西郷どんの感想第16話「斉彬の遺言」でございます。斉彬出兵計画を実現するため京で薩兵三千の受入準備を進める西郷どん。準備も整い後は出兵を待つだけ・・・!鍵屋で前祝いを催しますが・・・!今宵、吉之助が一皮向けた気が致します。西郷どんの感想第16話始めます!

西郷どんの感想第16話~西郷、破れる~

斉彬の死と、西郷と月照のやり取りなど。この辺りはけっこう有名なお話しなので「翔ぶが如く」と同じような感じですね!まあ、「翔ぶが如く」だと斉彬の死をしるのは吉之助が先で、すぐ腹を切ろうとしているのを月照に、説得されった後に、「水戸に出兵させる」という案を思いつく等順番は異なりますが・・・!

→【公式】西郷どんの見逃し動画!

→翔ぶが如く11話「大獄の嵐」

西郷、一皮むける

吉之助は月照からの「斉彬の死」を聞かされても泣くどころか、



「次に為すべき事」



を考える吉之助。



「薩摩の代わりに水戸に出兵を促す」



此処に吉之助の「成長」を感じますね。ただ、皮肉な事にこの「水戸密勅事件」が起きなければ、おそらく「安政の大獄」も無かったのですが・・・。




まあ、「タラレバ」の話は後に語るとします。




水戸藩が既に「出兵処ではない」という状況であり、
夢破れて京へ戻った西郷。




その時初めて、



「死」



を考えます。
一応、月照の説得もあり思い留まったように描かれていますが、月照の言葉や(斉彬のお前は俺になれという言葉も)の影響だけではなく、



「大恩ある月照様を残してはいけない」



と、言う事が大きかったように感じます。人間は自分の為よりも、人の為にの方が力が出る。




ただ・・・。




次回はその望も断たれてしまうようですが・・・。



※関連記事:→西郷と月照の関係について

薩摩への逃避行

西郷と月照は幕府の捕吏の追跡から逃れながら一路薩摩藩を目指しています。ここで、斉彬の幻が出てきます。




一瞬、織田の魔王様みたいな恰好と思ったのはご愛嬌。




そこで思いだしたんですけど・・・。




翔ぶが如くでも斉彬の幻が登場しているのですが、それは西郷の前ではなくて、篤姫の前に現れたんですよね。



「お篤・・・すまない・・・」



来週は篤姫の前にも現れるのかな・・・?




それと気になる事がもう一つ。




歴史的には西郷と月照は下関で言ったん別れます。月照の受入を藩へ願う為に先に戻るのですが、斉彬亡き後の薩摩藩は月照の受入を拒絶。しかし、月照は福岡藩士の平野国臣と共に受入許可が出る前に薩摩へ入ってしまいます。




これは行き違い、西郷は月照の受入の説得には多少時間はかかるかもしれないがまさか、拒絶されるとは考えておらず、月照もまた、そのつもりで西郷の連絡を待たずに薩摩へと入ってしまう。この辺りは月照の護衛を頼まれた「阿呆の有村俊斎」が月照を置いたまま西郷を追って薩摩へ来るなど、後の「困ったちゃん俊斎」の布石ともなるお話しがあるんですが・・・!




その辺りはやらないのかしら・・・?




西郷どんの感想第16話「斉彬の遺言」はまだまだ続きます。あまり描かれいませんが、今回長野主膳には「重大な落ち度」があったのです・・・!

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西郷どんの感想第16話~長野主膳の誤算~

御上から「密勅」が出され、その事実に驚いた井伊大老が「安政の大獄」を始めます。因みに、「安政の大獄」の直接的な原因はこの「水戸密勅事件」です。さらに、これをもし長野主膳が先回りして気が付いていたら・・・。此処までの事態には陥らなかったかも?

五摂家

「うちは五摂家筆頭や!」



近衛忠煕は井伊大老の圧力にそう強がりを言いますが・・・。確かに近衛家は五摂家筆頭です。




そして、その近衛家に継ぐのが九条家。何度か申し上げている通り、井伊直弼の懐刀であり師でもある長野主膳に縁のある家です。



※関連記事:→長野主膳、井伊直弼の懐刀


孝明天皇は大の「異人嫌い」であります。ただ、難しいのは「異人嫌い」でも「幕府は御信頼」というのが孝明天皇なんですよね。




この時関白は九条尚忠。



「御上のお怒りは凄まじい」



と、いうのは本当ではあるんですけどね。
そして、その「水戸藩への密勅」を決めた朝議に九条尚忠は参加していません。つまりは「関白の裁可を経た正式な勅命ではなかった」という事です。




ただ、「何やら良からぬ事」を御上と近衛家はじめとする取り巻きが謀議している事は分かっていたはずです。それを九条尚忠は長野主膳へ伝えなかった。




「水戸密勅事件」と言われてはいますがその内容へ「兵を挙げろ」というものではない。




内容としては以下のような物であります。



  • 勅許なく日米修好通商条約に調印したことへの呵責と、詳細な説明の要求
  • 御三家および諸藩は幕府に協力して公武合体の実を成し、幕府は攘夷推進の幕政改革を遂行せよとの命令
  • 上記2つの内容を諸藩に廻達せよという副書


因みに、幕府にも同じ内容が下っており、それを水戸藩は「早め」に入手しただけの事。



「大した問題ではない」



九条関白はそのように考えたのではないでしょうか。




しかし、内容が分からない事が大問題に発展。




長野主膳もまた、主君であり同士でありさらには弟子でもある井伊直弼へ具申します。



「徹底した取締が必要」



内容が幕府へと伝わる前に「最悪の事態」を想定して井伊大老・長野主膳は「過剰とも言える弾圧」に動いてしまいます。




歴史に「タラレバ」はありませんが、「タラレバ」が面白いのもまた事実。




長野主膳がもし、井伊直弼に出会わなければ、そして、九条関白が密勅内容を事前に長野主膳へと知らせていれば・・・。




安政の大獄は起きなかったかも・・・!?




そして、かの大西郷をして、



「後輩なら橋本左内(を推す)」



と、言われた幕末の俊英橋本左内も死なず、



「日ノ本を治す医者」



として、活躍をしたのではと考えずにはいられません。




西郷どんの感想第16話「斉彬の遺言」最後の段。井伊直弼にも言い分はあると思うのですよ。

西郷どんの感想第16話~待ち惚け~

井伊大老と慶喜、そして斉昭の御対面が中々趣がありました。



「畏れ入り奉りましてございます」



翔ぶが如くでも神山直弼が同じような事を申しておりました・・・!因みに、「押しかけ登城」もまた前代未聞の事で・・・。

※関連記事:→翔ぶが如く第11話「大獄の嵐」

直弼の言い分

態度も顔も悪い(失礼・・・!)井伊直弼。しかし、彼にも言い分はあるのです。ちょっと弁護させて下さい!




まず、「押しかけ登城」について。




江戸時代、将軍家ご家族と言えども政治についての発言権はありません。また、そもそも「登城」に関しても「にわかに」登城出来るものではなく、その時間や回数も厳しく制限されているワケなんですね。




そして、「条約勅許問題」について。



「御上に無断で異国と条約を結ぶとは!?」



まあ、お勇ましい事を慶喜さんも斉昭さんも言っていましたけど。




そのような「お勇ましい事」は是非とも、



「ペリー来航の時」



にこそ、言って欲しかったものですね。




日米修好通商条約を締結したからこその、日米修好通商条約な訳で・・・。そもそも、「武士に二言はない」のではありませんか???

井伊大老は事後、一橋派を相手にせず

正直に言えば、もはや一橋派を「相手にする」のも疲れます。水戸斉昭は新たに出島ならぬ「移動式出島(船)」を建造して(なので100万両よこせ!)海上で貿易すると言ってますが・・・。



「勅許を得ないなら条約は結ばない」



など、そもそも井伊大老は「過去の後始末」をしているのに、このような無茶苦茶で無責任な事を言う人達は・・・。



「相手にしない(by井伊直弼)」



水戸のお爺さんはお腹空いて、夕方にはすっかり元気を失くされて・・・。
(にわか登城には本来尾張と慶喜兄(現水戸藩主)も御一緒されました)




因みに、松平春嶽。




このお方は勿論名君ではあるんですけどね。




将軍継嗣問題に斉彬が「朝廷を巻き込んだ」と知った時は、



「わ、わしはそこまでしろと言ってない!関係ない!」


と、斉彬のハシゴを外したお方です。




残念ながら「埋もれ木」として長い人生修養を積んで来た井伊直弼の方が役者が上だったようです。しかし・・・。草葉の影で阿部正弘はどのような想いで安政の大獄を見てるのでしょうね・・・。



※関連記事:→阿部正弘と井伊直弼の関係


以上、西郷どんの感想第16話「斉彬の遺言」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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