いだてんの感想第43話「ヘルプ!」。歴史はそれ自体は繰り返さないかもしれないが、役者を変えて繰り返す。幻の東京五輪とジャカルタアジア大会。退くも地獄、行くも地獄。田畑政治の信念が試される。にしても・・・川島は腹立つが・・・。大河ドラマいだてんの感想第43話。
いだてんの感想第43話「哀愁」
津島さんは確かに老いぼれだよ。耳は遠いし、単位の言い間違いなんかしょちゅうで小便も近い。
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・・・まーちゃん、やめたげて・・・
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津島さん
津島さん、ああ見えても小磯内閣蔵相、戦後は宮様内閣で蔵相に再任。その後、公職追放を経て戦後賠償問題でも活躍していた。
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津島さんは東京帝大、大蔵省とエリート街道(戦前は省の中の省と言えば内務省だけど)をひた走る。私大出で軽量級閣僚しか経験のない川島とはモノが違うの。
(因みに、池田勇人は京都帝大)
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しかし。
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悲しいかな、時代は変わった。
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党人肌の川島が幅を利かすような時代。
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多分、苦々しいと思う部分もあると思うんですよね。一方で、もはや自分の時代ではないと現実を受け入れる部分もあるんかな。
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川島が田畑に言っていた、
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「(津島さんには)期待してないからだろ?」
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というのも当然感じている。
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河野と田畑の会話聞いてたんだけど、最後の一番大事なところ、
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「俺は好きだよ」
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ってのちゃんと聞こえて・・・ないんだろうなぁ・・・。
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耳遠いから・・・。
いだてんの感想第43話「政治がやりたい」
スポーツがやりたい田畑と政治がやりたい川島。川島と田畑はちょっと似ているのかもしれません。情熱的なところ、そして田畑とは方向性は異なるけど「人間が好き」なところが。
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政治を楽しむ
政治を楽しむというのは二重の意味で。
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一つは文字通り「ポリティックス」という意味。もう一つは「まーちゃん」のこと。
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ただ、川島にも信念みたいなものはあると思う。
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「日本は変わるんだ!オリンピックで!!」
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変わるとは何か?国際社会で名誉ある地位を占め、失われた栄光を取り戻す。これも決して悪いコトじゃない。
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その為に「使えそう」なイベントは使うし何よりも、
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のだ。
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川島は政治、つまりは「人事と評価」が好きなんだろうと思います。そして、その才覚がある事にも自覚的。
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組織委員会の面々には個別に接触して「仲間割れ」を誘発するような言動を問いかける。まあ、サークルクラッシャー女子みたいな感じかな・・・?
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自壊していくのを眺めているのが好きなんだろうなぁ・・・。
小物ではないが・・・
「川島はそんな小物ではない」
「オリンピック担当大臣なんて数あるアクセサリーの一つ」
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河野の言っている事はまあ、そうなんだと思います。
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しかし「田畑」を気に食わないのも間違いないと思います。小物ではないけど、ある意味で人間小さい処もある。繊細とでも言うべきかな?川島は人の感情が分かるし、それ以上に「自分自身の感情」にも敏感。
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そう。
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敏感なんですよね。
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戦前の犬養毅や高橋是清と渡り合った(と、いうのは少々誇張だと思うけどw)田畑からすれば「川島は小物」なんです。そして、それは田畑の一挙手一投足から滲む。それが敏感な川島をいたく傷つけたんだろうなと思います。
いだてんの感想第43話「歴史は繰り返す」
歴史は役者を変えて繰り返す。田畑政治が初めて迷いを見せた。しかし、その迷うを断ち切ったのは・・・。皮肉にも川島正次郎だったかな。
迷い
田畑政治が迷ったのは2回目。
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まずは、幻となった東京オリンピック。
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「今の日本は嘉納さんが世界に見せたい日本ですか!」
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あの時、散々迷って迷って嘉納先生とは袂を分かった。
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だから分かるんですよね。
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インドネシアの人がどれ程アジア大会を心待ちにしていたのか。インドネシア、そしてアジア各国の選手がどれ程この大会にかけているのかを。中止なればどれ程の選手達の未来を奪ってしまうのか。
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岩田に「嘉納さん何か言ってないか?」と尋ねる場面は象徴的。
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嘉納治五郎先生も迷ったと思いますけど、田畑と同じ決断をしたんじゃないかな。
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出場すると。
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しかし、その結論を出すには時間が必要だった。
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田畑の「アタマ」を整理したのは東龍さんでしたね。
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「何で迷っているの?」
「東京オリンピック!オリンピックだよ!でなきゃとっくに出てるよ」
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オリンピックが再び返上させられるかもしれないという恐怖。
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天秤にかかっているのは「東京オリンピック開催」と田畑が最も大事にしていた価値観である「選手ファースト」という考え方。選手ファーストを貫く事で東京オリンピックが返上になるかもしれない。
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そして、最後に背中を押したのが川島正次郎ですね。
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うん!まーちゃんよく言った!
川島の想い出
ホテルの電話が繋がらない。
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んで、繋がらない新築ホテルは川島の貢献もあって建築された。
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オリンピックの問題がいつの間にか政治問題に。
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黒幕は川島正次郎か?
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直接的な表現はないんですけど、海老を食べているだけで雰囲気ありますね。
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で、その川島さんなんですがね・・・。
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昔、ウチの曾祖父の元に挨拶に来たことがあったとか。
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此間実家に帰った時にリアル親父殿から聞いた。
(親父殿はいだてんは見てない)
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曾祖父(父親にとっては祖父)曰く、調子の良い男だが憎めない奴だと言ってたようです。まあ、愛されるお人柄ではあったのかな?力のある人からは。
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あ、我が家は三代前は資本家だったのです。
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今ではすっかり落ちぶれて父子孫三代労働者階級ですが・・・(涙)。
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以上、いだてんの感想第43話「ヘルプ!」でございます。
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今宵は此処までに致します。
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