いだてんのあらすじ第29話です。一時は世界恐慌の影響で開催を危ぶまれたロサンゼルス大会だが無事開催に漕ぎ着けた。帝国は太平洋の万里の波濤を越え過去最大の人員を派遣することになる。大河ドラマいだてんのあらすじ第29話!
いだてんのあらすじ第29話上巻~いざ、ロスへ~
帝国がこのロサンゼルスオリンピックへ派遣する人員は選手131名、役員61名と過去最大。そして各国の選手団と比較しても開催国である合衆国に次ぐ規模である。
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時代は変わる
壮行会で政治は今回、ロサンゼルスオリンピックに初参加する若手メンバーを治五郎に紹介する。小池礼三は16歳、宮崎康二は15歳であった。ストックホルムオリンピック時(1912年)にはまだ産まれていないのだ。嘉納治五郎は時の移ろいの早さを改めて感じると共に若い力が育っている事に手応えも感じていた。
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日本郵船の客船龍田丸は選手団を乗せハワイ、サンフランシスコを経由してロサンゼルスへ入る。ロサンゼルスは日系移民が多い地域である。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]後に、太平洋戦争中に徴傭され輸送船となる。昭和18年2月8日米潜水艦の雷撃により沈没する。一時期、空母改装の話もあった。[/char]
合衆国は「移民の国」とは言えやはり白人の国である。現地での日系移民は「リトルトーキョー」と呼ばれる地域に集まり経済的に成功する者も出て来てはいたが、人種差別的扱いを受けることは日常の事だった。
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日本競泳陣は到着後に早速練習を開始する。
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このロス大会から所謂「選手村」が整備され、選手の為に用意された居並ぶコテージに皆喜ぶ。そして、さっそく競泳陣は練習を開始するがそこで不可解な状況に出くわす。
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日本選手がプールに入ると白人選手は次々と自ら上がる。選手は「嫌な感じ」を受けるが政治は、
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「貸し切り状態で練習出来る」
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と、意に介さない。後に、日系移民による歓迎レセプションで理由が明らかになる。
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「白人と有色人種は一緒にプールには入れない」
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のだという。
この光景は練習の度に繰り返される。日本競泳陣の練習風景を遠巻きに見ている事に政治は抗議の声を上げる。
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アメリカ競泳陣の監督は政治の抗議に、
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「日本競泳陣の泳ぎを研究しているのだ」
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と、話す。
神宮での対抗戦で日本競泳陣は圧倒的勝利をおさめていた。
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気を良くしたワケではないだろう。
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各国プレスとの記者会見で、
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「アメリカ怖れるに足らず!」
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政治は会見で強気の発言をする。
いだてんのあらすじ第29話中巻~希望が必要~
男子に少し遅れ、前畑秀子達女子競泳陣も到着する。彼女たちは選手村に到着するや否やレセプションに駆り出され親善大使の役回りを演じさせられる。また、「ラジオ放送」の為にやって来たアナウンサーも選手村へ到着する。
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仕合に出ない主将
実況放送の為にやって来た河西三省は選手へのインタビューを依頼する。しかし、政治はそれを認めない。
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「インタビューは高石キャプテンが応じる」
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選手は決戦に向けてナーバスになっており余計な負担はかけたくはない。ただ高石はキャプテンではあるがオリンピックには出場しないのでインタビューをしても問題ないと言う。誰よりも選手達には詳しいはずだと。
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確かに高石は政治からオリンピックには出場はさせないがキャプテンとして連れて行くと言われロスに来ていた。
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最も、高石は納得をしているワケではなかった。
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「選考会で好成績を叩きだし出場を勝ち取る!」
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夜な夜な同じくベテランの域にいる鶴田と練習に励む。もっとも、若手の台頭著しい日本競泳陣の中で選考会に勝利し出場枠を勝ち取るのはもはや難しい。その事に二人とも気が付いていないワケではなかった。
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鶴田は今のこの日本競泳陣の状況は決して悪い状況ではないと思う。日本競泳陣はアメリカを見ていない。誰もが同じ「日本競泳陣」をライバルだと思っている。ある意味ではライバルアメリカを仕合前から呑んでしまっているのだ。
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これも政治の手腕の為せる業ではないかと思う。・・・高石はそれは結果論であり、政治を買被り過ぎだと言うが・・・。
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その頃政治はとある日本食レストランで日系人と思われる店の女性にオリンピックで日本とアメリカどっちが勝つと思うかと御機嫌で尋ねていた。
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その女性の反応はにべものないものだった。
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「勝てる勝てる言わない方が良い」
(勝てるワケないのだから)
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日系人はアメリカでは嫌われ者であり、大ぼら吹いて負ければまた嫌われる。
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政治はやってみる前から敗北を決めつける事はないと言うが、その女性、ナオミと名乗っていた、は勝てるワケがないと冷ややかだった。
理由
本戦に出場する選手を決めるにあたり、政治はメダル当確と言われる若手選手、そして盟友松澤一鶴の想いを知る事になる。
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「高石を出場させてはどうか?」
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日本競泳界を引っ張って来た高石に有終の美を飾らせたい。若手の意を汲み、松澤が相談にやって来たのだ。政治は即座に却下する。
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勝てる可能性が高い選手で出場し、必ず全種目メダルを獲得する。
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松澤には政治の言葉は余りにも薄情に見え怒りすら覚えた。そこまで、メダルを獲得に拘る理由はなんだ?
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政治は誰にも語っていなかった「理由」を松澤に伝える。
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政治の想いを知った松澤は涙する。
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高石も部屋の外で二人の会話を聞いていた。
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翌日の日本競泳陣の選考会に高石も出場したが台頭著しい若手選手相手に大差で敗退し代表に選ばれる事はなかった。しかし、高石の表情は晴れ晴れとしていた。
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彼はこの後、解説者という役目を全うする。
いだてんのあらすじ第29話下巻~名乗り~
嘉納治五郎もIOC委員会への出席もありロスへ到着していた。彼は高揚感を感じずにはいられなかった。既に、旧知のIOC委員、アメリカ、フランス、ドイツの委員から東京が1940年大会に名乗りを上げるのであれば、支持するという言質を取りつけていた。
1940年大会
ロスアンゼルスで行われたIOC総会で嘉納治五郎は東京市長永田秀次郎から託された正式招請状を読み上げる。
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→嘉納治五郎と東京オリンピック1940年大会
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永田秀次郎もまた1940年の東京オリンピック招致にある想いを持っていた。1940年は皇紀2600年の記念すべき特別な年である。
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西洋文明から始まったこの「オリンピックの理念」がついに東洋にまで広がり、そして2600年の歴史を誇る日本の文化に触れる事で新たな化学反応が起こり更なる飛躍を遂げる。
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こうして、帝国はローマ(イタリア)、バルセロナ(スペイン)、ヘルシンキ(フィンランド)、ブダペスト(ハンガリー)、アレクサンドリア(エジプト)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、リオデジャネイロ(ブラジル)、ダブリン(アイルランド)、トロント(カナダ)とともに、第12回国際オリンピック1940年大会に正式立候補することになる。
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以上、いだてんのあらすじ第29話でございます。
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