いだてんのあらすじ第34話です。昭和11年2月26日未明。帝都防衛の要である帝国陸軍第1師団、近衛師団の一部が「昭和維新・尊王斬奸」を叫び決起。この決起は周到に準備されており、決起軍は元老・重臣を次々と殺害し政府は機能を停止する。大河ドラマいだてんのあらすじ第34話

いだてんのあらすじ第34話上巻~226事件~

決起軍主力は第1師団、近衛師団を中心とする1,558名、主謀者は野中大尉(歩兵第3連隊第7中隊長)、安藤大尉(歩兵第3連隊第6中隊長)、河野大尉(陸軍航空兵大尉官)香田大尉(歩兵第1旅団副官)など各隊の大尉クラスの将校を中心としていた。



「君側の奸」


を討つべく完全武装帝国陸軍は襲撃を開始する。

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決起

時の内閣は岡田内閣である。決起軍はまず午前5時頃、岡田内閣総理大臣と高橋是清大蔵大臣、斎藤内大臣、鈴木侍従長官邸を襲撃。




岡田首相は難を逃れるが高橋蔵相、斎藤内大臣が即死、鈴木侍従長は重傷を負う。
(岡田首相は義弟の松尾伝蔵元大佐が身代りとなったが、決起軍はその事に当初気付かなかった)




少し遅れて渡部教育総監を私邸に襲撃し殺害する。




さらに、帝都の治安を預かる警視庁を接収。決起部隊は機関銃をはじめ重火器で武装しており、警視庁内の武器では籠城さえ不可能であった。併せて、田畑の勤務する朝日新聞、報知新聞、東京日日新聞など主要新聞社も制圧される。




反乱部隊は陸軍省・参謀本部など政府機関も襲撃。永田町、霞ヶ関、赤坂、三宅坂の一帯を占領して歩哨線を引く。




反乱軍は午前6時半ごろ香田大尉が陸相官邸で陸相に対する要望事項を伝える。




この時、陸軍側には決起将校に「同情」する空気があったことや、処々の行き違いもあり、決起将校達は自らの行動が認められつつあると誤認する。

鎮圧へ

天皇はかなり早い段階で反乱があったことを知っていた。そして、即座に断固たる措置をとることを望む。




午前8時40分。




帝都に戒厳令が敷かれる。




陸軍としては「汚点」である。




しかし、起きてしまった事は致し方ない。これ以上「恥の上塗り」をせぬため決起軍を投降させるべく説得工作が行われる。




また、海軍も鎮圧に向けて動く。




岡田啓介、鈴木貫太郎、斉藤実など暗殺対象となった閣僚は海軍の大物軍政家である。26日午後には横須賀鎮守府の海軍陸戦隊が芝浦に上陸。そして、帝国海軍が誇る「セブンシスターズ」戦艦長門を旗艦とする第一艦隊を東京湾へと派遣する。




29日には「討伐命令」が発せられたこともあり、決起部隊はついに説得に応じ下士官兵は原隊へ復帰、そして主謀者は自決、あるいは逮捕される。




いだてんのあらすじ第34話はまだまだ続きます。ついにラトゥールが来日。

いだてんのあらすじ第34話中巻~ラトゥール来日~

オリンピック招致の実行委員会からすればこれ程「間の悪い」事はないだろう。3月にはIOC会長のラトゥールが来日するのである。来日中に帝都東京で決起軍と陸海軍の銃激戦となればもはやオリンピック所ではない。いや、そもそも「戒厳令下」の帝都にラトゥールはやって来るのか・・・?

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横浜

昭和11年3月19日。




ラトゥールは予定通りに横浜港へ降り立つ。




日本は官民挙げてラトゥールを歓待する。




オリンピック招致に名乗りを上げているのは「帝都東京」ではあるが、ラトゥールには日本文化に触れてもらう目的もあり、競技施設とは直接は関係のない京都奈良、日光東照宮といった歴史的な観光地の見学、日本の進んだ教育制度を見てもらうための授業参観、歌舞伎見学やデパートの見学など様々な角度から東京を日本をアピールするスケジュールが組まれていた。




ラトゥールは終始上機嫌であった。




また、IOC総会で「政治的な動き」をして不興を買っていたと思われる杉村からIOC委員を交代したことも好感したようだ。




もっとも、嘉納治五郎は杉村の行動は自分の指示であった事を認め謝罪した。

釘を刺す

ラトゥールは来日以来22日間日本に滞在する。




実行委員会が懸念していた「戒厳令」や「二・二六事件」の影響を感じさせることはなく、ラトゥールの反応は好意的ものであった。




日本を離れる直前、日本滞在の感想を求められた際にも、



「競技施設に関しては問題はない」

「国民のオリンピックへの熱意も高い」



と評価し、ヨーロッパからの距離に関しても、



「南米やオセアニアでも同様でやむを得ない」



と問題視はしないというコメントを発していた。




しかし。



「爾後、裏面工作を排するべきである」



と、釘を刺すのを忘れなかった。




嘉納治五郎は今回焦りのあまり「裏面工作」に手を染めたことを謝罪し、IOCの理念に反するような事は二度としないと約束するのであった。




いだてんのあらすじ第34話もいよいよ最後の段。いだてんが復帰・・・?

いだてんのあらすじ第34話下巻~いだてんの復帰~

新聞紙上にもIOCラトゥール会長の好意的なコメントが掲載される。また、離日にあたり東京市とはオリンピック期間中に東京市が負担する補助金や選手への支援に関しても具体的な話が行われ1940年オリンピックの東京開催はいよいよ確実視されつつあった。

治五郎からの手紙

熊本で「楽隠居」のような暮らしをしていた四三のもとに嘉納治五郎から手紙が来る。



「東京でオリンピック誘致に協力して欲しい」



四三は妻のスヤと母幾江から東京行きの許可を得ることに成功する。幾江は日本の為精一杯勤めるよう激励する。




この昭和11年(1936年)はベルリンオリンピックの開催年である。




その、ベルリンオリンピックはこの時開催危機を迎えていた。以前からナチスドイツの人種差別政策、特にユダヤ人迫害、は非難を浴びており、度々「オリンピック開催国として相応しくない」という指摘があった。




ドイツは「ドイツ国内にユダヤ人差別などはない」と抗弁していたがここに別の問題が起こる。




ヒトラー政権によるラインラント進駐である。




欧州は再び「一触即発」の戦時下の様相を呈し始めていた。




以上、いだてんのあらすじ第34話でございます。

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