太平記(大河ドラマ)のあらすじと感想第24話「新政」。高氏と藤夜叉の件を知っているのは右馬介だけだったんですよね。今宵、不知哉丸、後の直冬と直義が運命の出会い。藤夜叉は複雑な乙女心と母心との狭間でちょっと揺れたね。太平記のあらすじと感想第24話

太平記(大河ドラマ)あらすじ第24話「新政」

鎌倉炎上から2カ月。



大河姫

鎌倉炎上から二月か。

高氏は久しぶりに弓を引いている。



大河姫

相変わらず良い腕前だね、弓。高氏、めっちゃ良い身体しとうな。

その様子をみていた師直は高氏の無聊を慰めるためにも、鎌倉から登子を呼び寄せる事を提案するが高氏はまだ時期ではないと応じる。




足利家は鎌倉には側近の細川和氏を派遣している。



大河姫

鎌倉は細川和氏。こいつやり手なんだよな。

「それと、大塔宮が山を下りるようです」

「ほう?」



高氏は困った表情だ。師直は続けて嬉しそうに耳打ちをする。



「佐々木殿などは出迎えにはいかないそうですが・・・(笑)」

「(笑)儂が出迎えて宮様を驚かせるのも良くないな」

「左様にございますな」



高氏と師直は笑い合うのであった。

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太平記あらすじ第24話上巻「勝者達」

鎌倉を落として2カ月。




鎌倉では勲一等であるはずの新田義貞は不人気である。




一方で「足利の若御料」である千寿王は鎌倉府民の間でもその愛らしさももあり人気を博していた。これが、足利、新田両家の武士の間で諍いの種になる。



「何を!もう一度言ってみろ!」

「何度でも言ってやる!足利の腰抜が!」



大河姫

新田と足利、さっそく喧嘩か。

この日も府内で足利、新田の武士が乱闘騒ぎを起こしている。




高氏に鎌倉を任されている細川和氏は両者を止める。



「いったい何事じゃ!」

「あ!」



足利の武士は和氏の登場に動揺するが、すぐに気を取り直して新田方が若御料のことを悪し様に言ったのだと言う。新田方は新田方で、鎌倉落城は千寿王の手柄と新田を馬鹿にしたのだと言い返す。




そこに登子を乗せた輿が通りかかる。



「み、御台様・・・」

「足利と新田は共に手を携えていかねばなりませぬ」

「はは・・・」



大河姫

登子、御台様迫力。

勝長寿院新田本陣


新田義貞も家中の者が足利の者と度々諍いを起こすことに悩んでいた。



「義助、いったい何の騒ぎか?」

「兄上、家中の者が足利の者と・・・」

「・・・家中の者をしっかり抑えよ」



義助(義貞実弟)は兄の言う事も分るが、足利にも問題はあると少々不満気である。



「足利の者は殊更に御料、御料と・・・」

「しかも、あの細川和氏は中々の食わせ者で・・・」



大河姫

まあ、和氏が食わせ者というのは義助が正しい。

鎌倉攻めの功も足利の物にしようとしているのではと危惧する。しかし、義貞の高氏への信頼は揺ぎ無い。



「高氏殿は儂に申したのじゃ、鎌倉を頼むと」

「・・・」



そう言われてしまえば義助は黙るしかない。



御所


「北条一門の権勢凄まじさを改めて思い知りましてございます」

「そうか、本日は此処までと致そう」



都では千種忠顕が北条一門の旧領一覧に関して後醍醐帝に裁可を扇いでいた。



「この後、大塔宮が参内致します」

「・・・そうであったな・・・」



大河姫

後醍醐天皇沈鬱な表情。

後醍醐帝の表情にはやや疲れが見えた。




征夷大将軍となった大塔宮はようやく信貴山から下山した。親子の対面は笠置、いやそれよりも前か・・・?いったい何年振りであろうか。




後醍醐天皇は先程の「疲れた表情」などは微塵も見せず、慈悲深い穏やかな表情で大塔宮の挨拶を受ける。



「宮、都の風に親しんだか?」



大河姫

父子対面はいつ以来かの・・・。

大塔宮も父との再会に感慨ひとしおの様子だが・・・。



「都は息の詰まる蒸し暑さにございます!」



都を我が物顔で闊歩するのは諸国の武士である。宮からすれば特に気に食わないのはその数も多い足利。



「征夷大将軍が武士を好まぬのか・・・?」



「東恵比寿は嫌いにございます!!」



「護良・・・これからは公家一統の世ぞ?」

「朕の王土には其方の力も高氏の力も必要じゃ」

「そのことが分からぬ護良ではあるまい?」

「其方が此度の戦で果たした役割、片時も忘れた事はないぞ」



大河姫

流石、後醍醐。トーク、イケけてる。

そこまで言われれば、大塔宮もこれ以上、高氏の「文句」は言えなかった。




六波羅奉行所


北条方が一掃されてからなんとか安定を保っている都ではあるが治安が良いとは言える状況ではない。また、大塔宮とその取り巻きが下山した事でより争いが増えている部分もある。




直義は捕らえられたならず者の詮議を行っている。



「いったい何処の者か?」

「へっ!(笑)」



盗賊たちはふてぶてしい態度を改める雰囲気はない。配下のものが直義に耳打ちする。



「・・・直義様、おそらくは宮将軍の」

「・・・成程な・・・」



大河姫

ああ、こいつら殺されるんだよね。

直義は捕らえた者を閉じ込めておくように命じる。

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太平記あらすじ第24話中巻「運命の出会い」

「な、一緒に和泉へ行かんか?」

「ウナギ安いよ!」

「藤夜叉・・・」

「そんなに行きたければ一人で行けばよいよ」



藤夜叉は相変わらず、河原の近くでウナギを売って生計を立てていた。石は一緒に日野俊基の旧領がある和泉へ行こうと誘っているのだが、藤夜叉の考えは変わらない。



「あたしが一緒に行こうかい?(笑)」



いつも藤夜叉を気に掛けてくれる近所の女子衆がからかう。



「この人(石)の言う事は信じられないから!」



大河姫

この人の言う事は信じられん。藤夜叉が正しい。

ただ、石は逞しくなっている藤夜叉を頼もしいとも感じる。女子衆は「子供を持つと女は変わるよ」と教えてくれるのであった。




そこに、その子供、不知哉丸が戻ってくる。



「石はどうして「猿(ましら)」なんだ?」

「それは足が速いからじゃ!」

「よし!なら競争だ!」



石と不知哉丸はお互い「健脚自慢」と言う事で競争をする事になる。



「あんまり遠くへ行ってはダメよ!」

「おう!任しておけ!」



不知哉丸は中々の健脚だが、それは大人の石の方が当然速い。




都往路を走っていると、丁度盗人と役人の大捕り物に出くわしてしまい、石は不知哉丸を見失う。




市中を探し回るがまったく見失ってしまっていた。



六波羅直義邸


石が青ざめて不知哉丸を探しているとき、彼の姿は直義の屋敷にあった。



「旨いか?」

「(コクリ)」

「腹が減ったらまたいつでもくるが良いぞ!」



大河姫

直義と直冬、運命の出会いじゃん。。。。

不知哉丸は石とはぐれた事に気付かずに走り続け、転んで怪我をしているところを市中見回り中の直義に保護されていた。



「あれは・・・?」

「ん?あれは二つ引き両の家紋、この足利の家紋じゃ」

「知っているぞ!あれは大将の馬印じゃ!」

「おお!よく知っているな!」

「お前は大将か?」



直義は苦笑いである。



「いや、儂は大将ではない(苦笑)」

「俺はいつか大将になるんだ!」

「そうかそうか!」



大河姫

ガチで大将になるけどな。

直義は元気一杯の不知哉丸を見て目を細める。




飯を食べ終わると、直義は自ら不知哉丸を藤夜叉のいる橋の下まで送り届ける。




帰りが遅いのを心配していた藤夜叉は不知哉丸の無事を喜ぶが、送り届けてくれたのが「足利高氏の弟」であると知って驚く。



「元気があってよい童じゃ!」

「あ、ありがとうございます・・・」

「童!腹がすいたらいつでも屋敷へ来るが良い!」



大河姫

そっか、藤夜叉は直義は知らんのか。

その日の夕方遅く。




ようやく石は不知哉丸を見失ってしまったことをどう話したら良いのか悩みながら戻って来た。



「石!やっと戻ってきた」

「あ、藤夜叉、あの、その」



大河姫

石、子守もまともにできんのか。

その時、戻って来た不知哉丸が石に叫ぶ。



「石!俺の方が速かったぞ!」

「不知哉丸!!」



藤夜叉は不知哉丸が高氏実弟に保護されて戻って来た事を伝える。



「石、和泉へ行こう!」

「・・・足利から逃げるんだな」



大河姫

でも、和泉に家はないよ。。。。

此間まで和泉へ誘っていた石ではあるが、また、足利絡みかと思うと不満気である。



「高氏様が都の同じ空の下にいると思うと・・・」

「会ってしまうんじゃないかと・・・」

「会いたいけど・・・会いたくない・・・」



大河姫

会いたいけど、会いたくない、複雑な乙女心。

結局、藤夜叉は石と共に和泉へ行くことにする。




一方、六波羅では直義が不知哉丸のことを高氏に話していた。



「今日、面白い童と会いました!」

「足利の二つ引き両を知っていて大将になるのだと!」



「直義殿から童の話を聞くとは(笑)」

「そろそろ嫁取りであろうか?」



「な!いや!そのようなつもりで・・・」



「何を焦っておる?焦るような事ではあるまい?(笑笑)」



「・・・そうですな・・・ははは!」



大河姫

直義、可愛いw足利兄弟いいよね。

足利兄弟は笑い合う。




そして、話題は先日捕らえた「宮将軍配下」と思われる盗人の話になる。



「宮将軍から引き渡しを求められておる」

「な!市中の警備は直義に・・・直義に任せると!」

「うん、そうじゃな・・・分かった!」

「兄上(分かってくれた)!」



大河姫

高氏、いかん!直義、は斬っちまうぞ。

宮将軍邸


「高氏の弟直義が兄に輪をかけた頑固者でございます」



大塔宮邸には笠置以来付き従っている殿の法印をはじめ、赤松円心など「宮派」の諸侯が集まっていた。



「東恵比寿は頭が二つ」

「新田義貞を上洛させ、高氏と争わせるのは?」



皆、それは良い考えと賛意を示すが、生粋の武士である赤松円心が意義を唱える。



「そう、上手く参りましょうか?」

「鎌倉は武士にとっては特別な地でございます」



大河姫

赤松殿流石、武士のことはよく分かっている。

「赤松殿、そこは「恩賞」をと申せば!」

「上洛せねば恩賞が得られぬと」



「よし!新田義貞を上洛させよう!」



大塔宮は義貞を「宮派」に加え、高氏に対抗しようとするが・・・。



「宮!私はそれでは我慢なりませぬ」

「・・・高氏を亡き者に・・・」



「!?」



殿の法印の言葉に大塔宮は驚く。




そこに丁度楠木正季も現れる。



「楠木殿も同心致しております」



「ここから先はこの法印と正季殿が勝手に致すこと」



大塔宮は二人の心意気を喜ぶが、



「この事、正成も?」



と、確認をする。



「いえ!兄とは一切関わりございませぬ!」



大河姫

驚いたね宮将軍。流石に正成知らないとは・・・。頼りないよなww

太平記あらすじ第24話下巻「恩賞」

勝長寿院新田本陣


義貞の正妻、保子が鎌倉へやって来る。



「おお、保子・・・いったい如何したのじゃ?」



「殿!此度はおめでとうございます!」

「里の父も大変喜んでおります!!」



「お、おう、そうか」



大河姫

義貞の正妻。おいおいおいおい・・・。面白いんだけどw

保子は頼朝公に勘気を被っていらい日陰暮らしが長かった無位無官の新田にもようやく春が来たとばかりに喜ぶ。そして、あつらえてきた新しい直垂を義貞に甲斐甲斐しく合わせる。



「殿にはこの色が似合うのです!」

「そうか?」

「はい!」



大河姫

恐妻家だな。義貞。

話は恩賞の件になる。



「で、殿は将軍におなりに」

「儂は将軍ではないぞ?」

「な!?では足利が??」

「いや、将軍は宮将軍じゃ・・・」

「では、殿は執権に!」



丁度、大塔宮からは「上洛」を促す書状が届いていた。




保子は上洛し、この鎌倉攻めの第一の功は新田であると直接帝に伝えるべきと力説する。



「北条を滅ぼしたのは新田であると!」



さもなければ、都にいる足利に手柄を横取りされかねないと。




義貞はそれを真に受けているワケではないが・・・。




大塔宮の要請もあることもあり上洛を決意する。




都には義貞に先んじて右馬介が山伏姿で上洛する。




都は物騒な様子でガラの悪い連中が女子を追いかけまわしているのを、右馬介は叩きのめして助ける。




しかし。



「け!余計になコトしてくれんじゃないよ!」



女子は「客を失った」と右馬介に悪態をつく。



大河姫

なんか、日野俊基を思い出すね。まあ、日野俊基はイケメンだったか。

右馬介は無表情で佇んでいた。



六波羅


「殿、新田殿が上洛されるよしにございます」



師直は「大塔宮の要請があったようだ」とも付け加える。また、鎌倉では「若御料」こと千寿王の人気がうなぎ登りの一方、新田義貞はイマイチ人気がない様子であることも。



大河姫

師直、楽しそうじゃねぇか。

「・・・新田殿には鎌倉を任せておったのだが・・・」

「離れておると、心も分からぬようになるのやもしれぬな」

「新田殿と会う日を楽しみに待つとしようか」



以上、太平記(大河ドラマ)のあらすじ第24話「新政」でございます。

太平記(大河ドラマ)感想第24話「新政」

太平記(大河ドラマ)感想第24話「新政」。高氏と義貞は「固い絆」で結ばれている。しかし、その周辺は・・・?義貞の弟の義助、そして妻の保子、また高氏の周辺も登子はともかく師直とかね。そして、「東恵比寿を競わせよう」と画策する宮将軍の一派。絆が少しずつ浸食されていくのが「ああ!」ってなりました・・・。

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太平記感想第24話「頭を下げる効果」

頭は立場が上の者が下げてこそ価値がある



誰がどう見てもこの時の足利と新田は「足利が上」なんですよね。




幼い頃はともかく、新田義貞自身もそのことはよく分かっている。




だからこそ、河原で頭を下げたのです。




しかし。




高氏は「立場」を超えて頭を下げられる。



「新田殿!それは逆じゃ」
「新田殿が立たれる折は足利も従う」
「我らは共に源氏!新田殿を見殺しにはせぬ」



頭は立場が上のものが下げた時に「最大限の効果を発揮する」のです。高氏には「その意識」は無かったでしょうけど、だからこそ余計に効果的だったとも言えるかな。




しかし、コト此処に至って新田の者たちの自意識も大きく変わっているんですよね。



「鎌倉を、北条殿を討ち滅ぼした勲一等の新田」



であると。




義貞の意識も微妙に変わっているように思いました。この辺りの繊細な演技が根津甚八流石。




冒頭、義助を叱る場面と、保子に詰められて(笑)大塔宮の書状の件を話している時ほんの少しだけ雰囲気が違う。



「足利と新田は同列」



と、足利は「競合」という意識がちょっと出てきているんですよ。




一方で高氏は流石。




一切疑う気持ちなんかない。




だから「義貞上洛」の知らせを聞かされて純粋に驚く。



「大事な鎌倉から新田殿が居なくなって大丈夫か」



ってコトなんですよね。




そして、その事情を察してちょっと淋し気なのが可愛い。




そんな殿の人の好さを「面白そうに」見ている師直がまた良い味出しておりました。

太平記感想第24話「後醍醐の苦悩」

後醍醐天皇は息子でもある「大塔宮」をやや持て余してし気味ですね。




千種忠顕から、宮が参内すると聞いた時の、



「ウンザリ気な表情」



が・・・ね。




この表情の源泉にあるのは「大塔宮には困ったもの」というものあるのですけど、



「自分の息子だがあまり愛せない」



という、骨肉の微妙な感情があるように思うのですよね。




大塔宮の活躍は誰もが認めるところではある(当然後醍醐自身も)のですけど、多分、何故か、あんまし好きではない。




大塔宮との対面は「そんな自分自身の薄情さ」と向き合わなければならないという苦悩があるように感じます。




そこに付け込むのが・・・蓮子なんでしょうけど。




大塔宮の取り巻きは残念ながらあまり切れ者はいない感じ。
(北畠親房は取り巻きとは違いますからね)




大塔宮自身もそれは感じていそう。




正季が高氏暗殺に加担していると聞いた時に「正成も!?」って期待したけど、そうではなかったと知った時の残念そうな雰囲気からも察せられます。




以上、太平記(大河ドラマ)のあらすじと感想第24話「新政」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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