軍師官兵衛のあらすじと感想第44話「落ちゆく巨星」。諸行無常。秀吉の変わり果てた姿に官兵衛は何を想うのか・・・。そして、秀次・・・。「天下人」として見事な最期と言えるかも。出番は短かったけど良い感じだったと思う。軍師官兵衛のあらすじと感想第44話

軍師官兵衛のあらすじ第44話「落ちゆく巨星」

文禄4年(1595年)6月末。突如、降って湧いた「秀次謀反」の弾劾。秀次は三成の謀略を警戒し聚楽第にて戦支度を始めるが・・・。

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軍師官兵衛のあらすじ第44話上巻「秀次無残」

秀次は秀吉からの弾劾状に猛反発。使者が三成であったこともありこれは間違いなく三成と淀の陰謀と考える。




軍装を整え聚楽第に籠城する構えを見せる。




官兵衛は急ぎ聚楽第へ駆けつける。既に甲冑を身に付け戦支度をしている秀次を説得する。



「天下人としてしなければならぬ事を・・・!」



最初は渋る秀次だがやがて説得を受け入れる。



「天下のため、伏見へ行く」



しかし、秀吉は秀次に会おうとはしなかった。さらに、高野山への蟄居と全ての官職が剥奪された。秀吉の身内でもある秀次。処分はここまでかと思われたが・・・。



「茶々・・・これでもう大丈夫じゃろ・・・」



秀吉は満足気に茶々に尋ねるが。



「拾の行末は殿下にかかっております」



茶々はそう言うと妖しく笑う。秀吉は動揺を隠せない。




秀次はその後切腹。
さらに一族は6歳の仙千代はじめ幼子から女子供まで全て粛清される。この過酷な処置に如水そして光、善助は絶句する。




よもやここまでするとは・・・。勿論三成や淀の入れ知恵もあったはずだが、それにしてもこのような処置を受け入れるとはもはや秀吉は正常な判断ができないのか。




秀吉の衰えは激しく夜中は度々寝小便をする事ある有様であった。

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軍師官兵衛のあらすじ第44話中巻「軍使如水」

秀次事件に連座して秀次と親しくしていた諸大名の処分が行われ秀次が政務を執っていた聚楽第は破却される。




秀次の相談に乗っていた官兵衛にも処分の噂があった。




官兵衛は秀吉からの呼び出しを受ける。




伏見で謁見した秀吉の姿に官兵衛は急激な老いを感じずにはおられなかった。
秀吉は開口一番、



「・・・秀次には気の毒な事であった」



と、つぶやく。




しかし、自分が生きている間に拾の災いの芽は摘み取らねばらないと涙ながらに語る。そして、もはや自分を抑える事が出来ないと。



「もう一度儂に仕えぬか・・・?」



三成は官兵衛の処分を進言していたが、官兵衛が再び仕えてくれれば咎め立てはしないという。



「身に余る御言葉・・・」

「仕えてくれるか!?」



官兵衛は播磨に新たに長政とは別に禄高を得る事になる。大坂城では隠居から改めて秀吉に仕える官兵衛に冷たい視線が。




奉行衆は、



「黒田官兵衛に恐れるに足らず」



と考えるようになる。




また、この頃その悪い評判は正則たちにも広がっていた。それを指摘した正則から名槍「日本号」を太兵衛が飲み取ったのもこの頃だった。




次男の熊之助は父如水の評判を気にして悔しがる。官兵衛はもはや秀吉が長くない事、そしてその最後を見届けるのが秀吉を「天下人へと押し上げた」自分の仕事と考えていた。

軍師官兵衛のあらすじ第44話下巻「再び大陸へ」

その頃朝鮮出兵の和平に関しての交渉が大詰めを迎えていたが、明からの回答は「秀吉を日本国王に封じる」という受け入れ難いものであった。秀吉が要求した「朝鮮割譲」などは触れられてもいなかった。



「明に封じられずとも儂はこの日ノ本の天下人じゃ!」



長政、そして奉行衆にも再度の朝鮮出兵は無謀という意見も上がったが秀吉の決意を変える事は出来ない。




その様子を大老徳川家康は静かに眺めていた。




秀吉の朝鮮出兵の命令が出てから後官兵衛は善助と秀吉を訪ねる。



「おお、官兵衛か・・・止めぬのか?」

「・・・御止めすれば考え直して頂けますか?」

「考え直さぬ」

「お願いがございます・・・某を朝鮮へ行かせて下さい」

「官兵衛!!誠か!」



官兵衛は自分は秀吉の軍師にであると語り秀吉を喜ばせる。




秀吉は上機嫌で軍師官兵衛に全てを任せると告げる。善助は何も自分から願い出なくてもと囁くが傷は小さくするしかないと如水は答える。



「負けぬ戦をする」



慶長元年(1596年)12月拾は名を秀頼と改める。明けて慶長2年黒田家をはじめとした遠征軍は再び朝鮮へ渡る。そしてその戦の前に病床にある小早川隆景を見舞う。隆景は如水ほど頭が回る男を見た事がないと告げる。




備中高松城、中国大返し二人は過去の戦いを振り返る。それから間もなく隆景は世を去った。




その頃、家康は考えていた。
家臣に尋ねる。



※大河姫作成

「儂はあと何年生きると思う?」



家康は55歳。
秀吉は60歳。




太閤秀吉はもう長くはない・・・。
再び戦乱が起きようとしていた。




以上、軍師官兵衛のあらすじ第44話「落ちゆく巨星」でございます。

軍師官兵衛の感想第44話「落ちゆく巨星」

秀吉も変わりましたが、官兵衛も変わりました。以前はなんとか「昔の秀吉」に戻って欲しいという願いを感じました。しかし、今の官兵衛からはそれを感じない。




そして、秀次事件。




出番は短かったですけど、その存在感は中々のものがあったと思います。

軍師官兵衛の感想第44話「秀次」

「天下の為に伏見へ行って欲しい」



戦支度を整えた秀次に官兵衛が語った言葉。



「天下の為にか・・・」



結局秀次は軍装を解いて伏見へと向かいます。勿論、その後の運命は高野山への蟄居謹慎と切腹。



しかし、秀次は、



「天下人らしくありたい」



と、日ごろから考えていた。
自分には叔父である太閤秀吉にやましいことなど何もないが、もし自分が戦う意思を示せば天下が割れる可能性がある。




官兵衛の「天下人」という言葉で我に返ったのではないかな。




ただし!




それが正しいとは必ずしも言えないと思う。



「先輩として、管理職として、経営者として」



そんな言葉でマインドコントロールされて、自己犠牲を払い本来潰れるべき会社の為に戦う日本人のなんと多い事か。




皮肉にも、ここで退いてしまった秀次はやはり天下人の器ではなかった。



「天下には何者も抗えぬ魔力がある」



かつて、村重兄貴が語った言葉。




その「魔力」に魅入られたものではないと天下人にはなれないと言う事なのかもしれない。




そうそう。




この秀次がメインで活躍するのは先週今週の2週しかありませんが、その期間に比しては充分過ぎる爪痕を残したように思います。




因みに、私が一番好きな秀次は陣内・・・ではなくて北村秀次です。




江~姫たちの戦国~は評判は必ずしも良くないのですけど・・・。




秀次が切腹するシーンの切なさは尋常ではなかった。私、号泣しました・・・。

軍師官兵衛の感想第44話「長生き」

「長生きはするもんじゃわい」



そう宣ったのは徳川家康。




家康はこの時55歳ですけどあと20年近く生きる。




どうなのかな?



長生きをして良い事がある人の方が少ないんじゃないかなと感じる今日この頃。




秀吉も秀頼が誕生する前に亡くなっていれば、少なくとも豊臣家は生き残ったようにも思う。秀吉はただでさえ少ない一族を秀次事件でさらに減らしてるし。




寧ろ、多少悔いを残す(多少というのが味噌)位で死ぬ方が結果的には幸せな事が多いように思う。




家康は珍しい事例かな・・・。

軍師官兵衛の感想第44話「諦観」

秀吉は随分変わってしまいましたが、官兵衛も変わりました。




官兵衛「情に厚い」そして「熱い」男でもあったと思います。
しかし、今の官兵衛は、



「冷静」



ですね。
後世に伝わる官兵衛は今の官兵衛の方が雰囲気が近いかな。




小早川隆景から、



「知恵が回り過ぎる」



と、指摘をされていましたけど、先が見えすぎるのも必ずしも幸せな事ではないんですよね。




現在でも、



「カミソリ井上」



みたいに、評される切れ者は必ずしも組織の中で幸せではない。知恵が出ても一呼吸おいて考えろと隆景が官兵衛にアドバイスをしていましたが、



「別の一面も見てみろ」



と、言う事なんじゃないかなと思います。
別の一面と言うのは、



「義理人情面子」



といったような人間の負の部分気持ちの部分のように感じました。




勿論、ここ数年で官兵衛は「イヤ」と言うほど感じていると思いますけど。



以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第44話「落ちゆく巨星」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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