軍師官兵衛のあらすじと感想第17話「見捨てられた城」です。「七難八苦を・・・」で有名な山中鹿助。尼子勝久の気持ちは如何ばかりだったかな。そして村重!嗚呼村重!!村重!誰も悪くない。仙千代だって「愛想がないだけ」だよ。しかし、病んでいる人間は敵に見える・・・うん。悲しいか分かる!分かるよ!!村重!!軍師官兵衛のあらすじと感想第17話

軍師官兵衛のあらすじ第17話「見捨てられた城」

秀吉は信長の元へ援軍を請いに行くが「七百」を救うために「五万」と戦う理はないと却下される。「織田の信頼」という「理」があると懸命に説得するが・・・。



「このような事で揺ら信頼なといらぬ」



信長はにべもなかった。



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軍師官兵衛のあらすじ第17話上巻「山中鹿助の夢」

書写山に戻った秀吉は信長の決定を家臣と官兵衛にも伝える。
官兵衛は、



「援軍を信じて1ヵ月半に及ぶ籠城」



をしている尼子を見捨ててはいけない!と必至に食い下がるが蜂須賀小六はに制止させる。



「そんな事は藤吉郎も分かっている」



そう、秀吉も辛いのだ。
官兵衛は秀吉の気持ちをおもんぱかり堪えるのであった。秀吉は亀井新十郎に、



「今ままでの戦いに感謝する」



と同時に、援軍は出せないことと、毛利への降伏をするように尼子勝久と山中鹿介へ伝えるように指示をした。




官兵衛は密かに亀井新十郎と上月城へ入る。官兵衛は援軍を出す事ができない事を伝えると同時になんとか城を出て再起を期するように説得するが、共に戦った城兵を見捨てる事はできないと答えるのだった。




毛利は城主、尼子勝久の切腹と引き換えに鹿介を含む尼子城兵の助命を約する。




勝久切腹の日。
勝久は鹿介に感謝の気持ちを伝える。尼子再興の夢を見ることができてよかったと。




鹿介は「自分も後を追う」が小早川隆景を道ずれにして三途の川で追いつくと決意を述べる。勝久は「小早川隆景は優秀」でありとても不可能。できれば鹿介に生きていて欲しいと伝え切腹するのだった。




尼子勝久の懸念は現実のものとなる。鹿介は護送中に毛利の兵士によって謀殺されるのであった。

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軍師官兵衛のあらすじ第17話中巻「揺らぎ」

上月城を見捨てた事は播磨にも微妙な影響を与える。特に御着城の政職はややふらつくのでは・・・。職隆は御着への監視を強化する。案の定、小河良利らは政職に二股をかけるように進言するが、そこは妻のお紺が、



「官兵衛を信じよ」



と常に日頃から発言している事もあり迷う事はなかった。しかしそのお紺の命はもうそう長くはなさそうであった・・・。




官兵衛は上月を見捨て、仲間を見捨てた勝利になんの意味があるのかと半兵衛に告げる。半兵衛は軍師は最善の策を例え恨まれても実現するのだと官兵衛に告げる。




官兵衛も半兵衛の言う事は理解はできていた。




今できる事。




これ以上織田への裏切りが出ないようにすべきこと。官兵衛は九州の大友など毛利の背後を調略し攪乱する作戦をとる。そんな官兵衛を半兵衛は頼もしげに見つめる。




その頃、毛利では家臣から送られてきた鹿介の首実検をする隆景の姿があった。



「ようやく終わったな。鹿介」



隆景は鹿介の首に手を合わせるのであった。




上月城落城によりこの播磨国境での毛利優勢は動かなくなった。しかし、毛利にも懸念がないわけではなかった。官兵衛の調略の情報は毛利軍にも伝わっていた。ただ、それよりなによりも。



「宇喜多直家」



毛利の両川小早川隆景と吉川元春は宇喜多直家の謀殺も含めて今後の動きを検討する。




宇喜多直家は毛利本陣へやってきた。
ぬけぬけと、



「体調がよくなったんで・・・!」



と話すのを毛利の両川は当然信じていないが・・・。もし、宇喜多直家が殺害された場合は宇喜多が織田に付く準備は整っていると告げる。誰も信じていない宇喜多直家の真骨頂であった。謀殺は思いとどまるが、宇喜多を抱えて播磨侵攻はできない。毛利は撤退を決定する。




毛利軍の撤退により左京進の志方城は危機を迎える。織田は上月を見捨て、毛利は志方を見捨てたのだ。




一方、秀吉や村重は残る裏切り者を掃討すべく転戦する。今回、各部将は力が入っていた。信長からの目付として万見仙千代がやってきていた。




軍議の最中、仙千代は村重の行動を咎める。志方城へ続く神吉城を攻撃するにあたり城主の叔父藤太夫の降伏を認めた事は降伏を認めない信長の方針に反するという。




佐久間盛信はじめ、諸将は小賢し仙千代にあまり良い印象は持っていない。
信盛は、



「それならその、藤大夫を今から殺してしまえばいい!」



と、村重に助け船を出すが間の悪い事に村重はその藤大夫を志方城へ逃してしまっていた。仙千代はこの事は信長へ報告すると告げる。




毛利の援軍がなくなった志方城はあっさりと落城する。左京進は自分の命と引きかえに城兵と子供の命を救う。4人の子供は官兵衛に引き取られる。




今や兄貴分となった又兵衛は4人の子供達を温かく迎える。自分の子供は人質だが他人の子供ばかり増える黒田家であった。

軍師官兵衛のあらすじ第17話下巻「暗雲」

取り急ぎ、毛利を退ける事ができた官兵衛達。しかし、2つの暗雲が官兵衛の元へ忍び寄っていた。




かねてから病に伏していた政職の妻お紺が亡くなった。官兵衛は御着城の最大の味方を失う。




そして、有岡城。
村重に対して安土への出頭命令が伝えらる。村重の目は泳いでいた。




上月城の悲劇、そして志方城の悲劇を乗り越え秀吉と官兵衛の絆はより強固になっていたがそれを試される官兵衛最大の危機が始まる。

軍師官兵衛感想第17話「見捨てられた城」

今回は上月城が見捨てられていく様が描かれるんですけどやっぱり思い出してしまうんですよね。




大河ドラマ秀吉。ちょうど「大河ドラマ秀吉」だと、



ブラック秀吉担当が黒田官兵衛(伊武雅刀さん演)

ホワイト秀吉担当が竹中半兵衛(古谷一行さん演)


でしたね。




今回は両方ホワイトっぽいけど敢えて言えば官兵衛がホワイトですけど。




あと、尼子勝久紹介の頁でも記載したのですが勝久には同情の気持ちを禁じえません。鹿介君は自分のやりたいように戦ったので悔いはないと思いますが、勝久はそうではなかったかな・・・?とか思ってしまいますね。このドラマではそういった事は描かれていませんが。



※関連記事:→尼子新宮党と勝久の悲劇


ついに村重さんが病んでいます。まあ、いつの世も人の悩みはあまり変わりませんからね。村重を観て共感する人も多いのではないでしょうか。少なくとも私はめちゃくちゃ共感中です。光秀と村重の並びはなんか面白いですね。




万見仙千代はヤな奴感が出ていますが・・・ある意味一番やりずらい役職かもななんて思いました。おっさん達の目付(恐らく当時まだ10代中盤?)ですからね。仕事をしているだけですが恨まれますからね・・・。



※関連記事:→万見仙千代の悲劇


以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第17話「見捨てられた城」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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