて、さとちゃん(長女)も出番あるはず。

十兵衛は疲れているであろう左馬助に湯漬けなどを振舞ってやって欲しいと告げる。



「・・・あの、十兵衛様・・・」

「どうした?」

「・・・」

「申してみよ?」

「・・・明日の米がございません」



大河姫

ああ。。貧乏な表情になっとる。。な。。苦労が耐えんな。お前の所為だけどな。

明智家の家計は火の車だったのだ。十兵衛は乳飲み子を抱えた熙子に心底申し訳なく、また情けなく感じる。



「いや、そろそろなんとせねばと思っていた処じゃ・・・」



ある決意を固める。




十兵衛は家に戻り左馬助から尾張の様子を聞く。



「今川の勢いが強く、国境の城はほぼ今川の出城と化しております」



十兵衛は絵図を広げて思い悩む。




駿河、遠江、三河、そして尾張。



「左馬助、三河の将で今川様に近いのは?」

「は、松平竹千代様が大事にされていると・・・」



十兵衛は「松平」と聞いて思い出す。かつて、道三の命で尾張に侵入したときに織田の人質となっていた「竹千代」の事を。




竹千代の母は水野元信の妹であったはず。



「左馬助、すまぬがもう一度尾張へ行ってくれぬか?」



大河姫

十兵衛人使い荒いよね。誰に似たのか・・・w路銀はちゃんと左馬に出してるのかな??

駿府


いよいよ、今川義元が大軍を率いて尾張へ攻めこむ準備を進めている。



「此度は儂も出陣するぞ」

「我らに先んじでこの大高城に入り織田勢に切り込む先鋒は誰が良い?」



大河姫

義元め!!我が子晴信は、、、クソ!くぅー!あの小心者が!信濃など攻めても京には、天下は獲れぬわ!

と、信虎様が申しておりました。。

今川家臣団の意見は一致していた。




東庵と駒は未だに駿河にあった。




東庵は「人質」となっている松平元康と度々将棋を指していた。




この日。



「勝った・・・ははは!大敵東庵殿を討ち負かした!」

「参りました・・・これで私の98勝5敗ですな・・・」



元康は「大事の前に幸先が良い」と上機嫌である。



「大事の前とは?」

「戦に出ます」

「どちらへ・・・?」

「尾張へ」



二人の話を聞いていた駒は元康に薬を渡す。



「必ず無事に帰ってこれますよ」

「うん!駒さんの薬をもらったら大丈夫な気がしてきた!」



大河姫

駒、天下人二人落としてるよね…???

元康はそう強がるのであった。




その後、東庵は珍しく今川義元に召し出される。



「我が師、雪斎がその方の事を良く話しておった」

「松平元康に先鋒を任せたいと考えておるが・・・」

「その方は元康をどう見る?」



先鋒を任せる松平元康に二心ありやと問うているのである。



「松平元康様は裏表のないお方と存じます」



今川義元は松平元康を先鋒に、二万五千の軍勢で駿府を立った。

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麒麟がくるのあらすじ第20話中巻「危機」

清須城


尾張では迫る今川の大軍とどう対峙すべきか、重臣達が激論を戦わしているが・・・。



「籠城じゃ!」

「今川大軍、討って出でも勝ち目は無い!」

「籠城して勝てるのか!?」



大河姫

織田の重臣に梁田政綱いた??

信長は重臣達の議論を虚ろな瞳でしばし眺めていたが、議論には加わることなく部屋を後にする。




そこに、帰蝶が声をかける。



「今川勢は二万五千の大軍、こちらは三千ばかり」

「美濃の父が兄高政に敗れた時と同じでございます」



信長は耳が痛いが妙案は浮かばない。



「勝てぬまでも、負けぬ戦をせねばなりませぬ」

「・・・熱田へ行かれませ」



「・・・熱田?」



帰蝶は今川の先鋒を務める松平元康の母が熱田いると告げる。



「竹千代・・・?」

「はい!重臣達のようにただ、右往左往するだけでは埒が明きませぬ」



信長は悟る。
そして、嬉しそうに尋ねる。



「誰に知恵を付けられた(笑)」



帰蝶はその問いかけを笑顔でかわすが、信長には察しがついていた。




その頃、その察しの相手は・・・。



越前、一乗谷城


十兵衛は一乗谷城にあった。




これ以上、熙子や母に苦労をさせるワケにはいかない。




気は進まないが、朝倉への仕官の決意を固めたのだ。




朝倉義景への面会は整ったのだが・・・。



「明智殿、すまぬ、日を改めて欲しいのじゃ」



朝倉家重臣から、本日の義景との面会は出来なくなったと告げられる。



「実は都から公家衆が蹴鞠をしに参っておってな・・・」



十兵衛は愕然とするが、会えないのでは致し方ない。一乗谷城を後にしようとするが・・・。



「ありゃーありゃーありゃ!!!」

「オホホホホホ!」



義景や公家衆、女子衆の楽し気な笑い声が聞こえる。



大河姫

蹴鞠は遊びではないぞ。義景は遊びだったかもしれんが、氏真は蹴鞠で乱世を生き抜いたぞ?因みに、十兵衛その方はどうじゃ??

義景は中々な蹴鞠の腕、、、足前を披露していた。




十兵衛は怒りを堪え家に帰る。



「儂はこんなところには仕えぬ!!!」



左馬助は十兵衛の剣幕に驚く。



「尾張の織田信長は大一番の戦に向かっているのだ!」

「なのに儂はこの国で何をしている!!!」

「左馬助!尾張への抜け道と見つけたと申しておったな!?」



十兵衛は尾張へ行くこと決意する。

麒麟がくるのあらすじ第20話下巻「母と子」

帰蝶は熱田に竹千代の生母である於大の方、そして叔父の水野信元を信長の名前で招いていた。




信長は二人と対面する。



「今川に放った間者によれば、元康殿は先鋒を任され、三河へ入っているとか」

「・・・このような事もあろうかと思い拙い文をしたためて参りました」



於大の方は竹千代改め元康と別れて暮らすようになってから十数年の時が流れ、もし、道端で出会ってもお互い顔も分からないであろうと話す。



「・・・そのような母の手紙がどれ程の力があるかは分かりませぬが・・・」

「いや、どれ程時を経ても母は母であろう・・・」



信長は於大の方にそう応じた。




既に、元康の周辺に放っている間者にことの次第は伝えてある。




そして。



「菊丸、入れ・・・」

「この手紙を元康に」

「はは」



菊丸は手紙を預かり元康の元へと向かう。




今川勢の先鋒を務めてた元康は大高城へと入城する。




大高城では今川の一族でもある鵜殿長照が元康を出迎えた。



「元康殿!よう参られた!」

「おお!長照殿!実は妙な事がございました」

「?」

「織田方の城の近くを通ったのですが矢が一本も飛んできませなんだ」

「ははは!それは元康殿の動きがあまりに神速であったからでしょう!」



鵜殿長照は寧ろ「吉兆」と喜んだ。




元康が宿舎として割り当てられた屋敷へ入ると菊丸が現れる。



「御母上様よりの文でございます」



そこにはこの戦は勝っても負けても良きことはない。戦から身を引いて欲しい、元康に会いたいという母の想いが切々と書かれていた。




元康が文を読み終えると、菊丸もまた想いを話す。



「今川ある限り三河に陽があたらりませぬ!」

「今川を利する戦に加担致しませぬな!」

「織田に付き、今川を討ち、三河を再び三河の物に!」



大河姫

「今川ある限り三河に陽があたらりませぬ!」

てか、今川嫌われすぎで泣ける。。
駿河は良い所だよ。。

以上、麒麟がくるのあらすじ第20話「家康への文」でございます。

麒麟がくるの感想第20話「家康への文」

麒麟がくるの感想第20話「家康への文」。いよいよ目前に迫った桶狭間。義元は尾張攻め(上洛ではないのかな?)を企図し、信長はその防戦のため知恵を絞る。




一方で十兵衛は・・・生活に困窮してた。




いや、そろそろ子供も生まれたし「現実」を見るべきですね。あと、細かい事を言えば「元康への文」が正しいかも。ま、まあ、些細なお話ですが・・・。

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麒麟がくるの感想第20話「貧乏」

十兵衛は未だに浪人暮らし。




まあ、浪人暮らしは別に良いです。




しかし、十兵衛はただの「浪人暮らし」ではない。




左馬助を尾張や(多分三河や駿河周辺にも?)送り込んでせっせと尾張のために情報収集をしています。




湯漬け一杯振る舞うことも出来ないくらい困窮した明智家に仕える左馬助はちゃんと路銀を貰っているのか心配になります。・・・左馬助は人が好さそうだからなぁ・・・。路銀は少なめに申告して足りない分は自分の食費とか削っていると推察・・・。




道三は「ケチ」「吝嗇」でしたがそれと「貧乏」は違いますからね。




十兵衛はケチにすらなれない「貧乏」なんです。




今夜は熙子の一言でようやくそのことに気付いた。



「明日の米がありません」



十兵衛には重々反省して欲しい。




でもね、ハセヒロは貧乏としょぼくれた表情がとても似合うのです。

麒麟がくるの感想第20話「気位が高い」

十兵衛は言いたいこと言うし、やりたい事をやるし、やりたくない事はやらない。




その身の程知らずなストロングスタイルを貫く事の限界を、乳飲み子抱えた熙子明日の米がないと話す姿を見て気付いた。




気は進まないものの、朝倉への仕官を決意。




義景に挨拶する予定の日は公家衆との蹴鞠で翌日に延期。




そりゃ、義景には面会出来なかったけど、別に採用されなかったワケではない。




でも怒ったねぇ・・・。




公家衆との蹴鞠大事よ?




まあ、義景サンは盃になっちゃうけど、駿河の氏真さんは「蹴鞠」で戦国時代生き抜くからね。



「儂はこんなところには仕えぬ!!!」



あーあ。




キレちゃった。




十兵衛は気位が高いんですよね。




もっと、謙虚さを身に付けないと・・・。




先々心配でございます。

麒麟がくるの感想第20話「今川嫌われ過ぎ問題」

以前、「おんな城主直虎」でも書いたんですけど、今川様の嫌われ方が見ていて悲しくなります。



「今川ある限り三河に陽があたらりませぬ!」
by菊丸



そんな事はないと思うけどなぁ・・・。




今川義元の内政は決して苛烈なものではなかった。




しかも、此処で「織田に付く」というのは乾坤一擲大博打であります。勿論、此処で勝てば大いに織田方に「恩」を売ることはできるし、今川と比較すれば随分と弱小な織田は三河を支配するような力はないから自立するには確かに悪くない選択ではありますが・・・。




失敗すれば松平元康は死んじゃうよ?




でも、皆今川のことは嫌い。




人間は感情で決断し、論理でその決断を正当化する。




だからこそ、人生はいつでも「機会」があり、一方で「一寸先は闇」なワケですね。




これを面白いと思うか哀れと思うか・・?




哀れだと思います。




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第20話「家康への文」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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