武田信玄(大河ドラマ)の感想第4話「運命の出会い」。晴信がついに武田家の国主となりました。また、これから大きな影響を受けるお方「湖衣姫様」もご登場。晴信の迸る才覚と激しい感情が入り乱れる話だったと思います。武田信玄感想第4話

迸る才覚と優秀な家臣団

国主となって第1夜でしたがその迸る(ほとばしる)才覚が存分に発揮されました。そして、良くも悪くも「情」に厚いところも・・・。

→武田信玄(大河ドラマ)第4話のあらすじはこちら

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内政

内政ではその高い「管理能力」を示します。国主となるや否や、まずこの1年は国づくりのために内政に専念すると宣言。甲斐が変ったという事を家臣領民に示すこと。まずは目標の共有です。



そして「甲斐が変った」とはどういう事なのか?その着地点を示します。


  • 国内の乱れを無くすこと。
  • 国を富ませること。


そのために必要な戦略と戦術も示します。戦略は「理にかなった事をして理不尽な事をしない」戦術は「家臣に役職を与え、身分の上下を問わず意見をさせる」ということ。




抽象的な目標を方針として掲げ方向性を示す。また、そのために必要な具体策を落とし込む。




リーダーの仕事は取りも直さず「目標・方針」を決める事。晴信はさらに本来は家臣(部下)の役目であるより具体的な「戦術」の話もしています。しかし、ここは流石は武田家家臣団。



「我ら奉行衆で決しております。」


板垣より、各奉行への役割決めはしっかりと終わっている旨報告が上がります。まさに、晴信のたぐいまれなる統率力と方針を理解して(此度は晴信が言う前に当然理解していた)行動できる家臣団。甲斐には付け入る隙がない事がしっかり描かれています

外交

外交面でもその才覚を遺憾なく発揮しています。まず人質の件。甲斐国内の人質は即刻解放、他国に関しては吟味の上判断。いつの世のも「内政・外交(軍事)」は別個に存在しているわけではありません。方針である「国内の乱れを無くす」ためにも甲斐国内の人質の解放するという事です。



さらに、今川義元への配慮とけん制。誰が見ても今の甲斐に付け入る隙はありませんが、それはあくまで「中から見れば」ということ。外から見れば「息子が謀反を起して父親を追放」しているのです。国が乱れていると判断をしてもおかしくはありません。




そこで、山本勘助。現在の「強い」甲斐の様子を正直に今川義元に伝えるように命じます。そうする事で今が義元の介入を未然に防ぐ算段となります。

軍事

諏訪小笠原連合軍の侵入を知る否や、領民に「石」を持たせて集めよと命令。ここでは2つの点において見るべきものがあります。まず「領民に石を持たせて戦わせる」ということ。諏訪小笠原勢に村々に火を掛けられ焼け出された領民達なら「戦う意思」があり、その領民たちが最大限の力を発揮する戦い方を示しています。




もう一つは「場所」。甲斐の地理を把握しているからこそ、最も効果的に迎え撃てる場所で戦う事が出来る。かくして、晴信は国主となって最初の戦を大勝利で飾る事が出来たのだと思います。

三条殿と晴信

信虎の追放で晴れて甲斐国主の妻に・・・。しかし、晴信とはすれ違いのようです。

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三条殿の孤独

三条殿は「幼い」のだと思います。しかし、決して御性格が悪いわけではありません。当初は廃嫡を免れたことを喜ぶよりも「お館様(信虎)が反撃してくる」と不安そうでした。ただ、八重に諭されると、今度は晴信に祝いの言葉を述べています。




もし「廃嫡が嫌(つまり甲斐国主の妻になれない)」なだけであれば、これからの事は兎も角「信虎殿追放」の話を聞いた時に喜んだはずです。しかし、そうはしなかった。




では、何故晴信が屋敷に戻った時に喜びを伝えたのか。私には三条殿はやや過剰にお話しをされているように見えました。



「女の浅知恵でした!(テヘッ!)」



これは晴信は今回の件を「喜んでいる・嬉しい」と考えて、その気持ちに寄り添いたかったのだと思います。



「ただ、お祝いを申し上げたかった。」



これは、勿論三条殿ご自身の事もありますが、晴信の門出を一緒に祝たかったといういじましい女心かと思います。ただ、晴信の気持ちはそこまで単純なものではありません。




三条殿は晴信に「甲斐国主になるために父を追放したのではない!」と言われ、きっと意味が分からなかったかと思います。そう、それは言葉では説明できないものなのです。そして、晴信にはまだ、そのような三条殿の想いを理解する余裕はなかったのでしょう。




三条殿はただ、晴信を大事に想っているのにそれが伝わらない。そのすれ違いがなんとも哀しいと思いました。現代でも、いや、男と女の間には常に深く冷たい川が流れているのでしょうね。

紺野美沙子殿

この三条の方を演じているのは紺野美沙子。この武田信玄の放送当時28歳。上記で申し上げました通り、政や表の事にはトンと疎い公家の娘を熱演されていると思います。




また、その美しさも「全盛期」だったのではないでしょうか。八重殿のインパクトにやや隠れ気味ではございますが、ある意味では非常に難しい役どころにも関わらず、繊細な演技をされていたと思いました。

湖衣姫

信虎が人質に取っていた諏訪頼重の息女湖衣姫はおここと瓜二つ。晴信の情熱に火が付きました。

鬼の子でも手に入れる

晴信の情熱的な部分が良く出ていた回だったと思います。



「鬼の子であっても我が物にする」



内政や外交、軍事に若くして大いなる才覚を発揮してその大器ぶりを見せるものの、こと、女子の事になるとただひたすらに一途で真っ直ぐ。まるで第1話の「少年」の頃のようです。この先、三条殿との関係が気になります。

南野陽子殿

既に第1話で「おここ」として登場していますが、湖衣姫を演じているのは南野陽子。放送時は21歳です。




第1話の様子と今回の再登場では雰囲気が大きく変わっているのは凄いと感じました。第1話の「おここ」の年齢の設定はおそらく15~6歳(晴信の年齢もそれくらい)だと思います。
その時晴信を演じていたのは中井貴一殿ではなくて真木蔵人(当時16歳)でした。二人並んでも「16歳のまだ幼い恋人同士」に見えていましたから。



今回の登場ではしっかり「大人」になっておりました。湖衣姫の年齢設定はおそらく晴信と同じ位(21歳位)だと思うので(実際はもっと若いと思われる)実年齢とも近い設定ですね。紺野美沙子と南野陽子の演技にも今後注目していきたいと思います。



大河姫


さて、今宵は此処迄に致しとうございます。

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→武田信玄(大河ドラマ)の感想第5話「湖水伝説」