太平記(大河ドラマ)のあらすじと感想第21話「京都攻略」

太平記(大河ドラマ)のあらすじと感想第21話「京都攻略」。六波羅がたった二日で陥落。しかし、高氏は既に先を見ている。自分は「裏切者」という意識が高揚感を抑えているのかな?後は鎌倉ですが・・・。高時、向き不向きはあるよね。太守は平和の象徴(涙)。太平記のあらすじと感想第21話!

太平記(大河ドラマ)あらすじ第21話「京都攻略」

元弘3年5月7日。

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足利高氏は突如、京都六波羅を襲う。

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その日のうちに足利勢は京都二条周辺まで侵攻する。

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→太平記(大河ドラマ)キャスト表

太平記あらすじ第21話上巻「六波羅炎上」

光厳天皇がいる御所周辺も既に戦禍に巻き込まれつつあった。

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光厳天皇の即位で我が世の春を謳歌していた西園寺公宗は突然の事態に右往左往する。

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「な、仲時・・・!これは如何に!?」

「既に敵は二条辺りまで迫っております・・・ここは危険です」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]嗚呼、北条仲時登場が・・・(涙)[/char]

六波羅探題北方北条仲時は既に敵はすぐそこまで来ていると告げる。5月7日のうちに、赤松則村(円心)、千種忠顕などの軍勢が洛中に侵攻していた。

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数万を数えた六波羅軍は既にこの時わずか千余りまで減っており、その僅かな兵で京を脱し、近江方面へと落ちていった。

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[char no=”1″ char=”大河姫”]数万が数千、千、そして四百三十二・・・(涙)[/char]

高氏もまた、京へ入っていた。

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「兄上!北条方が退いていきますぞ!」

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直義は御味方大勝利の高揚感に溢れていた。

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「戦の手柄などは赤松殿でよい」

「それより追撃などで無駄に死ぬな!」

「火つけなども厳禁と指示して参れ!」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]戦の手柄は赤松に!流石。高氏は既に戦のあとを見ているね。[/char]

高氏は直義にそう命じると一人、燃える六波羅方面を眺めていた。

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「足利高氏!」

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一人の武士が高氏を呼ぶ。

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「儂は北条仲時が家臣、安藤三郎!この裏切り者!」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]これか。裏切り者の刻印。[/char]

安藤三郎は高氏に斬りかかってくる。

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高氏は最初の一撃を防ぐと、返す刀で安藤を斬る。

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手応えはあった。

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しかし。

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「・・・裏切者・・・!」

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鎌倉武士、安藤三郎は高氏を睨み付けたまま息絶えた。

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そこに師直がやってくる。

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「殿!六波羅は落ちました!あとは鎌倉ですな!」

「・・・」

「殿・・・?」

「あ?」

「如何されましたか?」

「あ、ああ、後は鎌倉じゃな・・・」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]高氏は「裏切者」という言葉が刺さるタイプだな。[/char]

新田荘

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同じ元弘3年5月7日。

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新田荘。

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新田義貞は未だ立ってはいなかった。

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義貞の前には弟の脇谷義助、そして一族の岩松経家がいる。

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「兄上!これでは戦になりませぬ!」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]を?良純?しかも、義助は慎重派?おかしいな?[/char]

義貞の元に集まる兵力は僅か百五十。

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越後の新田一族が加われば数は増えるとは思われるが・・・。

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「儂は足利殿と立つと約束したのじゃ!」

「立たねば新田の面目が立たぬ!」

「例え儂と岩松だけでも出陣する!!」

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義貞は怒り席を立つ。

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岩松経家が追いかけてきて義貞を宥めようとするが・・・。

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「岩松殿・・・これが貧乏御家人新田の姿じゃ・・・」

「新田殿!越後の新田一族、それに足利殿の嫡子千寿王殿が加われば・・・」

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経家は特に、高氏から託された千寿王が加われば、足利一族も加わりその数は五千を降るまいと慰めるが、それはそれで、義貞には引っ掛かる。

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「儂は足利殿に助けを求め戦うつもりはない」

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「新田殿!それは逆じゃ!」

「足利殿が御辺に助けを求めてきたのではないですか?」

「千寿王殿を頼むと!」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]高氏は流石だね。アタマは立場が上の者が下げてこそ意味があると荒牧公安9課長も言ってた。[/char]

今は六波羅と鎌倉同時に攻めるのが肝要であるのだと話す。

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ちょうどその時、幕府の徴税史が新田荘へやってくる。北条家は度重なる戦で財政は逼迫している。新田も幕府の求めに応じ度々追加の納税をしていた。

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義貞は「病」のため弟の義助が対応する。

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「六万貫・・・」

「左様、疾く納められよ」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]タイミング悪!これで義貞が立ってしまうね。[/char]

新田は既に二回、五千貫、一万貫の臨時徴税にも応じていたが、さらに六万貫とはもはや払える額ではない。

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「何処の御家人も北条殿のご恩に報いるため納めておる」

「そも、新田殿は病で戦には出ておらぬ」

「これ位は当然であろう!?」

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幕府の役人は新田が集められないというなら自分たちで領内の蔵を確認すると言うと、まず手始めは新田の蔵だと屋敷の外へ出る。

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「お待ちください!」

「待てぬ!蔵を検める!」

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途中から様子を見ていた義貞がたまりかねて現れる。

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「おや?これは新田殿!病気と伺っていたが・・・仮病か(笑)」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]仮病はホントだけど。[/char]

義貞の勇ましい姿に皮肉を言う。

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「構わぬ!蔵を検め・・・グワッ!」

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義貞は役人を斬っていた。

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「あ、兄上・・・」

「義助・・・儂はもう我慢ならぬ・・・!」

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翌、5月8日早朝。

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生品明神。

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義貞は百五十の兵を前に鎌倉を攻めると宣言。

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その日のうち上野守護代長崎孫四郎を一撃で破ると一路鎌倉を目指した。

太平記あらすじ第21話中巻「進撃の義貞」

幕府柳営

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京都での足利高氏の謀反、さらに新田義貞が立ったという知らせは幕府に衝撃を与える。鎌倉では長崎父子、金沢貞顕などが対策を協議していた。

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「新田が立った?」

「はい、すでに孫四郎殿は討死、川越辺りまで進出していると・・・」

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特に貞顕の動揺は激しい。

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「た、直ちに軍を送らねば・・・」

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円喜はそれに待ったをかける。

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「新田などは貧乏御家人、集めても精々が二千、三千・・・」

「それよりも、足利、佐々木、新田・・・皆源氏ぞ・・・」

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「じゃから!儂は足利を外に出すなと!!」

「あれは野に放った虎じゃ・・・」

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貞顕の言葉に今回ばかりは円喜もヘノ字に口を結ぶ。

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円喜は「貧乏御家人新田」よりも京を心配するが、貞顕は断固鎌倉死守が先と主張する。

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「六波羅は遠い!!ま、まずはこの鎌倉じゃ」

「か、かまくら・・・関東の絵図は・・・」

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貞顕は広げられた絵図から関東の絵図を探して右往左往していた。

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京六波羅は5月9日は宮方の手に落ちていた。

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承久の乱以来、百数十年に渡り都を支配してきた六波羅は僅か二日で瓦解した。宮方の諸将は大喜びであるが、高氏はその先を見据えていた。

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「この都の諸事はこの足利高氏が司る!」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]足利軍独自の奉行所。足利高氏が司る。この辺りが政治家「足利高氏」の真骨頂だね。[/char]

高氏は自ら奉行所を設置し京の治安維持、安定に力を入れる。

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六波羅落つるの知らせは足掛け四カ月、千早城で戦う楠木正成にも届く。

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「北条方が退いているようです!」

「・・・正季!討って出るぞ!」

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石もまた、ようやく北条勢を追い払えたことに大いに喜ぶ。

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「ははは!いったい誰ななんじゃ!?都を落としたお方は!?」

「なんだ石!そんなことも知らんのか?足利殿よ!」

「・・・足利・・・」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]足利高氏が都を落とした事に凹む石君。[/char]

石は勝利の高揚感に冷水を浴びせられたような表情になる。

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船上山

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船上山では名和長年が六波羅陥落の知らせを後醍醐天皇に奏上していた。

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「叡山の大塔宮様、帝がお遣わしになられた千種殿!我ら名和の者の目覚ましき戦いの賜物と!」

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「ははは!じゃがそれだけではあるいまい?」

「足利が立たねばのう・・・連子よ!」

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「はい!」

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後醍醐帝の「足利」という言葉に名和長年は少々複雑な表情を見せる。

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[char no=”1″ char=”大河姫”]おいおい、名和長年・・・もしかしてパッとしない感じで描かれちゃう?[/char]

新田荘

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新田義貞もまた、鎌倉を目指し快進撃続ける。

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出陣翌日には利根川を渡り武蔵将軍沢辺りまで進軍。

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11日には女影、川越辺りまで出て来ていた。

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この頃には越後の新田一族も加わり四千ほどの軍容を整えていた。

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その日の昼過ぎ。

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遠方に武士の集団が現れる。

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新田勢は鎌倉方かと矢をつがえるが・・・。

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「新田殿とお見受け致す!足利家臣一色右馬介にござす!」

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千寿王は新田義貞と対面する。

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「儂は其方の父高氏殿とは仲の良い友じゃ」

「鎌倉攻めの足利軍の大将は千寿王殿じゃぞ?」

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幼い千寿王はこくりと頷く。

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新田勢は千寿王を加えたことで諸国の足利一門もその軍勢に加える。もっとも、このことは後に義貞を大いに傷つけることになる。

太平記あらすじ第21話下巻「守時と高時」

高時邸

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「うあああ!」

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高時は悪夢から飛び起きた。

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「はは・・・まだ生きておる・・・」

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その時、隣から侍女達のすすり泣く声が聞こえる。

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[char no=”1″ char=”大河姫”]深浦加奈子か。もっと長生きして欲しかった。[/char]

「如何したのじゃ?何故泣いておる?」

「六波羅の最期がこちら(の、書状)に・・・」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]六波羅の様子。都の最期。蓮花寺の悲劇も書かれていたのかな・・・。[/char]

侍女達は都から送られてきた書状を見て泣いていたのだ。高時が可愛がっている女童の顕子の父も死んだ。

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「そうか・・・人間が皆どうかしてしまったのじゃ・・・」

「口が苦い・・・酒・・・誰か」

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「太守!!!」

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そこに金沢貞顕がやってくる。

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「悪い知らせでございます」

「小手指にて我が軍が新田勢に敗北」

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新田勢は既に多摩川を越えて関戸付近まで来ているという。

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「金沢殿!それは真か!?先日二万を超える軍勢を送ったではないか?」

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騒ぎを聞いて高時の母、覚海尼が貞顕を問い詰めた。高時は眼を逸らす。

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[char no=”1″ char=”大河姫”]お母ちゃん登場に貞顕も動揺w[/char]

貞顕は裏切りが続出していること、また「六波羅陥落」を知ったことで味方が士気を下げていると説明する。

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「母上、儂は戦嫌い・・・」

「足利や新田は戦が好き・・・戦嫌いが戦好きには勝てぬ」

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「高時殿!戦も政の一つ!」

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「儂はもう何の患いもなくゆっくりしたい・・・」

「我が父貞時は公平な政で名執権と謳われておりました」

「父に母上はこう申された」

「つむりがいささか弱いからと無き者のように投げ出されますなと」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]母子の諍いに付き合わされる貞顕。。。[/char]

高時は恨み言を言うかのようである。

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そして。

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転がっていた鼓を拾う。

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「儂は執権になり(ポン!)」

「クタクタになり(ポン!!)」

「生涯名執権の父上に頭があがらず(ポン!!!)」

「母上に頭が上がらず(ポン!)」

「はてさて、公平とは疲れるものぞ・・・」

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高時は鼓を握りしめ泣いた。

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「太守!!」

「ん?この声は赤橋?」

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表から赤橋守時の声が聞こえる。
貞顕は釘を刺す。

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「太守!会ってはなりませぬ」

「赤橋は千寿王の逃亡を見過ごした寝返り者で謹慎中にございます!」

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覚海尼も追い返すように命じるが・・・。

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高時は立ち上がり、庭先で見張りと押し問答をしている赤橋の前に姿を見せる。赤橋は既に戦支度を整え甲冑姿である。

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「太守・・・面目ございませぬ・・・」

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「面目無いのなら何故参った?」

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「守時も北条一門!太守へのお詫びと面目のため出陣致したく」

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そこに長崎円喜もやってくる。

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「太守!なりませぬぞ!赤橋は寝返り者!」

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「・・・儂はそうは思わぬ」

「寝返り者ならわざわざ儂に会いに来ぬ」

「儂は戦嫌いで大の淋しがりじゃ」

「赤橋のような兵がおるのは心が賑やかになる」

「行くがよい」

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「太守・・・」

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「ごへんも儂も他に逃げる国はない」

「この鎌倉を兵や馬で荒らす者あれば戦が嫌いでも戦わねばならぬ」

「武運を祈っておる」

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「はは!」

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赤橋守時はその日のうちに出陣する。

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「赤橋はの・・・永の別れに参ったのじゃ・・・」

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新田勢は鎌倉街道の須崎久米川、関戸でも快進撃を続ける。

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5月18日、守時は大船方面からくる義貞を須崎で迎え討っていた。

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寺院に隠れている登子の元にも戦況が知らされる。

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千寿王が無事、新田勢の保護下に入ったと聞いて胸をなでおろすが・・・。

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「守時様は須崎の守備につき苦戦と」

「・・・」

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登子はただ祈るしか出来なかった。

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[char no=”1″ char=”大河姫”]嗚呼、登子よ・・・いったい何を祈るのか・・・[/char]

太平記(大河ドラマ)のあらすじ第21話「京都攻略」でございます。

太平記(大河ドラマ)感想第21話「京都攻略」

太平記(大河ドラマ)感想第21話「京都攻略」。題目は「京都攻略」ですが、どちらかと言えば「進撃の新田」のお話ですね。初っ端に「北条仲時」の姿を見た時に「蓮華寺の悲劇」があるかと思ったのですが描かれず。

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あと、新田義貞の進撃はすべからく順調のように描かれおりましたが、多摩川渡る前後で薄氷を踏むような部分もあったと言われます。

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太平記感想第21話「母と子」

「生涯名執権の父上に頭があがらず(ポン!!!)」

「母上に頭が上がらず(ポン!)」

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これは、母覚海尼への恨み言なんだと思います。

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高時は意外と?優しい面も持っていると思うのですよね。

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母御前が自分を大事に大事に思っているのは分かっている。して、それを疎ましいと思っている自分自身に多少罪の意識もあるように思います。

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しかし、コト此処に居たり、言わずにおれなかった。

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いくら頑張っても名執権の父を超えることは無い。

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しかも、戦は嫌いだし「政」だって本当の処興味は無い。

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これは、結構地獄。

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一方の母御前覚海尼。

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高時の言葉に涙を見せたのは「罪の意識」なのかな。

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海覚尼自身も高時が苦しんでいるのは分っている部分もあったと思うのです。それを思いっきり指摘された感じ。

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ただし。

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二人は「憎み合ってはいない」いやむしろ「親子の親愛は(多分)深い」のは救いです。

太平記感想第21話「守時と高時」

高時は「つむりが弱い」といっても「愚か」ではないと思うんですよね。

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ただ「稼働時間」が短くすぐに思考を停止する。

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冴えている時は「本質」を見抜く。(時もある・・・)

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そして、その時は有無を言わさぬ迫力もある。・・・すぐ電池切れるけど。

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「永の別れに来た」

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高時はすぐに気づく。そして、守時はこの「太守高時」の為に死ぬことを名誉なことだと感じて出陣したように見えました。

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高時、守時、貞顕、そして長崎円喜(高資は除くw)皆、幕府を、北条をなんとか立て直そうと動いたのに、結果的には力を結集することが出来なかった。

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いよいよ次回は鎌倉炎上。

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鎌倉武士はどの様な最期を見せてくれるのか・・・。

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以上、太平記(大河ドラマ)のあらすじと感想第21話「京都攻略」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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→太平記(大河ドラマ)キャスト表

→太平記(大河ドラマ)あらすじと感想第22話「鎌倉炎上」

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