おんな城主直虎の感想第41話「この玄関の片隅で」でございます。万千代は過去の栄光を忘れられぬボンボン息子・・・。直虎の「息子を想う」愛情の深さ。そして六左、勤め人の悲哀を感じまして候。おんな城主直虎の感想第41話始めます。

直虎感想41話「宮仕えは辛いよ」

いつの時代も、「宮仕え」は辛いものでございます。今宵、は「サラリーマンの悲哀」をしっかり見せて頂きました。

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六左衛門

六左衛門。
嗚呼六左衛門。
六左衛門。



「君はボクだ」


そう思わずにはおれませんでございます。



「役立たずは松下でも同じ」



見ていて泣きそうでした。
そして、直虎に、



「ならば他の道を探してはどうか?」

「いやぁ、どうしようかな・・・?(テレ)」



私思わずおとわに「告白」して、直虎に「猛然と拒否」られて仕事もプライベートも絶望するのかとドキドキしてしまいました。
まあ、告白は杞憂でしたが・・・。




ただ、一度くらいは「武功(手柄)」を立てたい。




おいおいおいおい。




今迄散々立てて来たじゃないですか!!
でも、誰もね。認めてくれないの。



「人は良いんだけどね(使えねー!)」



かつては直虎や雪の字、龍雲丸に振り回されて、
政次には、



「高度なパワハラ」
(言葉は穏やかで綺麗だがド迫力)


を受けて、近年は万千代に振り回されて・・・。
居候先では「役立たず」と陰で笑われ、井伊谷では「薄のろ!」と近藤に怒られる日々。




いますよね?



「なんか、イライラさせる」



っていう理由で怒られている人。もう、泣きたかったです。はい。




今回、六左の得意科目を知っている直虎の計らいで活躍する場をもらいましたが・・・。ちゃんと、近藤さんに評価してもらえるか不安です。

雪の字

直之の事も私は大好きでございます。文句を言いつつも直虎のピンチを単身救ったお話の時は惚れてしまいました。



※関連記事:→雪の字大活躍(直虎感想15話より)


そして今宵ね。
直久を松下家の跡取りにと進める直虎。でも、直久は兄貴の意向は気になります。
・・・ちょっと怖いしね。



「お前の好きにしろ!(笑顔)」



カッコイイ。普段厳しい兄貴だけどはっきりモノを言う分ね。余計な忖度は不要だし。



「(松下へ)行きたいです!」



直久は満面の笑みで答えます。直之みたいなタイプは皆に好かれます。そして、信頼されます。頼りにもされます。




はい。




分かっています。
筋を通すタイプなので扱いは難しいのですが、実際、信頼できるし、頼りになるし、私も好きですし、きっと近藤さんも直之の事は頼りにしているでしょう。




こないだ、「武田が来りて」の時は首に匕首突き付けられているますけどね。
これが、六左だったら・・・。




いや、何が言いたいのかと申しますと「性格」なんでしょうね。六左は真面目で「勝負事」が苦手なんだと思います。不安に弱い。一方で直之は「勝負事」「斬った張った(必ずしも戦ではない)」も出来る男。




直之を見ているとですね。
(何度も言いますけど私直之好きですからね!!)




ああ、こういう人が真ん中歩くんだろうなと思ってしまいます。いや、私なんぞは「はしば」しか歩けない・・・。




おんな城主直虎の感想第41話「この玄関の片隅で」まだまだ続きます。

直虎感想41話「もひとつ宮仕えは辛いよ」

井伊谷でサラリーマンの悲哀を六左衛門と直之を通して見てきましたが、浜松でも同じような悲哀を見る事になります。

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出戻りノッブ

新任の草履番となったノブ事本多正信。本多正信は一向宗であった事から三河一向一揆に参加して家康に刃を向けています。これは中々な裏切り行為ではありますが、現在のサラリーマン社会でもありますね。此処まであからさまなのは兎も角、不祥事や業績不振の責任を取らされて飛ばされたりとか・・・。




そして、ある日、浦島太郎のように戻って来ます。まあ、今は人事なんかは社内ネットワークに掲載されるケースが多いとは思いますけどね。ただ、閉職に飛ばされたりするとそんなもんあまり見なかったりとかします。




そして、久しぶりに本社に戻ってみると・・・。



「同期は皆出世!出世!!」



今日、ノブは草履入れを見ながら懐かしそうに名札を見ていましたね。




そしてね。




この時期の本多正信と言えば伝説なんでしょうね。
勿論、悪い方の。




これも分かります。
久しぶりに戻って来ると、まあ、かつてのお知り合いは、



「どう接っして良いか分からない」

「関わりたくない」



ので、誰も近寄ってきません。
近寄ってくるのは・・・。



「てめえ!どの面下げて戻って来た!?」



斬り殺さんばかりの迫力。
ただ、本多忠勝の気持ちは分かるのです。彼は、きっと正信の所為で後ろ指を刺され、後始末したんでしょうね。



「豪快にクソ漏らしてとんずらしやがった」



それを綺麗に掃除したんだと思います。そんな様子を見ると他の家臣も親し気に正信とは話せません。そして。仕事は草履番。



「何日で覚える!?」

「俺の出世に関わるからな!」



息子位年の離れた「上司」に顎で使われる辛さ。




勿論、天下の本多正信ですからね。きっとこんな状況も「楽しんで」いる事でしょう。しかし、現在の宮仕えサラリーマンならまあそんな余裕はございません。辛い辛い日々かと思います。




私なんぞは「小さい」人間でございますから・・・。

男の嫉妬はえげつない

「万千代を戦に出すのは早い」

「十五じゃろ?良いではないか?」

「まだ、浜松に来て2ヶ月でございます」



榊原康政。流石。
こういう男のいる組織は強いんですよね。残念ながら、人生は筋トレやお勉強ではないのです。努力は必ず報われるとは限らないし、天賦の才が活かせるとも限らない。




・・・まあ、だから頭も悪い、運動も出来ない「才能が何もない上に努力も嫌い」な人間でも成功したりする面白さがあるんだけど。




有史以来残念ながら私達人類は愚かで感情でモノゴトを決めます。




榊原康政も多分、万千代を買っていると思います。だからこそ、厳しく当たっているのでしょうね。



「知恵者は知恵をひけらかす」



その上殿のお気に入りとなれば絶対鼻に付きます。時は戦国、場所は東海の火薬庫と言われる遠江国。




味方に嫌われれば「後ろ」も警戒しなければなりません。ただ、難しいのはそんな榊原康政の想い(直虎の想いも)届いていないでしょうね。




榊原康政を逆恨みしかねませんね。




おんな城主直虎の感想第41話「この玄関の片隅で」今宵はまだ続きます。

もう少しお付き合い頂ければと思います。

直虎感想41話「バカボン万千代」

万千代は知恵が回ります。そして度胸もあります。その辺りは家康は勿論、榊原康政も直虎も分かっております。しかし、「大事な何か」が欠けているのであります。

直虎と万千代

「あのクソ尼!!!」



今回も「材木」が必要である事を察知すると、知恵を回し家康に近付き「商談」を持ちかけます。



「支払は材木!頂くのは初陣!!」



そして、井伊谷をまるで自分の領土かの如く振る舞う。この辺りはまさに「金持ちのバカボン」そのもの。




いや!




家は潰れているので、「元」金持ちで今は貧乏なのにその事をしっかり認識出来ていないバカです。
(つまり、ボンボンではないのでただのバカである)




直虎は現在の領主である近藤さんとはようやく恨みつらみを超えて上手くやっているのです。結果的に井伊谷の民の幸せに繋がっている。



「井伊谷に生きる人の幸せを考える」



これ。
実は大将に最も必要なのは此処だと思うんですよね。勿論、直虎は今でこそ知恵が多少回りますが基本的に



  • 知恵担:政次(時々直之&龍潭寺機関)
  • 武力担:直之(時々龍潭寺機関)
  • 内務調整担:六左
  • お金担:方久


皆、直虎の「想い」に共感して力を貸す。しかし、今の万千代は己の事ばかり。




直虎という「母親」がいなければ、来週あたりで長篠の戦いで死んでいたかも。




この自己中心的な元お坊ちゃまは成長するのでしょうか・・・?




おんな城主直虎第の感想第41話「この玄関の片隅で」いよいよ最後の段でございます。

直虎感想41話「長篠へ」

ついにやって来てしまいます。次週は「長篠の戦い」のようでございます。

※関連記事:→無謀ではない?馬防柵と鉄砲隊に武田勝頼突撃の理由

※関連記事:→勝頼が勝利を欲した悲劇的理由

勝頼

晴信が亡くなってまだ2年余り。勝頼はまるで信虎様が乗り移ったかの如く獅子奮迅の活躍でございます。




ただ、祖母としては心配が絶えぬ部分もございます。信長殿は武田勢を警戒し、慎重に行動をしております。




そして、未だ勝頼が「敗北」を知らぬ事が気になっているのでございます。




以上、おんな城主直虎の感想第41話「この玄関の片隅で」でございます。

今宵は此処までに致します。

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