平清盛(大河ドラマ)のあらすじと感想第8話「宋銭と内大臣」。悪左府藤原頼長が初登場。宋との密貿易を暴き清盛を、平家を窮地に陥れたかに見えましたが・・・?これまでの清盛とは違う、ある意味では負けを認める度量の深さが見えましたね。そして、兎丸も同じく。この頼長は只者ではないと気付いた?平清盛のあらすじと感想第8話

平清盛(大河ドラマ)のあらすじ第8話「宋銭と内大臣」

博多、神崎荘
商業地


清盛は家貞に連れられて博多へと来ていた。盛国(元鱸丸)、そして海なら自身の庭のような兎丸も一緒である。



清盛は博多の町の賑やかな様子に興奮しきりである。



此処には宋国の商船も良く出入りしており、珍しき品々が所狭しと広げられて盛んに商いが行われていた。



清盛は喋る鳥(おうむ)がすっかり気にってしまう。


「では、清盛様こちらを購入しましょう!いくらだ?」


「へい!十貫でございます」


清盛はその値に驚く。


「う、馬が一頭買えるではないか!」


家貞は何やら小さな銅の束を店主に渡す。


「残りは後ほど館で」


商売成立である。



家貞が店主に渡したのは銭、宋銭である。清盛はこんな小さな銅の束で商売が成立するのかと驚く。


「なんだ!お前そんなことも知らんのか!(笑)」


海賊の兎丸にとっては常識である。また、家貞から諸事学んでいる盛国もそれには驚かないが・・・。


「おい、家定さんよ。何故役人の立会無しで取引が出来る?」


兎丸の言葉に盛国続く。


「博多での貿易は全て大宰府を通さねばらないのでは」


兎丸と盛国は同じ疑問を家貞にぶつける。勝手な貿易はご法度のはずである。


「それにはカラクリがあるのじゃ(笑)」


忠盛は4年前に大宰府を訪れ院宣を示していた。


「この神崎荘にて太宰府が宋との商いに関わってはならぬ」


この院宣の力で神崎荘での商いは平家の独占となったのだ。



しかし。


「院宣は偽物じゃがの」


院宣の偽造。



清盛も兎丸も忠盛の見た目に似合わぬ豪胆さに呆れるのであった。

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平清盛(大河ドラマ)のあらすじ第8話上巻「蠢動」

平家の館


清盛が博多、神崎荘を満喫している頃、弟の家盛は都でその「カラクリ」を乳父の平維綱から説明を受けていた。


「家貞様が作り上げたのですよ」


家貞は宋との交易の仕切りを任されていた。


「宋と商いをして平家が儲ける」

「王家に寄進をして平家が新たな土地を得る」

「その米でまた、宋と交易をする」


叔父の忠正も続ける。



この商い、神崎荘は平家には無くてはならないものではあるが、ある意味危ない橋を渡っているとも言える。


「身分の低い女子を妻に迎えるような清盛に丁度良い」

「清盛は所詮嫡男の器ではない」

「平氏の行く末は家盛、お前に掛かっている」


家盛は少し戸惑い気味に頷く。



暫く後、忠正は先般清盛が明子を娶った事で流れた藤原家成からの縁談を改めて家盛の為に整えていた。平家の為にも家盛の為にも決して悪い話ではない。


「よく考えると良い」


父、忠盛は家盛自身でよく考えて答えを出すように促す。


鳥羽院、御所


この日、鳥羽院の御所では菊を愛でる催しが執り行われていた。



鳥羽院と得子が座の中心にあり、中納言藤原宗輔、大納言藤原頼長などと公卿が招かれている。



頼長は現関白藤原忠通の実弟、忠実の子でもある。



流石は鳥羽院の催しだけあって酒宴の食器も豪華である。頼長は白磁が気になる。


「この白磁は?」

「平清盛からの献上品とか」

「平清盛・・・?」


大河姫

おお!後の悪左府が初登場。雰囲気あるな。

皆が宴を楽しむ雰囲気の中、頼長だけは不快そうである。もっとも、誰もそれには気付いてはいないようだが。


「では、不老長寿の菊酒を頂こう!」


皆、それぞれの杯に酒が注がれるが。


「儂は不老長寿など望まぬ」

「情け無き事よ」


得子に入れ込み政を蔑ろにして酒宴に耽る院。頼長にはそのように見えたようだ。


「誰ぞ菊の歌を詠まぬか?」

「それならば佐藤義清が!」


義清は北面の武士として御所を警護していた。



君が住む


宿の坪をば


菊ぞかざる


仙(ひじり)の宮と


いふべかるらん



大河姫

訳:君(鳥羽院)のお住まいの宿の庭を菊が一杯に飾ることだ。これではそこを仙(ひじり)の住む宮と申し上げるのが当然のことであろう。つまり、この御所を神が住む場所になぞらえたのだ。

鳥羽院は勿論、皆義清の歌を称賛する。



ただ一人を除いて。


「なんとも媚び諂う歌じゃ」


頼長は不快千万といった風である。


平家の館


「今戻ったぞ!」

「お帰りなさいませ!」


清盛達が博多から帰ってきた。久々に賑やかになる。



新妻の明子も笑顔で清盛を迎える。



清盛は早速明子に博多で入手した紅を照れくさそうに渡す。


「北の方様にもお似合いかと」


清盛が言うよりも早く盛国が先に言ってしまう。


「盛国!それは儂が言おうとしたのじゃ!」


一方、家貞は博多での清盛の様子を含め今回の商いの状況を忠盛へ報告する。



忠盛は清盛が喜ぶであろうことを見越していた。


「殿の仰る通りでございました(笑)」


「新しき物、珍しき物」

「心躍る物、ハラハラする物」

「清盛の大好物ゆえな(笑笑)」


大河姫

忠盛は親父の顔ですな。

忠盛は清盛のはしゃぎ様が目に見えるようであった。

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平清盛(大河ドラマ)のあらすじ第8話中巻「内大臣頼長」

藤原氏館


頼長は父、忠実、そして兄で現関白忠通に呼ばれていた。



本来、先日の鳥羽院の宴には二人も招かれていたのだが、ある重要案件の為内裏を離れる事が出来なかったのだ。



忠実がややもったいつけるように話し出す。


「喜べ。其方の内大臣就任が決まった」

「・・・はぁ」


頼長は気のない返事である。



忠通が窘めるように続く。


「頼長、もそっと喜んだらどうじゃ?」

「喜んでなどおられませぬ」


大河姫

天下を二分する兄弟喧嘩の匂いがしまするな・・・。

頼長には今の世が腐って見える。特に鳥羽院、そしてその寵妃得子に現を抜かしている様、そしてそれに取入る院近臣達。


「内大臣となったらからには徹底して粛清致します」


保延2年(1136年)12月。



頼長は内大臣に就任する。


鳥羽院、御所


得子はまた身ごもっていた。


「春には産まれましょう」

「そうか、水仙が美しい頃だな」

「水仙は菊に植え替えたではありませんか?」

「・・・そうであったか」


得子は后となると庭に咲き誇っていた水仙を全て刈り取り菊に植え替えたのだ。



璋子は得子が全て植え替えさせて庭を眺めていた。其の目には珍しく「寂しげな表情」がある


「此処には前は水仙が植えてあったはず」

「ある時は気にも留めていなかったが無くなってみると・・・」

「あの姿と香りが懐かしい」


大河姫

鳥羽院のことを言っていますね!分かります。

堀河局は黙って璋子の言葉を聞いていた。


崇徳帝、御所


佐藤義清はまた崇徳帝に呼び出されていた。



普段は近臣の藤原教長を通して話す事が多いが、この日は崇徳帝自ら先日鳥羽院の為に歌を詠んだのかと詰問するかのように問い質す。



やや戸惑い気味に歌を詠んだと答える義清。


「ならぬ!鳥羽院の前で歌を詠んでならぬ!」

「鳥羽院は朕を叔父子と遠ざける」

「母、璋子の奔放なる振る舞いのために・・・」

「義清!信じられるは其方だけ」

「朕を一人にせんでくれ」


気付けば崇徳帝は御簾を上げ、庭先に控える義清の肩を抱いていた。


「義清はきっと帝をお守り致します」


大河姫

BLの匂い・・・。崇徳帝なら抱かれても良いかも。

源為義館


義朝が東国へ下って1年ほど経過したあくる日、東国での暮らしぶりを記した文が届く。


「東国では未だ曽祖父八幡太郎義家公が崇められ何処へ行っても歓待を受けます」


鎌田通清は義朝が元気でやっていそうで良かったと言うが、為義は首を振る。


「分からぬか?そこに書いてあるのは儂を安心させる為の嘘じゃ」


為義の言う通り。



義朝は相模国で苦しい戦いの日々を送っていた。



そこに、熱田神宮で義朝と会った由良が訪ねてくる。



由良は今都住まいで統子内親王(鳥羽院の第二皇女で母は璋子)に仕えているのだと言う。



どうやら義朝が気になって訪ねて来たようだ。そして、自分と親しくなれば源氏にも良いコトがあると宣伝する。義朝への想いを悟られまいと何にしても「父」をダシに使う様子がいじましい。


「私と親しくなると源氏にも・・・」

「兎に角!貴方様ももっとしっかりなさい!」


「はい!」


大河姫

由良ちゃん可愛らしいよね。

この由良が発破をかけたのが功を奏したのかは分からない。



しかし、ほどなく為義は新たに内大臣に就任した藤原頼長に献上品を整え挨拶へと出向く。献上品には喋るオウムも含まれていた。


平家の館


「清盛様!館へお戻り下さい!!」


盛国は血相を変えて清盛を呼びにきた。清盛は盛国、そして兎丸からコトの顛末を聞かされる。



兎丸は平家が密貿易で仕入れた宋の物品を都で売りさばいていた。


「面白くない」


兎丸は平家と宋、そして上皇の三者だけでその富を独占しているのが気に食わないのだ。



そこに、またあの男、高階通憲が現れる。


「盗んだ商品で商いをしてたんか!」


しかし、これで良いというのだ。



宋国の優れた文物を庶民も知ることで、国が富むのだと。



兎丸は我が意を得たりといった風である。


「それ!俺はそれが言いたかった!」


清盛はやや呆れながらも笑いだす。


「分かった!」


ここで仕入れた事は内密という条件で兎丸の商売を認めるのであった。



物品は飛ぶように売れた。



清盛はその儲けで兎丸も含めた清盛の郎党にささやかな酒宴を開く。


「いつもはこうは行かぬが偶にはな!」


その夜。



清盛は皆の喜ぶ表情を思い出していた。


「今宵はありがとうございました」


妻、明子の言葉に微笑む。


「うん。皆んな満足そうであったな」

「豊かな宋はあのような顔に溢れているのか」


まだ見ぬ宋国へ想いを馳せるのであった。

平清盛(大河ドラマ)のあらすじ第8話下巻「対決」

頼長の館


清盛が内大臣藤原頼長に呼び出される。



そこには高階通憲の姿もあった。



頼長は先般上皇に献上された白磁、さらに宋国のオウムを指し示し、清盛が仕入れたと言うことで間違いないか、そしてその品々を何処で仕入れたのかを尋ねる。



一緒に来ていた盛国、そして兎丸の表情に緊張が走る。


「宋の品を取引できるは太宰府鴻臚館しかございませぬ」


清盛は何を今更といった風でそう答える。



頼長は続ける。


「其方が博多へ向うため出仕を休んだのは八月十三日から九月五日」

「間違いないか?」


「はい」


「博多との行き帰りを考えると鴻臚館に寄れたは二十四日から五日程」

「その間の取引一覧はこれじゃ」


大河姫

流石だな。まったく動揺しとらん。

巻物を清盛の前に広げる。そこには白磁もオウムも記載は無い。理由を尋ねられるが、


「さあ?私には分かりかねます」


大河姫

こーゆー上司おるよな。ウザ。

清盛はふてぶてしく応じる。



頼長はさらに続ける。


「これは同じ時期の博多神崎荘の扱った一覧」

「さらに、神崎荘はこのような物を・・・!」


神崎荘の一覧には清盛が献上した品が、さらに院宣まで頼長は見せたのだ。四年前に院宣まで。


「どうした?返す言葉もないか?」


大河姫

勝ち誇った様が子供みたいでちょっと可愛いな。頼長

しかし。


「呆れて言葉が出ぬのです」

「よくもまあ、細かい事をチマチマとよく調べたものか?」


大河姫

本当それ!まあ、開き直りだけど!が、それで良い。

清盛は立ち上がり、宋銭を見せる。



かの宋国では取るに足らないと思われているような者でも生き生きとしているのだ。一度、自身の目で博多を見るべきとも言う。


「万事豊で全てが花開く美しい国、宋国を手本にするが良い」


そう朝廷に進言するとまで言い放つ。



頼長は。薄ら笑いを浮かべる。


「気が遠くなる位の愚かさよ」

「たかだか商いを見た位で国を知ったように思い違い」

「怯みもせず謝りもせず・・・」

「私はこれより其方のような者を粛清するべく法を整え政をなす」


清盛は黙って頼長をただ見ていた。



結局、



「清盛の料簡が知りたかっただけ」



頼長はそのまま清盛を帰らせる。



清盛、そして盛国と兎丸はやや沈んだ雰囲気である。



兎丸は何も言い返さなかった清盛が意外であったようでその理由を問う。


「言い返さなかったのでは無い」

「言い返せなかった」

「言えば言うだけ己の青臭さ」

「浅はかさを思い知らされるような気がして」

「あのような男とやり合うにはまだまだ力が足りない」


大河姫

清盛はまた一つ大人の階段登った。

盛国も清盛の言葉に頷く。切れすぎる男であると。



兎丸は急に明るい声をあげる。


「あー!もう(商いは)お仕舞か!」

「いつかお前が作れ!」

「宋と商いしてイキイキとして豊かな世を」

「その手伝いならしてもよい」


大河姫

兎丸も頼長のヤバさには気付いた模様。

その頃、頼長は。



通憲に、


「回りくどい事をなさった」


とその真意を指摘されていた。



そもそも、偽の院宣については院に直接尋ねれば良い。内大臣、いや、藤原摂関家ならその程度は充分可能である。



しかし、偽の院宣の件を鳥羽院は決して咎めない。


「今や院にとって平家の財は無くてはならない」

「それ程王家は乱れている」

「貴方様は其れを見抜いておられる」


大河姫

あれ?この二人意気投合しちゃうん?

頼長は初めて耳を傾けるべき男を見たような気がした。


平家の館


「明子、宋はまだまだ難しそうじゃ」

「宋とはいかぬが船で」


「しばらく船は・・・(微笑)」

「ややが出来ましてございます」


「真か!ようやった!明子!」


大河姫

重盛爆誕・・・、ってまだお腹の中だけどw

清盛に子が出来た。



そして、家盛は家成が勧めてきた縁談を受ける。



それはこれまで逢瀬を重ねていた女子と分かれるという事でもあった。


大河姫

家盛・・・恋が終わった・・・。

平清盛(大河ドラマ)の感想第8話「宋銭と内大臣」

平清盛(大河ドラマ)の感想第8話「宋銭と内大臣」。前回に続き基本的には平和な感じではありましたが、不穏な布石が次々と置かれていく感じはしましたね。清盛の最初の政敵となる悪左府こと藤原頼長が初登場。ただ、藤原摂関家一族も雰囲気は良くないw



鳥羽院と崇徳帝の関係、さらに璋子と得子の鳥羽院をめぐる争いにも変化があったように思います。いずれも後の悲劇の布石に見えますが。



そして、何よりも不穏なのは家盛。叔父、忠正はよかれと思ってなんでしょうけど・・・。最後、逢引きしていた女子を置いて帰る様子が切なかった。宗子は多分薄々気付いているんだろうなぁ・・・。

平清盛(大河ドラマ)の感想第8話「父の顔」

「新しき物、珍しき物」

「心躍る物、ハラハラする物」

「清盛の大好物ゆえな」


家貞が清盛の博多での様子を忠盛に伝える場面。



忠盛は当然、清盛が大いにはしゃぐであろう事を予想したおりましたが、まさにその通りの報告を家貞から聞く様子のなんと嬉しそうなこと。



子供の成長に喜びを隠せない父親の様子が微笑ましい。



一方でちょっと心配なのは家盛への対応。



嫁取りに関して叔父の忠正が動き良家の子女との間に縁談をまとめてきた時の様子。



家盛にも清盛の時と同じように、


「自身でよくよく考える」


ようにと伝えます。ただ、家盛には選択肢は残されていなかった・・・?



自由奔放な兄を支え平家を盛り上げるには自分がしっかりしなければならない。


自己犠牲。


手のかかる子ほど可愛いのは世の常。家盛の複雑な感情を忠盛は分かっているかな?

平清盛(大河ドラマ)の感想第8話「景色の見え方」

清盛と頼長。



二人の対立を軸とした構成であったかと思うのですけど、ここに高階通憲の視点を入れる事でこの二人は大きな意味では今の世への課題感、


「朝廷はこのままではダメだ」


という部分が共通しているのが見えます。また現時点では頼長の方が視点が高い。因みに、二人は清盛が2歳年上。



今の世が悪いのは政、朝廷に問題があるというのは同じであっても、頼長からすれば、世を悪くしているのは院政、そして院を財政面で支える平氏となる。



一方で清盛からすれば、何事も旧来の秩序と家柄を傘に締め付け時代に合っていない、藤原摂関家を頂点とする朝廷にこそが問題。



課題感は同じでも立場によって、見てきた景色によって解決策は真っ二つなのは今も昔も変わりませんね。



理想的にはその間に通憲が立って二人を結びつけたりすると最強なんですが・・・。



今日の雰囲気だと頼長に付きそうでしたけどね。

平清盛(大河ドラマ)の感想第8話「言い訳」

「よくもまあ、細かい事をチマチマとよく調べたものか?」


頼長は清盛が動揺しどうのように言い繕うのかが見たかったのでしょうね。



その為に手間暇かけて調べ上げた。



私が嫌いなタイプの人間です。



・・・同族嫌悪なんですけどねw



ま、頼長ほど悪趣味ではないと思いますが、結構細かいことを調べるのは好きで、若かりし頃はそれをひけらかし顰蹙買っていたこともあります。



当然私は藤原摂関家のような名門出身ではないので、普通に白い目で見られて官位も上がらず、それを不満に思い脱藩して独立を企図するも、上手く行かず小藩で細々と小禄を食んでいるんですけど。



嗚呼、つい愚痴が。



頼長がした事は趣味です。



後で通憲に指摘されていた通り、もしこれが明るみに出たところで平氏がお咎めを受けることはない。それほど鳥羽院と平氏は一心同体なんですね。



清盛にはおそらくそこまでの確信は無かったと思いますが、だからこそさらに頼長への言い訳は見事でした。



つまり、



お前、かよ。



この見事な言い訳。見習いたいっす。



そして、その見事さで頼長の頭にも清盛の名がしっかり刻まれたようですな。



しかし、清盛は海賊討伐以降毎話成長しておりますね。


「あのような男とやり合うにはまだまだ力が足りない」


それは決して家柄や官位の事ではなかったと思います。頼長が優れた人物であることと自分はまだまだ青臭い事を認めた。



いつも清盛以上に勢いで動く兎丸も頼長の迫力の前に大人しかったのも印象的でした。



負けを認めるところからまた新たな成長がある。



忠盛はそこまで見据えて清盛を博多へ送ったのでしょうね。



良い親父だ。清盛にとって



以上、平清盛(大河ドラマ)あらすじ感想第8話「宋銭と内大臣」でございます。
大河姫

今宵は此処までに致します。

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→平重盛(大河ドラマ)のあらすじと感想第9話「ふたりのはみだし者」