おんな城主直虎の感想第44話「井伊谷のばら」でございます。祐椿尼と直虎、そして直虎と万千代。何時の時代も親子の関係とは難しい物でございます。そして何時の時代も悲劇は役者を代えて繰り返す。喜劇のように。おんな城主直虎の感想第44話始めます。
直虎感想44話「天正の名探偵コナン」
万千代には様々な贈名があります。「天正の草履番」「天正の色小姓」「天正のえくせるますたー」「天正のぱわぽ使い」・・・。そして今宵「天正の名探偵コナン君!」が追加となりました!
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→家康暗殺!田中城攻めで家康暗殺を謀った近藤武助とは実在!?
見た目は色小姓!頭脳は名探偵!
万千代は小次郎はじめ、名門(あくまで徳川の)出身の小姓たちからの「妨害」に対抗すべく、不本意ながらも「色小姓」となりました。
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今宵はいよいよ初陣でしたが・・・
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「殿の想い人(笑)に何かあってはならぬので」
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本陣で待機!
まあ、「非公式」とは言え徳川家中では「色小姓」ですからね。そして、今回その「色小姓」を活かしての大活躍が始まります。
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「事件の匂い」
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を嗅ぎつけて、罠を仕掛ける!
万千代が殿の寝所で寝ているのは「色小姓」なればこそ。そうでなければ、家臣に摘まみだされてしまいます・・・。家康は(そのケはないけど・・・!)元々万千代が大好きなので邪険にはしません。
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そして、薬箱の細工に気が付きながらも放置し、
一服盛られた薬湯を煎じに真犯人がやって来るのを待つ。
それしか、真犯人を炙り出す方法はない!
以下コナン君風。
(カッコ)内は新一君の心の声!
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「ねえ、お兄さん!毒味をしてよ!」
(テメーが煎じても薬箱を管理していた俺が罪に問われるってか?)
「だってただの薬湯でしょ?薬湯だけに役得じゃない?」
(テメーが薬箱に細工したのはお見通しなんだよ!)
「あれー?なんで飲まないのかな???」
(だが、薬箱の結び目までは気が回らなかったようだな!)
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そして真犯人近藤武助は・・・
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「キエイ!!」
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「あ!!」
(しまった!ヤケを起こした!万福があぶねー!)
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と、いう事で傷を負いなあがら「自慢の槍」で近藤武助を捕らえます。
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ここに、「天正の名探偵」が誕生したのでございます!
中々の悪ふざけw
晴れて「天正の草履番」「天正のおふぃす(えくせるぱわぽ)使い」「色小姓」に追加して、「天正の名探偵」の綽名を入手したかに見えた万千代。
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確かに、知行も1万石とこれなら江戸時代でも大名!勿論、まだまだ三河遠江の小大名に過ぎない徳川で1万石は有力武将!因みに、一石は成人1人が1年間消費する米の量!
注:1万人の兵力ではない。兵力換算だとちょい幅ありますがざっくり150~250人位。
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元々の家臣達からの嫉妬もありやなしやと思いきやその辺りは静かなもの。誰もその事自体には文句を言いません。だって、万千代は殿の夜伽がお仕事の色小姓w
徳川家中の噂話が面白・・・!
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「万千代が1万石!」
「槍働きじゃそうだが?」
「しかし、戦に出ておらぬが?」
「寝所での槍働き(笑)」
「さぞかし、立派な「槍」なのであろうの!」
「ガッハッハッハ!!」
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いや。
脚本遊びすぎですね。
笑わして頂きました。
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ただ、本日の最後。
遠山金四郎張りに肩を出して(桜吹雪はありませぬが)刀傷をアピールして、なんとか「寝所の槍働き疑惑」は解消した模様でございます。
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・・・解消したよね?
アノ「傷」をはーどな寝所での「ぷれい」なんて思っている徳川家臣いないよね・・・!?
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おんな城主直虎の感想第44話「井伊谷のばら」はまだまだ続きます。
直虎感想44話「母と娘」
祐椿尼にいよいよ最期の時が迫ります。ここの母娘の対話は中々涙を誘うものでございました。
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母の想い娘の想い
母、祐椿尼はある意味で直虎に負い目があるんですよね。
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「私は役立たずですから」
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おとわの他に男子を儲けられなかったこと、そして、幼い頃にお家のために出家させてしまったこと、さらには「殿」として、辛い決断を多々させてしまったこと。
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「親としては何も出来なかった」
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きっと「孫が見たい」と言ったのは勿論、南渓和尚の言う通り「本音も多少はあった」でしょうが、それもまた、「娘の幸せを思えば」なんですよね。
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自分の為に生きるという事の意味が分からない直虎に、祐椿尼が敢えて「孫が見たい」という事で、そこをきっかけにしてくれれば。
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一方の直虎。
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直虎もまた母に何も親孝行をしてやれなかったと思っています。
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「孫も見せてやれなんだ」
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直虎がちょっと淋しそうに、
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「方便には本音が多少混じる」
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と言った時に泣きそうになりました。
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ただ、話をしてみれば。
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直虎は「幸せ」なんですよね。自分が選択してきた事で「見える世界が変わった」から。
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「人間は万物の尺度である」
(byプロタゴラス)
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だから、母である祐椿尼を恨むなどはもっての他で、寧ろ感謝しかない。
そして、祐椿尼は直虎が幸せなら。
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後はどうでも良いのです。
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「貴女の行末を心配し続けます(笑)」
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幸せな娘の行末を心配するならきっとそれは悪い物ではないと思います。そして、その最期に娘と「孫」の間のわだかまりを解消するきっかけを作ろうとする。
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最期の最期まで母親であったと思います。
よき母娘でございます。
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おんな城主直虎の感想第44話「井伊谷のばら」いよいよ最後の段でございます。
直虎感想44話「父と子」
さて、「父」とは「直虎」の事であり、「子」とは万千代にございます。父と子の難しさは我が武田家は痛いほどよく分かっております。
※関連記事:→武田信玄第31話「義信事件(二)」
分かり合えない
今宵、直虎と万千代の応酬がありましたね。これは見ていて辛い。辛い。直虎はもはや、井伊谷を井伊家に取り戻すつもりはありません。近藤康用の元で「上手くいっている」のですから余計な事はしたくない。
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直虎にとって井伊谷とはそこに住む「民百姓」の事です。
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一方、万千代は井伊谷は井伊家の物。絶対に取り戻したいと考えています。
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「お前(虎松)が井伊谷を取り戻したいのは自分のため」
「貴女も井伊家再興を目指し、結局逃げたのだ!」
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時は戦国、所は東海道の火薬庫遠江国井伊谷。
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万千代からすれば「武士」として当然の行動をしているだけなのに、直虎から非難めいた事を言われるのは心外です。そもそも、「井伊家再興」を言い出した(幼い虎松に吹き込んだ)のは直虎ではなかったか?
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それが、政次を謀り事で追い込み亡き者として、井伊谷を「掠め取った」近藤康用の下でのうのうと生きている。
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※関連記事:→井伊谷三人衆のその後。近藤は苦労する・・・
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「誇りはないのか!?」
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直虎は言います。
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「そのような考えなら家督は譲れぬ」
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直虎は厳しい表情でしたが、話ても無駄、いやそもそも分からなくて当然と思ったのかなと思いました。
経験しないと分からない
直虎は勿論、「井伊谷の民百姓のため」を第一に考えています。しかし、万千代がどうなっても良いと思っているのではないのです。いや、寧ろ万千代には自分や、直親、政次のような道を歩ませたくはない。
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「井伊家を再興する!」
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直虎はそのためにどれだけの血が流れたのかを見てきました。
何度か触れている、
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「死者の想い」
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ですね。
それに執着し、もしもまた強大な外敵が現れれば。
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古くは直満、直平ジジ様、中野直由、そして直親、政次。いや、さらにその戦に巻き込まれて死んでいった名もなき民や武士たち。
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「万千代にはそのような修羅の道を歩ませたくない」
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数々の悲劇をその身で、途中からはまさに「当事者として」見てきたらからこそ、「息子」である万千代にはそのような道を歩ませたくはないと思っているのでしょう。
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あと、6話4年で二人は分かりあう、せめて、「理解する」事は出来のでしょうか?この辺りは最期の見所と思います。
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さて、今回の直虎と万千代のお話し。
これは現在でも充分通じるお話しだと思います。
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だからこそ。
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歴史は繰り返すのですね。
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歴史は繰り返す。
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役者を代えて繰り返す。
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まるで、喜劇ですね。
本当の悲劇はいつも喜劇のようです。
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以上、おんな城主直虎の感想第44話「井伊谷のばら」でございます。

今宵は此処までに致します。
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