いだてんのあらすじ第9話。韋駄天敦賀港からウラジオストクを経て、シベリア鉄道でユーラシアを横断。三次に渡る日露協商が締結されているとは言え数年前までは激戦の相手であった露西亜領通過は緊張感が!大河ドラマいだてんのあらすじ第9話

いだてんのあらすじ第9話上巻~シベリア鉄道~

「この国賊役人め!!」



東京では嘉納治五郎が文部省の役人を怒鳴っていた。嘉納は当然ストックホルム行きの申請を行っていたがのだが、文部省との認識の違いから許可が下りていなかった。金も出さない、そして自分自身も行かせない文部省に怒りを炸裂させていた。

→【公式】いだてんの動画を無料で試す

→無料視聴可能な大河!2022年1月22日更新

→いだてんのキャスト表

→いだてんのキャスト子役について!

→いだてんの感想第9話「さらばシベリア鉄道」

→嘉納治五郎と勝海舟の関係

大陸へ

四三は嘉納が列車に乗車していない事に落胆する。ただ、可児によれば申請が整えばすぐに追いかけて来るはずだと言う。しかし、福井県敦賀に到着し、海路ウラジオストクへ立ってからも治五郎は現れない。結局治五郎がやって来るのは四三達がストックホルムに到着して暫し経過した後である。




四三と弥彦、そして選手団長の大森兵蔵と妻安仁子は見送りの可児や記者たちと別れ日本海を渡りウラジオストクへと向かう。



※GoogleMapを参考に大河姫作成



ウラジオストクは19世紀までは清国の支配下にあったが、列強の進出に抗し切れず、1860年北京条約により帝政ロシア領となり沿海州南部に建設した都市でありシベリア鉄道の起点でもある。



大河姫

ウラジオストクは「ウラジ(支配)」と「ヴォストーク(東)」、つまり「東方を支配する町」という意味ね。

ウラジオストクからシベリア鉄道に揺られハルピンに到着する。




四三と弥彦は初めての海外という事もありハルピン市内を散策する事にする。




しかし。




武装したロシア兵と思われる人物に誰何される。二人は旅券を見せて怪しい者ではないと説明し事無きを得るが、少し離れた場所には中国の兵士らしき一団の存在に気付く。




ハルピンは中国領ではあるが、鉄道は帝国ロシアが管理している。折しも、中国では革命が起こり中華民国が成立したばかりである。また、数年前には帝国の初代内閣総理大臣である伊藤博文が暗殺されている。



「・・・長居は無用だな・・・」



二人はそそくさと簡単な土産物を購入すると列車に戻るのであった。

恋人

シベリア鉄道に揺られながら四三はせっせと手紙を書いていた。その様子を興味深げに眺める弥彦。



「ところで四三君。君は恋人はおるのか?」

「な、なんば言いよっとですか!」



弥彦は動揺する四三の様子がおかしくてたまらない。四三は手紙は兄宛であり、下衆の勘繰りは止めて欲しいと抗議する。




四三はスヤの事を見透かされたように感じていたのだ。




四三がシベリア鉄道に揺られている頃。




未だ、孝蔵は弟子なのか人力車夫なのか分からないような日々を送っていたが・・・。




あくる日、初めて円喬から給金をを渡される。



「朝太(ちょうた)」



ついに、高座名をもらい弟子となる。約半年曳いた人力車を清さんに返却するのであった。




いだてんのあらすじ第9話はまだまだ続きます。大森兵蔵には秘密があったのだ・・・。

いだてんのあらすじ第9話中巻~大森兵蔵~

ウラジオストクでシベリア鉄道に乗り込んですぐ、ちょっとした事件が起こる。シベリア鉄道の旅は2週間以上の長旅になるのだが鉄道内に設置された「食堂車」で食事をしていてはいくら金がかかるか分からない。そこで、列車内に設置されたキッチンで自炊をしようという話になったのだが・・・。

スポンサードリンク



気に入らない

食事は大森の妻安仁子がキッチン車で作ればよい。幸い、四三達を応援する人々から米や味噌、肉類まで兎に角多くの再仕入れを贈られていたのだ。




ところが。

→【公式】いだてんの動画を無料で試す




「グーテンモルゲン・・・!」



大森は社内で知り合ったドイツ人と食堂車で食事を共にした上に決して安くない食事代をドイツ人の分まで奢ってしまったのだ。




また、アメリカ帰りの大森が挟んで来る「英語」も不愉快だった。




勿論、尊敬してやまない嘉納治五郎が大森兵蔵を「団長」に指名してのだ。




何か意味があると思うのだが、四三は大森についてアメリカで体育を学んだという事以外何も知らなかった。



「なして、オリムピック選手団長に?」



大森は身体が弱かったのだが、欧米の進んだ体育教育を目の当たりにしてアメリカで本場の体育を学んだのだ。愛好家が増えているバスケットボールやバレーボールも大森がアメリカから持ち帰ってきたスポーツである。




今回のオリムピック参加には四三とは違った意味で帰するものがあるようだ。




四三はは時々咳込みながら語る大森の話を聞いていた。元々身体があまり強くなかった四三もその事はなんとなく共感出来る。

弥彦は大森の様子に不安を感じていた。
あの咳の感じは、



「労咳(肺病)」


ではないだろうか?この頃の日本人の死因は肺炎・結核が1位、2位を占めていた。



大河姫

我が子晴信も、三条殿も湖衣姫も労咳で亡くなっております・・・。晴信の物語はコチラ

弥彦の予想は当たっていた。大森兵蔵は恐らくこれが最期の旅になる事は大森も妻の安仁子も、そして嘉納治五郎も知っていた。




嘉納は大森兵蔵の選手団長就任をためらった。
しかし、大森が記載した、



「オリンピック式陸上運動競技法」



を見て翻意したのだ。
それは病の中大森兵蔵が命を削って記載したトレーニング方法である。大森兵蔵の強い熱意、そしてこの機を逃せばもはやオリムピック参加は難しく、なんとか願いを叶えてやりたいという安仁子の願いを聞いて二人でストックホルムオリンピックへ行く事を認めたのだ。




ただ、大森兵蔵の体調は回復せず安仁子は付きっ切りで看病をする事になる。



「こげな事で大丈夫なんでしょうか・・・」



四三は選手団長は病、嘉納治五郎は現れないという状況に不安を口にする。



「走るのは俺たちだ」



弥彦は食堂車で四三に語る。




そうだ。




大森兵蔵病でも、嘉納治五郎でもない。




走るのは自分自身なのだから。




いだてんのあらすじ第9話もいよいよ最後の段。ついに到着!

いだてんのあらすじ第9話下巻~到着!~

モスクワを過ぎ帝政ロシアの首都サンクトペテルブルクに到着する。翌1913年の三百年祭を控えたこの時、このロマノフ王朝の運命があと数年とは誰も信じられなかったのではないだろうか。此処で、二日間程滞在し、海路ストックホルムを目指す。

白夜のスタジアム

新橋駅を出発して17日が経っていた。




1912年6月2日




四三はストックホルム港に到着する。




緯度が高いストックホルムは白夜である。




四三は居ても立っても居られず、メイン会場となる、



「ストックホルム・スタディオン」


へ向かう。




その壮大なスタジアムに圧倒される。




ついにやって来たのだ。




以上、いだてんのあらすじ第9話でございます。

今宵は此処までに致します。

→【公式】いだてんの動画を無料で試す

→無料視聴可能な大河!2022年1月22日更新

→いだてんの感想第9話「さらばシベリア鉄道」

→いだてんのあらすじ第10話~重圧~

→嘉納治五郎と勝海舟の関係

→いだてんのキャスト表

→いだてんのキャスト子役について!