麒麟がくるのあらすじと感想第11話「将軍の涙」。斎藤と織田、そして今川の東海三国志。竹千代は義元と対面してどう感じたかな・・・?そして、十兵衛は京へ尾張へ近江へと毎週忙しい。・・・いったい何処の家臣だったか・・・?いや、これこそ明智十兵衛の真骨頂なのかな?十兵衛、意外と面の皮厚い説が私の中で台頭しております。麒麟がくるのあらすじと感想第11話

麒麟がくるのあらすじ第11話「将軍の涙」

天文18年(1549年)11月。



「お待たせしたな」



大河姫

ああ、人質交換か。

尾張笠寺では先の戦で捕らえられた織田信広と松平竹千代の人質交換が行われていた。平手政秀は「織田信広」の無事(無傷)を確かめ、また今川方も竹千代の人相を確認する。



大河姫

信広、不貞腐れた顔しとるな。

人質交換はつつがなく行われた。




これは取りも直さず、今川の攻勢が始まることを意味していた。

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麒麟がくるのあらすじ第11話上巻「東海三カ国」

尾張古渡城



織田信秀は強弓を引いているが、中々音が鳴らない。



「信広は無傷であったそうじゃな!」



「はは!それはもう、落城した城の主とは思いえないほどで(笑)」



大河姫

平手さん、笑顔でさらりと皮肉言うわね。

「ぐぬぬ・・・!我が子じゃから助けはしたが・・・」

「せめて、満身創痍でなければならぬ!(ぐわ!)」



「殿!?」



「弓が、もう弓が退けぬ・・・以前は五百の弓を引いたものを・・・」



「はい、殿は尾張一の弓の使い手でございました!」



大河姫

弓引けないと言っても・・・めっちゃ良い身体しとるけど・・・。

信秀は2年ほど前の矢傷が癒えず、いやむしろ悪化。既に戦に出れるような身体ではなくなっているのを自覚していた。



「信長は何を考えているのか、信勝はまだ若い・・・」

「今、今川に攻め込まれたら・・・平手!今川の動きから目を離すな!」



大河姫

ああ、分る。信長は何を考えているのやらw。パパとママの事だよ・・・!

駿河駿府城


大河姫

やっぱり、駿府城はお上品だよね。

松平竹千代は今川義元、そしてその軍師として辣腕を振るう太原雪斎と対面していた。



「竹千代殿!よくこられたな!」



竹千代は駿府へと送られる途中、生まれ故郷の岡崎にも寄っていた。



「久しぶりの岡崎は如何であった?」



「はい、何もかも懐かしく、夢のようでございました」



「うむ、この駿府にも面白きものが様々ある楽しまれるとよかろう」

「長い道中、腹が減ったであろう?遠慮なく食べるがよい!儂も相伴致す」



駿府の海の幸がふんだんに使われた食膳が運ばれてくる。



「・・・私はいつ、三河に戻れるのでしょうか?」



竹千代の問いかけに雪斎が応える。



「今、三河は我らと豊な国を創ろうとしている者と尾張と結ぶ者に割れております」

「これを一掃することが出来れば戻れましょう」



大河姫

竹千代は見ているね。織田か?今川か?信長か?義元か?雪斎か?平手か?。
雪斎怖そうだしな・・・平手は弱いなw

義元が続ける。



「隣国が苦しむのを見て見ぬふりは出来ぬ」

「雪斎!年が明けたら三河を救う戦ぞ!!」



義元は気合を入れるのであった。




宣言通り。




翌、天文19年(1550年)夏。




今川勢は尾張知多半島へ攻め寄せ次々と城を落とし、織田の劣勢は明らかとなる。




この織田信秀の非力ぶりに、美濃と尾張の同盟は今にも崩れようとしていた。




美濃稲葉山城


「私は申し上げたはず!織田信秀との盟約は真に危ういと!」

「既に今川勢は知多に来ており熱田まであとわずかとか?」

「既に信秀にはこれを押し返す力はないものと見受けますが??」



大河姫

知多半島、昔仕事で良く行ったな。焼物も有名なのよね。

評定で朗々と利政を批判するのは息子の高政である。しかし、今回ばかりは利政も渋い表情でその「ご高説」を聞いている。



大河姫

なんか、高政の小物っぷりが。

稲葉良通も続く。



「盟約を結んでいる以上は頼まれれば今川と戦わねばなりませぬ」

「そのおつもりが、あるのかないのかをお聞きしているです」



利政は一呼吸置く。



「儂はそのつもりじゃが・・・」

「戦は独りでは出来ぬのでな」

「各々方は今川と戦う覚悟があるのか?」



一瞬、稲葉達国衆は返答に詰まる。



「・・・する気はあっても兵が集まりませぬ」



この時期は稲刈り時である。




今、戦のために兵を募っても誰も動かにないという理屈である。



大河姫

稲刈りね。分る。金満織田家は浪人(傭兵)集める系だからいつでも戦が出来る。

「・・・他の者はどうじゃ?」



他の国衆も下を向く。光安だけが気まずそうに他の者の様子を見る。



「父上、織田との盟約は荷が重うございましたな」



「重いも軽いも、尾張が落ちれば次はこの美濃ぞ?」

「その時は如何するのじゃ?」



「その時は戦います」



「稲葉、刈入れ時でもか?」



「美濃の危機であれば、我らも刀を取って戦います」



「(笑笑)分かった分かった、皆、沼田へ戻って刈入れでもせえ」



評定の間を後にした利政は光安に耳打ちする。



「織田がこれ程無力とはな・・・弱ったぞ・・・」



危機に瀕している織田は美濃に援軍を求めてきている。しかし、あの様子ではとても兵など送ることは出来ない。



「・・・兵は出せぬが米は送る・・・これで話を付けよう」

「はい・・・使者は・・・?」

「十兵衛が良かろう?」



大河姫

可哀そうに・・・。小間使い十兵衛。納得しなければ盟約は破棄して今川に乗換る。流石マムシ。

十兵衛は信長とは面識があり、織田からの使者はその信長の守役である平手政秀である。

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麒麟がくるのあらすじ第11話中巻「交渉」

「開門を!美濃斉藤利政の使いで参った明智十兵衛にござる」



十兵衛は想い足取りで尾張那古屋城までやってきた。



大河姫

気が重いね。十兵衛。分る。契約打ち切りとかのお話は気が重いもん。

城内は意外にも、暗い雰囲気ではないようだ。信長は家臣たちと相撲に興じていた。



「若殿、美濃より使者が参りましたぞ!」



平手はソワソワしながら信長に告げる。尾張の命運を決める使者かもしれないのだ。



「十兵衛であろ?あとで参る」



そう告げると、すぐ相撲に熱中である。



「よし!そこ!押せ押せ!!」



「・・・知多では戦というに相撲とは・・・」



平手は信長を置いて、早速十兵衛と面会する。部屋には帰蝶もいる。



「明智殿は信長様と面識があるとか・・・その際はどのようなお話を?」

「はあ、鉄砲の事を少々・・・」

「鉄砲・・・他には?今川との戦についてなどは??」

「いえ、何も・・・鉄砲の事だけで」

「若殿は鉄砲にしか興味がないようで・・・(苦笑)」



大河姫

平手さんの張り付いた笑顔w緊張感が溢れ出しております。

平手によれば、先日もまた国友村に百丁の鉄砲を発注し、鉄砲鍛冶を困惑させているのだという。



「尾張が今川の攻勢で傾きかけておるのに(怒)」

「・・・あ、いや!ははは!まずは今の戦況を・・・」



大河姫

「尾張が傾きかけている」おい平手ちゃん!本当の事は言っちゃダメよ。

絵図を広げ戦況を説明しようとするが・・・。



「平手殿、最初に申すべきであったが、我が主は援軍を出さぬと決しました」

「は?」

「今は刈入れ時で兵が集まらぬ故・・・しかし、清須の織田彦五郎殿が背後を突かぬように眼を光らせると」

「・・・利政殿は我らと共に戦ってくれるものと」



平手は「冷ややかな視線」で同席している帰蝶をねめ回す。



「私も先程十兵衛から聞いて・・・情けなきコトにございます」



大河姫

あー、嫌な役回りだね、いやーな目で帰蝶を舐めるね。

平手はもう何も言う事はないといった雰囲気で部屋から出て行く。




十兵衛と帰蝶の間にも重苦しい沈黙。



大河姫

重い沈黙。磔じゃ・・・。可哀そう。

「十兵衛、私は美濃に戻った方が良いか?」

「・・・帰りたくとも、織田殿が帰しませぬ・・・」

「そうであったな・・・私は人質、何かあれば磔じゃ」



そこに、信長が入ってくる。




先程の平手と異なり以前と変わらぬご機嫌な様子である。十兵衛がいるが全く気にする様子もなく帰蝶に膝枕に気持ちよさげに寝転がる。




援軍が来ない事にも大して興味を示さない。いやそもそも期待をしていなかったのかもしれない。そして、今後の見通しを語り出す。



「今、知多の刈谷城の水野が踏んばっておる」

「中々の将であと3カ月は持ちこたえると言っておる」

「その間に兵を整え押し返せるか・・・難しかろうな」



大河姫

「難しかろう」おっと。現実を見ている信長ちゃん。

しばし、沈黙。



「和議じゃな。刈谷城を渡すので戦はこれまでにしてくれと」



信長は領内の争いを度々仲裁し収めていた。その際に心掛けているのは「強い方」の対面を守ってやることだと言う。刈谷城を渡せば今川の対面は守れるが・・・。



「しかし、誰にその仲立ちを頼めば良いかが分からぬ」



十兵衛と帰蝶はかつて、美濃の土岐頼芸と頼純が争った時は将軍家が仲裁をしたと話す。



「将軍家・・・守護でもない織田の為に動いてくれるか?」



大河姫

守護でも「守護代」でもない「奉行」だからな。

「十兵衛!そなた京で将軍家の方と懇意になったと言っておったな?」



「誠か!?それじゃ!」



「あ、いや、しかし」



「これは思案のしどころじゃぞ!」

「十兵衛、思案のしどころじゃ」



大河姫

夫婦ハモッて思案のしどころってw。御着の殿かよw

十兵衛はまた厄介なことに巻き込まれたようである。




美濃へと戻った十兵衛は早速稲葉山城へと登城し利政へ報告する。



「将軍家にとりなしを・・・?金がかかるぞ?」



頼芸と頼純の争いの際の事は利政もよく覚えていた。




頼芸は将軍家と親しい近江源氏の六角家を仲介にしたが、その「六角家」にも金三枚、当然将軍家にはそれ以上の金を渡しているはずだと言う。




利政にはやる気はないようだ。



「・・・しかし、このまま織田様が敗れると帰蝶様のお命が・・・」

「心配致すな!いざとなったら帰蝶は救い出す手筈などどうとでもなる」

「それでは余りに・・・せめて頼芸様に仲介をお願いするのが・・・」

「やりたければ勝手にやれ!儂はカネは一文も出さぬからな!」

「はは・・・(ケチめ!!!)」



十兵衛は以前、高政に連れられて土岐頼芸と会ったことがある。そのツテを使おうと考え、高政を訪ねる。




高政は当然良い顔はしない。



「なんで儂が父の尻拭いを!金輪際そのような事はせぬ!」

「頼芸様と会わせてくれれば良いのだ!お前に不利益はないだろう?」

「肩を持つ事になるではないか!」

「肩位持ってくれても良いではないか!叶えてくれればお前の言う事な何でも聞く」

「・・・なんでもか?」

「ああ!」



大河姫

何でも聞くって。安易なヤツ。でも聞かないタイプだわな。十兵衛は。

結局。




十兵衛は高政の案内で頼芸と面会することが出来る。

麒麟がくるのあらすじ第11話下巻「将軍家」

「歳を取るとな・・・鼻水が止まらぬのじゃ・・・」

「嬉しいと涙と一緒に(チーン!)鼻水がな・・・」

「今日は二人の若者が儂を訪ねてくれた・・・無常の喜びじゃ」



頼芸は十兵衛と高政の来訪を喜ぶ。




既に、十兵衛の要件「将軍家に和議のとりなし」を頼むという事は伝えてある。手応えは上々のようだが・・・。



「それは儂に文を書けという事か・・・?」

「使者を立てて頂いてもよいかと、お許しあれば私が共をします」

「・・・」



やや、煮え切らない様子に高政が尋ねる。



「何か差し障りが・・・?」



「将軍家に取り直し、何かとカネが、金の五、六枚ではすまぬぞ?」

「いや、そうか、カネはお前の父に出させれば良いのか」



「出さぬと思います」



「何故?」



「吝嗇にございますれば」



「吝嗇・・・ケチという事か?」



「出が出でございますれば、油売りの子でございます」



「その利政の子がそこまで言うか?」



「父と思っておりませぬ」



「されど、此度の事は利政が撒いた種」

「その利政が出さぬカネを何故儂が出さねばならぬ?」



十兵衛は風向きが怪しくなりたまらず口を挟む。



「此度の事は愚かであったとは思いませぬ、ただ美濃は兵を・・・」



「言い訳は聞かぬ」



頼芸は一転不機嫌そうに運ばれてきた膳に酒を注ぎ続ける。膳は並々とした酒に満たされる。



「しかも、利政は儂に代わり守護になろうとしておるぞ」

「そのこと、存じておるか?稲葉が儂に漏らした」

「利政にその意図があると」



これは、二人共初耳である。



「それでも儂に利政の尻拭いをしろと?」



高政はそのような事は知らぬ、またもしそれが事実なら覚悟があると話す。



「覚悟・・・?殺せるか?」



高政は返事はしないものの頷いたように見える。十兵衛は余りの展開に目を白黒させる。



大河姫

十兵衛気まずいな。

「文を書こう・・・金は何枚いる?」



十兵衛ははっとする。



「十枚!」



「じ、十枚・・・?」



紆余曲折あったが・・・。なんとか、将軍家への文とカネを揃える事が出来た。




その頃、京の都



大河姫

おお!長慶様!素敵!強い!カッコいい!この頃から事実上の天下人は三好長慶様!

管領細川晴元とその重臣である三好長慶との間で内紛が起きていた。三好長慶の勢いはすさまじく、細川晴元は都を落ちる。




義輝もまた、その影響で近江国へと落ちざる得なかった。




十兵衛は堅田周辺にいるという義輝に面会すべく坂本近くまで来ていたが、三好勢による取締が厳しく行われている。




しかも、困った事にその日の宿を確保することも出来ていない。



「いやー、もうダメいっぱいだね!他を当たってくんな」

「他でも断られて・・・」

「もし、旅の人、どちら迄?」

「堅田辺りまで・・・」

「十兵衛殿!お忘れか?」



京で出会った細川藤孝である。




藤孝の宿に間借りすことが出来た十兵衛は事情を説明する。




藤孝によると、既に義輝は堅田から北上し、今は朽木にいると言う。藤孝自身は関所をかいくぐり京の都と往復し和議の交渉をしている。



「十兵衛殿が以前申していた通りじゃ」

「武士の頭領である将軍家を皆利用することしか考えていない・・・」

「武士は病んでいるのじゃ・・・」



大河姫

武士は病んでいる。令和の今、我々労働者階級も病んでおります。

翌朝、藤孝の案内で将軍御座所となっている朽木の寺へ向かう。



「明智十兵衛、面を上げよ」

「その方に会うのは三度めじゃな」



義輝は十兵衛が本能寺の門前で藤孝と斬り結んでいたとき、続いて、藤孝の兄藤英の屋敷で将軍のあり様を語っていたのも聞いていたと話す。



「将軍は武家の頭領である。武士を一つにまとめ世を平かにする」

「今は世は平かではない」

「将軍のお膝元で争いが絶えない、将軍が命じなければ、争うなと」



「恐れ多いことにございます」



「もはや、そのように叱ってくれる者がおらぬのじゃ」



義輝は立ち上がり、障子を開けると雪化粧の庭を眺める。




その背中をみつめる十兵衛。



大河姫

ああ、小さい背中。

義輝は病がちであった父義晴から丈夫な身体になり、大きな声で話し、立派な征夷大将軍となるように言われ育った。そして、乱れた世が平になれば誰も見たことのない「麒麟」がくるのだとよく聞かされていたと言う。



「儂はその麒麟を連れてくることが出来ぬ」

「無念じゃ・・・(涙)」



「明智十兵衛!この文の中身承知した」

「この両者なら耳を傾けるはず」

「それで良いか?」



「は!」



「・・・十兵衛、麒麟がくる道は遠いの」



大河姫

この両者なら耳を傾ける。そう。織田は弱い。今川は・・・足利一門。

以上、麒麟がくるのあらすじ第11話「将軍の涙」でございます。

麒麟がくるの感想第11話「将軍の涙」

麒麟がくるの感想第11話「将軍の涙」。義輝様は御美しい・・・。しかし、泣いてる場合ではないけど。

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麒麟がくるの感想第11話「織田と今川、どっち?」

竹千代は初めて今川義元とご対面。




信長には、



「敵(今川)の懐に入り見てみたい」



と、宣っておりましたが、生で見た今川義元と太原雪斎、駿府城下は竹千代の目にどう映ったか?




信長と義元。




三河はどちらに乗っかるべきか?




・・・義元様ではないかしら・・・?




今回の義元様は雰囲気も「武門の名門」って感じですしね。公家風味のなよっとした雰囲気は全くない。




そして、両者の側近。




信長の守役で家老の平手政秀と義元の軍師(昔は守役)の太原雪斎。




こりゃ、平手ちゃんは相手になりませんな




竹千代君の「お気持ち」は今川に傾いておられるのではないかしら・・・?




将来のお嫁さん「瀬名姫」も可愛いでしょうしね・・・!

麒麟がくるの感想第11話「十兵衛の面の皮」

またまた、気が重い役回りを仰せつかった十兵衛。もはや風前の灯火の織田家に援軍は送らないと告げる使者を見事にやり切った。




巷(視聴者の間)では十兵衛が尾張、近江、京の都とあちこちに御遣いに出されて、利政に良いように使われているといったご意見もあるようですが・・・。




正直、十兵衛の御遣いは「適材適所」なのかもしれません。



「援軍は出さぬと決しました」



と平手に告げる様子。




平手ちゃんは「冷たい視線」を送っていましたけど、十兵衛の全身からは「私も気まずいです」とい沈鬱なオーラがありありと出ていた。




うん、満点。




十兵衛流石です。




そして、行きがかり上、織田と今川の和平の仲介にひと肌脱ぐことになる十兵衛ですが・・・。



「土岐様に会わせてくれればお前の言う事は何でも聞く!」



ああ。




安易。




こちらも巷(視聴者の間)ではなんと「安易な」と十兵衛を心配する声が多数。いや、私も最初はそう思いました。しかしね。




いや?




もしかして・・・。




十兵衛は面の皮が実はぶ厚いのではないかと・・・!




十兵衛の雰囲気は「誠実」「優しい」とかいった感じだと思いますが、自分のやりたい事はゴリ通すタフさを感じずにはいられないのです。




そもそも、高政とは織田との同盟の件で「気まずい関係」なはずですが、此処でも自分の要求を「何でも言う事を聞く券」を発行して高政に押し通している。




始末が悪いのはこの時は「本当になんでも言う事を聞くつもり」だという事なんですよ。なので、言葉に「パワー」が乗っているので思わず高政も信じてしまった。




しかし・・・この「何でも高政の言う事を聞く券」は空手形になると思われます・・・。十兵衛は我が強いのです。




つまり、心配すべきは十兵衛ではなくて、ウブな高政坊ちゃんなのかも・・・!?




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第11話「将軍の涙」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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