青天を衝けのあらすじと感想第22話「篤太夫、パリへ」。篤太夫が花の都巴里へ!コロ助の影響で巴里での撮影は無かったとの事ですが、違和感を感じさせない演出でしたね。冒頭の巴里の様子は味のある映像でした。やっぱり19世紀中半は良いですね!ちょんまげで大小差した侍が巴里を闊歩って胸熱。青天を衝けのあらすじと感想第22話

青天を衝けのあらすじ第22話「篤太夫、パリへ」

慶應3年(1876年)1月。



篤太夫は民部公子こと徳川昭武の訪欧使節団の随員として海路巴里を目指す。

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青天を衝けのあらすじ第22話上巻「巴里へ」

洋上では異人に遅れはとらぬと心意気は威勢が良い篤太夫だが、慣れない船旅で船酔いに悩まされる。
また、外国奉行の田辺太一からは、


「異人異人と十把一絡げに言うが、各々で文化も風土も異なる」


と窘められる。





紅海を経て、落成間近のスエズ運河を眺めつつ汽車で地中海側へと抜けると、再び船でフランスへと上陸。そして、約50日の旅を経てフランス帝国の首都巴里へと到着する。





ホテルでは初海外渡航組の水戸藩士の不作法を「郷に入っては郷に従え」ではないかと宥めたり、出国前に「要注意人物」と教えられてモンブランというフランス人を見かける。また、万博会場では初めて「エレベーター」に乗り込みその仕組みに驚き、そして屋根から見渡す巴里の様子に圧倒される。





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青天を衝けのあらすじ第22話中巻「連邦制」




昭武の一行は無事テュイルリー宮殿で慶喜の親書をフランス帝国皇帝ナポレオン3世へ渡す事に成功し、渡欧目的の一つを達成する。しかし、万国博覧会には薩摩の策略が巡らされていた。



万博会場には既に日本の産物が展示されていたが、同じように琉球王国の展示場も独立しておかれていた。琉球王国の展示場の中には薩摩藩の家紋も飾られており、まるで「薩摩」と「幕府」が同列のような雰囲気である。



これらは全て薩摩の五代才助と「要注意人物」モンブラン伯爵の差し金であった。



異国の世論操作にも長けている薩摩藩は、


「日本は連邦制で薩摩と徳川は同列であり、ただ徳川ちょっと大きい」


と、徳川を貶める策略を巡らせていたのだ。おまけに外国奉行の田辺の泥酔醜聞記事まで配信する念の入れようであった。



その頃、日本では慶喜が巻き返しの策を講じていた。



フランス公使ロッシュのアドバイスに従い、諸外国の公使を集め歓待しつつ、日本の政権を預かるのは徳川であることを誇示する。



元々「薩摩派」であった英国のパークスも慶喜の手腕には一目置く。





さらに、島津久光が上洛し、かつての「参預会議」に参加していた諸侯と共に慶喜と会見し、政治主導権を取り戻そうという動きも慶喜の弁舌ではぐらかされた挙句、越前松平春嶽など他の諸侯も久光の動きには同心はしなかった。



薩摩では大久保一蔵が慶喜が征夷大将軍就任後、再び政の主導権を握り幕府が盛り返していることに不安を感じていた。



しかし、帰国していた五代才助は、


「頭は良くても銭が無ければ政治は出来ない」


と、既に幕府に未来はないのだと自信ありげに請け合うのであった。

青天を衝けのあらすじ第22下巻「才助の布石」




訪欧使節団一行はフランスの優れた制度を学ぶことに余念がなかったが、夜はパーティーにも参加し異文化を楽しむ事も忘れていない。



ただ、滞在費用がいよいよ嵩み、ホテル暮らしからアパートメント暮らしにランクを落とすなど節約にも注力しなければならなかった。



ここでは篤太夫の「値切り交渉力」が生きる。



生粋の武士からは「値切るなど!」と批判的な意見もあったが昭武は篤太夫の働きを認めてくれる。



滞在費用に関してはフランス政府からの借款の計画がありそこで一息付けるはずであった。



ここで五代才助の布石が幕府を、訪欧使節団を苦しめることになる。



徳川は日本の中央政府ではなく連邦制の一領邦に過ぎないということを理由に借款が頓挫してしまう。



篤太夫たちはパーティーをしている場合ではなかったのだ。

青天を衝けの感想第22話「篤太夫、パリへ」

青天を衝けの感想第22話「篤太夫、パリへ」。ボンジュール!篤太夫!この時代に欧州列強を見聞とはなんとまあツキのあるお方。



全てVFXでの撮影とお聞きしましたが、それはそれで味がある演出であったと思います。勿論、俳優の皆さんは実際に巴里で撮影したかったと思うけどね。



この頃、フランス帝国を治めていたのはナポレオン3世。



慶喜の命運はもはや1年程で尽きてしまふのですが、このナポレオン3世の命運も実は風前の灯火なんですよね。あと3年~4年で普仏戦争に大敗しゼダンで捕虜になってしまいます。



ロッシュはナポレオン3世の真似を慶喜に勧めておりましたが、最終的には慶喜は真似はしませんでしたね。



うん、それで良かったと思う。

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青天を衝けの感想第22話「異人のスキマ」

冒頭、異人に一人悪態をついていた篤太夫を外国奉行の田辺太一が窘めます。


「異人異人と言うが、英国、仏国、普国、其々風土も歴史も違う」


欧州列強は植民地獲得にやっきとなり特にアジア・アフリカへ進出しておりましたが、彼らは決して協力関係にあったワケではありません。



寧ろ、仲は悪い



半世紀前はナポレオン戦争、ほんの10年前でもクリミア戦争、普墺戦争、イタリア戦争、二度にわたるシュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争と皆揃って戦争が大好き。



二百年以上太平の世を謳歌する我ら日の本の爪の垢を煎じて飲んだ方がよいですな。



・・・まあ、皮肉はこの辺りでw



当時の日本と欧州列強との間には大きな国力の差があったことは間違いないのですが、優れたものは学ぶのだというある種の謙虚さを持っていたと思います。



そして「人間」に対する洞察力もあった。



列強といっても決して一枚岩ではないことや其々の国が矛盾や課題を抱えていることにも気付く。


「海の向こうも鎖国の中も同じなんだ」


つまり、国力では大きく水を開けられて文化や風土歴史も異なる一方で同じ人間であるという気付きもあった。



なので、欧州列強に出来たことは我々でもできるはず。結果、その後わずか半世紀でだいたいの
欧州列強をブチ抜いて、五大国、三大海軍と景気も威勢も良かったんですよね。



その頃にはすっかり謙虚さも人間への洞察も失ってしまっていたのはなんとも皮肉なお話です。



いや、人間とはそういうものなのかな?

青天を衝けの感想第22話「才助、ちょんまげどした?」





五代才助の布石。



幕府を貶めるやり口がエグイ!



日本を連邦制国家とするとは中々
深謀遠慮が働いております。結果「徳川政権は日本の一地方政権」という事で国債を発行し六百万ドルの工面するという計画は頓挫。



さらにマスコミ対策までやってのけ幕府の外国奉行田辺太一をこき下ろす記事も配信させる念の入れよう。



田辺氏よりも五代才助の方がどうやら一枚上手でしたね。



でも、まあ、それは良いでしょう。



そんな事より気になったのは五代君、君、
ちょんまげはどした?

既にザンギリアタマですっかり西洋かぶれではございもはんか?



その姿で国父様の御前に出たら大変なことになりもすと余計なことを心配してしまった。



因みに、国債発行頓挫の件。



・・・あまり詳しくないのですけど国債が発行出来ないなら地方債じゃダメなんですかねとか思いましたけど。連邦国家のドイツ諸侯もたしか国債を発行していたような?ロスチャイルド家初代が幹事とかしてなかったっけ?

青天を衝けの感想第22話「慶喜奮闘」

慶喜の登場で幕府はその求心力を回復しました。



外国人からすれば何処で誰が意思決定をしているのかが良く見えなかった日本に初めて話すに足る指導者が登場したといった感じでしょうか?



営業で言えばやっとキーマン、決裁者を掴まえた感。



諸外国の信頼を得ると次は暴れる薩摩を制します。



まあ、三郎・・・久光君では慶喜の相手は荷が重いね。


薩摩の今のお殿様にはその得はおありですか?

おありなら、それでも宜しいかと



このことは、薩摩の西郷や大久保も理解していたと思います。



久光では慶喜と渡り合うのは不可能。



ただでさえ幕藩体制下であっては薩摩藩は外様です。さらにその相手が慶喜とあっては薩摩は日の目見ない・・・どころか下手を打てば慶喜の策にハマり討たれかねない。


「幕府と慶喜は除かねばならない」


慶喜が英邁であったからこそ幕府の命運が尽きるというのは皮肉な話でございます。



もう、次週は大政奉還・・・。



嫌だなぁ・・・。



西郷先生の覚悟と暗黒面が迸るようです。



以上、青天を衝けのあらすじと感想第22話「篤太夫、パリへ」でございます。
大河姫

今宵は此処までに致します。

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