いだてんのあらすじ第27話です。アムステルダムオリンピックで日本は金2つ、銀2つ、銅1つと5つのメダルを獲得する。しかし、アメリカは水泳を始め圧倒的な強さを見せ金22個を含む56のメダルを獲得していた。政治は打倒アメリカに燃えるが・・・?大河ドラマいだてんのあらすじ第27話

いだてんのあらすじ第27話上巻~打倒アメリカ~

政治は打倒アメリカの為に足りないものは何かを真剣に考えていた。日本競泳陣も躍進したとは言え、まだまだアメリカには及ばない。次はそのアメリカ、ロスアンゼルスオリンピックである。

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対策

アメリカは男子競泳6種目のうち100メートル自由形、100メートル背泳ぎ、自由形リレーで金メダルを獲得。100メートル背泳ぎに至っては金銀銅の表彰台独占である。




日本競泳も気を吐き200メートル平泳ぎの鶴田の金メダルを筆頭に3つのメダルを獲得しているがまだまだ彼我の差大きいと言える。




しかし、政治には既に勝算があった。



「まだまだ出来る事がある」



アムステルダムオリンピック、アメリカ競泳陣を分析するとその強さの背景が見えて来る。



「選手と監督の信頼関係」



日本選手団と監督に信頼関係が無かったとまでは言わないが、アメリカのそれと比較するとまだまだ課題感がある。




日本選手団はオリンピック出場選手が決まってから監督・コーチを決定しているがそれでは遅いのだ。アメリカはまさに「常在戦場」ならぬ「常在五輪」。




日本選手団も総監督に政治を始め、監督・コーチをオリンピック前から決定し、チームでオリンピックに挑む体制を構築する。




次が念願の世界標準の競泳用プールの建設。




そして、この「世界標準の競泳用プール」が落成すると・・・。



「アメリカのオリンピックメンバーと前哨戦!」



の実施!




ここで、アメリカを圧倒する力を見せてロサンゼルスオリンピックへの勢いをつけるのだ。

田畑政治と岸清一

「君は口は悪いが頭は悪くないね」



岸は政治を前に嬉しそうである。




オリンピック前から総監督・監督・コーチといった「体制構築」は水連で可能ではあるが、流石に世界標準のプール建築には体協の支援は必須である。




そして、財政面での手腕に関しては現在の理事長岸清一の手腕は間違いない。




岸は政治に協力を約束。




神宮プールの建設が始まる。

いだてんのあらすじ第27話中巻~納豆売り~

孝蔵は相変わらずパッとしない。新たに柳家三語桜の弟子となったのだが、師匠の羽織袴を勝手に質入れして飲んだくれてしまい破門。そして、昭和3年には長男が産まれるのだが・・・。

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夫婦喧嘩

孝蔵は既に高座にも上がっていない。そして、カネはなない。



「悪りぃがカネがねぇ・・・これで勘弁してくれや」



産婆に支払うカネもない孝蔵はたい焼きを「鯛のお頭」と言って渡す。




このままでは一家四人飢え死にである。



「商売を始めるか・・・」



孝蔵は一念発起すると、納豆屋を始める。しかし、そもそも商売人には向いている性格ではない。当然、全く売れなかった。




産後のおりんはイラつく。



「昨日も納豆今日も納豆明日も明後日も来年も納豆かい!?」

「あんた、納豆混ぜる為に産まれてきたんだねぇ!!!!」



売れ残った納豆はそのまま美濃部家の食卓に並ぶ。




この日はつい孝蔵もキレてしまった。



「だったら手前が売ってこい!」

「ああ!売ってやるさ!!!!!」



子供は泣く。




しかし、言った後で後悔するのが孝蔵である。



「嗚呼、情けねぇ・・・」



おりんに苦労を掛けている情けなさを独り言ちるとすすり泣く声が聞こえてきた。



「?」



玄関先でおりんが泣いている。



「あたしゃねぇ・・・高座に立って欲しいんだよ」



孝蔵は絶句するのであった。

いだてんのあらすじ第27話下巻~別れ~

アムステルダムオリンピックが終わった頃、兄の実次が東京の四三を訪ねて来る。実次が四三の元を訪れるのはあの「ストックホルムオリンピック」の時カネを持ってきてくれて以来である。

震災から5年、ストックホルム直前に状況してから16年の月日が流れていた。



「よう、ここまで復興したもんじゃ」



実次は東京の復興の様子に目を細める。そして、程なく熊本へと帰って行った。




四三は実次がいったい何をしに来たのかいぶかるが、まさか、これが兄との最期の別れになるとは思いもよらなかった。



「アニキトク」



四三は電報を受け取りすぐに熊本へと戻ったが兄の死に目には会えなかった。
生前、実次は、



「嘉納治五郎先生と柔道をした」



と語り、四三がいつ熊本へ戻っても良いと言っていたという。かつての父親と同じような事を言う兄に切なさを感じるのであった。



「兄上・・・そろそろ潮時ばい」



物言わぬ兄に四三は静かに語りかけるのであった。

潮時

四三は嘉納治五郎を訪ね、体協を辞する事を伝える。



「兄が亡くなりました・・・」

「聞いたよ・・・あんなに元気だったのに」



嘉納治五郎の言葉に驚く四三。



「道場破り」



実次は生前、講道館を訪ね嘉納治五郎に勝負を挑んだという。勿論、嘉納の圧勝ではあったのだが。



「弟がお世話になりました!」



四三は兄の言葉は嘘ではなかったのだと喜ぶ。




そこへ、政治がやって来る。政治は体協を去るつもりだという四三にこの際だからと尋ねる。



「三度のオリンピックで一番の思い出は?」

「・・・紅茶と甘いお菓子が美味しかった」



政治は四三の返答に呆れてしまう。




四三はそれだけ言うと部屋を後にする。



「・・・金栗四三・・・金栗さんだけは認めない訳にはいかない」



政治は陸連を毛嫌いしてはいたが、それでも金栗の事は認めていた。



「・・・いやぁ・・・それほどでも‥・」

「な!まだいたんかい!」



四三は政治の独り言を聞いて頬を染めていた・・・。




以上、いだてんのあらすじ第27話でございます。

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