西郷どんの感想第33話「糸の誓い」。駐日英国公使のパークスと西郷の会談。パークスは写真も残っていますが、カナリ「寄せて」来ておりましたな。しかし、今回のメインディッシュはなまこ・・・。ではなくて、ハートフルホームコメディだったかな・・・。大河ドラマ西郷どんの感想第33話始めます!

西郷どんの感想第33話~ホームドラマ~

そうそう、西郷どん33話「糸の誓い」から坂本龍馬の妻お龍さんが登場。演じているのは水川あさみですが・・・。私、結構好きなんですよね。水川あさみ。特に声が。そして、水川あさみは役に合っていた。今回は「大河ドラマ」だという事を忘れさせてくれる展開でした。




あ、パークスと西郷の会談についてはコチラをどうぞ!非エリートの苦労人パークスが「傲岸不遜」な理由について。

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→西郷どんの感想まとめレビュー

やりすぎ感

過ぎたるは猶及ばざるが如し。




坂本龍馬が暗殺されかかり、薩摩へ来るまでは良いと思います。坂本龍馬は「ちょっと変人」なので妻も「変人」でも違和感はないですね。
(あくまで当時の価値観としてはね)




しかし・・・!




西郷が家に戻った時にお龍「だけ」を連れて戻るのは頂けない。




何が頂けないって?




もうね、若干食傷気味なワケですよ。




ハートフルホームコメディ



「兄さぁ!女連れで戻るとは!糸さぁがどれだけ心配・・・」



見ているこっちは赤面です・・・!
(*//∇//*)

まだまだホームドラマ!

お龍が良い味を出しているんですよ。ホームドラマ感満載で。



「京では男衆は皆女を囲っている」

「おいはそげな事しちょらん」



これもね。




またまた見ているコッチが赤面者なんですよ。



「「おい」は?」



つまり、大久保のお妾さんのおゆうさんですね。




こんな分かりやすベタな展開・・・!




いくらこういう展開が、



「得意科目」



だからと言ってここまで畳み掛けられるとね・・・。些か、いや、すっかりお腹一杯でございもした!




大河ドラマ西郷どんの感想第33話はまだまだ続きもす!ハートフルホームコメディの次は・・・!

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西郷どんの感想第33話~メロドラマ~

ハートフルホームホームコメディが終わったと思ったら次はメロドラマが待っておりもした。水川あさみが上手いんだぁ・・・。




デリカシーのないずけずけモノをいう女の感じが・・・。
その癖ちょっと可愛い所があったりと・・・。




ん?大河ドラマだよな??

下手な鉄砲も・・・

昔はね。
(いや、今もか?)




子供が出来ないのは概ね女性の責任と言われておりました。勿論、不妊の原因は男半分女の半分であります。




見事にご懐妊となり目出度い限りではあるんですが・・・。



「モノは試し!下手な鉄砲も・・・!」



とは、お龍さん!いやはや恐れ入りましてございもす。




あの声でデリカシーのない発言をずけずけ言われてただ黙る糸さぁ。



「あら?私は悪気なんてなかったのよ?」



みたいな感じのウザさ・・・




からのー!




翌朝、坂本龍馬が絶賛戦争中の長州に向かったと知って、



「私はあの方について行くの!(涙目)」



というお龍のギャップが可愛い




さらに、タイプは違うけど、



「惚れた男が困った奴」



なのは同じと意気投合しちゃう糸とお龍。




・・・もう完全にメロドラマだよね?




展開読めちゃうんもん!

ジェラシー

留めは「ジェラシー」です。



「愛加那さんってどんな人?」



聞くのはね。




前々問題ございません。だって、愛加那さんは生きているんだし、子供達はいずれ引き取る事になるんだから。




でも。



「恥ずかしかぁ嫉妬して・・・」



と、いう糸の台詞はもう完全に蛇足ではなかとでござもはんか?




兎に角!




西郷と糸は自分の気持ちを言葉にして話しまくる。




そうか。



夫婦はもっと話をしろ!



西郷どんだってご家庭ではめっちゃ話していた!という提言なんだろうか??




でも、そこまで言うなら・・・。




最後のお床入りは「いのち(三田佳子と伊武雅刀)」とか「春日局(大原麗子)」みたくチャンレジして欲しかった!?




さて、大河ドラマ西郷どんの感想第33話もいよいよ最後の段。ちょっと真面目な話。

西郷どんの感想第33話~幕府と朝廷~

鎌倉幕府によって確立した武家政権。
(武家政権は平氏が最初だけど)




以来、日本には「帝」と「将軍」という形で権力の分立がなされています。現代的に言えば「行政」と「立法」が分かれているといった感じでしょうね。




これはわかり難いとパークスは言っていましたが、致し方ないですね。世界史的に見ても「稀有」な制度ですから。

国王と教皇

西郷は藩主としか話をしないというパークスに「女王陛下」を持ち出していましたが折角なんで帝と将軍の関係も、



「教皇と皇帝」



くらいの話をしてあげても良かったかなと思います。




一寸話が逸れますが世界を「文明」という視点で分けた時、



  • 中華文明
  • ヒンズー文明
  • イスラム文明
  • ロシア(正教会)文明
  • 西欧文明
  • ラテンアメリカ文明
  • アフリカ文明


そして、



日本文明



という分け方がなされます。
(トインビーやハンチトン)




世界の海を跳梁跋扈して植民地帝国を築いて来た大英帝国も世界の何処の文明とも異なる(当たり前ですが)日本文明に触れて戸惑って事でしょうね。




因みに、「中華文明」には中国を中心に朝鮮半島やベトナム、など東南アジアの一部も含むのですが、日本が何故切り分けられたか?




その理由が「幕府と朝廷」という二元統治なんですね。この制度は「日本のオリジナル(中国にはない)」ため様々な文化文物で中華文明の影響を受けつつも、それでも「独自の文明」とされているワケです。



同じように「戸惑った」のが300年程前にキリスト教の布教に来た宣教師。他の国とはどうも勝手が違う。ただ、その時は運よく「日本市場に精通した最強マーター」を採用できたのでかなりはかどったんですけどね。

幕府はダメ

さて、今回パークスに、



「話すに足るは薩摩であり、幕府は腐っている」
(まあ、そういう部分もある事は認めるけど)



と、言いきって、パークスも西郷を認めたように見えましたが・・・。




実はこの後、慶喜とも会見し、その際、



「今迄会った日本人の中で最も素晴らしい人物」



と、絶賛。




さて、来週は「将軍慶喜」だそうですが・・・?



以上、西郷どんの感想第33話「糸の誓い」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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