麒麟がくるのあらすじと感想第42話「離れゆく心」。待ちに待った荒木村重がようやく登場!有岡城の戦いと悲劇も扱って欲しかったのですが、残念ながら本編では触れられず。そして、十兵衛をみんなで持ち上げる。信長と十兵衛の関係もいよいよ終末期に入った・・・?麒麟がくるのあらすじと感想第42話

麒麟がくるのあらすじ第42話「離れゆく心」

十兵衛と秀吉は有岡城にいる。



大河姫

麒麟待機。村重登場ワクワク!!!

秀吉は播磨攻めの総大将、そして副将には荒木村重が任じられていたのだが、その荒木村重が突如信長に反旗を翻したのだ。




摂津一国が本願寺、毛利と結ぶと播磨の秀吉軍は後ろに敵を抱えて播磨攻略どころではない。




信長は秀吉、そして娘が村重の嫡男村次に嫁いでいる関係もあり十兵衛を説得の使者に立てた。




しかし、村重の決意は固く説得は不可能と思われた。



「愚か者めが・・・!明智殿!参りましょうぞ!」



大河姫

秀吉は村重を結構買ってた。浪人上がりで成り上がったから自身にも重ねていたのだと思う。だし(信長養女)を嫁にするように進言したのも秀吉とか。

秀吉は怒り席を立ってしまう。




十兵衛は村重と二人になると改めて謀反の理由を尋ねる。



「足利義昭公を京から追い出す時・・・」

「犬でも扱うかのようにあの秀吉に任せた・・・!」



大河姫

村重が義昭推しってのはちょっとwどちらかと言えば、久秀秀吉寄りの下剋上上等タイプだよね…?

ここでも「将軍」の名が出る。




十兵衛はこの戦の元凶である義昭に会う決意をする。



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麒麟がくるのあらすじ第42話上巻「釣り」

左馬介は義昭が滞在する備後国の鞆で義昭を庇護している国衆とツテがあった。



大河姫

左馬助、将軍ともコネクトあるなんてやり手じゃん。

摂津から備後の鞆まで舟なら2日ほどの距離である。




十兵衛は共に有岡城を囲む細川藤孝に暫く陣を託し、と左馬介と共に義昭の元へ向かう。



「岸様もおつらいでしょうね・・・」



左馬介は村重の嫡男村次に嫁いでいる岸の心中を思いやるのであった。




鞆に到着すると、義昭を庇護する国衆から謁見の許可が下りた事を知らされる。



「腰の大小を預けて頂く」



十兵衛はおとなしく従うと、代わりに釣竿を渡される。



「これは・・・?」

「公方様はあちらで釣りをされておる」



十兵衛は促されるまま一人海辺へと向かう。




そこでは義昭が一人海に釣り糸を垂らしていた。



「こっちで其方も釣りをせぬか?」



義昭は一緒に釣りをしながら話そうと誘う。義昭は日がな一日釣りをしている毎日であるという。



「日に一匹、鯛が釣れる(笑)」



大河姫

釣りか。毛利は釣れた。後は、、、上杉、北条、大友、島津、、、、、。武田は、、、もうイイやw

何の才能もない、釣りの才能もない自分を神が憐れんで、毎日一匹は鯛を釣らせてくれるのだと笑う。




十兵衛も義昭の隣で釣り糸を海に垂らす。



「・・・丹波の国衆が中々従いませぬ」



十兵衛は自身が攻略を命じられた丹波国衆が皆一様に抵抗の理由に義昭の名を挙げたこと、また、つい先日謀反に及んだ摂津有岡城主荒木村重もまた同じく義昭の名を口にしたと話す。



「皆、毛利と共に公方様が上洛をされるを待つと」

「しかし、毛利にその動きはございませぬ」



毛利はかつての朝倉家と同じく上洛には興味がないのである。いくら待っても毛利が義昭を奉じて上洛することはない。



「毛利はこの西国一円が手に入ればそれで良いのじゃ」



義昭もまた、その事はよく理解していた。




戦を好まずこの西国一円の支配のみを望む毛利からすれば義昭の存在は煙たいはずだという。ただ、義昭がここに存在することで毛利の存在感、家名はあがる。



「儂は能役者のようなものだ」



大河姫

おお、現実見とるな。。能役者か。利用されてるだけか。

利用されているだけであることにも気付いているのだ。



「京へ戻りませぬか・・・?」

「信長様は私が説得致します」



「信長がいる京へは戻らぬ」

「其方一人の京であれば考えもしよう」



大河姫

其方(十兵衛)一人の京なら帰国も考える

なるほど、これも罠だな。。

「・・・ん?十兵衛!!引いておるぞ!!」



最後、十兵衛は鯛を釣り上げたが義昭は都へは戻らなかった。

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麒麟がくるのあらすじ第42話中巻「三河の叫び」

十兵衛が摂津へ戻ると秀吉が苛立ち気に待っていた。



「明智殿!何処へ行かれていた!?」

「そこなる細川殿に聞いても知らぬと言う!」



藤孝は軽く十兵衛に頭を下げる。藤孝は勿論、十兵衛が義昭へ会いに行った事を知っている。



「羽柴殿こそどちらへ行っていた?」

「殿の命で有岡城の状況を報告しに行っていた!」



秀吉は信長から荒木村重を十兵衛と二人で再度説得をするように命じられていた。しかし、摂津に戻ってみると既に十兵衛は行方不明で困っていたのだと大いに文句を言う。




十兵衛は義昭に会いに行っていたこと、そして村重説得には自分一人で当たると告げる。



「殿は儂と明智殿でと命じた!」

「其方がいればまとまるものもまとまらぬ!」



大河姫

まあ、、、。コレは秀吉に一理あるよ。家臣だもんな。。秀吉は側近中の側近官兵衛が、、、

十兵衛は改めて村重の説得に当たるが翻意させることは出来なかった。




また、村次に嫁いでいた岸は離縁され実家の明智家へ戻ってきた。



織田本陣


信長は自ら有岡城攻めの陣頭指揮を執る。




十兵衛、秀吉他、本願寺攻めの総指揮を執る佐久間信盛など錚々たる面々が揃う。




その数およそ五万。



「有岡城など一捻りじゃ!」



信長は既に勝ったようなものと上機嫌である。




村重が強気でいられる背景には毛利と本願寺の存在がある。




しかし。



「本願寺は帝を通じて和議を結ぶよう秀吉に命じてある」

「ははは!殿の仰せの通り困ったときの神(帝)頼み!」



秀吉は自信満々に和議は成ると応じる。




これに佐久間信盛が楽観的すぎるのではと意見を言うが・・・。



「何・・・?」

「佐久間!本願寺攻めの総指揮はお前ではないか!」



そう言うと扇を投げるつける。



「申し開きの言葉もございませぬ」



大河姫

佐久間、来週でクビだな。。。

結局。




有岡城攻めは信長の予想に反し1年を超える長期戦となる。








菊丸が十兵衛を訪ねてくる。



「急ぎ、殿が明智様とお会いしたいと・・・」



当主家康自ら舟で摂津沖まで来ているという。



大河姫

気賀衆の舟だな。

十兵衛は菊丸の案内で家康と面会する。


「三条西実澄様が明智殿を頼られよと」



家康は駿河での人質時代に都から招かれていた実澄に師事をしていたことがある。



「信長様が我が嫡男、そして妻を殺せとお命じになりました」



信長は信康、そして築山殿が武田勝頼と通じ三河の乗っ取りを企ているというのだ。



「例えそれが事実だとしても、私が処断すればよいこと」

「信長様の指図は筋違い」



家康は信長とことを構えるつもりはないという。




かつての「三河尾張の争い」もあり信長を快く思わずあわよくばと考える者もいるが、先日鷹狩に信長が三河を訪れた際も家康はそれを抑えている。



「しかし、余りに理不尽が続けば自分を貫く所存にございます」

麒麟がくるのあらすじ第42話下巻「怯え」

二条城


十兵衛は二条城に信長を尋ねる。




信長は丁度伴天連との会見を終えたところで上機嫌であった。



「本日はご気分も宜しいようでな」

「九鬼水軍が毛利の水軍を破ったのでな」

「ところで三河徳川様に関する気になる噂を耳にしました」



「・・・流石は十兵衛、早耳じゃの」



信長は先日摂津沖で家康が話したことと同じ内容を話す。



「先日鷹狩に三河を訪れた際に三河者に怪しい動きがあった」



大河姫

信長の勘は流石に鋭い。。三河の不穏な動きを察知した。

と話す。



「それはあまり宜しくございませぬな」



十兵衛はそれは家康が処断すべき事柄であり、もし、家康がそれを拒めば信長との関係は悪くなり、また信長は面目を失う。さらに、徳川の離反に繋がり兼ねないと諫言する。




しかし。



「家康を試しているのだ」



と信長は聞き入れない。




また、信長は十兵衛の行動にも物言いを付ける。



「儂に知らせず帝と会っておるな?」

「月見の宴に呼ばれただけにございます」

「月見の宴で帝は何を話した?」

「宮中での事は畏れ多く口外してはならぬと実澄卿より」

「儂が頭を下げてもか?」

「ご容赦下さい!」

「言え!何を話した!!言え!!」

「お許し下さい!」

「何故じゃ・・・どうしてこうなる・・・?」



大河姫

不器用だな。十兵衛。

信長は疲れ切っているように見えた。




明智亭


十兵衛が屋敷へ戻ってくると駒が出迎えてくれる。




駒は細川忠興に嫁いだたまの願いで薬を十兵衛に処方していた。



「十兵衛様、額に傷が・・・」

「あ、いや大したことはない」



駒は薬を調合すると言う。



「そう言えば公方様から手紙がございました」

「十兵衛様に会ったと」

「十兵衛様となら麒麟が見れる気がすると」



「公方様が・・・」


大河姫

すっかり。。後妻気取り、、、。いや、これは?


「十兵衛となら麒麟…」


この二人義昭と駒はデキてるの!
罠だよ十兵衛!
信じちゃダメーーーー!

以上、麒麟がくるのあらすじ第42話「離れゆく心」でございます。

麒麟がくるの感想第42話「離れゆく心」

麒麟がくるの感想42話「離れゆく心」。人の心が離れて行くことを信長は自覚している。しかし、何故そうなるのかはよく分かっていない。その意味では信長は孤独です。




やっぱり、帰蝶と十兵衛には製造責任を問いたい!




今回ちょっと面白かったのは十兵衛と秀吉の対比ですね。




ハッキリ言って概ね秀吉が言っている事が正しい。十兵衛みたいなのがいると周囲は大変なのです。

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麒麟がくるの感想第42話「宮仕えの流儀」

秀吉は身分は低かったかもしれませんが、織田商事で学歴もコネもない中で重役まで上り詰めた宮仕えのプロです。




前回も触れました通り相手を蹴落とし方も「流石は宮仕えのプロ」という感じですね。




十兵衛は村重の説得に秀吉は邪魔と言っておりましたが、例えそれが事実であっても秀吉にド直球に言うべきではない。




村重は秀吉の部下であり、信長からは「二人で説得しろ」と命じられているのです。




それを勝手変えて良いワケがない。




しかも、秀吉の秘蔵っ子である官兵衛が捕らえられているし。




また、先週のお話ですが信長に報告も無く勝手に帝と面会するのもどうでしょうか?




例えて言うなら、社長には何も言わないで業界を取り仕切る政治家先生と会っているみたいな感じですね。あまりに宮仕えの流儀に反している。




私は別に「帝に会うな」とか「額面通りの命令に従え」と言っているのではないのですよ。




相手の立場を考えて行動しなさいと言っているのです。



十兵衛一人で説得した方が良いのであれば、まずは秀吉と二人で村重に会って、秀吉が所用で席を外している時に説得すれば良い。




帝から月見に誘われたなら、会った後でも良いから「信長様をよろしく頼むと言われた」みたいにね。




嘘ではないけど、
真実全てではない




報告をすれば良いでしょう?




十兵衛はそれが出来ないですよね。

麒麟がくるの感想第42話「十兵衛の限界」

十兵衛はかつて藤英が語った言葉を思い出すべきなのですよ。



「家臣の器」



十兵衛は自分が「織田家の重臣である」という意識が希薄なんですよね。本人は全く気付いていないけど。




10年に及ぶ非正規塾講生活で「宮仕えの流儀」をすっかり忘れてしまった。元々の性質もあまり宮仕えには向いていなかったのですが、この10年の浪人生活が決定打になったように思います。



それは決して悪いことばかりではありません。






そもそも、信長が十兵衛を重く用いて頼りにしたのは「宮仕え流儀」から自由であり、本質的な直言を聞くことが出来るから。




また、同じ理由で佐久間信盛等の重臣も信長に鈴を付ける役を十兵衛に求めたこともある。



十兵衛は織田家の家臣家来筋というよりも「外部コンサルタント」や「監査法人」みたいな独立した立ち位置にいるように「見える」のです。




だから皆つい十兵衛の前ではホンネを漏らす。




ただね。



恐ろしいのは「そう見える」のですが、はやり十兵衛の実態は織田家の家臣に過ぎないのです。




帝も実澄も家康も義昭も皆十兵衛に期待をしておりますが、その期待の応えるだけの力は十兵衛単体にはない。




では、十兵衛を頼った、期待した連中は十兵衛に力を貸すのか?




答えはですね。




織田家家臣ではない十兵衛に力などない。




そして、力が無い者の為に指一本動かす気など彼らにはないのです。




十兵衛と帰蝶に尻を叩かれ乗せられて天下を握った信長。




そして、帝と公方様(他駒など多数)に乗せられ暫し天下を握る十兵衛。



これは結構皮肉が効いておるかと存じます。

麒麟がくるの感想第42話「村重と秀吉」

最後に村重と秀吉の関係について少々。




村重謀反の理由が「将軍の為」とは少々片腹痛いですな。




村重と秀吉の関係は非常に良好であったと言われております。




秀吉は浪人上がりで摂津一国の主となった村重に自身を重ねていた節もあります。




実際、村重の妻で美人の誉れ高いだしちゃんを村重へ嫁がせることを信長に進言したのは秀吉であったとか。




村重はどちらかと言えば、秀吉や松永久秀寄りの人物かな?




以上、麒麟がくるのあらすじと感想第42話「離れゆく心」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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