軍師官兵衛のあらすじと感想第45話「秀吉の最期」。官兵衛にとっては試練の話。次男熊之介と太兵衛の嫡男吉太夫の死。これは、結構堪えたと思います。そして、秀吉の死。秀吉の謝罪は切ないですね・・・。御着の殿を思い出した・・・。軍師官兵衛のあらすじと感想第45話

軍師官兵衛のあらすじ第45話「落ちゆく巨星」

刻一刻と秀吉の衰えは深刻になりつつあった。秀吉もその事を自覚し、自分が亡き後秀頼の行末を案じる。



「徳川殿・・・儂が亡き後は天下はどうなる?」

「家臣一同、秀頼様を盛り立てまする!」

「・・・そうか・・・頼む・・・!この通りじゃ・・・!」



桜を愛でながら秀吉は大老筆頭の徳川家康には秀頼を頼むと頭を下げる。その様子を不安気に眺めている茶々と三成であった。

→【公式】歴代の秀吉と官兵衛は?

軍師官兵衛のあらすじ第45話上巻「熊之助の死」

二度目の朝鮮出兵には先日他界した小早川隆景の養子秀秋が就任。しかし、秀秋は十六歳。元服前の熊之助と同じ年である。出兵の経緯もあり当初から士気は低いが官兵衛は「負けぬ戦い」を徹底する。




そこへ、官兵衛に熊之助が玄海灘で遭難し亡くなったという手紙が届く。




熊之助と太兵衛の嫡男吉太夫は二人で朝鮮への渡航を計画。屋敷を出るところをたまたま糸に見られていたが、



「戦稽古に出かけます」



という熊之助の言葉を糸は疑いもしなかった。




官兵衛はその手紙を太兵衛に渡す。



「心して読め」



その内容に震える太兵衛。



「・・・これは誠にございますか・・・?」



頷く官兵衛。



「倅がついていながら申し訳ございません!!」

「いや、詫びねばならぬは太兵衛・・・儂じゃ・・・」



官兵衛は熊之助が吉太夫を巻き込んだ事を詫びる。



大河姫

官兵衛が一番辛いね。官兵衛は息子を失い、かつ悲しんではいけない。自分が嘆けば嘆くほど太兵衛を追い詰めてしまうと考えていると思う。

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軍師官兵衛のあらすじ第45話中巻「壊れる」

熊之助の一件があって数ヶ月後。




糸は長女出産する。




光は「初孫」の誕生を殊の外喜ぶ。



「嫡男でなくて申し訳ありません・・・」



糸は熊之助が屋敷を抜け出す所を目撃したにも関わらず、止めなかった自分の責任と気に病んでいた。




糸の表情は暗いままだった。




光は糸にはなんの責任を感じる必要はないと諭す。娘の健やかな成長だけを考えれば良いと。



「私は熊之助は何処かで生きていると思うのです」



光は玄海灘での遭難は何かの間違いかもしれないとも語り、未だにその死を受け容れられていない様子であった。




暫く後に官兵衛が秀吉の求めに応じて帰国する。




中津へ戻った官兵衛に光は官兵衛に早速長女の菊子を見せる。



「大殿!私達の初孫ですよ!」



光の様子は明るかった。官兵衛は糸の様子を尋ねるが、産後の日達もあまりよくなく臥せっていると聞かされる。




官兵衛は熊之助の件を話そうとするが・・・。



「熊之助は何処かで生きていると思うのです!」



光はかつての長政の件を話す。あの時も死んでいると思っていた長政は生きていたと。



「光・・・!熊之助は戻ってこない・・・!」

「いいえ!戻って・・・」

「分かっているはずだ・・・!」



光は官兵衛の言葉に涙する。

軍師官兵衛のあらすじ第45話下巻「別れ」

慶長3年(1598年)春。長政らが朝鮮出兵をして1年あまり秀吉は体調が優れずおねや淀を心配させていたがいよいよ最期が近い。



「お前様とゴザの上で祝言を挙げて何年もう40年・・・」

「そうじゃの・・・」

「お前様には色々な夢をみさせてもらいました!」



秀吉はおねの手を握り、最近は夢と現を行き来しているようだと語る。
そう、備中松山城の頃を思い出していた。



「あの時お前様には頼りになる軍師がおりました!」

「おお・・・そうじゃ官兵衛・・・官兵衛を呼んで」

「お前様・・・官兵衛殿はお前様の為に朝鮮におります」

「・・・官兵衛を呼び戻してくれ」



官兵衛は病床の秀吉を見舞う。




秀吉はげっそりとやつれていたが夢うつつの状態で昔を懐かしむ。



「儂はもう長くない・・・秀頼を豊臣を頼む・・・」



秀吉は官兵衛の手を握り締め哀願するように頼むが官兵衛はその手を離す。



「天下は相応しい器を持つ者が治めるべき」

「秀頼はその器ではないと言うのか・・・!?」

「そうは申しませぬ・・・ただ、秀頼様は6歳でございます!」

「儂が亡き後の天下を狙っておるのか・・・!」



秀吉の言葉に官兵衛は悲しそうな表情を浮かべる。官兵衛が天下に野心がない事を諭ると尋ねる。



「おぬしほどの男がなぜ天下を狙わない・・・?」

「私は殿下の元で世の乱れを正したかっただけでございます・・・」

「・・・官兵衛は変わらぬのぉ・・・お人好しのままじゃ・・・」



官兵衛は秀吉の元を後にしようとしたその時。



「すまなかった・・・おぬしが思うような立派な天下人になれなかった」

「官兵衛!さらばじゃ!」



官兵衛は深々と頭を下げる。そして、これまでの日々を思い出し涙する。




程なくして百姓の子に産まれながら類まれなる才覚と、軍師に恵まれ位人臣を極めた天下人豊臣秀吉は息を引き取った。




享年63歳であった。




朝鮮へ出兵していた軍勢の帰還命令もくだった中津城。如水は新たな戦乱の幕開けを予感していた。

軍師官兵衛の感想第45話「秀吉の最期」

熊之助の死は官兵衛には堪えたと思います。糸が病んで、光が励ます構図かと思いきや・・・。光の方が本当は「重傷」なんですよね。




そして、秀吉の最期。




御着の殿との最期と被ります・・・。

軍師官兵衛の感想第45話「狂う」

熊之助の件。




糸が病んでいて、それを光がフォローしている・・・。




と、見せかけてホントにヤバスなのは光ですね。




官兵衛が現実を突きつけなければ本当に狂ってしまったかも。




来週は糸と長政の間にも何かありそう。




糸が沈んでいるのは現実を受け容れられない光をずっとそばで見ていて、そしてその光が自分を気遣ってくれる事が辛すぎたんだと思います。




・・・糸には全く落ち度はないと思いますけど。




人生って難しい。




責任がある連中が最後は、



「アノ時はそーゆー空気だった」



と、平気の平左って事もあるんですけどね。

軍師官兵衛の感想第45話「天下の器」

「天下はその器に相応しい者が治めるべき」



官兵衛は必ずしも秀頼が、



「天下人の器ではない」



と、言っているワケではないと思うんですよね。将来長じればその器に足る可能性はあるかもしれない。




しかし、秀吉亡き後6歳の秀頼に天下を治める事は出来ない。




かつて、信長の嫡孫三法師ではなくて秀吉が天下を取ったように。
(秀吉は三法師、後の信秀を「臣下として」ではありますけど厚遇している)




我々は後の天下人徳川家康から始まる江戸幕府と260年の太平の世を知っていますが、当時の常識からは少々想像できなかったと思います。




惜しむらくは、秀吉のもっと早く子供が産まれていれば・・・。いや、「産まれていなければ」豊臣家の天下は盤石とは言えないまでも、もう少し命脈を保ったかも・・・。




・・・秀吉は長く生き過ぎたとも言えるかも。

軍師官兵衛の感想第45話「すれ違い」

「おぬしほどの男がなぜ天下を狙わない・・・?」

「私は殿下の元で世の乱れを正したかっただけでございます・・・」

「・・・官兵衛は変わらぬのぉ・・・お人好しのままじゃ・・・」



この最期の瞬間まで官兵衛の本心を見誤っていたんでしょうね。官兵衛は分かっていた事とは言え寂しかったと思います。




でも、それ以上に秀吉との間には、



「楽しかった想い出」


も、ある。




だからこそ、衰え、そして。



「詫びる」



秀吉に慟哭を抑えきれなかったのでしょうね。




これは現代人でもね。




あるよね。




かつて尊敬し立派だと思っていた先輩諸氏には最期まで輝いていて欲しい。決して贅沢な望みではないと思いたいのですけど。




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第45話「秀吉の最期」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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