青天を衝けのあらすじと感想第13話「栄一、京の都へ」。冒頭から泣かせにきましたね。平岡円四郎とやす夫妻のお惚気。これ、毎週やるんですか?そんなに泣かせて楽しいですか!?(涙)。平岡夫妻は江戸のベストカップルです!!そして、栄一と長七郎の対照的な姿。「運」で片付けて良いものなのか!?青天を衝けのあらすじと感想第13話

青天を衝けのあらすじ第13話「栄一、京の都へ」





長七郎の必死の説得が功を奏し「横浜焼き討ち計画」は土壇場で取り止めとなった。




栄一と喜作はそれでも「世の中を変えるため」血洗島村を旅立ちまずは江戸へ向かう。



大河姫

栄一、めちゃくちゃ恵まれてる。親にも、友にも。。にも

先日、江戸でたまたま知り合った一橋家の家臣平岡円四郎を訪ねるつもりでいた。なんの「ツテ」も持たない上に八州回りに目を付けられている二人が都へ行くのは至難の業、というかもはや無謀である。




二人は茶屋で団子を頬張りながら平岡のことを話している。




すると、その茶屋の座敷で囲碁を打っている男の薩摩訛りが耳に入ってくる。



「薩摩訛り・・・?」



いや、薩摩人がこのような東国にいるワケが・・・。この薩摩訛りの男こそ五代才助、後の友厚である。






二人は後に西の五代、東の渋沢と並び称されるがそれはまた先の話である。




そこに、奉行所の役人が見回りにやってくる。




二人はそっとそっぽ向きながら団子を食べ続けるのであった。

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青天を衝けのあらすじ第13話上巻「やす」

平岡の家


二人は平岡の家を訪ねるが女中のよねがいうには留守にしているという。留守とは予想していなかった。




なんとか事情を話して連絡を取ろうと食い下がるがよねは見知らぬ男二人に迫られ当惑気味である。



「なんだい!あんた達!?」



「あ、奥方様・・・!」



そこに威勢の良い女がやってくる。




平岡の妻、やすである。




平岡の家には栄一のような「浪士」が度々訪ねて来ているのだろう。箒を振りかぶり追い払おうとする。



「おい、栄一どうする・・・?」

「ん?栄一?あんた渋沢??」



やすは栄一と喜作を其々指さし「渋沢?」と問う。二人は頷く。



「あんた達本当に来たんだね!」



やすは二人を自宅へ入れてくれた。



「あの人(円四郎)からこれを渡すようにと」



円四郎から証文を預かっており、そこには二人が「平岡の家臣」である旨が記載されていた。




戸惑う二人に事情を説明してくれる。




円四郎は都へ発つ前にもし栄一と喜作が訪ねてきたらその証文を持って京へくるように伝えて欲しいと言っていたのだという。さらに「侍」に見えるよう羽織袴まで準備してくれていた。




やすは円四郎とのやり取りを嬉しそうに二人に話すがいつの間にやら惚気話になっていた。



「いやだよ、あんた!昼間っから(赤面)」

「・・・(何を見せれれているんだ・・・?)」



大河姫

あかん。。平岡夫妻、フリ効きすぎやで。。もう泣く。。

「!?」



正気に戻ったやすは二人に釘を刺す。



「で、あんた達はこれを受け取るからには家臣になるということだよね?」



二人は平岡の家臣になるとまで約束をしたワケではない。しかし、今、その証文を得なければ京へ辿り着くことは出来ない。




「そのつもりである」と応じる。やすは喜んで身支度を整えるように促すのであった。




二人とも「侍」に身支度を整える。




その姿を見たやすは喜作はなかなか男前で侍っぷりも見事であろうと言っていたが、栄一は鍬を持っている方が似合いそうだと円四郎が語っていたと笑うのであった。




血洗島村
尾高の家


長七郎は血洗島村に留まっている。




長七郎は再び江戸、あるいは京へと出向きたいという意向を持っていたが、母のやへには「兄を困らせるな」と釘をさされていた。




ただ、すっかり以前とは様子が違っており、時より、



「狐め・・・」



と、独り言を繰り返すこともあり、千代をはじめ尾高の家の者は心配していた。




大河姫

長七郎は攘夷熱の後遺症。。やな。。栄一や喜作や惇忠は「ごっこ遊び」で終わったからすぐ治ったけど。今や楽しく京都観光よね。

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青天を衝けのあらすじ第13話中巻「京へ」

「これが京か!!」



二人は無事京へ入る事が出来た。




賑わう都の様子に大いにはしゃぐ。




尊王の志士が集う京!




しかし。








浅黄色の揃いの羽織を着た浪人風の男たちが鋭い目付きであたりを窺っている。




その一団の頭らしき男が栄一と喜作に近づいてくる。




二人は男の迫力に後退る。




男は新選組副長の土方歳三であった。






幸い、土方は二人を胡散臭げに眺めただけで去っていった。




近くにいた町人風の男に先程の一団は何者なのかを尋ねる。



「なんだ?そんなことも知らねえのかい?ありゃ新選組だ」



なんでも、会津藩お抱えの浪士で京の治安を守るため一橋慶喜の肝入りで発足したようである。ただ、その評判は京雀の間では芳しくはないようである。さらに、平岡円四郎も慶喜に悪い影響を与える奸物であるといった評判であった。




二人は平岡の妻やすには「家臣になる」とは言ったものの、攘夷を目指す以上は一橋の家来筋になるワケにはいかない。




とは言っても京までくることが出来たのは平岡のお陰である。



「男と男の約束で助けてもらった礼はするべき」



まずは、平岡に礼を言うべしと意見が一致し、一橋の都での定宿となっている若洲屋敷を尋ねることにする。



若州屋敷
門前


「平岡様はあいにく留守にしている」



門番に証文を見せ、事情を説明したが円四郎は多忙を極めており、不在がちのようである。ただ、門番は二人が「礼を言いに訪ねてきた」ことは円四郎へ伝えると請け合ってくれた。



大河姫

この頃、大久保が平岡を接待してるんだよね。

二人はまず拠点となる旅籠を決め、京の志士達と交流を持つことにする。




幸い、銭は市郎右衛門から貰ってきてはいたが・・・。



「幕府はなっておらん!」



「おいでやす~!」



「おお?!まあ飲もう!」



大河姫

親のカネで飲む酒は美味いか?

攘夷を語る志士達は兎に角「言う事は立派」だが皆、栄一の銭でただ酒を喰らうばかりでなんら役には立ちそうになかった。




そんな交流をこの年文久3年(1863年)は暮れまで続けることになる。




銭はあっという間に底をついていた。



「ええい!喜作!もう此処を出よう!」



栄一は「志士達との交流」に見切りをつけることを決意する。旅籠ももっと安い宿にするのだ。



大河姫

攘夷を肴にただ酒飲んでるだけ。クソが。さっさと新撰組に斬られやがれ。

御所


明けて、文久4年(1864年)。




朝廷は薩摩島津久光の提案を容れ、参預会議を発足させる。




会議に名を連ねるのは一橋慶喜、越前松永春嶽、宇和島伊達宗城、土佐山内容堂、そして薩摩島津久光である。



大河姫

この頃、三郎君はようやく、
ただの三郎から

「従四位下左近衛権少将」

に任官してはしゃいでる。




久光は自身の意向が反映されたと大いに気を良くしていた。




ただ、慶喜は薩摩の動きを警戒している。




慶喜は別室に春嶽を招き薩摩の増長について懸念を伝える。



「政は公儀のもの」

「それを何故京で政の真似事をするか?」



そもそも政は公儀、幕府に委任されており外様が口を出すようなものではないのだ。




春嶽は薩摩がこれを機に政に参加しようと動いていることには同意する




しかし。



「今の国難は公儀の職務を超えている」



江戸の老中よりも自分たちの方が正しい判断を下せると言って憚らない。




後ろに控えていた円四郎が思わず口を挟む。



「しかし天子様は公方様を殊の外、御信頼のはず」

「天子様ご自身の公儀への信頼は揺るぎないものと」



円四郎の言葉に春嶽は首を振る。



「もう公儀のみで国を守るのは無理だ」

「朝廷がこの先も港を閉じよなどと無理難題を言うのであれば」

「徳川はもう政を返上した方が良い」



春嶽の言葉に円四郎は言葉を失う。




慶喜は。




春嶽の言葉を黙って聞いていた。




会見を終えると、新たな一橋の家臣として水戸藩から原市之進が召し出され円四郎へ挨拶に来ていた。




円四郎は原市之進の噂は聞いたことがあった。



「過激な攘夷派」



であり、円四郎をはじめとする一橋家臣に対して敵意を持っているといった噂である。




円四郎はそれを隠さずに指摘するが、原市之進は今はそのようなことは一切考えていないと応じる。



「そうかい、それは済まなかったな」



円四郎は市之進の言葉を信じ、一緒に慶喜の力になって欲しいと応じる。




市之進はまた、水戸藩では過激攘夷派が「天狗」などと呼ばれ藩政を牛耳ろうとしており、耕雲斎も難儀しているといった情報も伝える。



水戸藩


「小四郎、何処へ行く?」

「これは耕雲斎様・・・長州の桂と会ってきます」

「まだ、待て、時期尚早だと申しておる」



藤田小四郎。




斉昭の側近であり「友」でもあった藤田東湖の息子である。




水戸藩では小四郎を筆頭に「攘夷」を掲げる勢力が暴発寸前になっていた。彼ら水戸の攘夷派は「天狗党」と呼ばれるようになる。



血洗島村


長七郎も栄一たちと合流すべく血洗島村を出ることになる。




長七郎は度々「狐」の幻覚に悩まされていた。




途中、旧知の中村三平と二人下野吉田村の河野顕三の墓に参る。



「河野は無二の交わりを持った友だった」



手を合わせると、すぐそこに河野がいるように感じた。




日が沈む。




三平が今夜の宿を探すため長七郎を残し灯りのある方へ歩いて行く。




一人になった長七郎の目の前に婚礼の行列が現れる。




日の本が滅ぶかもしれないという時に「不謹慎」だと思う。




そして、それが人外であれば。




「狐・・・!!」




狐を斬った。



大河姫

病んじゃった。。そして、斬ってしまた。。の?

長七郎の足元にあるのは狐ではなく人の亡骸であった。

青天を衝けのあらすじ第13話下巻「再会」

京の栄一と喜作が逗留する旅籠に惇忠からの文が届く。



「早飛脚とは兄ぃ珍しいな」



喜作が文を読み始めると。



「長七郎が捕らえられた!」

「何!?」



文には長七郎が捕らえられ、これまでやり取りしてきた文も押収されたとあった。




これまでのやり取り、つまり高崎城乗っ取りや横浜焼き討ちの計画も露見したということである。



「こ、こうしちゃいれねぇ!」



栄一と喜作にも追手が来るかもしれない。そう言えば先程、二階から往来を眺めていたら怪しい浪人がこちらを窺っていたようにも感じる。




そこに旅籠の店主から栄一達に客が来たと声がする。



「に、逃げ・・・」



二階から飛び降り逃げようとするが、現れたのは川村恵十郎、平岡の手の者だった。



「平岡様がお会いになる」



若州屋敷


円四郎はまず、二人との再会を喜ぶ。




そして、事情を説明してくれる。



「都まで公儀の役人がお前たちを追って来ている」



栄一たちは京へ入るにあたって街道では「平岡の家臣」を名乗っていた。




そのため、平岡の元には公儀から照会が来ていた。



「悪いようにはしねぇ。正直に教えてくれ」



栄一は、これまでの経緯、横浜焼き討ちも含め、正直に伝える。



「そんなことだろうと思ったぜ」

「道理に反するようなことはしてねぇだろうな?」



栄一は幸い焼き討ちは思いとどまったこと、そして、これまでの厚意にも感謝する。




また、円四郎の妻にも良くしてもらったと伝えるがここで円四郎の雰囲気が変わる。



「お!?やすに会ったのかい?(笑笑)」

「できた女房だろう!?」



円四郎は思わず惚気るが、すぐに正気を取り戻す。



「別に俺はおべんちゃらを聞きたいワケじゃねぇ」






栄一達は既に行きずまっている。




平岡の家臣でないとなれば、公儀は容赦なく二人を捕縛する。かといって、京には頼りになる浪士もいない。



「俺は政や立場に関わりなくお前たちを気に入っている」

「悪運が強いとこも好きだ」

「一橋の家来になれ」



大河姫

た、、確かに!!
死んで無いどころか、
人も斬ってない!!
なんちゅー強運。
やっぱ人生「運」なんやな。。

以上、青天を衝けのあらすじ第13話「栄一、京の都へ」でございます。

青天を衝けの感想第13話「栄一、京の都へ」

青天を衝けの感想第13話「栄一、京の都へ」。色々展開が激しかった第13話。




だからでしょうか?




あのお方の出番が無かったことに気づきませんでした。






毎週現れるワケではないんですね。




来週は現れる・・・?




いや、忘れた頃に現れる!?

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青天を衝けの感想第13話「恵まれし者たち」

栄一と喜作は恵まれております。



ぼんぼん坊ちゃん、豪農の家に産まれ、才能もあり、才能を伸ばす機会もあり、最近流行りの「攘夷」で遊ぶ時間もあり、挙句の果てに三十歳超えて遊学までさせてもらって。




途中、危うく「攘夷ごっこ」が行き過ぎて「テロ」に走りそうになりますが、これまた友の必死の説得で思いとどまるというね。




最近もいましたよ?




東大京大一橋を出たのに学生運動に入れあげすぎて思わずたいーほされちゃってその後の人生暗転するとか。




ちょっと前はよく2時間刑事ドラマとかで描かれたりしていた。




お互い共産革命を夢見た闘士だったのに片方は逮捕され人生暗転、片方は無事足を洗って御出世&トロフィーワイフ!しかし!逮捕された方は濡れ衣だった!とか実は女を巡って御出世した男に嵌められていたとか。
(学生運動と色恋刃傷痴情のもつれはセット販売な。ソースは村上龍w)




赤門闘争から半世紀を経て真実を知った男の復讐云々・・・。




話が逸れましたね。




転落する人とそうでない人の差はほんの少し。




栄一は何と幸せな奴でありましょう。




一方でこの世の不幸を全て背負ってしまった男も。




長七郎!


嗚呼、長七郎!


長七郎!!




君は純粋過ぎた。




死んだ同志を思い出し、おめおめと生き残ってしまっている事に苦しむ長七郎。




方や京の町で親のカネで飲み食いを続ける栄一と喜作。




長七郎が描かれる場面は暗く、そして狐の背景は青っぽかった。




一方で栄一&喜作の凸凹コンビは色街風の赤みがかった雰囲気。




この辺りの鮮やかなコントラストも見事でしたね。



「悪運が強いとこをも好きだ」



円四郎は分っている。




こいつらが生きている(しかも手を汚さず!)のは悪運が強いから。




この悪運、才能は必ずモノになる。




俺が預かる。




なんと恵まれし者たちでありましょう。

青天を衝けの感想第13話「フリが効き過ぎ平岡夫妻」

もうね。






冒頭から涙。




今、これを書きながらも涙。




平岡円四郎、やす夫婦。




二人が出会ったのは奇跡だね。




もうさ、脚本も役者も俺たちを泣かせる気満々じゃないですか。




もうね。




円四郎様の一挙手一投足が愛おしいの。




べ、別に死ななくてもいいんじゃない?




ほ、ほら!



大河ドラマには複数のキャラクター混ぜた架空キャラって出ても良いんでしょ!?




去年もいたじゃん?伊呂波太夫花屋玉栄がモデル?)とかお駒ちゃんとか東庵先生とか!?




ふ、古くは加納随天とか八重さん(京都出身般若の方)とか一色右馬介とかぁぁ(泣)。




・・・すまぬ、取り乱した。




素晴らしいと思うんですよね。




円四郎とやすの描かれ方って自然と涙が出てくるの。




ぜっっんっぜんしつこくないしわざとらしくないの。




平岡円四郎やすというキャラクターに魂が入っているんだよね。




脚本と役者がシンクロしている感じ。




ちょっと心配なのは平岡ロスで見る気を失くしてしまうんじゃないかという不安。




私、バリバリ佐幕派だからなぁ・・・。




これまでの攘夷かぶれの栄一に関しては「金持ちぼんぼんの道楽」と決行シニカルに見ていたんですけど、来週には我らが慶喜公の家臣になるワケです。




勿論、私達「佐幕派」は栄一君を歓迎しますよ。




思いっきり活躍して欲しいんですけど、幕府が終わったら情熱が無くなってしまうかも・・・。

青天を衝けの感想第13話「慶喜の立場」

最近は「やや否定的」なスタンスで語られることも多い慶喜。




幕末物をいくつか見聞きすると確かにさもありなんという部分も分る気がします。




でも、やっぱり慶喜は好きなんですよね。




多分に大河ドラマ「徳川慶喜」の影響ですがw




今回の草薙慶喜でまた好きになるな。




今回松平春嶽が「大政奉還」に言及しておりましたね。ここの描かれ方は今後の布石になっている気がします。



「しかし天子様は公方様を殊の外、御信頼のはず」



円四郎が春嶽に釘を刺した場面ですが、天子様は勿論、おそらく慶喜も公方様、つまり家茂を信頼し守りたいという意識が強いように思います。



孝明天皇と将軍家茂



二人を守り日の本を守る。




しかし、二人共失ったら・・・?




その辺りの心境の変化の描かれ方に注目しつつ見ていきたいと思います。




以上、青天を衝けのあらすじと感想第13話「栄一、京の都へ」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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