いだてんの感想最終回「時間よ止まれ」。ついに東京オリンピック開幕。嘉納治五郎先生もきっと喜んでくれているはず。いだてんは師匠と弟子の物語でしたね。最終回は遊びも随所に・・・!大河ドラマいだてんの感想最終回第47話

いだてん最終回の感想~開幕~

1964年10月10日、ついに東京オリンピック開幕!



「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような素晴らしい秋日和」



嘉納先生の写真を見て私も涙。可児先生!!長生きはするもんですね・・・!!!

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あの時は雨

代々木競技場で3万人の学生を戦地に送り出した面々は感慨深め。



「あの時は土砂降りでした」



学徒出陣を見送った戦前世代には「あの時は雨」で通じるんですよね。たぶん、この時同じ想いになった日本人は田畑や四三だけではなかったと思います。




そして、ここまで見届けてきた我々視聴者も分るんですよね。




東京オリンピックの記録映画は何度も放送され、様々なドラマでも開会式の場面は引用されているので、



「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような素晴らしい秋日和」



というアナウンスはなんとなく覚えている人も多いと思います。しかし、その放送を、その青空を見て当時の人々が何を感じたのかまでは「記録」を見ているだけでは分からない。

それが「歴史の行間」でこのいだてんが伝えたかった事の一つなのではないかと思います。

令和時代も同じ

戦前派がかつて救えなかった3万人の学生をはじめとする「若者達」への贖罪意識を持ち、さらにその次の世代の若者である「団塊の世代」にある種の希望を託したのは間違いないと思います。




ただ「希望を託されたほう」からすれば自分が生まれる前のコトなんかは教科書でしか知らないし大人達に勝手に希望を託されても困る。
大いに困る。



「俺はアトミックボーイでも8月6日でもない!」



という坂井義則の叫び。




勝手に戦争を始めて、本土決戦もやらずに腰砕け無条件降伏、挙句の果てただ「8月6日に生まれた」だけで、



「平和の象徴」



とは、もはや片腹痛い。臍が茶を沸かすわ!・・・とそこまで坂井君は言ってませんでしたけどw。




これは普遍的なテーマでもあって世代間の意識の違いだと思うんですよね。




体験していないことを補うのは想像力しかないと思います。昭和よりも平成よりも令和のほうが「意識をすれば」想像力を補うツールは豊になっている。




豊になったツールを対立ではなく和解と相互理解に使っていきたいものですね。

いだてん最終回の感想~師匠と弟子~

いだてんは「師匠と弟子」の物語でもあったと思います。志ん生と五りん、嘉納治五郎と田畑政治、金栗四三と小松勝。いや、志ん生と円喬や田畑政治と岩田幸彰、そして金栗四三と坂井義則も。

五りんが走る!

「あんた何がしたいのよ?」

「マラソンかな?ほら!走る家系だし!」



五りんはマラソンがしたかった?いや、違うんですよね。




本当はもう既に落語がしたいんですよ。しかし、自分の過去、いや親父「小松勝」の過去と決着を付けてない。




だから自分の人生を走り出す、走りきることが出来ないのですよね。




そこで聖火ランナー。



「あんた、走りたいって言ってたから」



美津子が落語協会に来た聖火ランナーの依頼を五りんに持ってきます。これもまた・・・古き良き師弟関係です。




師匠が怒ったら(志ん生は怒ってないけど)周りがフォローするみたいなね。師匠と弟子は「親と子」だから縁は切れない。今はなんでも良くも悪くも経済原理需要と供給。




五りんは別段「聖火ランナー」を走ったら何かが変わるとまでは思っていなかったと思う。




しかし、走り切ったら・・・。




名人会は「芝」で演っている。この日、本当に志ん生は芝で名人会を演っているんですよね。




父が果たせなかったオリンピック出場を聖火ランナーとして走る。
そして、



「お前!おれの富久最後まで聴いてねぇじゃねぇか!」



父が最後まで見届けられなかった「志ん生の富久」を見届ける。



「志ん生の富久はどうだい?」

「絶品でした!」



これで五りん、いや志ん生も過去を消化したのだと思います。

空しかなかった

金栗四三の直径の弟子小松勝は学徒出陣で出征し大陸で戦死。




しかし、金栗四三は「黎明の鐘を鳴らした男」です。




マラソンを、陸上を、いやすを志す人全ての師匠とも言える!のではないかな。そして、坂井義則が感じてる「重圧」がかつての自分と重なったんでしょうね。



「何にも考えないで走ればよか」



かつての自分のように水をかぶる。



因みに、上記は実際の坂井義則君ですが。




これもまた・・・似ているです。




制作陣の拘りを感じます。




なので、代役はあり得ないのです。




大松!よかったな・・・!

いだてん最終回の感想~世界に見せたい日本~

原爆の日に生まれた無名の若者が最終聖火ランナーを務め、晴天にブルーインパルスが五輪を描いて始まった東京オリンピック。二日酔いで搭乗したのはご愛敬w




参加国は史上最多、そして日本選手団も東洋の魔女の金メダルを始め過去最高の成績を収めます。しかし、始まったら終わりがある。楽しい時間はあっと言う間。

ありがとう

「今の日本は世界に見せたい日本か?」



かつて、田畑政治が嘉納治五郎に問いかけたこの言葉。田畑が自信を持って、誇らし気に



「はい!如何ですか!!」



と嘉納治五郎に応える。これは田畑政治だけではなくて、その時代を生きてきた日本人みんなが思ったとことなんだと思います。




嘉納治五郎から「ありがとう」と言われたときに田畑政治もまた思った。




俺のオリンピックが「みんなのオリンピック」になった。




それは岩田をはじめみんなが、応援する日本人も含め「俺のオリンピック」と思ったから。




だから田畑政治も「ありがとう」なんですよね。




そして、来年2020年東京オリンピック。



「世界に見せたい日本か?」

「みんなのオリンピックなのか?」



最後これを問いかけているようにも思います。




あと半年ですね。




どれだけの人が「俺のオリンピック」と思えるのかな?




私も「私のオリンピック」と思えるだろうか・・・?




いだてん最終回の感想「時間よ止まれ」でございます。

大河姫

この物語は此処までに致しとうございます。

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