いだてんの感想第39話「懐かしの満州」。第1話の「志ん生の富久は絶品」の伏線が回収されてしまいました。最も悲しい形で・・・。小松勝!お前シベリアから帰ってくるんじゃなかったのかよ!そして、涙も乾かぬ内に笑わせる美川・・・。お前は満州に馴染んでるな。大河ドラマいだてんの感想第39話

いだてんの感想第39話「志ん生は幸せ」

第39話の冒頭は「昭和20年3月」から始まりました。早いですね。学徒出陣(昭和18年10月)の時点で先行きの暗さは分かっていましたが、この時点では「思考停止」をしないと勝てるなんて思えない。皇居の上を敵爆撃機が通過(ドゥーリットル空襲)した事に責任云々と言っていた時期が遠い昔のようです。

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志ん生一家

1944年7月にサイパン島が陥落し東條内閣は総辞職。サイパン陥落でアメリカ軍は日本中どこでも爆撃が可能に・・・。




昭和20年3月10日の東京大空襲では10万人以上の犠牲者を出しました。




空襲警報が鳴り響く東京ですが・・・。




意外な程志ん生一家が明るいことに救われます。




いや、実際結構あんな感じじゃなかったかとも思うんですよね。人間、いつまでも暗く生きる事は出来ない。




そして、志ん生の見事なまでのダメ親父っぷりがw



「お父ちゃんは頼りにならない」

「空襲警報が鳴ると最初に逃げる」

「満州なら酒が飲めるもんね?」

「1人安全な満州に行きたいのだね」



令和の価値観だと離婚&親権剥奪wかもしんないけど。



「お父ちゃん行ってきなよ!満州!」



ああ、なんて良い家族だ・・・。もっとも、「安全な満州」というのはちょっと笑えないんですが。




人間性は多分、戦国時代も江戸時代も明治時代も大正時代も昭和時代も平成も令和も大きく変わっていないと思うのですよね。




つまり、志ん生みたいな「ダメ人間」は何時の時代もいて周りに「アイツはどうしょうもねぇな」と言われながら愛されて生きているのですよ。




そう考えると今の時代は「無理」し過ぎな感じがします。だから、昔は良かったと言いたいのではなくて、その反動がコワイと言うか。




志ん生のようなタイプは少数だから皆に愛されるワケで、みんながみんな志ん生になったらそれはそれでねぇ・・・?

待っている人

志ん生は満州へ渡航し、興行も盛況で束の間「平和」と「酒」を謳歌。しかし、敗戦とソ連の侵攻を受けて行方不明に。




家族みんなで志ん生の帰りを待っていますが・・・。



「もうダメだと思う」



踏ん切り付けないと家族も前に進めない。関東大震災時のシマを思い出しました。




そして、戦後編。




脳梗塞で倒れて意識不明(だと思われている)志ん生を皆で心配している。しかし、医者が言うには、



「もう、目を覚まさないかも」


戦後編での志ん生はもう目は覚めているですけどね。




戻って来た志ん生を迎える家族の様子を見て、孝蔵は皆に愛される幸せな奴だと思いましたね。

いだてんの感想第39話「嗚呼、満州」

志ん生と小松勝を通して満州の様子が描かれていました。満州や引揚げが気になった方には是非「大地の子」を見て欲しい。大地の子の第1話から号泣必至です・・・。

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カオス

満州を描いているドラマも少ないですよね。未だに戦前の満州や朝鮮半島を描くのには色々と面倒くさい問題があるのかな。




短い時間でしたが「満州の様子」がバランス良く描かれていたように思います。都市部では敗戦直前でも空襲もなく治安も保たれていたんですね。




印象的だったのが小松勝に葉書を売っていた中国人。




日本の敗戦後は鉄砲を持ってかつて、ヒドイ扱いをして来たであろう日本人を撃ち殺していましたが小松勝のことをは覚えていたのか撃ちませんでした。




実際、中国人はその後も満州に残された孤児を助けて育ててくれたケースも多い。赤軍の日本人に対する扱いは酷いモノでしたが。

乱世の美川?

美川、生きていましたね。




色々とあって暗い感じになりそうな最後。美川の存在は人類の希望・・・とは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも視聴者は笑ったはず。




ツイッターでも美川氏はトレンド入りを果たされておりました・・・。




震災で行方不明になっても華麗に復活してカフェのオーナーに収まり、満州で敗戦のどさくさの最中、引揚者相手の商売で景気も良さそう。




美川こそ最強なのかもしれない。

いだてんの感想第39話「伏線回収」

第1話で五りんが持っていた手紙。「志ん生の富久は絶品」という伏線が悲しい形で回収されてしまいました。

志ん生の富久

小松勝と志ん生は満州で出会っていた。そして、その最後の寄席で志ん生は「富久」をやっていた。芝まで走る新しい形でね。




志ん生の富久を見て感極まった小松勝は居ても立っても居られなくなり走り出す!



「嗚呼!小松!今は走るなよ!!(涙)」



日本中が叫んだと思います。




赤軍に銃撃される小松勝。




でも、この場面を見ても信じていました。




小松勝は死んでいないと。




志ん生も小松勝の最期は見ていないで終わるのではないかと思っていたんですが・・・。

それでも

まだ、可能性は・・・残っていないですかね。




敗戦時に小松勝を撃たなかった中国人が小松勝に僅かに息がある事に気付いて病院へ連れて行き奇跡的に助かる。そして、小松勝が所属していた第126軍は結局沖縄へは行っていないのですから、小松勝もシベリアへ抑留されてしまい、戦後十数年を経て帰国・・・。




もう難しいかな・・・?




私は最終回まで「小松は戻って来る!!」と信じてみたいと思います。




以上、いだてんの感想第39話「懐かしの満州」でございます。

大河姫

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今宵は此処までに致します。

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