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西郷どんの感想第4話「新しき藩主」。斉興と斉彬の対立はついに最終章へ。斉彬は吉之助の手紙で一念発起!父斉興と露西亜小輪(ロシアンルーレット)で勝負!演者の怪演で見事にゴリ押したけど・・・!ちょっと突っ込みたい!?西郷どん感想第4話始めます!
西郷どんの感想第4話~ロシアンルーレット~
斉彬はギャンブラーだったんですね。いや、恐れ入りました。・・・正直ね。吉之助には申し訳ないのですけど、斉興の御気持ち分かります。もしかすると、斉興が一番マトモなんじゃないかしら・・・!?
博徒の斉彬!?
調所広郷が全てを抱えて亡くなった事で、お由羅派(何故か久光派でも斉興派でもないw)が巻き返しを図ります。
赤山先生も亡くなり、大久保正助の父次右衛門は俊寛よろしく気界ヶ島へ流罪・・・!赤山靱負の死は堪えたようですね。
そして。
「こん!臆病者が!!!!!」
なーぜーか!?
吉之助は斉彬の目となり耳となっていたようなんですが、その吉之助から怒りの督促状!
この怒り(血染めの襦袢付)に触発されたのでしょう。
斉彬、とんでもない事を決断。
正直・・・。
吉之助がこれを知ったらなんと言うか?
「流石!斉彬様!御覚悟立派!」
とは、言わないと思うんですよね。
「何を考えておるでごわすか!!」
多分怒ると思う。
うん、めっちゃ怒ると思います・・・!
そして、私、斉興様にもシンパシーを感じます。藩主になるために、正面突破と言えば聞こえが良いですが、ロシアンルーレットととは・・・。とんでもない「博打打」で手に負えないです・・・!
無茶な設定なのに演技派のゴリ押しで納得!
いやあ、流石は世界のKen Watanabeですね。そして、鹿賀丈史も28年前に大久保演っているだけあります。
無茶苦茶な設定のゴリ押しなのに固唾を呑んで見守ってしまうド迫力。斉彬様がイキナリ鼻をかむのも妙に「ガチ感」がある。
そして、鉄砲撃った後、出っあった家臣達も刀を治める。
おいおい。
これ、どう見てもオカシイのは「斉彬様」なんですけどね。
「史実と違う!」
どうやら色々と突込みが来ているようんなんですけど、
- 妙円寺詣りは夜!
- 西郷は下戸!
- 糸と西郷は幼馴染でない!
等、細い突っ込みする方が恥ずかしくなる大胆な発想と俳優陣の迫力に脱帽でございもす!
西郷どんの感想第4話「新しき藩主」はまだまだ続きもす!
西郷どんの感想第4話~由羅久光母子も濃い!~
そもそも、史実でも「濃い目」なキャラだったんだと思います。斉彬派と対抗するのは「久光派」でも「斉興派」でも「藩主派」でもない。
「お由羅派」
なんですからね。本日、たっぷりその濃さを見せて頂きました。そして、久光。
久光はサイコなんではないだろうか・・・?
過剰な愛?とサイコ?!
「例え、私が斬れようとも、久光と殿が元気でいれば私はどうなっても構わない!」
これ見よがしに久光と斉興への想いと吐露しますが、まあこれは「本心」でしょうね。ただ、斉興は「本心」と分かっていても少々「クドイ」のに閉口気味でしたけど・・・!
実際、斉彬が「ロシアンルーレット」を挑んだ時には身を呈して斉興を守ろうしていましたからね。あと、「ロシアンルーレット」の結果も怪しんで、自分でちゃんと発砲する。これは賢い女子だと思いましたね。
お由羅も濃いのですが、久光も。この状況下って久光の御立場なら悩む所だと思うんですよね。
例えば、平重盛みたいに。
重盛は父清盛と後白河法皇との間で気苦労をし過ぎて、
「早く死にたいものだ」
と、自らの屋敷を極楽浄土に見立てて「灯篭大臣」なんて呼ばれています。
久光にとっては斉興もお由羅も実の父と母。そして、斉彬は血を分けた兄弟で尊敬している。
「おいに何が出来る?何も出来ん」
この言葉に「苦悩」があるかなぁと思ったんですが・・・。既に、ある種の「悟り」を開いてそうな感じでした。
「母も大事、兄も大事、父も大事」
ここに若干のサイコの匂いを感じます・・・!
西郷どんの感想第4話「新しき藩主」いよいよ最後の段でございもす。
西郷どんの感想第4話~斉興隠居の真相~
無事、ロシアンルーレットで勝利した斉彬は無事第11代藩主となります。明治維新の後もこの島津斉彬の「強運」にあやかろうと意見が対立した場合は「ロシアンルーレットで決着をつける」事になります。ただ、それだとどちらかが必ず死ぬので明治後期にはただ「ルーレット」等、賭博で物事を決めるようになります。特に薩摩閥が強かった海軍では顕著でした。
そして、大正時代に海軍に「最強」の博打打が登場します。山本五十六です。彼は、兎に角博打に強く、その豪運と度胸に感嘆した海軍首脳は海軍の不足する予算を山本五十六に預け、モナコで博打を打たせたと・・・。
はい。
妄想はこれくらいにします・・・!
二人に英雄
妄想とは言いましたが、山本五十六が博打に滅法強かったのは本当の事です。海軍のエリート君達は博打なんかはしないのですが、
「つまらん男だな」
「そんなんでは勝負師になれんぞ!」
と、部下に無理矢理博打をさせてお金を巻き上げています。でも、あまりに弱いので巻き上げたお金を全部返してあげてまたやっていたとか・・・。
モナコの話は「与太話」だとは思うのですが、山本五十六自身、自分に予算を与えてくれればモナコで資金を2倍、3倍にして国家予算に貢献出来るのにと言っていたとか・・・。
話が逸れました。
島津斉興の隠居。
割とよく知られているお話しですが意外とドラマではあまり描かれません。
「お由羅騒動」で斉彬派が粛清をされる中、二人の藩士が立ち上がります。西郷吉之助と大久保正助・・・ではないんですね。
井上長秋と北条右門。
北条右門は特に斉彬の側近でもあったため斬られてもおかしくなかったのですが切腹は免れていました。井上長秋は諏訪神社の神職出身。二人は、囚われ身であったものの薩摩藩を脱藩すると福岡藩へと逃げ込みます。そして、斉彬の危機と薩摩藩の惨状を訴えます。
福岡藩(黒田藩)の藩主黒田長溥は蘭癖大名としても知られ、そして何よりも父親が斉彬を愛してやまなかったかの島津重豪なんですね。
(斉彬にとっては年下の大叔父)
黒田長溥は斉彬とも親しかった宇和島藩主伊達宗城とも連携、老中首座の阿部正弘に「薩摩の異常事態」を伝えると、今度こそ斉興の「隠居」を確実なものにするように動きます。
腹切り過ぎ問題
本日、赤山先生もお腹を召されました。江戸時代と言えば「太平の世」とはいえ武士の時代。腹も結構切ってそうですが、実は江戸時代も腹切が多かったのは初期だけなんですね。初期までは、「追腹」のように、主君が亡くなった後に後を追い腹切る事も美徳とされていました。
ただ、中期以降は「幕命」として「天下殉死御禁断の旨」が出さるなど切腹は「ご法度」となります。実際、薩摩藩が「天下普請」を請け負った「宝暦治水」でも切腹している(これは抗議の切腹ですが)者が、51人いますが幕府には秘匿されています。
※関連記事:→宝暦治水事件と近思録崩れ。プレお由羅騒動?
つまり、自藩内で次々と切腹が多発しているという事は「異常事態」という事になります。
黒田長溥から事の次第を任された伊達宗城や阿部正弘は此処を突きます。
密貿易や琉球出兵は調所広郷が勝手にした事と言えますが、今、薩摩で起きている異常事態の責任は斉興にあります。
これを噛んで含めて伝えたと言われます。
何故なら、また調所広郷のように「責任は自分にある」と家臣に次々と腹を切られてはたまりません。
斉興を脅すだけではなく、天下の名物を下賜し、望んでいた「従三位」への昇進を認める、硬軟合わせた説得でようやく渋々ながら斉興は隠居をしたと言います。
朱衣肩衝※追記あり
さて、最後に突っ込みを。
朱衣肩衝は茶器(茶入れの一種)なのでそこそこ大きいのですが、本日、阿部正弘が渡した茶道具は「湯飲」のように見えたのですが・・・!?(注:下に追加あり)
史実で下賜されたのは「朱衣肩衝」でこんな感じです。
うーん!
まあ、結局ロシアンルーレットで決めるんですけどね・・・!一応、「朱衣肩衝」もちゃんと描いて欲しかった!
※私が突っ込まれてしまいました。西郷どんで出ていた大きさ位の「肩衝」もあるそうです。また、形もやや上からでしたが恐らく「朱衣肩衝」をちゃんと模倣しているだろうと言う事でございました・・・。ご指摘を頂きありがとうございます。恥じ入る次第にございます・・・!
以上、西郷どんの感想第4話「新しき藩主」でございもす。
今宵は此処までに致します。