麒麟がくるの望月東庵(もちづきとうあん)実在するか?麒麟がくるのキャスト発表で望月東庵を演じると紹介された堺正章。望月東庵は京で医師をしているという事ですが実在の人物なのか?22年前に大河ドラマに出演した堺正章が演じた人物についても。

麒麟がくる望月東庵は実在するのか

麒麟がくるキャストが2019年3月8日に発表されました。まずは、麒麟がくる美濃編として注目の織田信長役や帰蝶役などが発表となったのですが、光秀に重要な示唆を与える京の医師望月東庵役のキャストに堺正章さんもお披露目されました。望月東庵は実在の人物なのでしょうか?

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望月東庵を演じる堺正章の決意

結論から言うと堺正章さんご自身の決意表明で語っておられます通り望月東庵は実在の人物ではないようですね。



実在の人物ではないという役という事なんですね。望月東庵のような役はもしかしたら存在していたのかもしれないという思いに見て下さる方をさせるという努力をしていかなければいけないなという風に思っております



ただ「実在していたのかも」という視聴者に思ってもらえるように努力をするとも語っています。




その辺り、堺正章さんの技量も去る事ながら今回の脚本は「太平記(1991年)」の池端俊策ですからね・・・!十分期待が出来るのではないでしょうか!?

望月東庵のモデルは明智光秀?

望月東庵は医者であり、諸国の有力者から乞われては各地に出向いて治療にあたっていたという役になるようです。




なので、諸国の事情にも通じている。




医者は当時大変貴重な存在で大切にされており、諸国の大名を掛け持ちすることもあったとか。




わが武田家と縁深い御宿監物(友綱)も駿河の出ですが信玄の医師を最期まで務めそののちは北条、徳川と仕えております。




そして、明智光秀もまた望月東庵のように「医師」ではなかったという説があるのです。明智光秀が信長に仕える以前は「医師」として生計を立てておりかなり早い段階で足利義昭に仕えていたのではないかと。




明智光秀の前半生は未だに謎が多く、信長に仕える以前は判然としていないんですよね。光秀が歴史の表舞台に現れるのは信長が足利義昭を奉じて上洛(1568年)してからです。




足利義昭がまず、朝倉義景を頼り、後に信長を頼り上洛を果たしていることや、朝倉氏滅亡事に、光秀が越前にいた時世話になた人物を救った服部七兵衛という武将に、その感謝を伝える文書が残っていることから越前にいたことはほぼ間違いないと思われます。




ただ、その期間に関しては一般的には10年(道三の敗北の1556年~信長上洛の1568年前後)ほどと言われているのですが、実際はもっと短かった、越前にはいたものの「朝倉に仕えていたワケではない」という可能性も指摘されています。




光秀の存在が文書で初めて確認できるのは細川家家臣米田求政が記したとされる医術書「針薬方(2016年発見)」なのですが、そこには光秀が医師として高度な知見を有していたことや、三好三人衆の追撃を逃れる足利義昭と共に、近江で籠城戦を戦ったといった記載があります。




すると、朝倉に仕えていた時に足利義昭が越前へやってきたのではなく、足利義昭の家臣として共に越前へとやってきた




また、前述の通り医師であれば各地の有力者にも歓迎されるので諸国漫遊にも適しており、自然に諸国の事情にも詳しくなる。望月東庵のモデルはもしかすると明智光秀その人、もし医師となった明智光秀が医師として活躍したら・・・?そんな可能性を現しているのではないでしょうか。

22年振りの大河ドラマ

麒麟がくるで望月東庵を演じる堺正章さんですが大河ドラマ出演は二回目なんですね。出演は斎藤道三を演じる本木雅弘さんと同じく「徳川慶喜(1998年)」以来。




「徳川慶喜」では新門辰五郎を演じておりました。




3月8日のキャスト発表では丁度、堺正章さんの挨拶の後に本木雅弘さんの挨拶となり二人が並んでいたのですけど「慶喜と新門辰五郎!」となんだか22年前を思い出して懐かしい気持ちになりました。




望月東庵と斎藤道三の接点は流石になさそうだとは思いますが・・・!

望月東庵だけじゃない?存在感のある架空の人物

麒麟がくるの望月東庵は実在の人物ではありませんが、意外と実在の人物ではない人物が「存在感」を発揮した大河ドラマもあります。今回は「架空の人物」で思い出深いキャラクターを振り返ってみます。

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おんな城主直虎の龍雲丸

ここ数年で外せないのが「おんな城主直虎(2017年)」の龍雲丸ですね。




これは「大成功」だと思っているんですよ。




今振り返っても存在すら「怪しい」部分もある井伊直虎を此処まで上手に料理するかと・・・。




まあ、実際龍雲丸のモデルと思われる人物はいるのですが、そこに脚色を上手に加えてエンターテインメントとしてもしっかり成立している上に「史実的観点」から見ても破綻がない。




脚本の森下佳子、恐るべし・・・!

西郷どんのふきどんは・・・

で、ちょっと残念な思い出が「西郷どん(2018年)」のふきどんです。




ふきは一応、モデル、というか実在の人物を架空の人物としてしまっております。新門辰五郎の娘で徳川慶喜の妾と言われたお芳ですね。




鹿児島で西郷が出会った少女(架空の人物)が長じて、徳川慶喜の妾お芳(実在の人物)となると言う・・・。




いや、別に良いのです。




私が残念というのは折角力入れて創り出したキャラクターなのに扱いがかなりぞんざい(涙)




最終回で慶喜と一緒に暮らしているのを見て「ホッと」しましたけど、それでももっとやりようはあった気がします。




花子とアンは面白かったんですけどね・・・。




前年の森下佳子と比較してしまうと少々残念だった。




ま、まあ、幕末明治というやや今のご時世だと「描き難い」テーマではあったんですけどね。

最強の架空人物

私が最も思い出深い架空の人物は誰かと問われればそれは、



加納随天


と、答えます。




信長-KING OF ZIPANGU-(1992年)」で「祖父の代から仕える神頼み」という架空人物で、土田御前(信長の母)と不倫関係となり、信長に殺されかけながらも最終回まで粘る強烈な人物。演じていたのは名優平幹二朗。




平幹二朗は「武田信玄(1988年)」では信玄の父信虎を演じているのですけどその信虎もまた強烈なキャラクターをしていた・・・。




私の平幹二朗のイメージはこの二人で構成されております・・・!




昔は二枚目俳優として名を馳せたそうなんですけどね。




余談ですけど、真田丸で勝頼を演じた平岳大は実の息子。なんだか奇縁を感じてしまいました。




以上、麒麟がくる望月東庵(堺正章演)は実在?でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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