いだてんのあらすじ第38話です。開催返上は回避されたものの、状況は悪化の一途を辿る。副島道正は開催返上を改めて田畑に迫るが、田畑は嘉納治五郎が頭から離れない。大河ドラマいだてんのあらすじ第38話。
いだてんのあらすじ第38話上巻~返上~
嘉納治五郎が存命中から組織委員会は迷走していたが死後はそれに拍車がかかる。組織委員会は漂流していたが・・・。
思い出
嘉納治五郎の死を悼み、久しぶりに「おかしな二人」永井道明と可児徳、そして野口源三郎が集まる。
「死ぬと良い人になっちゃう」
「良い人なんかじゃないよ!嘉納治五郎は!」
「田畑!やれよオリンピック!」
田畑の気も知らずに三人は好き勝手な事を言うが、田畑も覚悟を決めていた。
「やりゃあ良いんでしょ!?オリンピック!」
「嘉納治五郎が如何に面倒くさいじじいだったか証明してみせますよ!」
しかし、東京オリンピックをめぐる情勢は内にも外にも大きな問題を抱えたままであった。
「聖火リレーは神火リレーにするのは如何かな?」
「いっそ、競技場は鉄筋コンクリートではなくて木材を使用して・・・」
そして、日中戦争は治まる気配を見せていなかった。
嘉納治五郎は何をいう?
副島の元にはIOC委員長のラトゥールから私信が届いていた。
「英仏が正式にボイコットを通告してきた」
副島は田畑に返上を決意するように促す。無論、田畑も返上がベストな選択である事は理解しているのだが・・・。
「本当に返上する?やならいってゼロじゃんね!?」
「俺は良いけど嘉納治五郎がなんと言うかな・・・」
「嘉納先生はもういません」
「いるんだよ!此処に!」
田畑は平沢から託されたストップウォッチを見せて叫ぶ。
しかし、副島は開催返上を進める。
これもまた、組織委員会になんの相談もなく政府に働きかけたたため、彼は組織委員会、そしてマスコミ、さらには東京を支持していた米国IOC委員などから猛烈な非難を浴びる事になる。
「日本中で最も評判の悪い男となっても」
副島は不退転の決意でギリギリのタイミングで日本の名誉を守る。
オリンピックはヘルシンキで開催される予定となるが・・・。
いだてんのあらすじ第38話中巻~開戦~
ハリマヤに居候している小松勝はオリンピックを目指して日々鍛錬に励んでいた。しかし、どうも、シマの忘れ形見のりくと良い雰囲気で・・・。
中止
「あれはサカリのついたひごもっこすばい・・・」
金栗は妻のスヤからりくと小松勝の雰囲気を聞いて驚く。言われてみれば二人はよくいちゃついていたように思う。
翌日。
「勝(まさる)!!!」
「は、はい!」
「走るぞ!!」
東京オリンピックの開催返上は決まったが、オリンピックが中止になったワケではない。
小松勝はヘルシンキオリンピックに向けて鍛錬を続けていたが・・・。
1939年9月1日。
ドイツ軍のポーランド侵攻、そして同月ソ連もポーランドへ侵攻。英仏が対ドイツ宣戦布告。
第二次世界大戦の勃発でついにオリンピックも中止となる。
結婚
ハリマヤはお通夜のような雰囲気である。
「勝君・・・オリンピックも中止になった」
「熊本へ帰ったらどげんじゃろ?」
緊張感溢れるのは小松勝と・・・りく。金栗の言葉にスヤが続く。
「小松さんが東京にいるのはオリンピックの為だけではなかとよね?」
そう言ってりくと小松を見る。
「ちょっと、走ってきます!」
小松勝は顔を真っ赤にして走り出す。そして、その後をりくが自転車で追いかける。
四三とスヤはかつての自分達を思い出していた。
二人は結局結婚する事になる。
ハリマヤでささやかな結婚式が行われる。父、増野は震災で亡くしたシマを思い出して泣いていた。
「勝君!りくを泣かせたら許さんぞ!!」
「はい!」
「シマぁ・・・(涙)」
二人にはすぐに子供も産まれ「金治」と名付けられた。
いだてんのあらすじ第38話下巻~神宮~
昭和16年12月8日。連合艦隊はハワイ真珠湾を奇襲攻撃。大国の中では大戦に参加していなかった日米も参戦し文字通り「世界大戦」となる。
別れ
勝った勝ったの大本営発表が続いたが、開戦後半年も経ずに帝都東京はドゥーリットル空襲を受ける。その後、太平洋、インド洋で活躍した南雲機動部隊はミッドウェー海戦で空母四隻を失う大敗。
翌年昭和18年4月には山本五十六連合艦隊司令長官戦死。
戦況は日に日に暗くなっていた。
そして。
1943年10月。
学徒出陣。
不足する士官を補充するために文科系学生の動員が決定する。
小松勝も大陸へ出征することになる。
「約束破ったね!!」
「増野さん落ち着いて!」
「りくを泣かせたら承知しないって言ったよね!」
りくの父増野は動員される小松勝につかみかかる。しかし、増野も分かっているのだ。
「・・・勝君・・・お国の為に精一杯働いて来て下さい」
小松勝は身体の弱い金治には冷水浴をさせて欲しいと言い残し、出征する。
雨の神宮競技場。
嘉納治五郎が若者のスポーツの祭典であるオリンピック開催の為に建築した神宮競技場に、戦争の為に銃剣を担いだ若者行進をしていた。
いだてんのあらすじ第38話でございます。