西郷どんあらすじ第6話です。御前相撲九州場所で見事に優勝!しかし於一(篤姫)の声援に乗って斉彬との一番でもつい本気を出して藩主を投げ飛ばしてしまった西郷どんの運命は!?牢屋で出会ったジョン万次郎の目的は?西郷どんのあらすじ第6話

西郷どんのあらすじ第6話上巻~牢屋の男~

「痛テテテ・・・」



吉之助は牢屋へとぶち込まれてしまう。御前相撲で藩主を土俵の外へ投げ飛ばすとは前代未聞の珍事・・・もとい不祥事!近々吉之助は切腹となると噂になっていた。その噂を聞きつけて糸が城へやって来きて番兵と争うがどうにもならなかった・・・。

→西郷どんの感想第6話「謎の漂流者」

Home Sweet Home

牢屋には先客がいた。かなり憔悴いているように見える。しかし、吉之助を驚かせたのはその出で立ちである。とても珍妙な出で立ちをしているのだ。



「わいはどうして牢屋へ?」



話かけるものの、男は一言も話さない。服装は南蛮人のように見えるのだが男は日ノ本の者と同じ見慣れた顔付きである。



「Home Sweet Home・・・」



なんだ?異国風の言葉のようだ。水を進めてみると首を振りいらないという素振りを見せるが、吉之助が自分で水を飲んで見せると安心したのか水を飲む。




番卒が食糧を運んできた。男は手を付けないが、吉之助が食べて見せると腹も減っていたのだろう、むさぼるように食べるのであった。男は命の危険を感じているようだ。




そこへ牢番がやって来ると男の罪状を話す。



「この男は琉球で我藩の秘密を知った」

「・・・生かしてはおけん・・・」



牢番は男殺害しようとする!吉之助は男を守るため牢番と取っ組み合いとなりあっさりとノシてしまう。男は・・・恐怖で気を失っていた。




このままではあかん。




吉之助は脱獄を決意する!

吉之助、帰る

「吉之助!?!?!」



西郷家にも勿論御前相撲での吉之助の「活躍」は届いている。もう、腹を切って首だけが戻って来ると思っていたところに、胴体も一緒に、おまけに謎の男を抱えて現れたのだから皆驚いた。




取り急ぎ、男は西郷家に匿われる事になる。男は暫く後に目を覚ます。西郷一家は男の出で立ちに興味津々である。




何より、皆を驚かせたのは、異国風のこの男は橋を上手に使ってご飯を食べるのだ。西郷の母、満佐子は目を丸くする。満佐子の問いかけに最初は何も答えなかったのだが、満佐子が自分は「満佐子」という名前だと紹介すると・・・。



「マザー・・・?」

「満佐子よ!」

「ジョン・マン・・・」



この牢屋の男は「ジョン・マン」と名乗った。




そして、



「アイウオントトゥーゴーTOSA!!」



トサ、土佐!?男は土佐へと生きたいと考えているようだ。




大河ドラマ西郷どんのあらすじ第6話はまだまだ続くぜよ。

西郷どんのあらすじ第6話中巻~その男、ジョン万次郎~

吉之助はジョン・マンと話しをする為に大久保正助の力を借りようとする。博識の正助ならジョン・マンの言葉も分かるかもしれない。

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真相

「ダメじゃ・・・分からん」



ジョン・マンが使っている言葉は英語のようなのだが、正助は蘭語に関する資料はあるが、英語の辞典はない。
その時。



「これを」



正助の母が一冊の本を持ってくる。父、次右衛門がかつて琉球に出仕している時に簡単な英和辞典を作っていたのだ。これで意思疎通が出来るかもしれない。



「正助どん。実はな・・・」



吉之助は正助に真相を話す。このジョン・マンは琉球で捕らえらたのだがメリケンの密偵ではないかという疑いがあると言う。ただ、吉之助はこのジョン・マンは密偵ではないと踏んでいる。しかし、こうも頑ななのは・・・。



「海禁令」



そう。
ジョン・マンは恐らくは日本人である。しかし、頑なに自らの事を語らないのはもし外国に渡った日本人と分かれば殺されると考えているのだろう。




次右衛門の英和辞典を片手にジョン・マンと話す。ジョン・マンは捕鯨船に乗っており、メリケンにいた事が分かる。




吉之助達は斉彬は外国の文物を学んでおり、もし日本人と分かっても大丈夫だと話す。ついに、ジョン・マンは自分の目的を話す。



「土佐へ帰りたい」

「母の元へ戻りたい」



吉之助は斉彬へ事の次第を報告する。




西郷どんのあらすじ第6話いよいよ最後の段でごわす!

西郷どんのあらすじ第6話下巻~LOVE~

斉彬は土佐へと使いを出してくれた。そして、ジョンマンの母が生きている事を教えてくれる。その知らせにジョン・マンは泣いて喜ぶのだった。

メリケンの目的

斉彬はジョン・マンを城へ呼ぶと歓待する。斉彬の目的は昨今、日本近海に現れるメリケンの目的を探ること、そして、外国の状況について教えを乞う事である。



「メリケンはいったい何が目的なのだ?」

「食糧・水・石炭、そして交易」



ジョン・マンは現状日本近海に現れるメリケンの目的は主には捕鯨船の補給基地だという。ハワイ以西に補給基地を持たないメリケンは補給基地を欲していた。



「では、もしその船を砲撃すれば?」

「日本には新式の大砲も船のなく敗北する」



ジョン・マンは国を閉ざすのではなく開くべきであり、また、もし戦争となってしまえば必ず敗北すると言う。斉彬は一回の漁師に過ぎないジョン・マンの博識と的確な世界情勢の分析に驚く。



「メリケンでは誰でも学ぶ事が出来る」



ジョン・マンの言葉にメリケンの強さを感じる斉彬であった。斉彬はジョン・マンに教えを請い、洋式の蒸気船の建造などを進める。

愛の形

吉之助は不思議に感じる事があった。ジョン・マンはメリケンに渡りそこで捕鯨船に乗り生きていく事も出来たのだ。にも関わらず、危険を顧みずに帰国をしている。



「それはLOVEぜよ」



次右衛門が残した辞書には「好きになる事」とある。意味は分かったような気がするが、ジョン・マンの言っている「LOVE」とはまた異なる気がした。




ジョン・マンは母への「LOVE」のため戻ったという。そして、メリケンはじめ西欧列強では好きになった者同士が結ばれる事が普通であるという。



「異国はまた色々違ごうとるんじゃな・・・」



吉之助はジョン・マンの話を興味深く聞いた。そして、偶然にも「LOVE」を向けられる経験をする事になる。


「糸どん!また下駄を落としたでごわすか?」

「いいえ」



糸は吉之助が自分が送った小物入れを腰に付けているのを見て微笑むと海老原家へ嫁に行くと話す。吉之助は海老原は相撲で戦ったがとても良い男だと太鼓判を押す。しかし、吉之助は糸が正助に想いを寄せていると思っている。親友の正助の気持ちも知っているので、もし自分なら正助と一緒になると言うが・・・。



「私は吉之助さーの事がずっと好きでした」

「え!?」



正助である。糸の想い人が吉之助であることを見抜いた正助は吉之助にきちんと想いを伝えるように背中を押したのだ。




糸は青春に別れを告げ、嫁いで行った。




その姿はとても美しかった。

褒美

吉之助は斉彬に今回の「ジョン・マン」に関しての手柄を褒められる。また、斉彬からは「牢番」は吉之助を試すために演技をしていた事も伝える。



「褒美を取らす!」



吉之助は今回の件は正助や鬼界ヶ島に流されている大久保次右衛門の助力があってこそでありその者達の罪を許して欲しいと願う。



「承知した。じゃがしばし時間が欲しい」

「まず、貧しき者まで食っていけるようにする事が肝要」



斉彬は吉之助にそう約束する。



「やはり斉彬様じゃ・・・」



貧しい農民の事も考えてくれている斉彬の言葉に希望を見る吉之助であった。




以上、西郷どんのあらすじ第6話でございます。

→西郷どんの感想第6話「謎の漂流者」

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