西郷どんの感想第13話「変わらない友」でございます。吉之助は無事篤姫御輿入れの下準備を整えると、斉彬と共に薩摩へと帰国します。3年振りの薩摩藩で再会を喜びますが、正助は吉之助の活躍を素直に喜べない自分に気付いて・・・!西郷どんの感想第13話始めます!

西郷どんの感想第13話~平和である~

吉之助は江戸で篤姫の輿入れ準備を滞りなく整えます。そして、無事篤姫は将軍家定の許へ御輿入れ。・・・何度見ても家定様がご病弱には思えませぬ・・・!まあ、頭の方は・・・ではありますが!おっと!これはご無礼を申し上げました・・・。勝安房守曰く「うつけに将軍職は務まらない」そうなので・・・。

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正助の結婚

正助どん!ご結婚おめでとうございもす!相手は上役の早崎七郎右衛門さんの娘満寿。






因みに、満寿どんは「囲碁」をしていましたね。まあ、有名なお話しですが後に大久保は久光に近づくために囲碁を学びます。吉祥院の住職乗願和尚から学ぶのですが、実は満寿の祖父がその乗願の弟子で、その祖父の相手をしていたのが満寿だったんですね。



「碁石の置き方も分からなければ弟子入りなんか無理」



と、言う事で満寿の手ほどきで基礎を固めて弟子入りします。




前回の「西郷どんスペシャル特番の感想」でも書きましたが、若干「翔ぶが如く」を意識し過ぎな気がしてたんですよね。




翔ぶが如くでフューチャーされた物語は取り上げない!(あくまで別の視点で描きます!キリッ!)みたいな。




ただ、満寿が「囲碁」という事は夫婦囲碁の場面もあるはず!




翔ぶが如くを見て来た身としては、同じエピソードの描き方の違いとか期待するんですよね。




なので、今から囲碁の場面は楽しみであります。




因みに、翔ぶが如くで満寿を演じていたのは賀来千香子。今回満寿を演じるのはミムラですが、キリッとしていてカッコよかったですね。この夫婦囲碁本当に楽しみです。




・・・ここまで伏線貼って「囲碁の場面無し」とかは・・・ないよね??

まだ、青春

今回、郷中の仲間達皆で満寿を盗み見しに行く!場面がありましたね。




ああ、青春。




そう、彼らはまだ「青春時代」の延長中なんですね。・・・大山さんはもうご家族アリなはずだけど・・・。




この場面を見て思いだしたのが「翔ぶが如く第2話「運命の女たち」」で、郷中の仲間達が吉之助と俊(須賀)を二人にする場面。




青春。




江戸でも「緊迫した場面」はほぼ無し。



「大山さんは何をしていたとですか?」

「んん?俺は(磯田屋の)たまと・・・(毎日××)」



日々、磯田屋に入り浸りたまといちゃつく毎日・・・。




翔ぶが如では序盤から「物騒(斬り込むとかなんとか)」な話がテンコ盛りだったんですが吉之助以外は平和そのもの!




ただ、だからこそこの先の「昏さ」が生きてくるんでしょうね。
特に、大山。
(俊斎は、まあ、、、、アレだからあんな感じでいいと思う・・・!)




ただ、たまちゃんとといちゃつくために名優北村有起哉を大山格之助に用いた訳ではないよね!?




この「平和ムード」からの落差高低差がありすぎてきっと泣くのかな。

西郷どんの感想第13話「変わらない友」はまだまだ続きもす!




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西郷どんの感想第13話~青春の黄昏~

郷中の仲間達が「青春真っ盛り」な一方、年若い正助だけが「青春」をひとまず先においとましていそうです。だからこそ、吉之助の仕事に関して想像が出来るし、一方で吉之助の言葉に傷つくの。あ、これもまだ青いって事かな?

友情と矜持と嫉妬

正助以外にとって「天下国家」は他人事のようです。有村俊斎と大山格之助はだいたい磯田屋で飲んだくれているだけだし・・・!




さて、そんな中で正助だけが若干大人の階段を登っているんでしょうかね。



「お殿様が何を話たとか、酒を飲みながら言えない!」



吉之助が怒っていましたが、正助はその気持ちが若干分かったんじゃないかしら。ただ、一方で一抹の寂しさと「嫉妬」を感じたのも事実。




それが、吉之助の言葉で爆発してしまう。



「薩摩をでられるぞ!」

「そんな事誰が頼んだ!」



この辺り、見ていてあんまり違和感がなかったんですよね。つまり、正助がいう事ももっともと思える。




翔ぶが如くを見た方なら分かると思うんですけど、翔ぶが如くでは第1話から西郷吉之助はかなりの「器」をもっている男として描かれています。
(個人的には多分実際はそういう感じだったんじゃないかなと思う)




もう、最初から「特別」なんですよね。後に、御庭方として活躍して益々「器は大きく」なっていく。実は翔ぶが如くでも吉之助が初めて江戸へ行く「翔ぶが如く第5話「江戸へ」」では大久保はちょっと複雑な気持ちを抱えたりしています。
(これは、明確には一切描かれていないので鹿賀丈史と西田敏行の心理描写を是非実際に見て欲しい!)






ただ、これ以降は既に「大西郷」の雰囲気を纏っています。大久保がある意味で「追いつく」のは吉之助が一度島に流されて戻って来てからですね。




一方で西郷どんの吉之助は「等身大」というか「大物感」を敢えて出していないんですよね。なので、正助とも「五分の友」のように感じる。




あと、吉之助に「大物感」がないから「大して自分(正助)と変わらないのに」上から目線でという正助の言葉に説得力がある。圧倒的に差があるとあまに「嫉妬や憧憬」は感じないものですからね。




でも、だからこそ「五分の友情」を最後に感じたのかな?




大久保は自分の小ささを謝罪していましたけど、それは一重に「友人」だからこそ。




西郷どんの西郷と大久保はまさに「同期の桜」といった感じなのだと思います。

流れに乗る

丁度、「軍師官兵衛の感想第2話」出も書いていたのですが、流れって凄い大事だと思います。




そう考えると・・・。




正助は良い時に、良い女と結婚したな・・・!




父、次右衛門がいみじくも言っていました。



「此処で吉之助さぁについて行かねば道は拓けない」



そうなんですよね。特殊な一部の世界を除いて大事なのは「流れ」に乗る事。世の中で「努力が正比例で報われる」のは精々勉強や語学やダイエット、筋トレ位です。




あとは努力も大事ですが何より大事なのは「流れ」に乗ること。今迄の積み重ねが仮にほとんどなかったとしても「流れ」に乗れば挽回出来るし、一方で積み上げは流れを読み誤れば一瞬で御破算です。




大久保は流れを掴んだ。




・・・私も流れに乗りたいと思う今日この頃でございます・・・!




西郷どんの感想第13話「変わらない友」いよいよ最後にございます。

西郷どんの感想第13話~激動の安政年間~

さて、今宵阿部正弘が亡くなりました。阿部正弘が亡くなったのは安政4年(1857年)6月17日。そして、将軍家定が亡くなるのはそのおぼ1年後安政5年(1858年)7月6日。さらに、斉彬様が亡くなるのがその僅か10日後。安政年間は条約勅許問題、安政の大地震、そして安政の大獄と将軍代替わり・・・。そして、吉之助にとって最も「濃い」時間が始まります。

激動の1年

阿部正弘が亡くなってから、斉彬が亡くなるまでの1年が吉之助と月照が朝廷工作に奔走する時期ですね。



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個人的には阿部正弘があと3年長く生きていればと思わずにはなりません。そうすれば、少なくとも井伊大老はなかった。
(個人的にはそれでも慶喜の将軍は難しいと思いますが・・・)




井伊大老が無ければ、橋本左内は死ななかった。そして、批判もある阿部正弘ですが、彼が登用した幕府官僚、いや日本の「人財」が残っていれば、仮に明治維新を迎えてたとしても「よりましな形」になったのではと夢想してしまいます・・・!




次週からは「西郷どん京都編」だと思いますが、月照と橋本左内、それに対抗するは江戸の大老井伊直弼と京の大老長野主膳!




いったいどうなることやら・・・!




以上、西郷どんの感想第13話「変わらない友」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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