西郷どんの感想第15話「殿の死」でございます。ついに島津斉彬が亡くな・・・亡くなったのかな?ただ!間違いなく家定が亡くなり、そして、井伊大老が爆誕致しました。まだ、「大獄の嵐」は吹き荒れてはおりませんが・・・。来週は「大獄の嵐」となるようですが、この「嵐」はこれからの西郷の行動が呼び起こすのです。西郷どんの感想第15話始めます!

西郷どんの感想第15話~進む進む、時代は進む~

今宵は盛り沢山の内容です。家定が亡くなり、将軍継嗣は紀州慶福となり、井伊直弼が大老就任、さらに、「通商条約」に関しては勅許を得ずにハリスと結ぶ事に・・・!

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シンプルに描く

幕末モノは大河定番の一つですね。記念すべき大河ドラマ第1作は「花の生涯」は井伊直弼が主人公。
個人的にも、




  • 翔ぶが如く
  • 1990年

  • 徳川慶喜
  • 1998年

  • 新選組!
  • 2003年

  • 篤姫
  • 2008年

  • 龍馬伝
  • 2009年

  • 八重の桜
  • 2013年

  • 花燃ゆ
  • 2015年




と、見てきました。
ただ、一般的に幕末モノは「不人気」という部分もあります。




「攘夷派」「開国派」「佐幕派」「倒幕派」と入り乱れ、尊王派なのに、なぜか御所へ大砲をぶっ放したり、佐幕派のはずの会津が薩摩と同盟して長州をやっつけたり、徳川御三家の一角である水戸藩が尊王派だったりとある程度の下知識が必要な部分はあると思います。




勿論、だからこそ幕末モノは面白いんですよね。




御三家、江戸定府などと言われているが、幕府のお荷物だった水戸藩の屈折した見栄と不満、形は足利尊氏(つまり逆賊)でも心が大楠公(つまり尊王志士)であればオケという長州の柔軟思想、「開国派」であり攘夷等不可能と分かっていながら「攘夷」を利用する徳川慶喜の政局感




幕末に詳しくないと「新選組が尊王??佐幕じゃないの?」という疑問だあってもおかしくはないですね。




逆にその辺りの事情に詳しいと、物足りなさを感じるかも。



「西郷の情熱の空回り感!」



将軍継嗣や条約勅許に関しての背景があまり描かれていないから共感出来ない。




一方で、全般に西郷どんの評判自体は良いと感じます。



「予備知識無くても楽しめる」



そう。
恐らくこの脚本はそういう「難しい問題」をあまり描かないようにしているのだと思います。
(因みに、林真理子氏の原作はかかなり保守的な創りとなっています)




異国の脅威に対抗し、民を豊にするために頑張る斉彬と西郷、
その事を理解せす「徳川万歳」の井伊直弼。




複雑な背景は置いておいてなるべく西郷個人の「想い」中心に描く。




いつもなら、歴史・大河クラスタから「スイーツ大河!」と言われそうですが、どっこい!そこは鈴木吉之助と渡辺斉彬です。




他にも調所広郷や島津斉興に重厚な布陣でそんな雰囲気を微塵も感じさせない。




脚本ありきではなく、ある意味では役者ありき、「役者頼り」なのかな?と感じます。

斉彬後の西郷どん

以前、特番の感想でも記載したのですが、この西郷どんは「郷中の仲間」の存在感が薄い。少なくとも今迄は。




しかし、この15話までは「斉彬と西郷」の物語だったのかなと感じます。




本日、出ましたね。




有村俊斎。




調子だけ良い感じが・・・!




有村俊斎は後々西郷や大久保を「大層困らせる」のですが、その片鱗が本日見えて来た気がします・・・!




前半が斉彬と西郷の物語なら中盤は「郷中の仲間と西郷の物語」になる!?




何度か書いていますが個人的には北村格之助に期待しているんですよね・・・。




今から「寺田屋騒動」が楽しみでございます・・・!




ナレ寺田屋とかはないよね・・・?




西郷どんの感想第15話「殿の死」はまだまだ続きもす!

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西郷どんの感想第15話~大老 井伊直弼~

今宵、大老井伊直弼が爆誕します。すっかり悪役が板についてしまった井伊直弼。大老就任で専横の限りを・・・!と言いたい処ですが、そもそも大老就任は決してオカシナ事ではないのです。いや、そもそも中々老中にも上がれなかった事の方が意外と言えば意外。



※関連記事:→井伊直弼が阿部正弘存命中には大老はおろか老中になれなかった理由

大老職

井伊直弼は家定の意を受けて大老に就任したと言われます。今回の西郷どんでも描かれたように「意識朦朧の最中」無理やりではないまでも、都合の良いように発表したという事は充分に考えられます。




ただ、井伊直弼1人では実行できないでしょう。




大奥。




家定生母の本寿院や乳母の歌橋の影響は無視出来ないと思います。



※関連記事:→本寿院様について

※関連記事:→安政の春日局!?歌橋


我々は後の歴史を知っているので井伊大老就任が「安政の大獄」に繋がると分かりますが、実際、当時の幕府官僚はそこまでナーバスにはなっていなかった部分もあると思います。




大老職は確かに「非常な権限」がありますが、一方で名誉職のような部分も大きいのです。




因みに、井伊直弼の兄で先代の彦根藩主である井伊直亮も大老に任じられています。




しかし、何も起きなかった。




そうなんです。




歴代大老で「ガチの権力者」は二人しかいません。1人は「下馬将軍」と評された酒井忠清(1666年-1680年)、そして堀田正俊(1681年-1684年)です。そう、二人とも幕末の安政年間からは150年以上昔の人物です。
(因みに、三人目は目出度く直弼ですが、直弼と堀田正俊は暗殺の憂き目合います)




井伊直弼も当初はそこまで「過激な事」をするつもりはなかったと思います。




将軍継嗣について家定は(ドラマでは一橋と描かれる事も多いですが)そもそも慶福派ですし、条約勅許問題に関しても、井伊直弼の前からの懸案であり、米帝の砲艦外交に屈した部分があったとは言え、条約を結ぶと約しているわけで・・・。
(なので、ハリスと交渉に当たった幕府官僚は、何故約束を守らないと言われるとツライ)




しかし、この後西郷の頑張りが恐ろしい結果を招く事に・・・。




次週描かれると思われる水戸密勅事件の衝撃が大きかった・・・。




西郷どんの感想第15話「殿の死」、いよいよ最後の段でございもす。

西郷どんの感想第15話~西郷と斉彬の不思議~

家定が亡くなり、将軍継嗣は紀州慶福、井伊直弼大老就任と斉彬にとっては厳しい局面です。斉彬が「希望は潰えた」と西郷と稲穂が実る丘で語らう場面。



「農業こそが国を支える礎なのだ」



かつて、西郷にそう教えられたと言う斉彬。西郷はまさに「農本主義」とでも言う男であり、それは維新後にも現れています。しかし、斉彬はどちらかと言えば「重商主義」ですね。これは、後の大久保の考えに近いように思います。

捻じれ

斉彬は開国派であり、公益を通じて国を富ませ、軍備を整えて異国の脅威に対抗しようとしています。基本的には新しいモノが好き。




一方で、西郷は斉彬の薫陶を受けているとは言え、本質は「農本主義」なんですよね。
基本的には保守的です。




一方で久光。




久光は斉彬の影響や維新後の行動などからやや劣った印象を受ける部分もありますが決して無能な藩主ではありません。鹿児島大学には久光が集めたと言う蔵書が1万5千冊ほどあると言われ、その旺盛な知識欲を今に伝えています。ただ、久光は蘭学など新しい学問よりも「国学」や「歴史」を好みます。




そして、その久光と二人三脚で斉彬の意思を継いだ大久保。




大久保は間違いなく「重商主義」だと思います。また、海外視察の影響もあるのでしょうが、「革新派」です。



斉彬と西郷



そして、



久光と大久保



このコンビは意外にもその傾向は捻じれているように感じます。しかし、皮肉にも西郷と久光は同じような性質を持ちながら交わる事が終生なかった・・・。




この辺りに歴史の皮肉、いや人間関係の面白さ、複雑さを感じます。




以上、西郷どんの感想第15話「殿の死」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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