軍師官兵衛のあらすじと感想第18話「裏切る理由」です。主役は荒木村重。そして視聴者には明らかになる信長の本意。村重よ!嗚呼村重よ!村重よ!きっと世界の不幸の八割は誤解から生じている。軍師官兵衛のあらすじと感想第18話

軍師官兵衛のあらすじ第18話「裏切る理由」

上月城は失ったものの、神吉城、そして光の兄、櫛橋左京進の志方城を落とした秀吉軍。あと播磨では別所長治が治める三木城を落せば上月城以外は織田家の手に落ちる。あと一歩だが・・・。

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軍師官兵衛のあらすじ第18話上巻「荒木村重」

三木城は難攻不落の城。力攻めをしては悪戯に兵を失う。




そこで官兵衛・半兵衛が考案した作戦が三木城の周りに付城(つけじろ)を築き、三木城への兵糧の入りを絶ち干上がらせる(兵糧攻め)にする作戦。秀吉はこの作戦を大いに気に入る。




そして、その城の実際の築城を石田三成に命じる。兵站活動や築城は三成の得意科目。三成も当然意気に感じて気合いが入るのであった。




また、官兵衛は毛利が撤退した今なら宇喜多の調略も可能性も高いと判断。秀吉も官兵衛が宇喜多調略へ動く事に同意。
秀吉は、



「姫路に寄って妻、光の顔も見てこい!」



と、「人たらしの本領」を発揮。官兵衛への気遣いを怠らない。




安土城。



降伏を認めない神吉城攻めにおいて降伏を認めたあげく、神吉城城主の叔父藤太夫を取り逃がした事について査問を受けていた。




万見仙千代は村重を徹底的に吊し上げていた。検使(戦場で信長の代りに武将を監視する役)としては村重の行為は明らかな命令違反。検視が役目である以上は当然なのだが・・・。村重は憶する事なく申し開きをする。



  • こちらは当時3000の兵を失い、藤大夫に降伏を認める事で速やかに城が落ちた
  • 藤太夫が志方城に逃げる事により志方城は形勢不利を知り結果として城が早く落ちた


命令違犯についても藤太夫を逃した事についても結果的に城を少ない損害で落とす事につながった。村重は堂々を申し開きをする。




大河姫

既に村重は病んでいるのだけど・・・。この姿を見ればとても病んでいるとは思えない。だからね。外から見ると「昨日まであんな元気がったのに・・・」という不幸が起きるのでございます・・・





戦を知らない仙千代には「言い訳」にしか聞こえない。仙千代は結果論で話し反省しない村重をさらに問い詰めるがその時、




大河姫

ちな、仙千代君はガラスの十代




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「もうよい!!!」



信長が発言した。
さらに、村重の申し開きを全面的に認めたのであった。今回の件はお咎めはなし。




また、村重以外の武将について、秀吉の下に付く事が気に入らないのか全力で動かなかった者もいたと暗に、他の重臣達にも厳しい発言をした。村重はほっと胸を撫で下ろしたのであった・・・。




万見仙千代は信長の事が理解できなかった。仙千代の不満に気が付いている信長は、



「村重のようにおい詰められた土壇場で強い武将は必要な人材」

「今回も憶する事なく申し開きをしている」



と自身の天下布武には欠かせない人材なのだと高い評価をしている事を伝える。

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軍師官兵衛のあらすじ第18話中巻「案ずるより・・・」

有岡城。



有岡城へ帰った村重はだしとの子供に笑顔を向ける・・・。だしも信長に許された事で村重の顔が活き活きしているのを喜ぶのだった。しかし、暗雲が・・・。家臣の中川清秀の傘下の兵が兵糧を本願寺へ横流しをしていた。さらに、織田の手勢に発見された挙句にその相手を切り殺して逃走。中川清秀は自身の兵に門徒が入り込みすぎており、誰が見方で誰が敵かわからないと。




大河姫

これな。ベトコンと米軍だ。テト攻勢とかフェニックス作戦とかね・・・。

謀反の疑いをかけられた場合に備えて兵糧の買付など籠城準備を始めるという。



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村重は犯人を捕らえる事が先決、謀反などはもってのほか!と清秀を叱責する。幸いまだこの事は村重と清秀しかしらない。謀反を思い止まらせるのであった。




岡山城。




官兵衛は宇喜多直家の居城岡山城へ出向いていた。官兵衛は「毛利撤退は宇喜多直家のおかげで秀吉も喜んでいる」と、今迄、毛利に付いていたことを不問に付すようなせりふでジャブを放ち、



「三木城が落ち、信長が毛利征伐に動いてから」



味方になると言っても遅いと恫喝もかけるが。




直家は不敵に笑い、



「西ばかり見ていると、背後を付かれる」



と意味深な言葉を放つ。結局宇喜多直家は「織田にも毛利にも付かない」という態度を変えなかった。




姫路城。




官兵衛は又兵衛に稽古をつけていた。又兵衛は若(松寿丸)が帰ってきたらその元で、戦場を駆け巡りたいと発言する。また、姫路では善助とおみちの娘が生れていた。官兵衛は二人の子どもの見て喜ぶ。まるで祖父のようであった・・・。




また、父職隆とは今後の播磨情勢について話す。しかし、気になるのが宇喜多直家の「後ろ」発言。官兵衛と父職隆は御着の政職がなにかをたくらんでいるのではと考えたが、御着の政職は妻お紺を失った悲しみで泣き暮らしており、とても何かたくらめる状況ではなかった。ただ、御着からは目を離さないようする事を申合せる。

軍師官兵衛のあらすじ第18話下巻「後ろ」

再び安土城。




信長はイエズス会の宣教師オルガンチノから地球儀を見せてもらっていた。付き添いにはキリシタン大名の高山右近もいた。地球は丸くその証拠は遠くの海から船が見えるのは帆先からであり、また、マゼランにより西廻りで世界一周がなされた事も説明する。信長はオルガンチノの話を大いに気に入る。そしてオルガンチノの望み「キリシタンの布教」を快く許す。




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その後、荒木村重謀反の噂を知らせに細川藤孝が安土へ来城する。茨木城の中川清秀が籠城準備をしているといった情報もある。しかし、村重を買っている信長である。



「村重は謀反を起こす愚かな人間ではない!」



と告げる。
ただ、明智光秀と万見仙千代に事の次第を確かめるように命じる。




再び有岡城。




万見仙千代はことさら「謀反」だと村重を攻める。ただ、明智光秀は「謀反だ!」と決めつけるのが今回の任務ではない、事実を確かめる事が任務だと窘める。村重は申し開きに安土へ行こうと考えるが。




中川清秀は先般の兵糧横流しの犯人が織田の武将に捕えられたこと、もはや信長の気性を考えれば戦うしかないと告げる。さらに、その気持ちを膨らますような誘いの調略が毛利からも入る。村重はだしに、



「自分が天下人になったらどうする?」



と告げる。
既に様子がおかしくなっている。




村重は評定を開く。中川清秀と中川一派は血気盛んであったが、高山右近は「今回の謀反には義がない!」と必死で止める。しかし、中川清秀からはキリシタンに寛容な信長に絆された!と言いがかりを付けられる。




ついには、



「信長を信じる事はできぬ!」



と発言。
ここで「敵は織田信長じゃ!」と発言。各地に書状を送る。



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もはや止める事はできない。摂津一国がまるまる敵方へ寝返った。播磨は毛利と村重に挟まれる形になる。




宇喜多直家の言っていた「後ろ」発言。今、最悪の状況でそれげ現実のものとなる・・・。

軍師官兵衛感想第18話「裏切る理由」

ついに、ついにこの日がきてしまいました・・・。今回主役は完全に「荒木村重」でしたね。一回許された後に子供を抱いて「優しい眼差し」の村重。やばい状況になり右往左往する村重。そして完全に



「イッテ」


しまった村重。
その時に戸惑うだしの姿も良かった。この夫婦は「お紺政職夫妻」と双璧の夫婦ですね。




また、仙千代は執拗に村重を攻撃しているように見えますね。これは「悋気」もあるのかなのかな?と感じました。実際、信長は村重を買っています。18話に至る前にも弱気な発言の村重を許し、本願寺との和睦失敗も許していますしね。さらに、今回仙千代に対して「村重は必要な人材」発言。信長に他意はないんですけど仙千代は面白くないでしょうね。




一方の秀吉。
最初、官兵衛・半兵衛を褒めた後に「次は佐吉」と告げる秀吉。この辺りの人の使い方の表現が良いですね。どちらが正しい管理手法かは分かりませんが「信長」と「秀吉」の若手へ対応の対比が面白いと感じました。




いよいよ、官兵衛受難の時代。村重もそうですがだし(桐谷美玲綺麗・・・)にも注目していきたいですね!




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第18話「裏切る理由」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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