いだてんの感想第44話「僕たちの失敗」

いだてんの感想第44話「僕たちの失敗」。過去は未来に復讐する。何処で間違えたか自問自答を繰り返す田畑。ふと頭に浮かぶのは高橋是清。そして思い出した。オリンピックに政治を持ち込んだのは自分自身であったことを。大河ドラマいだてんの感想第44話。

いだてんの感想第44話「一歩目」

何処で間違えた?証人喚問での自問自答。そして、過去を振り返り思い出した。高橋是清との出会い。

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政治はいつ現れた?

田畑政治の初登場(大人版)は25話から。

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第25話の感想を読み返してみたら、「政治」が出て来たと書いてました。

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田畑政治の本格登壇と共にオリンピックと政治との関わりが話の中心になるという二重の意味で。

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その象徴となる言葉が高橋是清からアムステルダムオリンピックへの渡航費を出させた名言。

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「これからは、カネも出して口も出せばよい」

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川島がこれ見よがしに言っている言葉と同じ。

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過去は未来に復讐する。

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嘉納治五郎が口を酸っぱくして「政治とスポーツは別」だと言っていた意味。そして、田畑はその嘉納治五郎以上に「政治とスポーツは別」という信念を持っていたはず。

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しかし、パンドラの箱を開けたのは田畑自身だと気付いたんですよね。

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個人的には嘉納治五郎に「政治は扱い方次第」と実演を交えって教えたのも田畑政治であったように思います。

いだてんの感想第44話「敗北」

「我々は負けたんだよ、川島に」

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田畑政治は「上手く行っているとは言えなかった」けど津島さんを嫌っていたワケではない。そして、津島さんも田畑を嫌っていたワケではなかったのだと思う。・・・合わないとは思っていたと思うけど。

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川島と津島さん

津島さんは何処かで気付いたのかな。

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川島が組織委員会の分裂工作をしている事に。
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「田畑も一緒に辞めさせる」

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というのは「私怨」ではないと思います。このまま田畑体制では「川島と」上手くいかない。川島と上手く行かないというのは「政府」と上手くいかないといいことで、政府と上手くいかなければ、東京オリンピックの成功が覚束ない。

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「川島に負けた」

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という言葉が全てを物語っている。

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津島さんは川島のような「寝業師」ではないから対抗する手段も持ってない。いや、人望はあったかもしれませんがそれを「活かして」力にする能力に長けていないんですよね。

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結局、川島の為すがままされるがままになるしかない。

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そんな津島さんが最後に出来る事は何か?

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ここで自分と田畑、いやもっと言えば「自分が犠牲となって田畑を降ろす」事でオリンピックを守るつもりだったのかも。

泣いてまーちゃんを斬る

東龍さんと田畑はいわば「同志」です。なんとしても田畑を守りたい。

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守りたい理由はもう一つ。

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「田畑政治が必要」
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だと思っているから。
どんな時でもこの東京オリンピックを「俺のオリンピック」と呼んで憚らず、推進してきたのは事務総長の田畑政治の力があったればこそ。

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田畑を欠いてのオリンピックなどは想像も出来ない。

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しかし、東龍さんも気付いたんだと思う。

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津島さんが、

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「田畑も一緒に辞めさせる」

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と言ったのは「オリンピックのため」なんだという事に。

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あと、東龍さん自身は「替えが効かない存在(川島も語っていた)」からこそ、川島と、その奥にある「政府と」上手くやってオリンピックを成功させる義務がある。

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結果的に東京オリンピックは成功に終わる事を我々は知っていますが、この時東龍さんにかかった重圧は物凄いものがあったと思います。

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もし、失敗に終われば今回田畑に向かった以上の「刃」が東龍さんを斬りつけ、そして、仲間たちからは「裏切者」とそしられる可能性もあったのですから。

いだてんの感想第44話「奪われる」

俺のオリンピック!俺のオリンピック!オリンピック男田畑政治から「オリンピック」が奪われてしまった。マスゴミは今も昔も・・・いや、マスゴミというのは止めましょう。日本国民様の為されようときたら・・・。

重なる

「オリンピックをやりたいんだ(涙)」

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これを見ている今松。

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「面白いねぇ!」

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田畑と津島の辞任会見を見て失笑。
今も昔も変わらない風景。

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でも、笑っている今松はまだ可愛い方だと思う。

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「責任者は責任取るのが当たり前!ヤメロ!」

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いや、責任取るってさ・・・。責任なんてそもそも誰も取れないの。起っちまったモノはしょうがない。後は、どうやって落としどころを見つけるかが大事なのだけどね。

生きがい

田畑政治は言うても勤め人なのだね。

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オーナーじゃない。

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サラリーマンだった。

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だから「大事なもの」をあっさり奪われる。

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組織委員会を続けたい「やっと敷いたレールを走りたい!」と切々と訴える様子が切なすぎた。そして、そこまでオールインできる情熱が羨ましくもあり、コレが勘違いを産むとも思った。

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情熱が力を産み、そしてその情熱が「勘違い」を産むこともあるんだよね。世のサラリーマン経営者で「中興の祖」とか呼ばれる連中はだいたいそうだったりする。

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田畑は天然なんだけど周囲から見ると「勝手な奴」と思われたいたし敵も多かった。

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「まーちゃんは意外と嫌われている」

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カクさんの言う通り。これで留飲を下げた奴も多かったろうな・・・。

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でも、権力を失った後に残るのが希望なのかも。

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田畑政治にはそれでも慕う仲間と菊枝さんがいるからね。

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以上、いだてんの感想第44話「僕たちの失敗」でございます。

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大河姫

今宵は此処までに致します。

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