西郷どんの感想第21話「別れの唄」でございます。吉之助が島に来てから早3年。吉之助には待望の第一子が誕生!しかし、穏やかで幸せな日々を送る吉之助には正助改め一蔵の「黒い石の布石」が・・・!大河ドラマ西郷どんの感想第21話始めます!

西郷どんの感想第21話~島の吉之助~

吉之助、父になる。島人に慕われ子供も産まれ、幸せな日々を送りますが・・・。佐民叔父は気付いていた。吉之助は必ず薩摩へ戻ると。

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「南国しか知らない私でも菊池様が薩摩を背負う方というのは分かる」



これって「器」だと思うんですよね。身分や年齢や官位は関係ない。



「器」



ですね。
吉之助と触れ合うことで佐民叔父は「器」に気付いた。吉之助が穏やかな日常を望もうとも、回りがそれを許さない。




これってけっこう「逆の意味」で惨酷な事でもあるんですよね。



「期待をされているからといってその器とは限らない」



久光。




久光は斉彬の意思を継ごうと意気盛んであり、さらに一蔵が焚きつけましたが・・・。残念ながらその器ではない。
(史実では必ずしもそうではないけど)




私、個人的には能力があるのに光が当たらない人よりも、その器ではないのに「光をあてられている」人の方に同情を覚えます。

赤ちゃん子役

吉之助の子供、「菊次郎」が無事誕生!最近の「赤ちゃん子役」はリアリティがありますよね。
昔は結構、



「おま、もしかして喋るんじゃないか!?」



と、いうような産まれ立ての子も多かったですねw




因みに、多少育った後の菊次郎君は完全に吉之助の子供でしたね・・・!




でっかく育ちそうです!




大河ドラマ西郷どんの感想第21話はまだまだ続きます。一蔵の流石の「布石」について。

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西郷どんの感想第21話~一蔵の布石~

西郷吉之助は薩摩の宝。必ず取り戻す。正助の強い決意が伺えますね。一方で初めての子供も産まれた今、それが簡単ではないことも分かっている。そうそう、一蔵もまた「彦熊」が誕生して親になっていた事も大きいかな。

まず、会いに行け

正助は砂糖を絞るために、3年前に頼んだ「鉄製の車」をもって自ら大島へ乗り込んで来ます。



「兎に角会いに行け」



営業をしているとよく言われませんでしたか?まあ、この21世紀はですね。



「メールで充分」

「メッセージアプリもあるぞ?」

「まあ、最悪電話もあるよね」

「てか、訪問ってマジすか学園wマジ卍ww」



「会いに行くとかって自己満足ですよね?」



これ!

これ!!

これ!!!

これ!!!!



したり顔での21世紀の二才どん達が宣うのですよ。




訪問(電話も)は人の時間を奪ってるとかなんとか・・・。




先輩w昭和っすかwww




とか。




分かってないですねぇ。




人間をソフトウェアを混同してますな。




勿論、いつでも会いに行けとは言いませんが・・・。本当に「伝えたい」時は会いに行くべきです。




人間は残念ながら「ソフトウェア」ではないのです。最後は「魂」というか「圧」というかで人は動きます。




正助は「目付」木場伝内からの知らせや吉之助の手紙で一筋縄ではいかないと判断したんだと思います。
そして、それは正しい。

揺さぶる

一蔵は自ら乗り込むこと、そして吉之助がかねてから望んでいた「鉄製の輪」を持っていくこと、
そしてもう一つ。



「斉彬との想い出」



を持って行きます。
しかも、それを直接吉之助には渡さずに愛加那に託す周到さ。
いや、



「賭け」



と言ってもいいかも。




リスクを負わなければ事は動かせない。




正助は吉之助がいかに愛加那を愛し、そして愛加那もまた吉之助を愛している。



「愛加那を揺さぶる」



これは、残酷な決断でもあります。斉彬から下賜された短刀を見れば吉之助が迷うこと、そして愛加那にそれを託せば必ずその様子を見て、愛加那もまた気付くであろうこと。




まあ・・・。




最悪の場合は愛加那が担当を始末してしまうという可能性もあったんですが・・・!その賭けには勝った一蔵。




吉之助もついに「帰国」を決断します。。




さて、大河ドラマ西郷どんの感想第21話もいよいよ最後の段。西郷どん、南の島の美しさが際立ってますね。

西郷どんの感想第21話~別れの唄~

最後、吉之助が島を去る場面。皆で「別れの唄」を唄う。美しいですね。

美しさ

吉之助は3年の島での生活を終えて薩摩へと帰国します。




西郷どん全般に言えることなんですけど、場面の美しさは際立っていると感じます。




それと、吉之助の「個人的な要素」を徹底的に丁寧に演出しているといった感じですね。
加えて子供達。




西郷が子供達に島の子供達に学問を教えていたのは史実なので勿論、翔ぶが如くでも描かれはいましたが、



「子供は国の宝」



この西郷どんに流れているテーマの一つなのかな。




さて、次週はいよいよ「不幸な出会い」となります。この西郷どんでは久光とは以前会っているので「再会」であり厳密に言えば「出会い」ではありませんが。




どのような「不幸な出会い(再会)」になるのか・・・?




以上、西郷どんの感想第21話「別れの唄」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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