いだてんの感想第20話「恋の片道切符」。アントワープオリンピックあたりは丁度大日本帝国の分水嶺かな(涙)。ココが坂の上の雲を目指した頂点で暫く頂上を謳歌した後は・・・。恋の片道切符は二階堂トクヨ女史ですな。大河ドラマいだてんの感想第20話

いだてんの感想第20話「アントワープ」

8年越しのアントワープオリンピックが開催。アントワープでは日本は初メダルを獲得しております。本編ではあんまり描かれませんでしたけど「紀行」で取り上げられておりました。因みに、この金栗四三たちが乗った「オリンピック号」はあの有名な「タイタニック」の姉妹船です。

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再会

8年振りに再会した「いだてん」金栗四三と「痛快男児」三島弥彦。




弥彦は嬉しかったでしょうね。そして、弥彦は金栗四三が眩しかった・・・!




弥彦は短距離で欧米列強に追いつくには「100年かかる」という言葉を残し四三を残して競技からは引退していました。




多分、心残りはあったと思うんですよね。




四三には可能性がある事は分かっていてもそれを一緒に支えたり励ましたり出来ないことに。




でも、8年後。




四三と嘉納治五郎先生は見事に前回を大きく上回る選手団を連れてアントワープへやって来ます。これで、弥彦の「ストックホルムオリンピック」も本当に終わった、思い出に変わった、のではないかと思います。

後悔

入国審査で「池部」と呼ばれ、ついに四三は結婚していることを告白。




もう、四三は結婚して七年!子供もおりますからね。にも関わらず、女の影(妻の影)が見えないというのはそれだけ「走る事だけ」に集中していたと言う事。




いや、綺麗に言えばそうですが・・・。



「やけになっていた」



と、いう言葉。




ああ、分かる。
分かるよ。




私も「ヤケ」になって仕事に逃げた事がありました・・・。もう、親の仇を取るかのように営業に邁進して顧客を切取りまくった・・・。




営業している時は全てを忘れられた・・・。




別にそれを後悔してはおりません。




でもね。



「別の可能性」



もあったかもな・・・なんてことを少々考える事もあるのです。

いだてんの感想第20話「世代交代」

ミスター肋木こと永井道明先生。今回、ついに引退をご決意。・・・引退には早くないですかい!?

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師弟三世代

「貴方はも古い!女子体育は女子の手で!」



二階堂トクヨ女史に圧倒された永井道明先生はこの時丁度50歳。愛弟子の二階堂トクヨに詰め寄られた時に思うところはあったかな。



「どう責任を取るおつもりですか!?」



あと、アントワープオリンピックから帰国した選手団に詰め寄る二階堂トクヨの姿を見て、おそらく永井道明先生自身に重なった部分もあったのではと思います。




弟子の姿を見て何を想ったか?




多分、嘉納治五郎先生と自分の関係に想いが至ったのではないかなと。



  • 嘉納治五郎(60歳)
  • ※1860年誕生

  • 永井道明(50歳)
  • ※1869年誕生

  • 二階堂トクヨ(40歳)
  • ※1880年誕生



この三人は丁度10歳差位。




嘉納治五郎と永井道明の関係は「正式な師弟関係」ではありませんが事実上の師弟関係だと思うんですよね。




今回、改めて嘉納治五郎の人間の大きさを感じたような気がします。




肋木にぶら下がっている二人はなんか思いが通じ合った象徴かな。

いだてんの感想第20話「時代の変わり目」

時代の変わり目なんだと思います。坂の上の雲を目指していた大日本帝国は此処で頂点を迎える。日清日露を経て、世界大戦、そしてベルサイユ条約に国際連盟の常任理事国入り。・・・ここから10年位が全盛期、日本の歴史上で、なのかな・・・。

非国民

思い起せば大河ドラマ「いだてん」のスタートは非常に「牧歌的」で「おおらか」でした。嫌ね、勿論「天狗倶楽部」の面々も「大学生」もそりゃ、当時の特権階級なのかもしれません。




でも、良い意味での「特権階級のおおらかさ」があったと思うんだよね。
結構なんでも「適当」だったし・・・。
その、



「オリンピックに出るなんて50年、100年早い!」



いや、それどころか、



「オリンピックって食べられんの??」



と、いう時代からまだ10年も経っておりません。




にも関わらず、そのオリンピックでメダルを獲れなかったから



「非国民!」



出た!パワーワード。次に出るのが「鬼畜米英」かな?まあ、少々期待が大きすぎたというのもあると思うけどね。

東洋の小国から五大国へ

このアントワープオリンピックが開催された1920年は日本が欧米列強に追いついた象徴的な年でもあるんですよね。




日本海軍と言えば「空母機動部隊」ですけどこの年世界初の新造空母「鳳翔」が起工。そして、戦前の日本海軍の象徴でもあり、世界のビックセブン(七大戦艦)としても知られる長門型戦艦が進水。




造船技術に関しては欧米列強に肩を並べる技術をついに習得。




欧米列強から見れば「番犬」に過ぎなかったはずの大日本帝国は、ついに「ご主人様」を噛み殺せるレベルに到達しつつあったワケです。




自信がついて、真の独立を得るのは素晴らしい事ですが・・・。




少々調子に乗り過ぎるのかな・・・。




でもね。




あと10年位はそれでも「幸せな時代」か。




今暫くは「休日」を楽しむのも悪くないか・・・。




以上、いだてんの感想第20話「恋の片道切符」でございます。

今宵は此処までに致します前にちょっと提案がございます!

あの、、、「進撃の巨人」見ていますか??私、大河ドラマの後深夜放送されている「進撃の巨人」のアニメを見ております。私は漫画ではなくアニメ派。今(2020年1月5日現在)3期まで放送されているのですけど、大河ドラマ用に登録したU-NEXTでお試し期間内なら全話(3期まで全て)お試しで無料視聴可能なので是非ご覧になって頂ければ・・・!歴史好きな人なら絶対ハマると思います・・・!
※注:2020年1月5日現在の情報です。

→大河姫オススメ進撃の巨人を覗く?

大河姫

今宵は此処までに致します。

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