翔ぶが如くのあらすじと感想第1話「薩摩藩お家騒動」。弘化3年(1846年)南の島琉球から薩摩藩へ至急の知らせがもたらされた。イギリス艦船が周辺に現れ、キリスト教布教・通商を求めていた。西郷隆盛と大久保利通。日本が大きく動く!翔ぶが如くのあらすじと感想第1話はじめます!

翔ぶが如くのあらすじ第1話「薩摩藩お家騒動」

弘化3年イギリス艦船が薩摩に来航。薩摩藩主島津斉興の嫡男島津斉彬は時の老中首座阿部正弘の指示で国元へ戻ります。しかし、薩摩では斉彬と弟の久光を推す父斉興とお由羅が、斉彬廃嫡の動きを取っていた。

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翔ぶが如くのあらすじ1話上巻「西郷吉之助」

西郷吉之助は「郡方書役」という、農民を回り、その作柄を調査して年貢を徴収する下級役人であった。農民の暮らしぶりを第一に考え、何かあれば一緒に田畑を駆け回る吉之助は農民からの信頼も厚かった。




農民だけではない。
薩摩では「ニ才」と「稚児」といって、年長者が年下の者が文武、さらには集団での生き方まで見る、「郷中」という制度があえるが、吉之助はその人柄を買われ「二才」達の頭「二才頭」を務めていた。




ある日、一人の農民が農作業中に産気づき、吉之助はその農民を抱えて家まで送ってやる。しかし、その子供は死産となり、一家は夜逃げをしてしまう。吉之助は身重の農民娘が米を喰わず、薄い芋粥だけしか食していなかった様子に怒る。



「なして米を食わしてやらんかった!」

「百姓に米ば食わせたら示しがつきもはん」

「なして見逃してやらんかった!」



吉之助は農民の庭に残された子供の墓を見て手を合わせる。




翔ぶが如くのあらすじ第1話はまだまだ続きます。薩摩藩では当人の意思を外にお由羅派と斉彬派の争いが・・・。

翔ぶが如くのあらすじ1話中巻「暗闘」

島津斉彬は老中首座阿部正弘、宇和島藩伊達宗城、越前藩主松平春嶽と昨今、日本近海に出没する異国船対策に悩んでいた。




現状、各藩に任せきりであったが、異国船出没が目立つ薩摩にその対策を任せる事にする。さらに、将軍の上位をもってその対策を藩主の斉興ではなく、跡継ぎの斉彬に任せる事になる。




斉彬は生まれも育ちも江戸であり、薩摩には初めての帰国となる。出迎える弟の久光。




父、斉興は斉彬を嫌っているが、久光は斉彬を尊敬している。薩摩で生まれ育った久光は斉彬に薩摩の様子がよく分かるように案内を買って出る。斉彬はその見回りの際中に吉之助と出会う。しかし、吉之助は緊張のあまり、返事をするだけで何も言う事が出来ないが吉之助には立派な藩主に見える。




また、吉之助をはじめ、若い藩士が尊敬してやまない赤山靱負もまた、斉彬が家督を継げば薩摩の将来は明るいと話す。




しかし、久光の意に反し、「お由羅派」と言われる者達は斉彬の暗殺を企てる。幸い、事無き得るが斉彬が江戸に戻ると、斉彬廃嫡の噂が流れ、また幼い息子が病没する。これもまたお由羅派による呪詛と信じられていた。




薩摩では斉彬支持の赤山靱負など上級藩士達が、対策を協議する。また、吉之助をはじめとする下級藩士達はお由羅派の暗殺を主張する。赤山靱負は吉之助に若い藩士をしっかりと抑えるように釘を刺す。




斉彬も反撃に出る。薩摩藩は事実上幕府の黙認の元琉球と密貿易を行っている。その元締めとなっているのが調所広郷である。調所広郷が登用されてのち、薩摩藩は500万両という借金を返済し、貯蓄もつくっていた。斉彬は調所を呼び出すと、事を穏便に済ますには斉興隠居しかないと調所を恫喝をするが調所は一切の責任は自分にあると服毒自殺をする。



→調所広郷の改革とは?「蘭癖」重豪に見いだされた皮肉


斉興は側近で、薩摩藩立て直しの立役者であり斉興の側近でもあった調所の自刃に激怒。斉彬派に対する粛清を開始する。




西郷達若い藩士が「先生」と慕う赤山靱負もまた自刃を余儀なくされ、親友の正助の父は鬼界ヶ島へ遠島、正助も禄を失い謹慎する。




翔ぶが如くのあらすじ第1話、いよいよ最後の段!所謂「お由羅騒動」ついに決着!

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翔ぶが如くのあらすじ1話下巻「決着」

調所広郷の服毒自殺は斉彬にも驚きであった。また、もし異国船が迫るこの時代でなければ調所広郷が「名臣」であったと言いう。ただ、調所広郷には時代が見えていなかった。斉彬は調所を懇ろに弔うように命じる。




また、覚悟も決める。




薩摩藩を潰してでも日ノ本を守らねばならない。その覚悟を知った阿部正弘は斉興の側近に、太平の世であるにも関わらず、藩内で過去な粛清を行った事を咎め、斉興隠居がなければ、藩存亡の危機と告げる。ここに至り、斉興は渋々ながら隠居の意を固める。




吉之助はまだ、その事を知らない正助の家に行く。正助は謹慎中であったが・・・。



「正助どん!走っど!」

「お、おいは謹慎中・・・」

「いいから!走っど!!!」



二人は桜島を見ながら、斉彬の藩主就任を喜び合うのであった。




以上、翔ぶが如くのあらすじ第1話でございます。

翔ぶが如くの感想第1話「薩摩藩お家騒動」

翔ぶが如くの感想第1話「薩摩藩お家騒動」です。2018年は「西郷どん」という事で翔ぶが如くのレビューも書いていきます。「西郷どん」の感想と一緒に楽しんで頂ければ幸甚でございます。

翔ぶが如くの感想第1話「懐かしすぎ」

翔ぶが如くが放送されていたのは1990年。今から「西郷どん」の28年前ですね。
皆若すぎて・・・!




西田吉之助と加賀正助が走る姿に感動してしまいました。




でも・・・。




淋しくもあるんですよねぇ。
結構なくなっている方も多いです。
勿論、当時かなり高齢の方であれば致し方ない部分もあると思うのですが蟹江敬三さんとかああ、もう見る事はないんだなぁとか思うと寂しくなります。




まあ、一方で、加山斉彬は今も若大将だったり、高橋久光は今もあまり変わってないようだったり、大久保利世(次右衛門)役の北村和夫は亡くなっていますが、息子の北村有起哉が大山格之助役だったり、西田敏行・鹿賀丈史と同じように、両作品に出演する佐野史郎とか見ると嬉しいですね。
はい。




翔ぶが如くの感想第1話はまだまだ続きます!西郷について。

翔ぶが如くの感想第1話「西郷は西郷である」

「西郷どん」がどのような「西郷隆盛像」で描かれるかはまだ分かりませんが、翔ぶが如くの西郷吉之助は既に第1話から「大西郷」の片鱗が如実に出ています。




農民のために涙を流し、目こぼしをしなかった事を怒る部分もそうですが、一番印象的だったのは決起しようとする若手藩士を止める場面。




刀を抜かれて眼前に突き付けられても微動だにしていない。



「正は邪に勝つ」



一言。
それだけで二才たちは皆沈黙する。既に、迫力を持っていたんですね。まあ、西郷は史実でもその人柄を見込まれて厳しい郷中の中でも一目置かれていましたからまったく不自然ではないですが。




あと、大久保が拗ねる場面。謹慎を命じられてうじうじしている所で、



「正が邪に勝つ事日など来るのか?」



それに、吉之助が怒る。



「再起を図るときに気鬱になって働けなくてもいいなら勝手にせい!」



厳しくも愛情ある場面ですね。



さて、翔ぶが如くの感想第1話もいよいよ最後です。

翔ぶが如くの感想第1話「薩摩藩」

薩摩藩の、島津家の様子は西郷どんと近い感じ(まあ、当たり前ですけど)ですね。斉彬と父斉興の関係は悪く、ただ一方で久光との関係は悪くない。




西郷どんの島津久光は・・・かなり「可愛い」感じでしたが高橋久光は・・・!やはり迫力ありますね。




この辺りの違いも楽しみですね。




あと、最後に調所広郷。



「この時代ではなかったら名臣であった」



時代が見えていない調所広郷。斉彬も言っている通り祖父の「蘭癖(無駄遣い)」で借金まみれになったため、そもそも異国の文物に興味を持つ事自体に藩上層部は批判的なんでしょうね。




それが、調所広郷の目を曇らせていたのかなとも思います。




これは現代でも通じると思うんですよね。誰しも「時代」からは自由になれない。こういった話を聞くと「ホッブスとルソー」を思いだします。




以上、翔ぶが如くのあらすじと感想第1話「薩摩藩お家騒動」でございます。

今宵は此処までに致します。

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→お由羅騒動の原点は「近思録崩れ」にあり。重豪と斉宣

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