いだてんの感想第26話「明日なき暴走」。人見絹江物語でしたね。「女子スポーツに明日はない」という言葉は胸に来ますね・・・。そして「明日なき暴走」は政治の事でもあると思うのです。・・・30歳迄しか生きられないからね。それにしてもだ。あの河童失礼じゃないか?大河ドラマいだてんの感想第26話

いだてんの感想第26話「俺に来年はない!」

そう。田畑政治君には明日はない。・・・まあ、明日というか来年はないワケですな・・・。田畑政治君は明治31年(1898年)12月1日誕生。そして、アムステルダムオリンピック開催されたこの年こそ昭和3年(1928年)の12月1日で30歳。

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時間がない

政治は生き急いでいますね。そりゃそうです。年末には召天してしまうのだから・・・。




なので、悔いを残さないために必死なワケですね。




そして「政治(権力)」から得意の弁舌でカネを引き出す。




危うい・・・。




が。




目の付け所も考え方も間違えてはいないんですよね。



「寄付金で賄えるような大会ではなくなっている」

「カネも口も出せば良い」



ただでさえ「Far East」とという地の利の不利を抱えつつ、スポーツ大国である列強諸国に伍していくには官民挙げての協力が不可欠。政治がこの考えに至ったというのは慧眼だと思います。この頃は欧米列強でさえ全て必ずしも「官民挙げての支援」という体制という訳ではないと思うんですよね。




オリンピックが国威発揚に本格的に用いられるのはまだまだ先。




因みに、ヒトラーはオリンピックを、



「ユダヤとフリーメイソンによる発明」



と毛嫌いしており、開催決定されていたベルリンオリンピックは当初返上するつもりでいましたからね。




一方でその「危うさ」までは計算に入れていたかな・・・?




この頃は「政治」がまだそれなりに力を持っていましたが、あと数年で政治の上に「陸軍」という占領軍が現れる事を意識していたか・・・?




一応言っておきますけど、私「陸軍悪玉論」には与していなので・・・。

目先と将来

生き急ぐと目先の事を考える。では、目先の事を考えるのは悪か?



否!




断じて否!



目先も大事。長期的思考も大事。これは優劣が付くものではないのですよ。




目先で負けてしまえば、その先なんかはないし、目先ばっかりで長期的視野がなければ足元を掬われる。




何度も言ってます。




人生とは麻雀である。






牌を回して回して・・・いったいどこにいくのかを見極める。そして、勝負所は一気に攻める!




政治は麻雀やる勝負師だからきっと大丈夫だな。

いだてんの感想第26話「政治の暴論と正論」

しかしこの河童はよくしゃべる。ホント、よくしゃべる。・・・でも随分と失礼なヤツだな・・・!!

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暴論であり正論でもある

「オリンピックは出る事に意味がある?」

「はあ?今は昭和だよ?そろそろ勝ってくれと皆思っているよ!」



確かに皆そう思っているね。

というか「そろそろ」じゃなくてストックホルムからそうだったけどな!!




特にお前ら新聞屋は何時の時代もロクなもんじゃ・・・。



「選手の気持ちを面倒見るのが我々監督じゃないの?」

「選手に全て背負わしているからプレッシャーに押しつぶされる」

「今迄何して来たの??」



こ、これはド正論で陸連の皆さん二の句が継げぬ。




私もそう思うぞ。




そもそも四三は自分自身が、



「国民の期待というプレッシャー」
(世界記録保持者だったし・・・)



を感じていたならばだ。それをやわらげ実力を発揮させるという発想になぜならない??




プレッシャーがスゴイから女子の参加は見送りってさ。



「監督コーチは仕事しませーん!」



って事だな。




河童のまーちゃんも中々良い事言うじゃないの。



「で、あの化け物」

「化け物の人見絹江」

「化け物の割りには・・・」


こらこらこらこら!



この、河童!テメェはもう半年早く天に召されろや!!!!!




・・・でもね。




多分これが現実だったんだよね。

言葉のオーラ

言葉って難しいんですよ。




正直、政治の、



「化け物」



という言葉に人見絹江は傷ついていない。
(勿論、そういう演出をしているんですけど)




でも実際あると思うんですよね。




政治の「化け物」という言葉には期待と激励が見えていたんだと思う。言うなればその言葉は「正のオーラ」を纏っているというか。




人間って惨酷で不確かな存在で困ったもんでだから面白くもあるんですけど。



「お、美容院行った?今日も可愛いね!」



が、セクハラになる場合とならない、どころか嬉しい場合があるのが人間。



「お前、馬鹿野郎・・・!何年この仕事やってんだよ!」



が、パワハラになる場合とならない場合があるのが人間。




今はそういう言葉は全て使わないようにするというのがタシナミになっておりますが・・・。




ソコはきっと「本質」ではないように思います。そして「分かりやすい」解釈優先で社会からどんどんバッファや余白を無くしていく感じするこの頃。

いだてんの感想第26話「明日なき暴走の先に」

人見絹江さん。君はファーストペンギンだ・・・。でも、人見絹江は「幸せです」という言葉で終わりましたが、その先の人生でも絹江は戦い続けるのですよね。そして、哀しい最期。

無能

「選手の気持ちを面倒見るのが我々監督じゃないの?」



あのさ、野口。




お前、まーちゃんの演説聞いてたよな?




なんで、プレッシャーを与えてんのよ。




・・・トクヨさん。




貴女が惚れた野口はいたずらに選手にプレッシャーを与える無能でマネジメント力は皆無でした・・・。同行の新聞記者と同じ程度でいてもいなくても・・・いない方が良かったかも・・・。




でもまあ。




汚名返上名誉挽回。




コーチとしては優秀だったかな?




男子の選手団と一緒に800メートルの対策を練る辺りは多少の成長は見られる。



「腕を振れ!」



うん。
短期間しかない準備期間に有効なシンプルで効果的な指導は認めてあげよう!




でも、マネジメント力はやはりないなぁ・・・。

夜明け

「女子はこのまま日本に帰る事は出来ない!」



人生って負けられない一戦ってあると思うんですよね。同じ1勝でも勝利の価値は全く違う。そして、残酷な事に「敗北」もただの1敗では済まない敗北がある。




人見絹江は自分の敗北の「価値」を知っていたんだと思うのですよね。ここで敗北してしまえば、もはや「負ける(挑戦する)」事さえ女子は出来ない。




人見絹江はたった一人(男子陸上選手のサポートはあったとは言え)で進む事を決断し勝利をもぎ取った。




これは「銀メダル」でも「女子スポーツの扉を開いた特別な銀メダル」なのだと思います。



「幸せです」



人見絹江はトクヨ先生にまだ自分は走るという事を宣言してから四年後に亡くなります。亡くなった日はアムステルダムでメダルを獲得したまさにその日だったそうです。




・・・シマちゃん先生が生きていたらどのような気持ちだったかなとちょっと思います。




以上、いだてんの感想第26話「明日なき暴走」でございます。

今宵は此処までに致します前にちょっと提案がございます!

あの、、、「進撃の巨人」見ていますか??私、大河ドラマの後深夜放送されている「進撃の巨人」のアニメを見ております。私は漫画ではなくアニメ派。今(2020年1月5日現在)3期まで放送されているのですけど、大河ドラマ用に登録したU-NEXTでお試し期間内なら全話(3期まで全て)お試しで無料視聴可能なので是非ご覧になって頂ければ・・・!歴史好きな人なら絶対ハマると思います・・・!
※注:2020年1月5日現在の情報です。

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大河姫

今宵は此処までに致します。

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